つれづれなるままに

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住宅を持つ人が問われる時代

さて2025年2月のランキングです。今月は珍しく当月リリース記事が1位、2位を占めています。

1.平成の終わりに考える外伝7:20年前の宿題にどう解答するのか〜フジテレビ騒動に思う〜
2.令和の大きな宿題その30 玉木雄一郎は令和の小泉純一郎となってしまうのか〜たかまつなな炎上に思う〜
3.令和の大きな宿題その22 令和のイエはどうなるのか〜負動産、限界ニュータウンが語るもの〜
4.若者の人生を食らいつくす怪物〜平田オリザ発言に思う〜
5.お金の話その5〜復活する金利が問うもの〜
5.令和の大きな宿題その15 バス転換と言う贅沢が許されない時代に〜赤字鉄道路線廃止問題に思う

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フジテレビの社長にこの映像を見てどう思うか聞いてみたい。

1位には平成の終わりに考える外伝7:20年前の宿題にどう解答するのか〜フジテレビ騒動に思う〜が入りました。1月に起こったフジテレビ騒動を取り上げた記事です。

米ファンド、日枝久氏のフジHD取締役など辞任を要求@日経新聞2025年2月5日

さて先月クローズアップされたのはフジテレビのキーパーソンだった日枝取締役の去就問題、2005年ホリエモンLivedoorによる買収時も黒幕だった彼が20年経って90歳近くなった今でもキーパーソンになっている事、2005年には最終的にホリエモンが捕まる事でいったん解決したものの、この時期に代わる事が出来ず徐々に衰退の道を歩んだことを考えると様々なことを言われながらも時代の転換点としてこの事件を受け入れた人が多い印象があります。日枝氏と言う平成衰退を続けたテレビ局が象徴していたのは「良いもの、特に若いものに受けるものを作る事がすべて」とでも言うべき価値観で、ホリエモンが突きつけたある意味でネットの時代にいかに豊富な資産をいかにマネタイズしていくかと言う問いにどうこたえていくのか注目したいところです。

2位には令和の大きな宿題その30 玉木雄一郎は令和の小泉純一郎となってしまうのか〜たかまつなな炎上に思う〜が入りました。タレントたかまつなな氏の炎上騒動に思った事を書いた記事が月末リリースに関わらず入りました。実際厚生年金保険料の負担増と呼ばれますが制度上、平均月給の倍額辺りを基準に決まっていた上限額を平均月給があがった為あげるという話で、制度上高所得者の保険料率が低くなる事への改善と言う側面もある施策で、そもそも論として平成期を通じて所得・住民税の減税と累進課税の緩和で高所得者の負担はむしろ軽減されていて負担増が年収1000万円以下の層に集中していたのを考えると玉木氏本人に関してはこれまで議論をしてきたことの中で「手取り増加」と言う意味で有効な施策に関して取り上げている日と言う印象で、賛否はあるものの、彼を支持し、世代間対立を煽る連中に関してどうだかなと感じたので書いた記事です。

自民「れいわ新選組ショック」30代支持率で逆転、公明と対応協議へ「30代の意見大事」@産経新聞2025年2月25日

さてそんな中、れいわ新撰組の30代の支持率が自民党を逆転し急伸している事が話題になっています。個人的に国民民主党と競合するのは実質的に河村たかし氏率いる減税日本全国版と言える日本保守党とは思っているのですが、ある意味で国民民主党の方向性が「高所得者に優しい」平成体制の維持あるいは微調整と考えると「消費税廃止」を掲げるれいわ新選組は「高所得者に優しい」平成体制の解消に見えてきます。今年行われる参院選でこういった視点で見ていくと面白いのかもしれません。

[フレーム] 3位には令和の大きな宿題その22 令和のイエはどうなるのか〜負動産、限界ニュータウンが語るもの〜が入りました。1月は実はギリギリランクインできなかったのでリベンジした感じでしょうか?

住宅ローン固定金利 大手銀行で引き上げ相次ぐ 変動型も可能性@NHK2025/1/31

日銀の政策金利が上がる事で住宅ローンへの影響が出て来ています。

2010年代中産と下流の時代〜プロローグ1980年代に始まった非婚化・草食化が語るもの〜その3

正直な所平成時代所謂中流社会がほころびを見せながら維持されてきた背景にはやはりこの0に近い金利があったと思いますが、それが緩和・解消される中で中流社会の重要ワード「普通」をどこまで引きずるかが重要になってきそうな気がします。この辺はもう1度纏めて行こうかと思います。

4位には若者の人生を食らいつくす怪物〜平田オリザ発言に思う〜が昨年8月以来久々にランクインしました。

平田オリザ氏が青森県立美術館の新館長就任へ 「非常にポテンシャルがある」@河北新報2025年2月25日

さてと言う事で久しぶりに平田オリザ氏の動向を調べて見たら今度は青森県で美術館長になるとの事です。何と言うか平成37年の光景感が強いです。

2024年度入学式 学長式辞@芸術文化観光専門職大学より
また、開学四年目を迎えます本学について、日頃より多大なるご支援、ご協力をいただいております斎藤元彦兵庫県知事、國井総一郎兵庫県公立大学法人理事長、内藤兵衛県議会議長はじめ県議会の皆様、兄弟校である兵庫県立大学の皆様、周辺自治体の市長、町長様、議員の皆様、そしてなにより但馬の地域のすべての住民の皆様に、あらためて心から感謝申し上げます。ここまでのご支援、ありがとうございました。


個人的に興味深いのは昨年の芸術文化観光専門職大学の学長式辞、県立大学無償化の恩恵を受けただけにその立役者である斎藤元彦知事への感謝を述べ、豊岡市長関貫久仁郎氏に関しては周辺自治体の市長、町長様と豊岡市の名前すら出てこないのは興味深くさすが平成36年を生きる男感があります。

5位にはお金の話その5〜復活する金利が問うもの〜が入りました。

10年ものの国債利回り 一時 1.385%まで上昇@NHK2025/2/17
3メガバンク、普通預金金利0.2%に 日銀利上げ受け@日経新聞2025年1月24日

2月中旬に10年ものの国債利回りが1.385%となり話題になりました。現状他国で利下げが進んでいる事を考えると3〜4%以上の金利はないと個人的に見ているのですが、それでも金利が復活する事で資産のある人を中心に選択肢が増えて来るんだろうなと思うのと同時に「資産」の存在感が増してくるのではと感じます。

所得税は働く人の給与からの税金と言えない時代を迎えつつある

実際源泉所得税に関して調べると2018年段階で40%は労働でなく株の配当を中心とした分離課税によるものとなっていて、資産所得の存在が高まっています。令和になって人口のボリュームゾーンが50代になる中、「労働」の存在感が落ち、「資産」の存在感が増す時代になっていくのかもしれません。

同じく5位には令和の大きな宿題その15 バス転換と言う贅沢が許されない時代に〜赤字鉄道路線廃止問題に思うが入りました。

ローカル鉄道がピンチ 脱線で運休4カ月のいすみ鉄道、再開願う地元@朝日新聞2025年2月3日
イベント見聞録2009年2月28日いすみ鉄道の大増発で今まで知らなかった房総を巡る〜上総中野駅他編〜
イベント見聞録2009年2月28日いすみ鉄道の大増発で今まで知らなかった房総を巡る〜プロローグ〜
イベント見聞録2009年2月28日いすみ鉄道の大増発で今まで知らなかった房総を巡る〜大多喜駅編〜
イベント見聞録2009年2月28日いすみ鉄道の大増発で今まで知らなかった房総を巡る〜国吉駅編〜
イベント見聞録2009年2月28日いすみ鉄道の大増発で今まで知らなかった房総を巡る〜エピローグ〜

先月は脱線で運休中のいすみ鉄道が話題になりました。いすみ鉄道と言うと16年も前ですがイベントレポートをやった事もありました。現実問題として大多喜高校をはじめとする通学や養老渓谷を含む観光など様々なニーズへ最小限の労働力で対応する事を考えると1日も早い復旧を臨みます。運転手不足の今は平成時代に比べてバス転換へのハードルは上がり、またバス転換による所要時間増加で子供の進学先が絞られる影響も大きいと思います。また鉄道が無くなる事でアクセス手段が分かりづらくなることでインバウンド景気も受けづらくなることを考えると平成の廃線よりも影響は大きいというのは忘れてはならないと思います。

如何だったでしょうか?今月が読み手であるみなさんにとって私にとって良い1月である事を祈りつつ筆をおきます。


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