つれづれなるままに

2017年05月

Choose or Looseフランス大統領選挙2017〜ルペンと国民戦線と社会党〜

マクロン氏勝利、東証急騰 2万円台迫る 今年最高値@朝日新聞2017年5月9日より
仏大統領選の決選投票で親欧州連合(EU)を訴えたマクロン氏が勝利したことが好感され、8日の東京株式市場では日経平均株価が今年の最高値を更新した。

さて前に取り上げたフランス大統領選挙、大方の予想通りでアン・マルシェ!所属のマクロン氏が比較的大差をつけて国民戦線のルペン氏を破り当選しました。

マクロン氏、大恋愛の末に 25歳年上の既婚高校教師と@朝日新聞2017年5月8日より

仏大統領選で当選したエマニュエル・マクロン氏(39)のファーストレディーとして注目を浴びているのが、25歳年上の妻ブリジットさん(64)だ。政治集会にも付き添い、スピーチなどにもアドバイスを与えるなどして、二人三脚で大統領選を勝ち上がった

欧州メディアによると、ブリジットさんはチョコレート会社を営む裕福な家に生まれた。2人の出会いは、マクロン氏が15歳の高校生だったときにさかのぼる。仏北部アミアンのカトリック系私立高校で、2人は教師と教え子だった。演劇部の顧問を務め、そこに小説家を目指していたマクロン氏が入部した。

当時ブリジットさんは40歳で既婚。3人の子どもがおり、娘はマクロン氏と同じクラスにいたという。ブリジットさんは仏雑誌に、「彼は17歳の時に、『あなたが何をしようと、私はあなたと結婚する』」と宣言したと語っている。2人の仲はうわさとなり、周囲の大反対に遭った。マクロン氏の両親は2人を引き離すため、マクロン氏をパリの高校へ転校させたという。
マクロン仏大統領と配偶者の物語は、美談か?倫理的(或いは法的)問題か? @togetherより
名無しガブリエルハウンド @b503yukikaze 2017年04月04日 18:30:17

>ブリジットさんは1990年代半ば、北部アミアンの高校で国語教師、演劇部顧問を務め、高校生だったマクロン氏と恋に落ちた ←淫行>当時は銀行幹部の妻で、3人の子供がいた ←不倫
そのマクロン大統領、奥さんが24歳年上で、マクロン氏が高校時代、先生であり、夫も子供もいる夫人と付き合い始めた事に対して、美談として報じるメディアとマクロン氏が夫を持つ女性と付き合った事、夫人は18歳未満のマクロン氏と交際した事は小児性愛者であり所謂淫行罪で2重の犯罪行為ではないかと言うネットの論調がメインに展開されています。個人的には確かにかつて罪を犯した人間がその罪を償い社会的な信用を築き上げその国のトップになったと言うのは本人の努力と、罪は罪、人は人ときちんと切り分ける国民性に関して言えばある種の美談としても良いかもしれませんが、その罪を美談として語るのは違うような気がします。あえて言うなら野村監督夫妻のなれそめを美談として語れるメディアならその資格もあるかもしれませんが・・・

[画像:kokuminsensen]
国民戦線 1,986 1988 1993 1997 2002 2007 2012
得票率 9.65% 9.65% 12.41% 14.94% 11.34% 4.29% 13.60%
議席数 35 1 0 1 0 0 2
総議席 577 575 577 577 577 577 577
議席率 6.07% 0.17% 0.00% 0.17% 0.00% 0.00% 0.35%
議席/得票 62.86% 1.80% 0.00% 1.16% 0.00% 0.00% 2.55%
図・表:国民戦線のフランス国民議会での得票率及び獲得議席率(2012年フランス議会総選挙@wikipedia他より作成)

さて個人的に注目したいのは対立候補であるマリーヌルペン氏の所属していた国民戦線の状況、その前に国民戦線の日本の国会における国民議会選挙での1回目投票での得票率と議席獲得率の推移をグラフ化したものです。9.65%の得票率で6.07%の議席を得た1986年以外では1988年9.65%、2007年に4.29%だったのを除くと10%以上の得票率を得ながら議席獲得率は0〜0.35%と言う異常状況が続いているのがわかります。

得票率 獲得議席 議席率
維新の党 15.72% 41 8.63%
公明党 13.71% 35 7.37%
共産党 11.37% 21 4.42%
国民戦線 13.6% 2 0.35%
表:2014年衆議院選挙における得票率(比例)と議席率の関係(第47回衆議院議員総選挙@Wikipediaより作成)

ちなみに日本の状況と比較するとこの状況がいかに異常かがわかると思います。上の表は2014年に行われた衆議院選挙で10〜16%の得票を得た維新・公明・共産の3党の議席獲得率と2012年の国民戦線の得票率・議席獲得率を比較したもの、これを見ると大阪と言う強固な地盤を持つ維新の党、自民党と言う強力なパートナーを持つ公明党に比べて共産党の議席獲得率は低いですが、それでもフランスの国民戦線の議席獲得率に比べ10倍以上の議席獲得率を誇っている事がわかります。

2012年フランス議会総選挙@Wikipediaより
選挙制度:小選挙区制(単記二回投票制)
  • 第1回投票:有効投票のうち、過半数かつ有権者数の25%以上を得た候補者が当選。いない場合は1週間後に決選投票を実施。
  • 第2回投票:第1回投票において、12.5%以上の得票を得た候補が立候補。12.5%以上の得票を得た候補者が1人のみ、もしくは1人もいない場合は上位2名が立候補。最多得票を得た候補が当選
さてこの異常な状況はいかに生み出されたのでしょうか?それはフランス国民議会の選挙制度、いみじくも国民戦線が国民議会で35議席を獲得した僅か2年後の1988年に戻った小選挙区単記2回投票制にあります。と言うのは日本の衆議院選挙も小選挙区主体で大政党優位と呼ばれるのですが、フランスはそれ以上で一言でいえば1回の投票でトップになるのではなく1回の投票で50%以上の得票を得られなければ決選投票で50%以上の得票を得なければ当選できない仕組みであり、その事が2014年衆議院選挙における日本の共産党の様に強固な地盤も有力なパートナーも持たない国民戦線にとって不利な状況を生み出したと言えます。言うなれば国民戦線と言うフランス国民の10〜15%くらいの支持率を得る国民戦線の支持者の声ははこの選挙制度によって無かった事にされてしまったわけです

2017年大統領選挙 1回目得票率 決選得票率 1回目投票比
エマニュエル・マクロン アン・マルシェ! 24.01% 66.10% 275.3%
マリーヌ・ル・ペン 国民戦線 21.30% 33.90% 159.2%
2002年大統領選挙
ジャック・シラク 共和国連合 19.88% 82.21% 413.5%
ジャン=マリー・ルペン 国民戦線 16.86% 17.79% 105.5%

表:2017年、2002年の大統領選挙の得票率(2017年フランス大統領選挙@Wikipedia他より作成)

さてマクロン大統領と争ったルペン候補が所属した国民戦線が大統領選挙の決選投票に進んだのは2002年以降2回目なのですが、その2002年に比べて大きく変化しているのはその得票率です。2002年の大統領選挙では1回目に比べてわずか0.93%しか得票率の上積みが無いのに対し今回の大統領選挙では立ち上がれ!共和国のニコラ・デュポン=エニャンを首相にするとして共闘した関係もあり12.6%もの得票の上積みに成功しています。そして、今回大統領に当選したマクロン氏の所属するアン・マルシェ!は所属する国会議員がいなく1から候補者を掘り起こさなくてはならない手探りの状態、そして第1回投票でルペン氏と同じくEU離脱を表明する左翼党のメランション候補が20%近い得票を得た事を考えると、来月行われる国民議会選挙ではこれまで同様国民戦線を「無かった事」にはもはやできなくなる可能性は高くなってくると考えられます。

仏、表現の自由 限界は 「宗教批判、線引き難しく」 マス倫研究会@一般社団法人日本新聞協会より
フランスでは、「プレスの自由に関する1881年7月29日法」で表現や報道の自由が確立された一方、名誉毀損(きそん)などについての条項を設けるなど、表現の自由を制限しているという。日本で適法な表現でも、ヘイトスピーチや児童ポルノに抵触するとして規制の対象になるものもある

フランスでヘイトスピーチは厳しく規制されている。法規定されたのは1972年。当初は出生や、特定の民族・人種が規制対象だったが、性別や性的指向などにも広がったという。また、フランスでは名誉毀損や侮辱だけでなく、差別・暴力の扇動行為も処罰となるとの特徴があるという。曽我部氏は「ヘイトスピーチは厳しく規制されているが、宗教批判に対する規制はない。ヘイトスピーチと宗教批判の線引きが難しいところだ」と強調した。

フランスと言う国はヘイトスピーチや児童ポルノ等厳しく規制する国としても知られているようで日本の報道の自由の砦を自称する新聞業界でも研究が進んでいるようです。しかしこういったものを「間違った事」、「あってはならないもの」として「無かった事」とするのは正しいのでしょうか?私の恩師の言葉で最も印象に残っているものとしてこんな言葉があります。「頭の良い人と言うのは人の言葉を聞く人である。聡明と言う言葉は耳偏がついているだろう」そういった意味で私はフランスと言う国は非常に聡明と言う言葉からほど遠い事をしてきたようにしか見えないのですが、当のフランス人はどう考えているのでしょうか?そしてその答えをこの大統領選挙と来月に行われる国民議会選挙で実感するように感じるのですが如何でしょうか?


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さて前回上地克明候補を取り上げましたので今度は現職吉田市長について書こうかと思います。

Choose or Loose 横須賀市長選挙2017 〜プロローグ 上地克明と田川誠一〜

『市議の補欠選挙』は無い見込みです/議員定数を減らす・財政支出を減らす、2つの観点から@「福祉のまち、よこすか」をめざして横須賀市議会議員・無所属藤野 英明HP2009/4/23より

『議会対応マニフェスト(案)』の発表と共に、雄人(吉田雄人市議)は「ぎりぎりまで辞職をしない」ことを発表しました。

これは、4年前に立候補した木村正孝さんと同じ方法を取った訳ですが、

「現実的に意味がある判断だ」

とフジノは2つの点で評価しています。

さて吉田市長について書くとしておいて最初に出てくるのが藤野市議のblog記事と言うのもなんですが、前回の市長選挙をはじめ、基本的に議員と対立関係にあるイメージがある吉田市長ですが最初に出た際には数は少ないとはいえ、熱く支えていた人もいたという意味でちょっと取り上げてみました。

横須賀・川崎市長"金券名刺問題" 悪質か否か 選挙への影響も@産経新聞2017年4月6日より
神奈川県横須賀市の吉田雄人市長が名刺裏に観光ツアーなどの割引表示をし、配布していたことが公職選挙法の寄付行為の禁止に抵触する可能性があるとして配布を取りやめた"金券名刺問題"は、同県内の他自治体などに波及した。自ら作成したものではないが、川崎市の福田紀彦市長も、プロサッカーJリーグ1部の川崎フロンターレが作成し、市長の名前が入った名刺裏に後援会の入会金が無料になるとの表示があったことが判明するなど波紋が広がった。両市とも今年、市長選を控える微妙な時期での問題発覚で、影響も懸念される。
しかく名刺問題についてしかく @活動日記2017年3月19日より

一昨日、共同通信の記者から「有権者からの問い合わせがあった」として、私が普段使っている名刺について取材を受けました。

私は、市長就任後から約7年にわたって、横須賀市のPRのため名刺を活用しています。デザインや種類については変遷がありましたが、これまでにおよそ2600枚を配布しています。現在は下記の6種類のバリエーションを用意しています(画像参照)。〜画像略〜
・「猿島」
猿島は東京湾唯一の自然の無人島で、戦前は日本海軍の砲台としても利用。
・「YOKOSUKA軍港めぐり」
米海軍の基地と海上自衛隊を海から眺める横須賀ならではのクルージング。
・「海軍カレー」
明治期の日本海軍のレシピを基に誕生させたのが「よこすか海軍カレー」。
・「記念艦三笠」
記念艦三笠は、日露戦争における日本海海戦の旗艦で世界三大記念艦の一つ。
・「ヨコスカバレー構想」
ヨコスカバレー構想は「これまでの企業誘致・企業集積の在り方を変える」
・「ネイビーバーガー」
米海軍から提供されたレシピに基づいて作られたハンバーガー。

このうちの「猿島航路(1300円)」と「軍港めぐり(1400円)」について、料金の「10%割引」がついています。この10%割引は、観光協会などで配布していた軍港めぐりのパンフレットにも付けてあったもので、黎明期により集客に繋げたいという思いから始めました

吉田市長と言うと最近名刺問題などスキャンダルで話題になることが多いイメージがあり、最近でもいわゆる名刺問題が大きくメディアでも取り上げられました。

吉田市長のやったことは「単なる建築基準法違反では済まされない」「百条委員会もやむをえない」と法学者が言及/吉田市長のお友達が経営する企業が建築基準法違反のまま1ヶ月も「ヨコスカBBQパーク」の経営を続けていた問題@「福祉のまち、よこすか」をめざして横須賀市議会議員・無所属藤野 英明HP2015/9/6

ヨコスカBBQパーク問題のおさらい

  • 『横須賀ポートマーケット』は、横須賀新港埠頭の市有地に吉田市長の肝いりで作られた
  • せっかく新たに『大型バス用の駐車場』を作ったのに、そこをあえて潰して、『ヨコスカBBQパーク』を設置した
  • 『横須賀ポートマーケット』そのものの運営は、横須賀市が100%出資している外郭団体
  • しかし、その外郭団体を通して、市長のお友達(政治献金もしていた)が経営している企業が『ヨコスカBBQパーク』を経営することに決まった
  • このことにはかねてから市議会内外から強い批判があったが、反対を推し切っててスタートした
  • その結果、9月議会初日の田辺議員の一般質問であらゆる問題が明るみになった
  • 市役所から歩いて5分の距離にあるにもかかわらず、建築基準法違反を指摘されても1ヶ月も経営を続けていた

横須賀新港にBBQパーク、ポートマーケット相乗効果狙い@横須賀経済新聞2015年6月13日より
地産地消の食材が集まる「よこすかポートマーケット」前広場(横須賀市新港町)に6月12日、バーベキュー場「ヨコスカBBQパーク」がオープンした。〜中略〜
同店代表の荘司智克さんは「ポートマーケットで食材を購入して、その場でバーベキューできる場所。相乗効果でにぎわいを生み出せれば」と話す。

またもう1つヨコスカBBQパークにかかわる問題では100条委員会の立ち上げと言うことも話題になりました。
もしかしたら、もっと法的に問題のありそうな問題もあるかもしれませんが大きいものはこの2つと思われます。
そしてこの2つの問題に関して市長の政策として共通しているものは何でしょうか?それは集客や賑わい=観光客を誘致して横須賀を活性化させようという取り組みです。

yokosukakanko
観光客 横須賀 神奈川 宿泊客 横須賀 神奈川
2008 100.0 100.0 2008 100.0 100.0
2009 100.0 107.2 2009 82.4 96.2
2010 100.2 101.8 2010 97.5 98.4
2011 97.5 88.8 2011 75.6 92.8
2012 120.9 101.3 2012 101.3 102.1
2013 112.3 107.8 2013 103.6 109.3
2014 115.5 107.5 2014 104.3 110.5
2015 128.5 112.7 2015 107.9 114.9
図・表:横須賀市・神奈川県の観光客推移(2008年を100で指標化 入込観光客調査@神奈川県)

そしてその吉田市長の取り組みはどういった結果を出したのか、吉田市長就任前の2008年からの観光客数の推移をみると神奈川県全体で2015年では2008年比13%増加なのに対し、横須賀市は28.5%増加と倍以上増加率となっています。ただし宿泊客数は県15%増加に対し、横須賀市8%増加と東日本大震災時の落ち込みのひどさから後れを取っているものの、吉田市長の疑惑につながる部分での頑張りが成果につながっています

×ばつ「ハイスクール・フリート」福引でハッピー!
しかく横須賀の海や街や公園を舞台としたアニメの放映が始まりました!しかく @活動日記2016年4月28日より

すでにフェイスブックやツイッターなどでは告知を開始していますが、この度「ハイスクール・フリート」という横須賀が舞台となるアニメの放映が始まりました。海を守る女性の職業「ブルーマーメイド」を目指す女子学生のストーリーです。

・・・もう、何が何だかわかりませんが(笑)、横須賀が舞台ということで「日本さくら名所100選」にも認定されている衣笠山公園が、宣伝用のキービジュアルに使用されています。

また、横須賀市は、アニメ・ゲームなどのツールを活用した集客促進を行っています
近年、横須賀が作中の舞台に登場する作品が数多く創られていて、多くのファンの皆さんが作中の場面を「聖地巡礼」さながらに、横須賀を訪問していただいています。
横須賀市としては、ファンの皆さんが、より横須賀を楽しんでいただけるよう、飲食店舗と連携したグルメスタンプラリーなどを企画してきました
ガルパンで人気「あんこう祭」の大洗 ホテル確保に四苦八苦@東京新聞2016年10月4日

一日で十一万人の観光客を大洗町に呼び込むビッグイベント「大洗あんこう祭」が十一月十三日、町内の大洗マリンタワー前広場や商店街で開催される。町を舞台にした人気アニメ「ガールズ&パンツァー」に出演する声優たちも参加し、遠方から足を運ぶ多くのファンらでにぎわう。例年、繰り広げられる宿泊施設の争奪戦が、今年はさらに熾烈(しれつ)を極めている

町によると、六月に年間イベントのスケジュールを発表すると同時に、町内のホテルや旅館、民宿などに電話が殺到し始める。九月に入ると、町が把握している町内約五十軒の宿泊施設は「ほぼ空きがない状態」(町商工観光課)に。戦いのステージは近隣の自治体へと移る。しかし、今年はお隣の水戸市にも異変が起こっている
×ばつガールズ&パンツァー2】商店主とのふれあいが、アニメ・ファンを"大洗ファン"に変えた@HOME's

大洗のガルパン人気は、思わぬ波及効果をもたらしている。聖地巡礼を機に、大洗町に移住する人が続出したのだ。これまでに移住したガルパン・ファンは約20名。その多くが独身男性で、30代〜50代が中心だ。
そして昨年あたりから見られる聖地巡礼に対する取り組みは宿泊などより深く横須賀を観光する人を増やすためと考えると理にかなっている様に見られます。実際聖地巡礼で最も成功した茨城県大洗町では宿泊客を通り越して移住者まで出てきています横須賀が大洗のように成功する保証は決して無いとは言え、他の地域で成功した取り組みを取り入れる事は一つの手ではないかと思います。

横須賀市政初、吉田市長に対する2度目の「問責決議」を可決しました/吉田市長は自ら辞職すべきだ@「福祉のまち、よこすか」をめざして横須賀市議会議員・無所属藤野 英明HP2015/12/15より
本日の本会議に、吉田市長に対する2度目の『問責決議案』が提出されました。

前回(2015年6月)の『問責決議案』は上地議員とフジノの2人きりでの提出でしたが、今回は全く違います。

吉田市長の与党会派を除く、全ての会派が提出者・賛成者となって提出されたのです。〜中略〜
そして、賛成多数で可決されました。

とは言え吉田市長の疑惑に関してやっている事そのものは、目指すべきものがあり、その結果を求めてであり、そしてその目指すべきものに対する一定の結果が出ているとは言え、藤野市議をはじめとする議会との信頼関係構築に8年たっても成功していない状況がこれらの疑惑と、議会の様々な議決から見て取れます。

このみっともない市長記者会見は何なのだ?/在日米海軍司令官の戒告処分に対する市長コメント@「福祉のまち、よこすか」をめざして横須賀市議会議員・無所属藤野 英明HPより

例えば、時事通信では以下のように報じました。

2015年2月11日(水) 15時16分掲載

在日米海軍司令官ら戒告=業者から贈り物、退役へ

【ワシントン時事】米海軍は10日、艦船への補給サービスなどを請け負う業者から贈り物を受け取ったなどとして、在日米海軍のクラフト司令官ら少将3人を戒告処分にしたと発表した。〜中略〜

記者の質問

先ほどクラフト司令官の件で、コメントは用意していないということでしたが、米海軍が発表している事案がありまして、この件に関して市長の感想をお聞きしたいのですが。

市長の答弁

感想も含めて特にコメントはございません。〜中略〜

あまりにも市民感覚からかけ離れすぎています。

横須賀市はアメリカ軍と観光で手を組んでいきたい、という姿勢を吉田市長はずっと打ち出しています

だから、フジノが傍から見て気持ちが悪くなるくらい、吉田市長はアメリカ軍に対してふだんから媚びています
樋渡啓祐氏(吉田雄人市長のお友達)を「地方創生アドバイザー」として横須賀市が雇用するのか否かの問題について(その1)@「福祉のまち、よこすか」をめざして横須賀市議会議員・無所属藤野 英明HP2015/5/7より
今日、前市長の樋渡さんが、小松市長と初めての公式会談。市長から、武雄市が今度取り組むまちづくり、樋渡さんから、これからのオールジャパンでのまちづくり、ご自身のプランについてそれぞれ報告がありました。樋渡さんから、富山県南砺市、横須賀市など7つの自治体の地方創生アドバイザーに就任されるとの報告がありました。〜中略〜
「吉田雄人市長がまたも『市政の私物化』をするのか!」「自らの後援会メンバーが立ち上げたNPOが編集実績も無いにも関わらず随意契約を結んだり、政治献金をした人間を課長に採用したことに続いて、今度はお友達 を佐賀武雄から連れてくるのか!」「何故、税金を吉田市長のお友達(選挙に落選した樋渡啓祐氏)に支払わねばならないのか!」

何故吉田市長がここまで議会からの信頼を作れなかったのでしょうか?1つは横須賀ならではの問題と言える米軍基地に対するスタンス、もう1つはある意味で議会の頭越しに様々なことを決めてしまういわゆる「市政の私物化」という問題、この2つの問題が大きいと思われます。前者は横須賀市と関りがあるとはいえ、あくまで外部の団体である米軍の横須賀市と直接かかわりの無い問題なので理屈としては市長のスタンスは間違っていないものの、横須賀市にとって歴史的に様々な感情を持つ相手故に、また後者はやはり議会と議員は40人強の議員だけでなく、それを支える支持者もあって成り立っていると考えると軽視すべきことではないですし、その先にはかつての田中康夫元長野県知事の様に政治基盤を失う結果になりかねません。

さてそんな現職の吉田市長、とにかく横須賀を盛り上げているという結果(光)と議会との信頼関係を築けていないと言う感情的な影の部分どちらが市民により強く映るのか、そして何より光をより輝かせ、影を減じるために何ができるのか個人的には注目したいところです。
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さて4月のランキングが出ましたので行ってみましょう。

1. イベント見聞録 2015年4月25日野毛大道芸 3. GWは1日乗車券でGo!!
4. Choose or Looseフランス大統領選挙2017〜ルペンと国民戦線と社会党〜
5. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017 〜プロローグ 上地克明と田川誠一〜


1位はイベント見聞録 2015年4月25日野毛大道芸 、何だか有力イベントがあると過去の見聞録が上位に食い込むというのがこのblogのお家芸と化している様な気がします。また7位にはイベント見聞録 2015年5月3日どぶ板バザール、8位にはイベント見聞録2015年4月26日ほくそうはるまつり2015が入っています。イベント見聞録の充実は課題なのでが頑張らねばと思います。ちなみに3位には1日乗車券とイベント案内と言う1日乗車券で横浜へGo!!の後継を目指して作られたGWは1日乗車券でGo!!がランクイン、こちらはまだリンク切れしていないので1日乗車券を使いたい方はこちらへどうぞ。

2位には戦後の終わりに考える〜SEALDsと赤木智弘から見るリベラルの衰退〜が3か月連続の2位、今月はフランス大統領選挙があり、ルペン候補が躍進したのですがそのフランス大統領選挙を取り上げたChoose or Looseフランス大統領選挙2017〜ルペンと国民戦線と社会党〜 も4位に入っています。こちらはやはり世界的に所謂極右と呼ばれる政治勢力が存在感を増し、リベラルが衰退している傾向がみられるわけですが、日本だとその背景をきちんとかけているのが赤城智弘氏というわけなのでしょう。またフランス大統領選挙に関してはある意味で議会選挙もこれまで選挙制度の関係で「あってはならない=無かった事」とされている国民戦線がどれだけの勢力を得ていくのかという意味で重要になってくると思います。また赤城智弘氏や市の書いていることに興味のある方は白饅頭氏も注目してみてもよいかもしれません。

赤城智弘@BLOGOS記事一覧
赤城智弘@twitter
白饅頭@note
白饅頭@twitter

5位にはChoose or Loose 横須賀市長選挙2017 〜プロローグ 上地克明と田川誠一〜が入りました。横須賀市長選挙に上地克明氏が立候補すると聞いて急遽前倒しで書いた横須賀市長選挙関連記事、個人的にはかろうじて上地氏の師匠にあたり小泉純一郎と言う少なくとも団塊ジュニアより若い世代にとってはビッグネームの政治家を落選の憂き目に合わせた政治家である田川誠一氏との繋がりで書いてみました。ちなみに団塊ジュニア世代に近い私もぎりぎりポスターが見れたと言う位で良くも悪しくも昭和の政治家であり、書いていて河野洋平氏など懐かしい名前がたくさん出てきたのが印象的でした。また記事作成時に比べてtwitterがスタートしているようですのでそちらもご確認ください

上地克明
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吉田雄人
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さていかがだったでしょうか?個人的には4か月目にしてはじめてその月に書いた記事がランクインするという光景が見れたのがうれしい限りです。今後もそうなるよう精進していきたいと思います。


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