2024年08月
IMG_0713
酷暑の続く2024年8月、岸田総理が来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明し、実質的に3年での総理退任となる事を表明しました。まずは3年間総理大臣と言う大任を全うしたことに対してお疲れさまと言う言葉を贈りたいと思います。
さて岸田内閣の経緯を復習すると上の様になります。一番大きいのは新型コロナの5類引き下げ、言うなればコロナの終戦が岸田内閣の最初の大きな仕事である事が見て取れます。
令和の鈴木貫太郎〜岸田総理のコロナ終戦〜
岸田内閣発足時、新型コロナでの各種の活動制限が始まって凡そ1年半が経ち、経済活動の制限による若い人の就職が厳しくなる問題、そして各種体験の世代による体験格差の問題が潜在的な問題として少なからず意識され、早期のコロナ禍の体制の終了が望まれていました。一方で「コロナは風邪だ」と言っていたアメリカトランプ大統領が大統領選挙で落選し、日本でも緊急事態宣言下でオリンピックを強行した事がきっかけで先代菅総理が退陣した事、そして岸田内閣発足から少し経った2022年1月にまん延防止措置がなされる等コロナの蔓延が目立つ時期でした。言って見れば1日でも早いコロナ体制からの脱却が望まれた反面、簡単に脱却が出来ず、無理に脱却させようとすればトランプ大統領や菅首相の様に反発で退陣となりかねない、言って見ればイタリアのパドリオ政権による終戦の失敗で上手く終戦の道のりを描けなかった日中太平洋戦争時の日本の首脳陣と同様の厳しい状況だったと言えると思います。
令和の大きな宿題外伝その7〜終戦への遥かな道のり〜
令和の大きな宿題外伝3〜バドリオとイタリアの失敗に思う終戦の難しさ〜
そしてWHOの「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の解除に併せてコロナを5類にして日本におけるコロナ禍は一つのけじめとなった訳です。一見何もせず、国際機関の宣言をきっかけにやったようにも見えますが、ただ国内のコロナ禍解除に抵抗ある人達の声が大きかったら、国際機関の宣言があってももたつくあるいは5類後に抵抗が出て、法的なものはともかく実質的な以降は無かったと思われます。そう言った意味で国際機関の宣言があれば切り替えられるように世論を変な方向にもっていかないよう気は使っていたのではと感じます。
またこれは安倍・菅両首相にも言えるようですがコロナ禍の制限のある中でも極力経済を回していくように施策を行っていたようにも感じます。その結果割合スムースにポストコロナに切り替わったのはやはり見事だったように思います。実際中国では若年層の失業率が5割近くなり深刻な問題となっていますが、日本では体験格差の問題はあり、若者は恵まれているという気はないですが、少なくとも他国に比べて所属する場所があり、日々こなさなければならない仕事があるという意味で前を向けるのは少なくとも最悪は避けられたという意味で良かったし、その為に様々な批判をされながら岸田首相をはじめとした3人の首相が奮闘したというのはやはり有難かったと言えると思います。
外交を重視し、被爆地広島をルーツとした人間としての拘り
岸田首相期に起こった事と言うとロシア・ウクライナ、パレスチナ・イスラエルと言う2つの戦争が大きいです。ロシア・ウクライナ戦争に関しては所謂西側陣営としてウクライナ側、イスラエル側として活動しているのですが、興味深いのはウクライナに対しては戦場となっている当事者国に戦後の首相としては初めて訪問しているのに対し、長崎の原爆の日にイスラエル代表を招待しなかった件でしょうか?前者に関して感じるのは外相経験者として外交を重視する姿勢、特にウクライナに関しては日本と国境を接しているロシアの侵攻によって始まった戦争だけに重視したという点、後者に関しては何となくイスラエルよりも主役と言える広島市、長崎市の意思を尊重した結果と見ます。
IMG_0713
G7広島サミット -3日目-(アウトリーチ招待国等平和記念公園行事)より
岸田首相と言うと被爆地広島で初のサミットを行ったのも印象に残ります。核兵器を持つロシアが大規模な戦争を行っている最中という事もあり、投げかけたものは大きかったと思います。戦後広島・長崎出身の首相と言うと岸田首相の他に宮澤喜一氏、池田勇人氏といますが、池田首相の際にはサミットは無く、宮澤首相の際はサミット自体はあったものの東京での開催となってるのも岸田首相の意志を感じます。外交を重視し、被爆地広島をルーツとした人間としての拘りも感じました。
恐ろしい男〜スキャンダルを受けての派閥解散〜
さてある意味で負の側面であるスキャンダルに関してある意味で自派閥を解散するという奇手を行ったのが印象に残りました。就任当初は「検討使」と呼ばれた人とはとても思えない思い切った手を打ったわけですが、個人的には正直恐ろしかったです。自民党をぶっ壊すと言うと私の地元横須賀出身の小泉純一郎氏を思い出しますが、多分ある意味で小泉氏以上に自民党を壊したのかもしれません。ある意味で地味で聞き手に回る事の多い氏ですが、腹を決めた時は恐ろしい決断を行う政治家だったのではないでしょうか?実際戦地ウクライナに訪問し、欧米の反発を承知した上で長崎市がイスラエル代表を招待しないことを容認したのも同様です。ただそんな彼だからこそコロナ終戦をつつがなく行え、ウクライナ、イスラエルの戦争と言う状態に対してきちんと対処した面もあります。
次の首相が正しい事に逃げる弱い人間でなく、ままならないデリケートな現状と丁寧に向き合える人物である事を祈る
さて冗談はさておき、8月には日銀の金利引き上げ発表を機に急激な株安と円高が進み、副総裁の火消し発言で株価に関しては戻るという展開がありました。激戦が続くアメリカ大統領選挙も含め経済を中心にデリケートな状態が続きます。こういった状態では「○しろまる○しろまると言う正しい施策」を信念をもって進めるよりもデリケートな状況を極力正確に読み取り適切な施策を打っていくような神経をすり減らす様な丁寧な対応が求められると考えています。実際「○しろまる○しろまると言う正しい施策」を貫き通す危険は昭和恐慌時の金本位復帰がもたらした日中・太平洋戦争、アジア通貨危機時の消費増税が生み出した就職氷河期と言う昭和・平成の悲劇が語ってくれていると思います。次の首相が正しい事に逃げる弱い人間でなく、ままならないデリケートな現状と丁寧に向き合える人物である事を祈るのみです。
no more war! no more deflation!!
Choose or Loose令和最初の総選挙その1〜平成最大の失政〜
【詳報】岸田首相会見 自民総裁選に不出馬を表明 首相退任へ@NHK2024/8/14より
岸田総理大臣は記者会見で「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は私が身を引くことだ」と述べ、来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明しました。 これによって、新総裁が選出されたあと、総理大臣を退任することになります。
酷暑の続く2024年8月、岸田総理が来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明し、実質的に3年での総理退任となる事を表明しました。まずは3年間総理大臣と言う大任を全うしたことに対してお疲れさまと言う言葉を贈りたいと思います。
岸田文雄@Wikipedia等より
2021年10月4日 総理就任
2021年10月14日衆院総選挙、安定多数確保
2022年1月7日 コロナまん延防止措置を発令(〜3/21)
2022年2月24日 ロシアウクライナ信仰
2022年7月8日 安倍元首相銃撃事件
2022年7月10日 参院選挙議席増加
2022年8月10日 改造内閣発足
2022年8月21日 新型コロナ罹患
2022年9月27日 安倍元総理国葬
2023年3月21日 ウクライナ訪問
2023年4月15日 岸田首相襲撃事件
2023年5月8日 新型コロナウィルス5類引き下げ
2023年5月19日 広島サミット(〜5/21)
2023年6月13日 異次元の少子化対策決定
2023年9月13日 改造内閣発足
2023年10月7日 パレスチナ・イスラエル戦争開戦
2024年1月1日 能登半島震災
2024年1月23日 岸田派解散(政治資金パーティ収入裏金化疑惑による)
2024年2月28日 TSMC第一工場開所式、第2工場への支援発表
2024年4月8日 日米首脳会談
2024年8月9日 長崎原爆の日、イスラエル招待せず、主要先進国欠席
さて岸田内閣の経緯を復習すると上の様になります。一番大きいのは新型コロナの5類引き下げ、言うなればコロナの終戦が岸田内閣の最初の大きな仕事である事が見て取れます。
令和の鈴木貫太郎〜岸田総理のコロナ終戦〜
コロナが引き起こす就職氷河期@HealthyStand2021/8/10より
実は現在、新型コロナウイルス流行の真っ只中に就職活動に臨んでいる世代が第二就職氷河期世代と密かに呼ばれています。新卒の内定取り消しのニュースや内定が決まっても休職扱いになってしまうといったことを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
正式に第二就職氷河期世代が出てしまわぬよう、経団連と日本政府は足並みを揃え雇用を守るという姿勢を見せています。
青春コンプレックス10代、コロナに奪われた?@日経新聞2023年3月27日より
「『青春って、すごく密なので』という名言を聞いたとき、新型コロナウイルス禍の子供たちと重ね合わせて、思わずウルっと......」。コロナ禍で高校の3年間を過ごした18歳男子のママはそう話す。
岸田内閣発足時、新型コロナでの各種の活動制限が始まって凡そ1年半が経ち、経済活動の制限による若い人の就職が厳しくなる問題、そして各種体験の世代による体験格差の問題が潜在的な問題として少なからず意識され、早期のコロナ禍の体制の終了が望まれていました。一方で「コロナは風邪だ」と言っていたアメリカトランプ大統領が大統領選挙で落選し、日本でも緊急事態宣言下でオリンピックを強行した事がきっかけで先代菅総理が退陣した事、そして岸田内閣発足から少し経った2022年1月にまん延防止措置がなされる等コロナの蔓延が目立つ時期でした。言って見れば1日でも早いコロナ体制からの脱却が望まれた反面、簡単に脱却が出来ず、無理に脱却させようとすればトランプ大統領や菅首相の様に反発で退陣となりかねない、言って見ればイタリアのパドリオ政権による終戦の失敗で上手く終戦の道のりを描けなかった日中太平洋戦争時の日本の首脳陣と同様の厳しい状況だったと言えると思います。
令和の大きな宿題外伝その7〜終戦への遥かな道のり〜
令和の大きな宿題外伝3〜バドリオとイタリアの失敗に思う終戦の難しさ〜
WHO、新型コロナ緊急事態宣言を解除@産経新聞2023年5月5日より
【ロンドン=板東和正】世界保健機関(WHO・本部ジュネーブ)のテドロス事務局長は5日、新型コロナウイルスをめぐって2020年1月に宣言した「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を解除すると発表した。ワクチン普及や治療法の確立によって、新型コロナの新規感染者数や死者数が減少していることを考慮した。
そしてWHOの「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の解除に併せてコロナを5類にして日本におけるコロナ禍は一つのけじめとなった訳です。一見何もせず、国際機関の宣言をきっかけにやったようにも見えますが、ただ国内のコロナ禍解除に抵抗ある人達の声が大きかったら、国際機関の宣言があってももたつくあるいは5類後に抵抗が出て、法的なものはともかく実質的な以降は無かったと思われます。そう言った意味で国際機関の宣言があれば切り替えられるように世論を変な方向にもっていかないよう気は使っていたのではと感じます。
中国の若年失業率、46.5%に達した可能性 研究者が指摘@ロイター2023年7月20日より
[北京 20日 ロイター] - 中国で若者の失業率が3月に50%近くに達した可能性が研究者によって指摘され、公式統計を巡る議論が再燃、労働市場の低迷が改めて注目されている。
国家統計局は同月の16─24歳の失業率は19.7%と発表した。これに対し北京大学の張丹丹副教授は財新のオンライン記事で、家で寝そべっていたり親に頼る非学生の1600万人が統計に含まれていたら、失業率は46.5%に達した可能性があると指摘した。記事は17日に掲載されたがその後削除されている。
中国のタンピン族に関する解説動画「どうせ敗北するならゴール付近よりスタートラインに近いほうがいい」と言う言葉が響きました。 6月の公式統計では若者の失業率は過去最高の21.3%。これは就職活動を行っている人を対象としている。
またこれは安倍・菅両首相にも言えるようですがコロナ禍の制限のある中でも極力経済を回していくように施策を行っていたようにも感じます。その結果割合スムースにポストコロナに切り替わったのはやはり見事だったように思います。実際中国では若年層の失業率が5割近くなり深刻な問題となっていますが、日本では体験格差の問題はあり、若者は恵まれているという気はないですが、少なくとも他国に比べて所属する場所があり、日々こなさなければならない仕事があるという意味で前を向けるのは少なくとも最悪は避けられたという意味で良かったし、その為に様々な批判をされながら岸田首相をはじめとした3人の首相が奮闘したというのはやはり有難かったと言えると思います。
外交を重視し、被爆地広島をルーツとした人間としての拘り
長崎市に約4千件の賛否 イスラエル招待せず米英大使ら欠席の式典で@朝日新聞2024年8月27日より
長崎原爆の日の今月9日、長崎市が平和祈念式典にイスラエル代表を招待せず、米英など主要6カ国とEUの大使が欠席したことをめぐり、国内外から市に対して、賛同や抗議など約4千件の反応が寄せられていた。鈴木史朗市長が27日、定例会見で明らかにした。
岸田首相期に起こった事と言うとロシア・ウクライナ、パレスチナ・イスラエルと言う2つの戦争が大きいです。ロシア・ウクライナ戦争に関しては所謂西側陣営としてウクライナ側、イスラエル側として活動しているのですが、興味深いのはウクライナに対しては戦場となっている当事者国に戦後の首相としては初めて訪問しているのに対し、長崎の原爆の日にイスラエル代表を招待しなかった件でしょうか?前者に関して感じるのは外相経験者として外交を重視する姿勢、特にウクライナに関しては日本と国境を接しているロシアの侵攻によって始まった戦争だけに重視したという点、後者に関しては何となくイスラエルよりも主役と言える広島市、長崎市の意思を尊重した結果と見ます。
IMG_0713
G7広島サミット -3日目-(アウトリーチ招待国等平和記念公園行事)より
岸田首相と言うと被爆地広島で初のサミットを行ったのも印象に残ります。核兵器を持つロシアが大規模な戦争を行っている最中という事もあり、投げかけたものは大きかったと思います。戦後広島・長崎出身の首相と言うと岸田首相の他に宮澤喜一氏、池田勇人氏といますが、池田首相の際にはサミットは無く、宮澤首相の際はサミット自体はあったものの東京での開催となってるのも岸田首相の意志を感じます。外交を重視し、被爆地広島をルーツとした人間としての拘りも感じました。
恐ろしい男〜スキャンダルを受けての派閥解散〜
岸田派 解散を正式に決定 政治資金事件受け 67年の歴史に幕@NHK2024/1/23より
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる事件を受けて、岸田派は、岸田総理大臣の意向を踏まえ解散することを正式に決めました。
岸田、これ安倍からの権力の巻き取りどうすんだろってタイミングで暗殺事件で安倍死んだことでどうするのかと思ったら清和会に葬儀までは筋通した上で葬儀終わったら党内政争半年くらいやって自民党内反抗勢力軒並み削った上でその後のスキャンダルを自派閥ごと爆破、自民党からすると完全に狂気の宰相
— 高坂流@次はせんアカ12/C105予定 (@takasaka393) June 26, 2024
さてある意味で負の側面であるスキャンダルに関してある意味で自派閥を解散するという奇手を行ったのが印象に残りました。就任当初は「検討使」と呼ばれた人とはとても思えない思い切った手を打ったわけですが、個人的には正直恐ろしかったです。自民党をぶっ壊すと言うと私の地元横須賀出身の小泉純一郎氏を思い出しますが、多分ある意味で小泉氏以上に自民党を壊したのかもしれません。ある意味で地味で聞き手に回る事の多い氏ですが、腹を決めた時は恐ろしい決断を行う政治家だったのではないでしょうか?実際戦地ウクライナに訪問し、欧米の反発を承知した上で長崎市がイスラエル代表を招待しないことを容認したのも同様です。ただそんな彼だからこそコロナ終戦をつつがなく行え、ウクライナ、イスラエルの戦争と言う状態に対してきちんと対処した面もあります。
次の首相が正しい事に逃げる弱い人間でなく、ままならないデリケートな現状と丁寧に向き合える人物である事を祈る
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
東京大学(文科) 文科一類・文科二類・文科三類 (2025年版大学入試シリーズ) [ 教学社編集部 ]
価格:2,640円(税込、送料無料) (2024年9月1日時点)
さてそんな岸田首相ですが退任後に関して若き日にかなえられなかった東大合格の夢に再チャレンジするのではと言う戯言が囁かれています。もし実現したら今後悠仁親王とご学友になる可能性もあり、個人的には注目しています。岸田、ついに夢を叶えるんだな。応援してるぞ。文I合格を達成し、全国の学歴厨を見返そう https://t.co/9FnaYdJXBK
— FM (@lxlwxm) August 14, 2024
日銀・内田副総裁「金融市場が不安定な状況で利上げせず」@日経新聞2024年8月7日より
日銀の内田真一副総裁は7日、北海道函館市で開いた金融経済懇談会で講演し「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と述べた。「当面、現在の水準で金融緩和をしっかりと続けていく必要がある」とも語った。
日銀は7月の金融政策決定会合で、利上げを決めた。政策金利とする無担保コール翌日物レートの誘導水準を0〜0.1%から0.25%に引き上げた。内田氏は「円安を受けて輸入物価が再び上昇に転じていることを踏まえた。消費者物価を上振れさせるリスク要因で、よりリスクに中立的だ」と説明した。
もっとも「引き続き政策金利を引き上げるとの考え方は、経済・物価の見通しが実現していくとすればという条件が付いている。この点、ここ1週間弱の株価・為替相場の大幅な変動が影響する」と指摘した。
さて冗談はさておき、8月には日銀の金利引き上げ発表を機に急激な株安と円高が進み、副総裁の火消し発言で株価に関しては戻るという展開がありました。激戦が続くアメリカ大統領選挙も含め経済を中心にデリケートな状態が続きます。こういった状態では「○しろまる○しろまると言う正しい施策」を信念をもって進めるよりもデリケートな状況を極力正確に読み取り適切な施策を打っていくような神経をすり減らす様な丁寧な対応が求められると考えています。実際「○しろまる○しろまると言う正しい施策」を貫き通す危険は昭和恐慌時の金本位復帰がもたらした日中・太平洋戦争、アジア通貨危機時の消費増税が生み出した就職氷河期と言う昭和・平成の悲劇が語ってくれていると思います。次の首相が正しい事に逃げる弱い人間でなく、ままならないデリケートな現状と丁寧に向き合える人物である事を祈るのみです。
no more war! no more deflation!!
Choose or Loose令和最初の総選挙その1〜平成最大の失政〜
IMG_0185
良くも悪しくも話題になった選挙
こんなものも書いています。よろしかったらご覧になってください。
クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れよう
クルマを1台減らす方法を考えよう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその1
クルマ通勤から脱却しよう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその2
歩いてみよう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその3
電車の乗ってご褒美に美味しいケーキを食べよう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその4
バスに乗ってイオンモールに映画を見に行こう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその5
さて2024年7月のランキングです。
1.高橋しょうごの言葉を思い出す選挙〜都知事選2024に思う〜
2.お金の話その5〜復活する金利が問うもの〜
3.1993年はもう終わったんだという喝!!〜張本・三浦カズ騒動に思う〜
4.令和の大きな宿題その1〜親から自立できない中年未婚女性はどれだけいるか〜
5.男性を結婚と言う投資にいかに引き戻すのか〜出生数回復の切り札〜
1位には高橋しょうごの言葉を思い出す選挙〜都知事選2024に思う〜が入りました。
石丸伸二は劣化版蓮舫なのかもしれない
都知事選と言うとある意味蓮舫候補と共にもう1人の主役とも言える石丸候補に関して上のような記事を書いています。一応有料記事ですが、おまけ以外は無課金で読めますのでもしよろしかったらどうぞ
さてこの記事の主役は3位になった蓮舫候補、元グラビアアイドル、ニュースキャスターでメディア乗りが良く、また政権交代の様なあいまいな風によってのし上がっていた言うなれば平成の時代を象徴する政治家である彼女が言い方は悪いですが、無様に負けて平成の政治が終わったのを示したのが今回の都知事選挙の本質ではないかと言うのがこの記事のコンセプトです。
暇空茜氏vs東京都国家賠償請求訴訟、1万1千円支払い命令+公文書不開示決定取り消し@together
その一方で昭和の川上戦略の有効性を示した小池知事は言うなれば昭和の街頭演説や政見放送を行わず文字通りネットオンリーの選挙活動を行ったひまそらあかね氏が令和の象徴のように思います。しかしどちらも平成の政治の道よりも厳しい道です。昭和の道は離島の様な小さな票にも気を使うわけですし、後者は徒手空拳、実質1人で国家賠償請求訴訟で勝訴するなど小さくない実績があっての事です。ある意味政局の風に乗り、メディアで持ち上げてもらうという平成時代の政治の終わりは多くの政治家たちに投げかけるものは大きいのかなと思います。
2位にはお金の話その5〜復活する金利が問うもの〜が入りました。
日銀が追加利上げ検討、0.25%に 量的引き締めも決定へ@日経新聞2024年7月31日
さてとうとう0金利も解除し金利復活の時代へのカウントダウンが始まりました。この記事は昨年10月のYCCコントロール緩和の際に書いた記事ですが、そろそろ本格的な金利復活の時代では現金を持つものが有利で、ここでも平成からの脱却と言うのが裏に見えてきます。
この記事で取り上げた絶対仕事辞めるマンさんはこの時代を象徴しているかなと思います。彼の場合は彼女がいた為「FIRE VS 結婚」という対立軸となりましたが、恋人がいないのでお金を貯めて何かしらのきっかけでFIREへ移行する中高年男性は少なくないと思います。
3位には1993年はもう終わったんだという喝!!〜張本・三浦カズ騒動に思う〜が入りました。
『パーティーが終わって、中年が始まる』にかこつけて日本社会を語ってみる
先月は有名ブロガーシロクマ氏がこんな記事を出して注目されました。
J1湘南の新スタジアム負担「無理」 平塚市長がチェアマンに直訴へ@朝日新聞2024年4月29日
シロクマ氏の記事を読んで思い出したのはJリーグ、相変わらずリーグ誕生当初からのスター三浦カズ選手が現役選手として注目されていますが、新たなスター選手が現れず、試合で使用されるスタジアムの問題で地域自治体との軋轢もじわりじわりと報道されることが増えています。平成のリーグ設立とワールドカップ出場をはじめとしたパーティが終わり、令和の苦い現実と向かい合う時期に来ている、そう言った場所は増えているように感じます。
4位には令和の大きな宿題その1〜親から自立できない中年未婚女性はどれだけいるか〜が入りました。1〜3位の記事が言うなれば平成が終わり、令和に入ると言う象徴的な減少とすれば、この記事で書かれている中年未婚女性は平成の取り残された存在の象徴なのかもしれません。
婚活に苦戦する「子供部屋おばさん」の失態。アラフォー以上で結婚できる人・できない人の特徴【カリスマ婚活アドバイザー・植草美幸さん】@ミモレ@2023年7月15日
実際婚活の現場では男性にお勧め出来ない存在としてこういった子供部屋おばさんが言われるケースもあるようです。彼女たちをどうするのかと言うのが今後少なからず政治的なテーマになりそうですが果たしてどうなっていくのか注目したいところです。
5位には男性を結婚と言う投資にいかに引き戻すのか〜出生数回復の切り札〜が入りました。
『韓国の出生数:2023年は23万人、日本を遥かに凌ぐ勢いで出生数が減少中』...ちなみにソウルの出生率は0.55、現在の韓国における4年制大学の定員合計は34万人です。@together
北欧5か国の出生率が大幅に減少しています@note
少子化に関しては先月は都知事選があったのもあって注目されたと思うのですが、ここ最近の傾向としては韓国等海外の情勢が研究者だけでなく一般の人達で言われるようになっています。そろそろ安易な補助金を求める手段だったり、むかつく事へ文句を言う為の枕でなく地に足ついた少子化対策を行う必要があると考えると好ましいところです。
如何だったでしょうか?平成が終わり令和が始まった事を意識する事の多かった7月から8月は読んでくださる皆様、そして私にとっても良い月になる事を祈念します。
良くも悪しくも話題になった選挙
こんなものも書いています。よろしかったらご覧になってください。
クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れよう
クルマを1台減らす方法を考えよう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその1
クルマ通勤から脱却しよう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその2
歩いてみよう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその3
電車の乗ってご褒美に美味しいケーキを食べよう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその4
バスに乗ってイオンモールに映画を見に行こう@クルマを1台減らして豊かな生活を手に入れようその5
さて2024年7月のランキングです。
1.高橋しょうごの言葉を思い出す選挙〜都知事選2024に思う〜
2.お金の話その5〜復活する金利が問うもの〜
3.1993年はもう終わったんだという喝!!〜張本・三浦カズ騒動に思う〜
4.令和の大きな宿題その1〜親から自立できない中年未婚女性はどれだけいるか〜
5.男性を結婚と言う投資にいかに引き戻すのか〜出生数回復の切り札〜
1位には高橋しょうごの言葉を思い出す選挙〜都知事選2024に思う〜が入りました。
石丸伸二は劣化版蓮舫なのかもしれない
都知事選と言うとある意味蓮舫候補と共にもう1人の主役とも言える石丸候補に関して上のような記事を書いています。一応有料記事ですが、おまけ以外は無課金で読めますのでもしよろしかったらどうぞ
さてこの記事の主役は3位になった蓮舫候補、元グラビアアイドル、ニュースキャスターでメディア乗りが良く、また政権交代の様なあいまいな風によってのし上がっていた言うなれば平成の時代を象徴する政治家である彼女が言い方は悪いですが、無様に負けて平成の政治が終わったのを示したのが今回の都知事選挙の本質ではないかと言うのがこの記事のコンセプトです。
暇空茜氏vs東京都国家賠償請求訴訟、1万1千円支払い命令+公文書不開示決定取り消し@together
その一方で昭和の川上戦略の有効性を示した小池知事は言うなれば昭和の街頭演説や政見放送を行わず文字通りネットオンリーの選挙活動を行ったひまそらあかね氏が令和の象徴のように思います。しかしどちらも平成の政治の道よりも厳しい道です。昭和の道は離島の様な小さな票にも気を使うわけですし、後者は徒手空拳、実質1人で国家賠償請求訴訟で勝訴するなど小さくない実績があっての事です。ある意味政局の風に乗り、メディアで持ち上げてもらうという平成時代の政治の終わりは多くの政治家たちに投げかけるものは大きいのかなと思います。
2位にはお金の話その5〜復活する金利が問うもの〜が入りました。
日銀が追加利上げ検討、0.25%に 量的引き締めも決定へ@日経新聞2024年7月31日
さてとうとう0金利も解除し金利復活の時代へのカウントダウンが始まりました。この記事は昨年10月のYCCコントロール緩和の際に書いた記事ですが、そろそろ本格的な金利復活の時代では現金を持つものが有利で、ここでも平成からの脱却と言うのが裏に見えてきます。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活 [ 絶対仕事辞めるマン ]
価格:1,650円(税込、送料無料) (2024年8月1日時点)
この記事で取り上げた絶対仕事辞めるマンさんはこの時代を象徴しているかなと思います。彼の場合は彼女がいた為「FIRE VS 結婚」という対立軸となりましたが、恋人がいないのでお金を貯めて何かしらのきっかけでFIREへ移行する中高年男性は少なくないと思います。
3位には1993年はもう終わったんだという喝!!〜張本・三浦カズ騒動に思う〜が入りました。
『パーティーが終わって、中年が始まる』にかこつけて日本社会を語ってみる
先月は有名ブロガーシロクマ氏がこんな記事を出して注目されました。
J1湘南の新スタジアム負担「無理」 平塚市長がチェアマンに直訴へ@朝日新聞2024年4月29日
シロクマ氏の記事を読んで思い出したのはJリーグ、相変わらずリーグ誕生当初からのスター三浦カズ選手が現役選手として注目されていますが、新たなスター選手が現れず、試合で使用されるスタジアムの問題で地域自治体との軋轢もじわりじわりと報道されることが増えています。平成のリーグ設立とワールドカップ出場をはじめとしたパーティが終わり、令和の苦い現実と向かい合う時期に来ている、そう言った場所は増えているように感じます。
4位には令和の大きな宿題その1〜親から自立できない中年未婚女性はどれだけいるか〜が入りました。1〜3位の記事が言うなれば平成が終わり、令和に入ると言う象徴的な減少とすれば、この記事で書かれている中年未婚女性は平成の取り残された存在の象徴なのかもしれません。
婚活に苦戦する「子供部屋おばさん」の失態。アラフォー以上で結婚できる人・できない人の特徴【カリスマ婚活アドバイザー・植草美幸さん】@ミモレ@2023年7月15日
実際婚活の現場では男性にお勧め出来ない存在としてこういった子供部屋おばさんが言われるケースもあるようです。彼女たちをどうするのかと言うのが今後少なからず政治的なテーマになりそうですが果たしてどうなっていくのか注目したいところです。
5位には男性を結婚と言う投資にいかに引き戻すのか〜出生数回復の切り札〜が入りました。
『韓国の出生数:2023年は23万人、日本を遥かに凌ぐ勢いで出生数が減少中』...ちなみにソウルの出生率は0.55、現在の韓国における4年制大学の定員合計は34万人です。@together
北欧5か国の出生率が大幅に減少しています@note
少子化に関しては先月は都知事選があったのもあって注目されたと思うのですが、ここ最近の傾向としては韓国等海外の情勢が研究者だけでなく一般の人達で言われるようになっています。そろそろ安易な補助金を求める手段だったり、むかつく事へ文句を言う為の枕でなく地に足ついた少子化対策を行う必要があると考えると好ましいところです。
如何だったでしょうか?平成が終わり令和が始まった事を意識する事の多かった7月から8月は読んでくださる皆様、そして私にとっても良い月になる事を祈念します。
最新記事
人気記事
リンク集
読者登録
広告2
ranking1
ranking2
ranking3
ranking4
ranking5
ranking6
アーカイブ
カテゴリー
ランキング
ランキング
ランキング
アクセスカウンター
- 今日:
- 昨日:
- 累計:
ギャラリー
- 人気記事ランキング202509
- お金の話外伝その5〜金融商品化するクルマとどう距離を置くのか
- お金の話外伝その5〜金融商品化するクルマとどう距離を置くのか
- 片眼を見開いて目の前の課題に全力で取り組みつつもう片方の目で次に来る新しい問題を見極める時代〜石破首相辞任に思う〜
- 人気記事ランキング202508
- 令和の大きな宿題外伝その12〜宮沢賢治と楽しく合唱した農民は何故深夜病床の賢治を訪ねたのか
- 令和の大きな宿題外伝その12〜宮沢賢治と楽しく合唱した農民は何故深夜病床の賢治を訪ねたのか
- 令和の大きな宿題外伝その12〜宮沢賢治と楽しく合唱した農民は何故深夜病床の賢治を訪ねたのか
- 令和の大きな宿題外伝その12〜宮沢賢治と楽しく合唱した農民は何故深夜病床の賢治を訪ねたのか