2017年12月
さて大みそかになってしまいました。
昨年に引き続き今年見て印象に残ったコンテンツの話などを書いてみたいと思います。
映画ダンケルク
けものフレンズ
ラブライブサンシャイン!!
おんな城主直虎
映画ダンケルク
・第2次世界大戦のドイツ西部戦線における1940年のイギリスの撤退戦を扱った映画、いわゆる戦場映画は勇ましい話が多いイメージですが、この作品の主人公は「いかにこの地獄のような戦場からイギリスに逃げ帰るか」だけを考えて行動しているのが珍しいパターンであり、最後のチャーチルの演説がそれを否定するのでなく、その逃げ帰ることがその後の勝利につながるという暗喩を示しているのがさらに興味深かったです。尚この映画を見るとジャムパンと紅茶を飲みたくなるので注意です。
個人的には「逃げる」という視点で戦争を描いたと言うのが面白かったです。ネタバレは避けますが、多分他の映画であれば無様としか言いようのない主人公の行動が違和感なく見れたというのが今の雰囲気に合っているなと感じました。
ダンケルクの戦い@Wikipedia
けものフレンズ
放映時にtwitter等で「すご〜い」、「〇〇のフレンズなんだね」といった言葉が行きかったヒット作、主人公のかばんちゃん以外フレンズという動物が擬人化したキャラクターしか生きているキャラクターしか出てこなく、ボスをはじめとして「動物園を中心としたテーマパーク」の案内をする各種の仕掛けから「人類滅亡後の世界でかばんちゃんは唯一の生き残った人類なのでは?」という考察も盛り上がりました。
個人的には皆が受け入れてくれる優しい世界観が、その後のごたごたも含め世知辛い世の中で受けたという反面、裏を返すと「そんな優しい世界は人間がいないとできない」と言う部分もあるのかなとも感じました。あと人類滅亡後に生き残った女の子たちによるまったりとした冒険談
として少女終末旅行も楽しく見ました。
少女終末旅行
ラブライブサンシャイン!!
昨年も取り上げたスクールアイドルアニメの2期、個人的には予想外の展開でびっくりしました。ちなみにこの作品と魔法使いの嫁を見るために部屋にBSを導入しました。強いて言うと、プロ野球の中継の多さから半年早く導入していればと感じたのはここだけの話です。
前作に比べて早い展開だったせいか、ライバルユニットとのコラボがあってみたり、面白い展開が多かったです。
個人的には実は何度かファンイベントを沼津まで見に行ったのですが、盛り上がりを見ると多くの自治体が同じようにアニメの盛り上がりを自分の地域にも!!と言う思いを強くしていくだろうなと感じました。実際地元の横須賀市長選挙では当選した上地市長も吉田前市長も横須賀を舞台にしたアニメハイスクールフリートのファンへのアピールを忘れなかったというのは多分横須賀と同規模の都市、多くの地方の県庁市に及んでいくのではと感じました。
魔法使いの嫁
上地克明が与えたもの〜Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグ1〜
おんな城主直虎
視聴率は悪かったけど視聴者には好評だった大河ドラマ、派手な合戦シーンの少なさが不評だったとはいえ個人的には非常に楽しめた作品でした。
確かに合戦シーンは少なかったのですが、それは裏を返せば合戦以外のシーンが多かったという意味で、真田丸を除く最近の戦国大河では出てこなかった「武士以外の戦国時代の人たち」がこれでもかと出てきて物語を動かしていったのが印象的でした。
例えば主人公を最大の危機に陥らせるのは、領民たちが借金の棒引きを求める徳政令を領主である主人公ができないとみると太守である今川氏に訴えて実現させようとする事であり、それは一旦領民たちが取り下げて解決するのですが、今川氏滅亡までこの問題が影に日向に影響を与えるところまで書いたのは興味深かったです。
あるいは主人公の参謀的なポジションとなる南渓和尚は真田丸で活躍した忍びとは違い、僧侶の人的なネットワークや地縁のネットワークを生かしているのが印象的でした。
あるいは井伊家の破産管財人とも言える瀬戸方久が「銭の犬」と言いつつ、商人の武将として綿の栽培や移住者の呼びかけなどで活躍したり、今川家に取り入って気賀の領主になったり、そして徳川氏の虐殺に有ったりとその紆余曲折もきちんと描かれています。
また盗賊の頭の数奇な運命も興味深かったです。移住してきた井伊谷での既存住民との軋轢や、また名前から「もしかしたら今川家の関係者では?」という設定、最終的に堺に行って商人として活躍する中での主人公の再会等準主役として盛り上げてもらいました。
戦での活躍のない女城主(戦で活躍している女城主自体はいないわけではなかった)であり、記録なども少ないと言う事を逆手にとって百姓や僧侶、商人や果ては盗賊まであらゆる職業の人たちを出すことで「戦国時代」のある種全体像を描いたというのが個人的にはもっともこの作品を楽しめた部分であり、逆に報道などでそういったアプローチのものが少なかった不満を浮かび上がらせた部分でもあります。
さて今年一年いかがだったでしょうか?来年はこの大河ドラマのようにこの時代の全体像を浮かび上がらせる記事を書けたらなと思います。
昨年に引き続き今年見て印象に残ったコンテンツの話などを書いてみたいと思います。
映画ダンケルク
けものフレンズ
ラブライブサンシャイン!!
おんな城主直虎
映画ダンケルク
・第2次世界大戦のドイツ西部戦線における1940年のイギリスの撤退戦を扱った映画、いわゆる戦場映画は勇ましい話が多いイメージですが、この作品の主人公は「いかにこの地獄のような戦場からイギリスに逃げ帰るか」だけを考えて行動しているのが珍しいパターンであり、最後のチャーチルの演説がそれを否定するのでなく、その逃げ帰ることがその後の勝利につながるという暗喩を示しているのがさらに興味深かったです。尚この映画を見るとジャムパンと紅茶を飲みたくなるので注意です。
個人的には「逃げる」という視点で戦争を描いたと言うのが面白かったです。ネタバレは避けますが、多分他の映画であれば無様としか言いようのない主人公の行動が違和感なく見れたというのが今の雰囲気に合っているなと感じました。
ダンケルクの戦い@Wikipedia
けものフレンズ
放映時にtwitter等で「すご〜い」、「〇〇のフレンズなんだね」といった言葉が行きかったヒット作、主人公のかばんちゃん以外フレンズという動物が擬人化したキャラクターしか生きているキャラクターしか出てこなく、ボスをはじめとして「動物園を中心としたテーマパーク」の案内をする各種の仕掛けから「人類滅亡後の世界でかばんちゃんは唯一の生き残った人類なのでは?」という考察も盛り上がりました。
個人的には皆が受け入れてくれる優しい世界観が、その後のごたごたも含め世知辛い世の中で受けたという反面、裏を返すと「そんな優しい世界は人間がいないとできない」と言う部分もあるのかなとも感じました。あと人類滅亡後に生き残った女の子たちによるまったりとした冒険談
として少女終末旅行も楽しく見ました。
少女終末旅行
ラブライブサンシャイン!!
昨年も取り上げたスクールアイドルアニメの2期、個人的には予想外の展開でびっくりしました。ちなみにこの作品と魔法使いの嫁を見るために部屋にBSを導入しました。強いて言うと、プロ野球の中継の多さから半年早く導入していればと感じたのはここだけの話です。
前作に比べて早い展開だったせいか、ライバルユニットとのコラボがあってみたり、面白い展開が多かったです。
個人的には実は何度かファンイベントを沼津まで見に行ったのですが、盛り上がりを見ると多くの自治体が同じようにアニメの盛り上がりを自分の地域にも!!と言う思いを強くしていくだろうなと感じました。実際地元の横須賀市長選挙では当選した上地市長も吉田前市長も横須賀を舞台にしたアニメハイスクールフリートのファンへのアピールを忘れなかったというのは多分横須賀と同規模の都市、多くの地方の県庁市に及んでいくのではと感じました。
魔法使いの嫁
上地克明が与えたもの〜Choose or Loose 横須賀市長選挙2017エピローグ1〜
おんな城主直虎
視聴率は悪かったけど視聴者には好評だった大河ドラマ、派手な合戦シーンの少なさが不評だったとはいえ個人的には非常に楽しめた作品でした。
確かに合戦シーンは少なかったのですが、それは裏を返せば合戦以外のシーンが多かったという意味で、真田丸を除く最近の戦国大河では出てこなかった「武士以外の戦国時代の人たち」がこれでもかと出てきて物語を動かしていったのが印象的でした。
例えば主人公を最大の危機に陥らせるのは、領民たちが借金の棒引きを求める徳政令を領主である主人公ができないとみると太守である今川氏に訴えて実現させようとする事であり、それは一旦領民たちが取り下げて解決するのですが、今川氏滅亡までこの問題が影に日向に影響を与えるところまで書いたのは興味深かったです。
あるいは主人公の参謀的なポジションとなる南渓和尚は真田丸で活躍した忍びとは違い、僧侶の人的なネットワークや地縁のネットワークを生かしているのが印象的でした。
あるいは井伊家の破産管財人とも言える瀬戸方久が「銭の犬」と言いつつ、商人の武将として綿の栽培や移住者の呼びかけなどで活躍したり、今川家に取り入って気賀の領主になったり、そして徳川氏の虐殺に有ったりとその紆余曲折もきちんと描かれています。
また盗賊の頭の数奇な運命も興味深かったです。移住してきた井伊谷での既存住民との軋轢や、また名前から「もしかしたら今川家の関係者では?」という設定、最終的に堺に行って商人として活躍する中での主人公の再会等準主役として盛り上げてもらいました。
戦での活躍のない女城主(戦で活躍している女城主自体はいないわけではなかった)であり、記録なども少ないと言う事を逆手にとって百姓や僧侶、商人や果ては盗賊まであらゆる職業の人たちを出すことで「戦国時代」のある種全体像を描いたというのが個人的にはもっともこの作品を楽しめた部分であり、逆に報道などでそういったアプローチのものが少なかった不満を浮かび上がらせた部分でもあります。
さて今年一年いかがだったでしょうか?来年はこの大河ドラマのようにこの時代の全体像を浮かび上がらせる記事を書けたらなと思います。
さて11月のランキングです。11月は1つも記事が上がらなかった...
1. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017〜アーティスト村とコミュニティバス〜
1. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017 〜プロローグ2 市長吉田雄人の光と影〜
3. Choose or Loose統一地方選挙2015〜政治家フジノのぶち当たった壁〜
3. 109から宮コンへ〜宇都宮に見るまちづくりのマーケティング〜@私的まちづくり論その4
5. もう少しましな仕事をしてくれ(朝日新聞トランジットモール記事を読んで)
5. イベント見聞録2015年4月26日ほくそうはるまつり2015
という事で過去記事がメインとなるのですが、相変わらず1位は横須賀市長選挙の記事、3位にも2015年の統一地方選の記事が入っています。
さてそれらの記事を除くと109から宮コンへ〜宇都宮に見るまちづくりのマーケティング〜@私的まちづくり論その4 が3位に入っています。この記事を書いた際に1番考えたのは消費社会の変化と言うかChoose or Loose 衆院選2017〜小売崩壊inJAPAN?〜あたりに書いた小売りの崩壊につながる部分で、言うなれば「お店で物を買う」消費から「お店であれまちであれ、訪れてもらって、長い時間滞在してお金を落としてもらう」消費への変化であり、またカップルや家族を前提に女性を中心とした他人が稼いだお金を使う人でなく、男性を中心に実際お金を稼ぐ個人をきちんと巻き込まないと商売として成り立たなくなっているという事でした。私的まちづくり論の次も考えているのですがやはりこの延長でありつつ、他の人が書かない、あるいは否定的に書いている事を取り上げていこうと考えています。
5位にはもう少しましな仕事をしてくれ(朝日新聞トランジットモール記事を読んで) 、2008年の記事が入っています。21世紀に入ってメディアが批判されることが多くなり東日本大震災後はその衰退が明確になってきたのですが、個人的に感じるのはやはりコンテンツの劣化と言うのは無視できない要因ではないかと思います。
もう1つの5位にはイベント見聞録2015年4月26日ほくそうはるまつり2015が何故かランクイン、北総鉄道関連も書かなくてはと思うつつご無沙汰しています。北総鉄道とは直接関係ないですが沿線の印旛日本医大駅近くにある松虫寺でラノベ作家と言うか歴史小説家の森田季節氏によるラノベ風縁起がアップされています。
夢のお告げにしたがって七仏薬師を探し旅にでました〜瑠璃の輝き、薬師の癒し〜@松虫寺
中々ゆるいながらきちんとした交渉で書かれていますので興味のある方はじっくり読んで松虫寺に行ってみましょう。
[フレーム]
1. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017〜アーティスト村とコミュニティバス〜
1. Choose or Loose 横須賀市長選挙2017 〜プロローグ2 市長吉田雄人の光と影〜
3. Choose or Loose統一地方選挙2015〜政治家フジノのぶち当たった壁〜
3. 109から宮コンへ〜宇都宮に見るまちづくりのマーケティング〜@私的まちづくり論その4
5. もう少しましな仕事をしてくれ(朝日新聞トランジットモール記事を読んで)
5. イベント見聞録2015年4月26日ほくそうはるまつり2015
という事で過去記事がメインとなるのですが、相変わらず1位は横須賀市長選挙の記事、3位にも2015年の統一地方選の記事が入っています。
さてそれらの記事を除くと109から宮コンへ〜宇都宮に見るまちづくりのマーケティング〜@私的まちづくり論その4 が3位に入っています。この記事を書いた際に1番考えたのは消費社会の変化と言うかChoose or Loose 衆院選2017〜小売崩壊inJAPAN?〜あたりに書いた小売りの崩壊につながる部分で、言うなれば「お店で物を買う」消費から「お店であれまちであれ、訪れてもらって、長い時間滞在してお金を落としてもらう」消費への変化であり、またカップルや家族を前提に女性を中心とした他人が稼いだお金を使う人でなく、男性を中心に実際お金を稼ぐ個人をきちんと巻き込まないと商売として成り立たなくなっているという事でした。私的まちづくり論の次も考えているのですがやはりこの延長でありつつ、他の人が書かない、あるいは否定的に書いている事を取り上げていこうと考えています。
5位にはもう少しましな仕事をしてくれ(朝日新聞トランジットモール記事を読んで) 、2008年の記事が入っています。21世紀に入ってメディアが批判されることが多くなり東日本大震災後はその衰退が明確になってきたのですが、個人的に感じるのはやはりコンテンツの劣化と言うのは無視できない要因ではないかと思います。
もう1つの5位にはイベント見聞録2015年4月26日ほくそうはるまつり2015が何故かランクイン、北総鉄道関連も書かなくてはと思うつつご無沙汰しています。北総鉄道とは直接関係ないですが沿線の印旛日本医大駅近くにある松虫寺でラノベ作家と言うか歴史小説家の森田季節氏によるラノベ風縁起がアップされています。
夢のお告げにしたがって七仏薬師を探し旅にでました〜瑠璃の輝き、薬師の癒し〜@松虫寺
中々ゆるいながらきちんとした交渉で書かれていますので興味のある方はじっくり読んで松虫寺に行ってみましょう。
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[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
伊達エルフ政宗 4 (GA文庫) [ 森田 季節 ]
価格:658円(税込、送料無料) (2017年12月3日時点)
しでんほーる連続講座「横浜市の都市交通政策のあらまし〜公共交通機関を中心に〜」
日時:12月16日(土)13時半〜15時
場所:市電保存館「しでんほーる」
講師:佐藤 正治さん(横浜市都市整備局 都市交通部長)
参加費:入館料のみ
参加人数:先着50人
申込み :事前に電話受付も可能です。人数に限りがあるため、ご参加いただけない場合がございます。予めご了承ください。
それでは今月も当blogをよろしくお願いします。
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