つれづれなるままに

30000Hit





写真:30000ヒットありがとうございます。

さてさて本日親HPとも言えるぶらざーてぃのページが30000ヒットを記録しました。1年以上目立った更新がありませんでしたのに訪れていただいた皆様ありがとうございます。
今後はもう少し更新頻度を上げるべくがんばります。

さて今回の大ネタ(?)は不動産に焦点を当ててみたいと思います。
時事を考える産がこんなことを書いて話題になっています。

東京でも不動産崩壊が始まっている...@時事を考えるより
写真は先輩に最近自分がオフィスを構える小金井で異変が起きているときいて撮ったモノです、〜中略〜このポスターの先に中と右のような、国に物納された土地が更地になっているトコがたくさんあります、不動産業者に言わせると駅から10分以上かかるトコは土地ではないそうですが、ココはJR中央線武蔵小金井駅からギリギリ10分以内のトコです。

個人的にはこれを聞いて思い浮かべたのは私の住む横須賀のお隣葉山町、ここは町内に鉄道駅がなくバスに乗って京急の汐入・新逗子駅、JRの衣笠・逗子駅に出るしかなく町内全域駅から10分なんてとんでもないと言った立地ですが、それでも葉山御用邸があり、海辺の環境のよさから高級住宅街となっています。




写真:横須賀中心部平成町のマンション郡
ラウンドワン問題のその後(経過報告) @政治家フジノ33才「おれをこきつかえ!」活動日記 より
平成町にはこれまでも巨大なタワーマンションがたくさん建設されて小学校などの教育施設は定員いっぱいの状況があります。

また前にも取り上げていますが横須賀市の中心部の埋立地平成町ではマンションが建ちすぎて教育施設の不足が嘆かれています。平成町は最寄り駅が京急線の普通列車しか止まらない県立大学駅で駅から少し歩く距離にありますがそれでも「土地ではない」と言う状況からは程遠いみたいです。

Ya-man's






写真:前橋市弁天通の若手商店主の中心店舗Ya-man's
日本一地価の安い県庁市に集う若者たち・・・ @ぶらざーてぃのblog
訪れたのはYa-man'sと言うカフェ、ちょうど2年前に開店し、この地区へ進出する若いお店のさきがけとなった感じのお店です。
店主さんは大学卒業後東京でフリーターをやっていたのですがUターンしてお店を開いたそうです。
さすがに現在でも20代でかつフリーターとなるとお金が無い、そして自分の城だけにこだわりを持ちたいと言う事で仲間の手を借りながら自ら改装を行う事で費用削減したそうです。
ただそれだけでなくこの地域の特性として家賃が安い、住居一体型なので家賃が懸からない、曲がりなりにも県庁市の中心市街地なので車を持たない、あるいはシェアすることで所有費が抑えられると言ったメリットは貧乏ながらお店を開く為には非常にメリットが大きかったそうです。
そして安いからと言うだけでなく衰退する中心市街地に店舗を持つことで例えば新聞が注目してくれたり行政などのバックアップが得られたり、何か事を起こすのに有形・無形のメリットがあったのも大きかったとの事でした。


続いては地方都市の前橋市、自分のblogからの引用ですが、日本で一番地価の安い県庁市前橋ですが、その中心市街地で上で書いている弁天通をはじめ、すってんぺさん等ここ2〜3年2〜30代の若い世代による出店が増えていると言う現状があります。
ここも駅から10分以上かかりますし、大型店舗の撤退も相次ぐ地方の中心市街地ですが、それでも太字で書いたようなメリットからか若い人がリスクをとって進出している光景があります。

さて小金井、葉山、横須賀、前橋といろんな街を取り上げてきましたが、結論めいたことを書くならば「東京等大都市への通勤至便だけでは地域が生き残れない時代」と言うことなのでしょう。小金井のような「駅から10分以上かかるトコは土地ではない」と言われる現状はまさにそれを証明しています。一方葉山は「葉山御用邸」を軸に地域のブランド化に成功し、横須賀の平成町は「海に近く環境の良い」環境にプラス「横須賀中央と言う賑わいがまだまだ健在ななまちなかに近い」と言うメリットを提供したことが活況に理由です。そして前橋は「大幅に下落した地価」が商売をしたい若者達の参入障壁を下げ「行政等のバックアップ」が背中を押したと言えるでしょう。




写真:群馬県太田駅前に聳え立つ新田義貞像、彼は故郷の惨状をどう見るか

葉山や、横須賀の平成町や前橋は曲がりなりにも「駅から10分以上かかるトコは土地ではない」と言う状況からは脱出した地域でしょう。一方「駅から10分以上かかるトコは土地ではない」と言われる小金井のような地域の未来はどうなるのでしょうか?
前にとある講演会でこんな事を言われたことがあります。「群馬県の太田市には駅前に50万円で買えるマンションがある
我楽多クラブと言う地域を活性化させるためにがんばっている人たちを訪ねていく機会があった際にここを訪れたのですがその言葉に納得させる現状を目の当たりにしました。昼時に言ったのですが人口20万人、東武各線4方向から電車の乗り入れるターミナルなのに昼飯を食べる場所を探すのにも苦労する状況、歩道等が整備された南口は風俗店の呼び込み位しか人気がなく北口には10年以内に立った建物が見当たらない、そして問題のマンションは荒れ放題で「これじゃ50万円でも買い手がつかないだろうな」と思わずにいられませんでした。「駅から10分以上かかるトコは土地ではない」どころか「駅前でも土地ではない」と言う訳です。そして我楽多クラブの人たちと話し、太田の町を歩いて感じたのはこの地域が前橋の様に「何かをやりたい若い世代を積極的にバックアップする」気がないと言うことでした。それゆえにこの寂れたと言うか荒れ果てた光景があったことも。

太田の場合「東京等大都市への通勤至便」と言うわけではないので、小金井と比較するには無理がありますが、「駅から10分以上かかるトコは土地ではない」と言う言葉は「東京等大都市への通勤至便」と言う状況がありふれていて価値が低下している現状を言い当てているといえるでしょう。となればだんだん太田のようになって行くリスクが増大していくことも意味しています。
葉山や横須賀や前橋は結果的とはいえ「駅から10分以上かかるトコは土地ではない」と言う状況を逃れる価値を作り出しました。一方それを作り出せなかった太田は「駅前でも土地ではない」と言う惨状に陥っています。「駅から10分以上かかるトコは土地ではない」と呼ばれる小金井の今後はどうなるのでしょうか?「東京等大都市への通勤至便」と言うこと以外の価値を見出し葉山・横須賀・前橋のようになれるでしょうか?それとも太田のように「駅前でも土地ではない」と言う惨状になるのでしょうか?
東京等大都市への通勤至便」と言う以外の地域の価値を向上させる努力、人によっては「まちづくり」と言い、別の人にとっては「地域に投資を呼び込むこと」と言う努力、そして何よりも若い人がそこを選びたいと思わせる何かがそれを左右するのではないでしょうか?

相変わらずまとまりませんがこの辺で失礼します。



コメント一覧 (2)

    • 1. u657
    • 2008年02月28日 10:09
    • うーん、どうも違和感を持ってしまいます。「東京への交通至便」だけが不動産価格の決定要因でしょうか? 例えば東急と京成沿線の違いは歴然です。
      また不動産価格が低いのは市場の正常な調整機能ではないかと思いますが。
    • 2. brother-t
    • 2008年02月28日 22:56
    • >u657さん
      >例えば東急と京成沿線の違いは歴然です。
      個人的にはなんとなくですがこの辺の差が小さくなってくるのかなと感じています。1つ目の理由は高いところほど落ちる余地がある事、もう1つは高齢化(あとローンの長期化)が進む事で、バスで行ける範囲での利便性(要は電車に乗ってターミナルに出なくても片付くことがどれだけあるか)が重要になってくると考えられることでしょうか?
      >また不動産価格が低いのは市場の正常な調整機能ではないかと思いますが。
      そういわれたらそうなのですがただ1つ言えるのは形はどうあれこれまででインフラの整った住宅地が相当な数提供されてきたことは無視できない要因かなと思います。仮に建物に寿命が来ても道路・ガス・電気・水道等のインフラはそのまま使えますから、何となく中古住宅であったり、建替え物件であったりと市場の質が変わってくるのかなと感じています。

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