つれづれなるままに

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選挙概要
さて私の地元横須賀では4月23日には横須賀市議会議員選挙が行われる等統一地方選挙が行われます。当日投票できないという方も横須賀の場合だと以下で期日前投票及び不在者投票について情報がありますので参照ください。
令和5年4月23日執行横須賀市議会議員選挙のご案内
横須賀市議会議員選挙立候補者の氏名等
また横須賀市議会議員選挙の期日前投票に関しては下記で実施可能です。
4月17日〜22日実施
横須賀市選挙管理委員会(ヴェルク横須賀、京急横須賀中央駅、JR横須賀駅より横須賀中央方面バス横須賀中央バス停より徒歩)
横須賀市内各行政センター(追浜、田浦、逸見、衣笠、大津、浦賀、久里浜、北下浦、西)
横須賀モアーズシティ8階(京急横須賀中央駅、JR横須賀駅より横須賀中央方面バス横須賀中央バス停より徒歩)
期日前投票でお得なサービス「選挙割」!
また横須賀中央駅前のMORESCITY横須賀ではモアーズシティ8Fで期日前投票をし、対象ショップにて、来場者証をご提示いただくと、飲食店のお会計から「5%OFF」など、お得な「選挙割」サービスを受けられます。

横須賀市議会議員選挙立候補者一覧
青 木て つ ま さ
葉 山な お し(HPなし)
本石 あつし
渡 辺光 一
関澤としゆき
泉谷 翔
工藤昭四郎
安川健人
お お ぬ き 次 郎
川本伸
木下よしひろ
山本 けんじゅ
ひろなか信太郎
中井美和子
すぎうら きりこ
伊藤大郎
たかはし英昭
小林ゆうと
南ま さ み
菅 原え み 子(HPなし)
高井 たまき
阿知和賢
山 下じ ゅ ん ぺ い
小室たかえ
おばた さおり
髙 橋い ず み
佐々木よしもと
加藤ゆうすけ
井 口一 彦(HPなし)
伊 関こ う じ(HPなし)
加 藤ま さ み ち
池 田と く し げ
ふ じ そ の あ き
青 木秀 介(HPなし)
つ の て る ひ さ
土 田ひ ろ の ぶ
松 岡か ず ゆ き
二見英一
光山一彦
田辺昭人
小林のぶゆき
西 郷む ね の り
井 坂な お し
藤野 英明
長谷川 昇
石山みつる
堀りょういち
竹岡 力
大野 忠之
中江ともや
中 谷よ し ひ ろ(HPなし)
佐藤政則
大 川和 久

気が滅入るが横須賀にとって最も重要な問題
横須賀市人口約37万8800人、約4400人減少 1月1日時点@日経新聞2023年1月12日より
横須賀市は2023年1月1日時点の推計人口が前年同期と比べて4446人減少し、37万8814人になったと発表した。横須賀市の人口は近年、減少が続いており、減少幅は前年(4029人減)より拡大している。


さて横須賀の選挙の話と言うと気が滅入る話ではありますが、人口減少の話を避けて通れません。昨年も1%以上の人口減少との事です。ここでは人口減少の理由及びその改善策めいたものを

工場閉鎖による雇用減少だけでなく住宅街の高齢化・開発余地の少なさ〜横須賀の人口減少の原因〜
横須賀市人口約37万8800人、約4400人減少 1月1日時点@日経新聞2023年1月12日より
2000年以降は自動車など大規模工場の閉鎖が相次いで人口流出に拍車がかかり、12年には藤沢市に抜かれて県内5位になった。18年には40万人を切り、県内の市町村の中でもかなり速いスピードで人口が減っている。


要因として最も上がるのはリーマンショック前後で起こった大規模な工場が閉鎖される等、雇用の場の減少です。

Choose or Loose 横須賀市長選挙2017〜人口減少と京急〜より
[画像:yokosukasigisen2023]
表:横須賀市各行政センター管内の人口増減状況及び各地区の人口増加・減少地域(国勢調査より作成)

上は最初の表に各地区で最も人口が増えた・減った街区を追加したものです。注目したいのは青太字で書いた追浜東町、日ノ出町、池田町の3街区、この3地域では近年大型マンションの建設が行われたことにより、人口増加がなったと見て取れます。また西行政センター管内の佐島の丘はマンションではないですが、京急により大規模な住宅開発が行われた地域です。一方人口減少地域、人口が1000人以上の地域に限定すると鷹取、西逸見町、阿部倉、馬堀町、西浦賀、久里浜と古くから開発された住宅地域が多いのがわかります。言うなれば今の横須賀の状況は古い住宅地域から世代交代や高齢化で起こる人口流出を新しい住宅開発で補えないから人口減少に陥っていると言えるのではないでしょうか?


ただ横須賀の場合、軍港の街であり、戦時中に住宅開発がなされていたことで戦後早い段階で人口が増加した為、古い高齢化した住宅地が多く、かつ新しい住宅開発の余地がないというのも大きな理由と考えられます。

企業誘致と鉄道への投資で横須賀圏を拡大し雇用を増やそう
「土地がない」熊本・菊陽町、半導体バブルで悲鳴@東洋経済2023年2月6日より
TSMCが進出を決めた菊陽町は、総人口が4万3714人(2022年12月末)。昭和の時代には1万〜2万人という規模だったが、半導体関連などの企業誘致や、商業施設の整備など居住性の向上で平成、令和以降も増加し続けている。
TSMCが菊陽町に白羽の矢を立てた背景にはさまざまな要因がある。菊陽町に限らず熊本全般に言えるのだが、まずは半導体生産などに欠かせない良質な地下水が豊富にあること。それも県の地下水保全条例で事業者に涵養計画の提出、実施が義務付けられるなど管理が徹底されている。
有効求人倍率とは|2023年の最新版【全国・都道府県別】@Creat転職より
(注記)2023年3月31日時点の最新版。厚生労働省から発表された全国地域別・都道府県別の有効求人倍率一覧です。
(注記)都道府県・地域別有効求人倍率(就業地別・季節調整値)(新規学卒者を除きパートタイムを含む)
全国平均1.34(前月:1.35、前々月1.36)
東京都 1.18
神奈川県1.10
(注記)厚生労働省が発表している2023年2月分データで全国で一番有効求人倍率が高いのは福井県の1.91。全国で一番有効求人倍率が低いのは神奈川県1.10です。


まず重要なのは企業誘致を中心とした雇用の確保です。TSMCの大規模半導体製造施設の誘致に成功した熊本県菊陽町が人口増加などで注目されています。人口増加、地域活性化の正攻法はやはり企業の投資を誘致する事です。特に横須賀だけでなく熊本県の5倍の人口を抱える神奈川県は日本で最も有効求人倍率が低く、隣の東京都も求人倍率の低く、含め豊富な労働力と言う大きな武器があります。こういった話だと「大企業でなく中小企業の育成」と言う話が出てきそうですが、地元の中小企業にとっても例えば飲食店・小売店なら工場で働く人たちの需要は大きなビジネスチャンスになりますし、工場やIT企業なら新たな優良顧客が生まれることになります。言うなれば大企業の工場を誘致する事で中小企業の育成も同時に行えると言えるのではないでしょうか?

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鉄道旅客運賃の改定を申請しました〜 平均改定率 10.8% 遠距離区間は値下げ 〜@京急より
横須賀〜品川・都心は値下げ?〜速報:京急線運賃改定申請202301〜より
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詳細を見る為に上の表では時刻表を参考に泉岳寺・品川・羽田空港・京急川崎・横浜の各駅から横須賀・三浦半島の主要な駅との距離を出しました。そうすると
・泉岳寺・品川・羽田空港〜横須賀・逗子・三浦市内
・京急川崎〜横須賀市南部(堀之内以南)、三浦市内
・横浜〜三浦市内
が値下げとなる41km以上の区間となります。言うなれば品川・都心~横須賀・三浦半島は値下げすると言うのが京急の申請した運賃改定の1つの側面となります。


もう1つ考える事は横須賀から通勤可能な県内を広げ横須賀圏を拡大する事で実質的な雇用の拡大を目指す事です。今年10月行われる予定の京急運賃改定では全体として運賃は上がると言えるものの横須賀から品川・都心へは運賃値下げとなる予定です。特に品川からは総武快速線、上野東京ラインにより、千葉・さいたま・前橋・水戸・宇都宮の各駅へ直通列車が走り、横須賀から0〜1回乗換えで関東地方の全県庁所在地へアクセスが可能です。それを生かすための投資は有効な施策ではないでしょうか?

パラサイトシングルの進化により若い世代の流出を防ぐという手もあるのではないか
令和の大きな宿題その22 令和のイエはどうなるのか〜負動産、限界ニュータウンが語るもの〜より
言って見れば子育て用に購入した一戸建てに経済的事情から親世代が終の棲家として住み続けなければならないという事情が負動産、限界ニュータウンを生み出していると言う他ありません。言って見れば何千万円ものお金をかけて造った家が1代限りの耐久消費財となり、地域にとっても新しい住宅を作り続けない限り高齢化の進んだ限界ニュータウンとなり、子供世代も親世代と同じように一軒の家の為にほとんど一生資金繰りに頭を悩ませることになる訳です。〜中略〜
稼働率の低くなった家の活用方法として、「金融資産形成の為、就職してからも実家に住む」と言うのが資産形成の有力な手段としてどんどん言われるようになってきています。こういった実家暮らしの勤め人は「パラサイトシングル」「子供部屋おじさん/おばさん」等のレッテルを張られてきましたが、その裏でなってこういった手段が上手く生きるための戦略として言われているのが平成末期〜令和初期に起こった変化の様な感じがします。


そして人口増加と言うと移住者を増やすことを考えがちですが、既存の住宅に住む子供世代を住み続ける事を支援する事で人口流出を防ぐというのは考えてもよいのではないでしょうか?例えば2世帯住宅や隣の住宅を購入して住宅の規模を拡大する事で核家族でなく複数の家族が住むような形態を推進するというのは手ではないかと思います。実際住宅費の節減で子供への教育投資や老後を過ごすための資産形成と言うのが行いやすくなります。

「本当は専業主婦になりたい働く女性」20歳代が最多。主な理由は「育児」か@LIMOより
ソニー生命保険株式会社が2022年9月22日〜9月26日の間、全国の20歳〜69歳の女性1000名に行った「女性の活躍に関する意識調査2022」によると「本当は専業主婦になりたい」と思う女性は20歳代が最多でした(2022年11月1日公表)。〜中略〜
本当は専業主婦になりたいか:そう思う(計)・そう思わない(計)
20歳代:43.2%・33.3%


また社会的に好ましいかどうかは別として若い女性の専業主婦志向が高まっているという話を度々見かけます。それを考えると家族の規模拡大でその余地が増えると考えると、やりようによっては若い女性にとってメリットのありうると言えなくはないのではと感じます。そう言った面から人口減少・高齢化の原因となっている古い住宅街をその解消の為に活用するのが横須賀に求められる事ではないでしょうか?

如何でしょうか?少し斜め上の視点かもしれませんが横須賀の人口減少解消・緩和を考える事、そして今回の横須賀市議会議員選挙と言う祭りに参加するための一助になってくれれば幸いです。

タグ :
#統一地方選挙2023
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