さて本題に入る前にお知らせです。千葉の交通の民間研究者の中では知らないものはいないといわれていたとある掲示板の管理人さんがWeb政策などの業務を請け負ってくれるそうです。もし興味のある方は早い者勝ちみたいなので連絡をとってみてはどうでしょうか?
【近況報告】仕事を下さい。@Telmina 3rd
※(注記)以下出てくる横浜市都市整備局鈴木氏は局長でなく理事(横浜駅周辺等担当ですので以下理事と修正いたします。
写真:貧困改善には教育を・・・?
さて皆様久しぶりのイベント見聞録となりました。不景気と格差社会によって悲しいかな貧困と言う言葉が身近になりつつある昨今、貧困との戦いの最大の武器は教育だとばかりに・・・
看板
写真:おなじみの看板
どう考えてもタイトルを見て無理がありますね、と言う事で今年もいってまいりました。新春LRTフォーラムです。
参考:イベント見聞録:2009年6月20日横浜LRTフォーラム
走らせる会大内理事長による挨拶
走らせる会古川氏による挨拶
写真:開会挨拶
さて古川氏と大内氏による開会挨拶で幕を開けます。
古川氏からは昨年12月に行われた
・東京での人と環境に優しい交通をめざす全国大会
・横浜での連携各団体による人と環境に優しい交通をめざす集い
・中国・アメリカの2大エネルギー消費国の参加で話題になったCOP15
・23日開業の富山のセントラム
そして今年に入って浮上した松江・札幌のLRT計画、横浜では初めてアンケートでの回答と言うカタチではあれLRT推進にYESの意思表示をした市長の誕生等段々横浜とLRTに関わる環境が動き始めた流れが語られました。
一方大内氏からは様々な環境の話を枕に昨年以降ホットになっている羽田国際化に絡めて観光都市横浜へのLRT導入と言った話が出てきました。
第4回 人と環境にやさしい交通をめざす全国大会
横浜で人と環境にやさしい交通をめざす集いが開かれました@横浜にLRTを走らせる会
羽田空港再拡張・国際化に向けた横浜市の取り組み@横浜市
「セントラム」開業1ヶ月 予想超す乗客数@読売新聞
大都市と言う親分を持たない地方の小都市はLRTと言う武器をどう使っていくのだろうか〜松江市LRTに思う〜
関内を愛する会池田理事長
写真:関内を愛する会池田理事長による基調報告
さて開会の挨拶終了後は基調講演、まずは関内を愛する会の池田理事長による基調講演、関内を愛する会は25年ほど前に関内を愛する有志によって作られた団体、主な活動として春のさくらまつりや関内祭りなどのイベントを中心としたソフト的な活性化への取り組みを行っているとの事です。
ただここ5年くらいで、高齢化の進展等で活性力が落ちていたり、また市役所の移転問題などからソフト面だけでなくハード面での改善も必要なのではないかとの思いで関内・関外地区活性化推進計画検討会等行政関連のプロジェクトにも参加しているとの事。
関連
関内・関外地区活性化推進計画検討会@横浜市
関内・関外地区活性化推進計画(案)について市民の皆様のご意見を募集します@横浜市
横濱まちづくり倶楽部
関内まつり@ワルスの日記帳2
横浜市鈴木局長
写真:横浜市鈴木理事による公演
続いては横浜市の鈴木理事による私の物心ついた頃から工事中の横浜駅の大改造計画エキサイト22についての基調講演、エキサイトに関しては横浜と言う街が21世紀も選ばれる魅力ある街であり続けられるようにと言う大目標の下、目下計画中のプロジェクトでLRT等の交通関係も7つの戦略の中に位置づけられているとの事。
主な取り組み内容としては
・羽田、成田両空港や新横浜へのアクセス改善、横浜駅発着の特急列車の設定等現在の横浜駅が比較的弱い長距離の交通アクセスの改善
・駅前広場の改善による鉄道・バス・幹線道路のシームレス化
・昨年コミュニティサイクルの社会実験等で注目された自転車(自転車道等)に関してはスペースの関係で短期的には難しいものの、長期的に検討して行きたい
との事だそうです。
参考
エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)@横浜市
横浜都心部コミュニティサイクル社会実験
横浜都心部コミュニティサイクル社会実験がスタート@横浜カーフリーデー
自転車をみんなで共同利用しよう!横浜でコミュニティサイクルの試み@熟年叔父さんの独り言
横浜市大鈴木准教授
写真:横浜市大鈴木准教授による基調講演
続いては横浜市大鈴木准教授による基調講演、こちらは横浜市大をはじめとする横浜と周辺部に位置する複数の大学によるコンソーシアムで案が練られている2059年の横浜のまちづくり計画インナーハーバープロジェクトについて
まずインナーハーバー構想の位置づけについて、今の横浜のまちづくりは昨日亡くなられた横浜市の初代企画調整局長田村明氏が60年代に計画した6大都市構想(みなとみらいの開発等昭和〜平成初期の横浜の都市計画指針となった構想)が完成の域に近づきつつあり、今後の50年間を見据えた抗争として考えられているとの事です。
現状の横浜を見ると
・港の機能としては本牧大黒等のアウターハーバーに移ってきている
・横浜の課題としては今後生産年齢人口や雇用機会の減少により経済力・税収の減少が懸念される。
・しかし一方京浜工業地帯は生産機能の移転はあったものの逆に研究開発に特化し、世界的に有名な研究所が工業地帯にぽつんと立っていて世界的な研究者がコンビニ弁当をわびしく食べると言った意表をついた光景が見られる。
・羽田国際化に向け神奈川口構想に積極的な川崎や東京に比べて横浜は出遅れ間がある。
・環境モデル都市に関しては皆がプリウスに乗っても目標に到達できるわけではないのでどうするか
・その中でインナーハーバー構想は横浜駅周辺と関内都心地区をみなとみらいと言う新都心でブリッジした田村構想の延長で、高付加価値とわびしい光景が共存する京浜工業地帯とアメニティ溢れる都心をリングシティと言う形でつないでいくプロジェクト
また今後のまちづくりでは環境との共存は必須になりその中で公共交通は重要な役割を果たすとの事でした。
大学まちづくりコンソーシアム横浜/海都横浜構想2059(案)について@横浜市大
「50年後の横浜都心臨海部」構想案に市民の意見を募集@ヨコハマ経済新聞
都市ヨコハマをつくる―実践的まちづくり手法 (中公新書 678)
セントラム開業式の様子
写真:セントラム開業式の様子を伝える動画の様子
さて基調講演後は休憩と相成ったのですがここでは昨年12月に開業した富山市のLRTセントラムの開業式の模様の動画上映と解説が行われました。
中々盛況のようで羨ましい限りです。
「セントラム」開業1ヶ月 予想超す乗客数@読売新聞
パネルディスカッション
写真:パネルディスカッション
さて後半は元神奈川新聞編集委員の松本氏、都市プランナーの野口氏を交えて会場から募集した質問を中心に展開していくと言う形になりました。
Q、エキサイトにおいて自転車の活用についてはどの様に考えているか
A(鈴木理事):まず自転車道等ハード面が重要ではあるものの、道路の貧弱さに代表されるように面的には不足、長期的には自動車制限と絡めて考えて行きたい。コミュニティサイクル等ソフト面でも頑張りたい。駅の東西の自転車での連絡に関しては管理等検討課題としたい
Q、エキサイトにおいて電車ーバスの乗り換えの改善は?
A(鈴木理事):大きな駅なので距離等の課題が多い。
・まず前提問題として鉄道会社(日本最多の6社局)同士の連携が意外に難しいその中でサイン等改善を進めている
・バスターミナルは駅近くにタクシーは方面別に分散させてターミナルを整備していきたい
・また観光バスにいたってはまともなターミナルが無いので場所の確保等考えて行きたい
さて最初の2つはエキサイトに絡めた質問、対応は当然鈴木局長、立場柄中々思い切ったことはいえなさそうですがそれでも率直に語ってくれた感があります。交通関係の新プロジェクトと言うとまず利用者がつくのかが課題になりますが横浜駅の場合、ついた際裁ききれないと言う逆の問題もある事、そして何かをやる際のスペース確保や鉄道会社との調整と言う問題もあるのが大変な所であり逆に言えばやりがいではないかと感じました。
Q、横浜の観光の現状をどう位置づけていてどう改善して行きたいか?
A
池田理事長
・賑わいを取り戻せるかと言う意味で休日に人を呼び寄せるのは非常に重要、観光資源はあるのでどうアピールするのか?
・また単発のイベントだけでない展開を考えて行きたい
野口氏
・宿泊や飲酒等付加価値の高い観光を活性化するためには豊かなナイトライフをどう提案していくかがポイント、中華街でお食事だけでは寂しい
・あと滞在時間を延ばすためにどうビューポイントを増やしていくか
鈴木教授
・横浜と京都(実は名古屋もby brother-t)は統計上は同じ数の観光客がいるはずだがどう考えても違うのは明らか、まず統計の精度も上げていくことが重要。
・特に人の流れのデータは重要だが未整備。
・また横浜は地元の事業者や人が計画していない、だから地元が儲かるわけが無い、横浜の人がビジネスとして考えていく必要があるのではないか?
全体
・結局計画となると総花的になってしまう
さてこちらは実は私の出した質問、もともと横浜の観光の現状として
・みなとみらい線沿線地区の観光地としての価値はすばらしいもののそこで終始してしまい滞在時間が短く近所の客が大半となってしまう
・その為飲酒・宿泊の絡んだ付加価値の高い観光はほんの僅かで地元の波及効果が少ない
と言った感じのネタ振りをしていました・・・のですが司会の方にまぁ皆さん分かっているでしょうがとスルーされてからの回答、個人的には鈴木教授の回答に鋭さを感じました。統計の問題は基準が例えば「行政運営の有料観光施設の利用者数」みたいな数字だったりする等結構観光関係の正確な状況は掴みづらいと言うのは調べてみると感じる事で、またビジネスの面でもはとバスが遠く東京からコースに入れているなど有り余る観光資源を売り出す気概に欠けていると言われても反論しづらい状況があります。
ただ何よりも恐ろしいのは次回少し書けそうですが、何だかんだと言って今の横浜は桁外れに栄えていると言うのが何よりもの問題なのかもしれません。
横浜都心部でデパートの撤退等で最も衰退していると言われる伊勢佐木町ですら例えば前橋の様な本当に衰退した地方都市をまの当りにした目から見ると「何と繁栄した大都会だろう」、多分横浜の現状を知らない地方で頑張っている人たちに「横浜には伊勢佐木町と言う商人の頑張りで大きく賑わっている商店街があるよ」と光景を見せたら、「よし俺たちも伊勢佐木町の人たちのように頑張って賑わった商店街を作ろう」と言わせてしまえるくらいのものはあるだろうなと感じてしまうのです。少なくとも人が少ないので自転車でどうどう飛ばせる、写真を撮るのにも遮蔽物としての人間がいて注意する必要ないと言う衰退には程遠い、それは地方の衰退の状況と比較すればすばらしい事である一方本気で何かを変えようとする意欲はわきづらいだろうなとどうしても感じてしまう、そこをどうするのかが実は1番の問題なのかもしれません。
さて長くなってしまいました。と言う事で続きは次回に
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※(注記)以下出てくる横浜市都市整備局鈴木氏は局長でなく理事(横浜駅周辺等担当ですので以下理事と修正いたします。
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さて皆様久しぶりのイベント見聞録となりました。不景気と格差社会によって悲しいかな貧困と言う言葉が身近になりつつある昨今、貧困との戦いの最大の武器は教育だとばかりに・・・
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写真:おなじみの看板
どう考えてもタイトルを見て無理がありますね、と言う事で今年もいってまいりました。新春LRTフォーラムです。
参考:イベント見聞録:2009年6月20日横浜LRTフォーラム
走らせる会大内理事長による挨拶
走らせる会古川氏による挨拶
写真:開会挨拶
さて古川氏と大内氏による開会挨拶で幕を開けます。
古川氏からは昨年12月に行われた
・東京での人と環境に優しい交通をめざす全国大会
・横浜での連携各団体による人と環境に優しい交通をめざす集い
・中国・アメリカの2大エネルギー消費国の参加で話題になったCOP15
・23日開業の富山のセントラム
そして今年に入って浮上した松江・札幌のLRT計画、横浜では初めてアンケートでの回答と言うカタチではあれLRT推進にYESの意思表示をした市長の誕生等段々横浜とLRTに関わる環境が動き始めた流れが語られました。
一方大内氏からは様々な環境の話を枕に昨年以降ホットになっている羽田国際化に絡めて観光都市横浜へのLRT導入と言った話が出てきました。
第4回 人と環境にやさしい交通をめざす全国大会
横浜で人と環境にやさしい交通をめざす集いが開かれました@横浜にLRTを走らせる会
羽田空港再拡張・国際化に向けた横浜市の取り組み@横浜市
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大都市と言う親分を持たない地方の小都市はLRTと言う武器をどう使っていくのだろうか〜松江市LRTに思う〜
関内を愛する会池田理事長
写真:関内を愛する会池田理事長による基調報告
さて開会の挨拶終了後は基調講演、まずは関内を愛する会の池田理事長による基調講演、関内を愛する会は25年ほど前に関内を愛する有志によって作られた団体、主な活動として春のさくらまつりや関内祭りなどのイベントを中心としたソフト的な活性化への取り組みを行っているとの事です。
ただここ5年くらいで、高齢化の進展等で活性力が落ちていたり、また市役所の移転問題などからソフト面だけでなくハード面での改善も必要なのではないかとの思いで関内・関外地区活性化推進計画検討会等行政関連のプロジェクトにも参加しているとの事。
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関内まつり@ワルスの日記帳2
横浜市鈴木局長
写真:横浜市鈴木理事による公演
続いては横浜市の鈴木理事による私の物心ついた頃から工事中の横浜駅の大改造計画エキサイト22についての基調講演、エキサイトに関しては横浜と言う街が21世紀も選ばれる魅力ある街であり続けられるようにと言う大目標の下、目下計画中のプロジェクトでLRT等の交通関係も7つの戦略の中に位置づけられているとの事。
主な取り組み内容としては
・羽田、成田両空港や新横浜へのアクセス改善、横浜駅発着の特急列車の設定等現在の横浜駅が比較的弱い長距離の交通アクセスの改善
・駅前広場の改善による鉄道・バス・幹線道路のシームレス化
・昨年コミュニティサイクルの社会実験等で注目された自転車(自転車道等)に関してはスペースの関係で短期的には難しいものの、長期的に検討して行きたい
との事だそうです。
参考
エキサイトよこはま22(横浜駅周辺大改造計画)@横浜市
横浜都心部コミュニティサイクル社会実験
横浜都心部コミュニティサイクル社会実験がスタート@横浜カーフリーデー
自転車をみんなで共同利用しよう!横浜でコミュニティサイクルの試み@熟年叔父さんの独り言
横浜市大鈴木准教授
写真:横浜市大鈴木准教授による基調講演
続いては横浜市大鈴木准教授による基調講演、こちらは横浜市大をはじめとする横浜と周辺部に位置する複数の大学によるコンソーシアムで案が練られている2059年の横浜のまちづくり計画インナーハーバープロジェクトについて
まずインナーハーバー構想の位置づけについて、今の横浜のまちづくりは昨日亡くなられた横浜市の初代企画調整局長田村明氏が60年代に計画した6大都市構想(みなとみらいの開発等昭和〜平成初期の横浜の都市計画指針となった構想)が完成の域に近づきつつあり、今後の50年間を見据えた抗争として考えられているとの事です。
現状の横浜を見ると
・港の機能としては本牧大黒等のアウターハーバーに移ってきている
・横浜の課題としては今後生産年齢人口や雇用機会の減少により経済力・税収の減少が懸念される。
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大学まちづくりコンソーシアム横浜/海都横浜構想2059(案)について@横浜市大
「50年後の横浜都心臨海部」構想案に市民の意見を募集@ヨコハマ経済新聞
都市ヨコハマをつくる―実践的まちづくり手法 (中公新書 678)
セントラム開業式の様子
写真:セントラム開業式の様子を伝える動画の様子
さて基調講演後は休憩と相成ったのですがここでは昨年12月に開業した富山市のLRTセントラムの開業式の模様の動画上映と解説が行われました。
中々盛況のようで羨ましい限りです。
「セントラム」開業1ヶ月 予想超す乗客数@読売新聞
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さて後半は元神奈川新聞編集委員の松本氏、都市プランナーの野口氏を交えて会場から募集した質問を中心に展開していくと言う形になりました。
Q、エキサイトにおいて自転車の活用についてはどの様に考えているか
A(鈴木理事):まず自転車道等ハード面が重要ではあるものの、道路の貧弱さに代表されるように面的には不足、長期的には自動車制限と絡めて考えて行きたい。コミュニティサイクル等ソフト面でも頑張りたい。駅の東西の自転車での連絡に関しては管理等検討課題としたい
Q、エキサイトにおいて電車ーバスの乗り換えの改善は?
A(鈴木理事):大きな駅なので距離等の課題が多い。
・まず前提問題として鉄道会社(日本最多の6社局)同士の連携が意外に難しいその中でサイン等改善を進めている
・バスターミナルは駅近くにタクシーは方面別に分散させてターミナルを整備していきたい
・また観光バスにいたってはまともなターミナルが無いので場所の確保等考えて行きたい
さて最初の2つはエキサイトに絡めた質問、対応は当然鈴木局長、立場柄中々思い切ったことはいえなさそうですがそれでも率直に語ってくれた感があります。交通関係の新プロジェクトと言うとまず利用者がつくのかが課題になりますが横浜駅の場合、ついた際裁ききれないと言う逆の問題もある事、そして何かをやる際のスペース確保や鉄道会社との調整と言う問題もあるのが大変な所であり逆に言えばやりがいではないかと感じました。
Q、横浜の観光の現状をどう位置づけていてどう改善して行きたいか?
A
池田理事長
・賑わいを取り戻せるかと言う意味で休日に人を呼び寄せるのは非常に重要、観光資源はあるのでどうアピールするのか?
・また単発のイベントだけでない展開を考えて行きたい
野口氏
・宿泊や飲酒等付加価値の高い観光を活性化するためには豊かなナイトライフをどう提案していくかがポイント、中華街でお食事だけでは寂しい
・あと滞在時間を延ばすためにどうビューポイントを増やしていくか
鈴木教授
・横浜と京都(実は名古屋もby brother-t)は統計上は同じ数の観光客がいるはずだがどう考えても違うのは明らか、まず統計の精度も上げていくことが重要。
・特に人の流れのデータは重要だが未整備。
・また横浜は地元の事業者や人が計画していない、だから地元が儲かるわけが無い、横浜の人がビジネスとして考えていく必要があるのではないか?
全体
・結局計画となると総花的になってしまう
さてこちらは実は私の出した質問、もともと横浜の観光の現状として
・みなとみらい線沿線地区の観光地としての価値はすばらしいもののそこで終始してしまい滞在時間が短く近所の客が大半となってしまう
・その為飲酒・宿泊の絡んだ付加価値の高い観光はほんの僅かで地元の波及効果が少ない
と言った感じのネタ振りをしていました・・・のですが司会の方にまぁ皆さん分かっているでしょうがとスルーされてからの回答、個人的には鈴木教授の回答に鋭さを感じました。統計の問題は基準が例えば「行政運営の有料観光施設の利用者数」みたいな数字だったりする等結構観光関係の正確な状況は掴みづらいと言うのは調べてみると感じる事で、またビジネスの面でもはとバスが遠く東京からコースに入れているなど有り余る観光資源を売り出す気概に欠けていると言われても反論しづらい状況があります。
ただ何よりも恐ろしいのは次回少し書けそうですが、何だかんだと言って今の横浜は桁外れに栄えていると言うのが何よりもの問題なのかもしれません。
横浜都心部でデパートの撤退等で最も衰退していると言われる伊勢佐木町ですら例えば前橋の様な本当に衰退した地方都市をまの当りにした目から見ると「何と繁栄した大都会だろう」、多分横浜の現状を知らない地方で頑張っている人たちに「横浜には伊勢佐木町と言う商人の頑張りで大きく賑わっている商店街があるよ」と光景を見せたら、「よし俺たちも伊勢佐木町の人たちのように頑張って賑わった商店街を作ろう」と言わせてしまえるくらいのものはあるだろうなと感じてしまうのです。少なくとも人が少ないので自転車でどうどう飛ばせる、写真を撮るのにも遮蔽物としての人間がいて注意する必要ないと言う衰退には程遠い、それは地方の衰退の状況と比較すればすばらしい事である一方本気で何かを変えようとする意欲はわきづらいだろうなとどうしても感じてしまう、そこをどうするのかが実は1番の問題なのかもしれません。
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コメント一覧 (4)
まずは、冒頭でご紹介いただきありがとうございます(笑)。
Web政策といいましても政策に関わることは何一つ出来ません(笑)。
主に作り手として動くことになろうかと思われます。
ただ、公共交通の抱える問題点に関する助言はある程度は出来るかと思われますので、そちらでのご相談も承れればと思います。
本文を拝見した限りでは、あまり横浜とLRTとの接点がないように見受けられました。
何度か横浜駅を訪れる機会はあるのですが、そのたびに、私は次のキーワードが頭に浮かびます。
「サグラダ・ファミリア」。
いつ完成するのかもわからず、完成後どうなるのかも、少なくともよそ者からは想像できなかったりします。
(字数制限に引っかかるのでいったん切ります)
唯一、木更津方面行きのバスに一度だけ乗っていますが、デパートの3階あたりからの発車であり、正直わかりにくさは否めませんでした。
駅の改札を出てすぐにバス乗り場があるというのが理想的でしょうが、横浜駅ほどの規模ともなるとそれも無理。
バスターミナルそのものの多層化と、駅や主要な建物(デパートとか)とのシームレスな接続が不可欠でしょうね。
そういえば横浜観光、私はほとんどしませんね...。
みなとみらい線の場合、地下奥深くにあることが、東急沿線以外の人の足を遠のけているのは自明でしょうから、沿線への敢行客誘致としては、市バスや市営地下鉄のアピール、JR石川町駅周辺の整備も必要でしょうね。
あまり横浜に詳しくないので月並みな意見しか出せませんが...。
こちらこそご無沙汰しております。brother-tです。
>政策に関わることは何一つ出来ません(笑)。
失礼しました。相変わらず誤字脱字が・・・
とは言え公共交通の政策の方は是非とも見てみたいところです。
>横浜とLRTとの接点
これが実は横浜の都心と言うのが曲者で歩いてみると例えばみなとみらい〜各地区、根岸線をはさんだ海側・内陸側と結構移動に距離がある割に使いやすい公共交通が無かったりします。そう言った意味では有効かなと私は見ています。
>「サグラダ・ファミリア」。
どうやら更にその事態は進行しそうです(笑)。
>バスターミナルそのものの多層化と、駅や主要な建物(デパートとか)とのシームレスな接続が不可欠でしょうね。
この辺は本文で出てくる鈴木局長のプロジェクトで色々考えているようです。ただJR&京急の線路上あるいは地下と言うのが曲者なのかなと感じています。
続きます。
>沿線への敢行客誘致としては、市バスや市営地下鉄のアピール、JR石川町駅周辺の整備も必要でしょうね。
この辺は利用する鉄道路線によって温度差があるのかなと感じています。企画乗車券を見た感じだと東急>みなとみらい線のみ、京急・相鉄>バス・地下鉄みなとみらい線、JR東日本>根岸線・みなとみらい線、JR東海>バス・地下鉄と言った感じでばらばらなのが難点ですね。
あと石川町と言う意見は新鮮ですね。と言うのは京急からだと地下鉄で関内と言うルートがあるせいか、石川町が盲点になりやすいので。
>月並みな意見しか出せませんが...。
いえいえいこれからもよろしくお願いします。