2008年07月
写真:移転したYAMADA本社@前橋
ヤマダ電機「最大」の新店-「LABI1 高崎」間もなくオープン@高崎前橋経済新聞
「LABI1 高崎」の店舗面積(2万800平方メートル)は、テックランドの平均店舗面積の約6倍で、「LABI」の中でも最大の規模となる。
群馬にいた頃ご近所だったYAMADA電機の本社及び本店が高崎に移転するそうです。
個人的には特に本店の方は週末に食料品を買いに行くとき等良く行き帰りに寄り道した場所だったので印象深いです。
電器店が百貨店化してきている〜前橋本店の思い出と電器店業界の展開〜
同店の売り場は地下1階〜4階で、5階は17の飲食店が入店する「LABI takasaki dining(ラビ高崎ダイニング)」となる。4階にはライブや映画の試写会の開催が可能なイベントスペース「LABI Gate(ラビゲート)」を、2階には「LABI Garden(ラビガーデン)」を用意した。
「家電量販店にそんなに用事があるのか?」と聞かれそうですが、もともと中古を含めたCDに加え比較的規模の大きい書店フロアもあったのが大きく、個人的には確かにデジカメ等ここで買った電気製品もありましたがやはり本屋とポイントカードがあったと言うのが大きかったです。
今度出来る高崎店は飲食店やイベントスペース等も入り、私が本屋目当てで本店に通ったように電化製品以外のお客さんへのより一層のアピールがなされ、新しい顧客開拓につながっていくように感じます。これはYAMADA電機だけでなく例えば三越の跡地に出来たヨドバシカメラの横浜店ではユニクロ等も入り他のチェーンでも見られる動きです。
日本ではデパートのことを百貨店と言いますが、百貨店=コアな商品(呉服屋出身の百貨店であれば服飾類)だけでない様々な商品を売ることで相乗効果をもたらすモデルであるならばYAMADAやヨドバシ等も一種の百貨店になりつつあるかもしれません。
実際ヨドバシやYAMADAの最近の出店を見ると横浜では三越跡、大井町では丸井跡、川崎では西武跡、有楽町ではそごう跡(これはBIC)とデパートの跡地が多く、立地と言う意味でも百貨店と言うイメージを徐々に得ているような気がします。
6月に副都心線が開業して沿線の池袋・新宿・渋谷のデパートの動向が注目され、池袋では副都心線の直通先が西武池袋線と東武東上線と言う事で電車と共に西武百貨店と東武百貨店動向に注目されましたが10年後仮に池袋に新線開業となったら注目されるのは西武VS東武でなくYAMADA VS BICかもしれません。
列車追跡シリーズその4:急行運転前夜の大井町線を行くその1
列車追跡シリーズその6:副都心線開業前夜の西武池袋線を行く プロローグ:対照的なターミナル渋谷と池袋
東京は確かに儲かるが無理に群馬から人を送り込むほどではない〜何故東京ではなく群馬の高崎なのかを考察してみる〜
写真:高崎駅で忘れてはならない上信電鉄
JR高崎駅は上越線、信越本線、高崎線、八高線、両毛線、上越新幹線、長野新幹線が乗り入れ、上信電鉄が接続するターミナル駅。同社では「『LABI 1高崎』はペデストリアンデッキで高崎駅に直接つながる。高崎市やJR東日本と協力し、高崎駅東口の活性化を目指す」(同社担当者)考え。
高崎と言えば群馬県を代表するターミナル駅、実際前橋の本店の最寄り駅である前橋駅と比較すると
高崎駅:28,366人/日(上信電鉄は除く)
前橋駅:9,607人/日
共に2007年度JR乗車人員(参考:JR東日本)
と圧倒的な差があります。ガソリン価格がリッター180円と10年前の倍額になり、ロードサイドの出店を中心に成長してきたYAMADA電機にとっても無視できなくなったと言う事でしょう。
一方で新規業態であるLABI10店舗のうち6店舗がここ2年で出店し重要ポイントとなった東京都内でなくあくまで群馬県内の高崎と言うのも興味深いです。同じ群馬県で1970年前後に創業した家電量販店と言うとBICカメラが思い浮かびますが、こちらは78年に池袋に進出すると80年には本社をその池袋に移したので非常に対照的です。
なぜかなと考えているうちにこんなことを思い出しました。少し前に群馬の会社の人と飲む機会があったのですがこんな愚痴をこぼしていました。
「これから東京の取引先との商売が増えるので若手を派遣したのだが行く前から「東京勤務はヤダ!!」と言い何とか説得して送り出しても会えば「群馬に戻してください」と言い続けたので結局1年くらいたった東京での業務の切れ目で群馬に戻す羽目になった」聞くところによると手当て等の待遇も大企業並みとは言わないまでも相当なものを用意したのにも拘らずとの事でした。
また同年代の人からもこんなことを聞いたことがあります。「海外勤務はまだしも東京勤務だけは避けたいなぁ」
またこんなことも
例えば横浜では群馬から助っ人としてきていた人から喫煙室でよく聞いたのは「早く群馬に帰りたい」と言う愚痴であり,群馬に戻って群馬の職場の喫煙室では同年代の同僚からは「自分がいかに頑張って横浜など他の地区への転勤を避けてきたか」と言う自慢話を聞かされたこともあります。
基本的に私の会社は「群馬に残った」,「群馬に戻ってきた」と言う人たちの多い会社と言うのもあると思います。
ファスト風土化する日本 三浦展著 洋泉社@ぶらざーてぃのblogより
と言った感じでした。
実際YAMADA電機の判断はこう言った状況からもたらされたのではと感じます。言うなれば「東京は確かに儲かるが無理に群馬から人を送り込むほどではない」。
また少子化、人口減少で市場の縮小が続いている為海外進出を考えていると言うのも一つの要因ではないかと感じます。
その為に何故群馬が良いかと言いますと、まず大泉等(ここは高崎より前橋の法が近いが...)外国人が多い地域が多い事、また日本の場合3大都市圏を中心に大都市圏(イメージとしては地下鉄の走る規模の都市、またはその影響にある圏内)の人口が過半数を占める大都市への人口集中の進んだ地域なのですが、韓国や台湾またはシンガポール等の都市国家を除くと大都市以外の人口が圧倒的である事を考えると群馬のような地域での商売をモデルとした方が汎用性が出ると言った判断が出来るのではないかと思われます。言い換えると世界中を探して池袋のような1日の利用者が200万人を越えるターミナルは日本にしかないが、高崎のような5〜6万人と言うところなら世界中にいくらでもあるし、かつその合計は200万人クラスのターミナルより多いと言う判断でしょう。
そう言った意味でYAMADA電機の判断が今後どういった展開を示していくのか注目したいところです。
写真:海岸沿いの道路を観音崎へ向けて走るバス
7月5日(土)
よこすか京急沿線ウォーク【第2回】 観音崎と浦賀を歩く「七夕ウォーク」
集合場所:京急線馬堀海岸駅
集合時間:9:00〜11:00
ルート
●くろまるフリーウォークコース(約13km・3時間)
コース:馬堀海岸駅〜走水水源地〜観音崎公園〜東叶神社ゴール(〜浦賀駅)
●くろまるガイド付きコース(約7km・3時間)
コース:馬堀海岸駅〜自然教育園〜観音崎公園〜観音崎バス停
●くろまる親子で行く「観音崎自然観察ウォーク」(約7km・3時間)
コース:馬堀海岸駅〜自然教育園〜観音崎公園〜たたら浜
参考:よこすか京急沿線ウォーク 花しょうぶ満開のしょうぶ園ウォーク@Happy-Walk
ジェリービーンズ 七夕 コンサート
場所:三溪園(根岸駅より市バス58・99・101系統 本牧バス停下車)
時間:13:00-16:00
出演バンド
I-RabBits
Capock
LiLi
CHURU-CHUW
コメント:横浜の音楽どころ本牧の七夕ライブイベント、旬の横浜の音楽シーンを感じてください。
7月6日(日)
0468スタイルvol.25
場所:横須賀市文化会館(京急線横須賀中央駅下車徒歩)
時間:開場18:30、開演19:00
チケット:1500円(高校生500円)
出演:チキンジョージ/人間チョップ/梶田ガクシ/ボーノ/大和衛/ミスマッチグルメ/ヨージ/ジャガーズ他
参考
「0468スタイル vol.25」@アンズ☆ブログ
0468スタイル!@三浦半島へ行こう
7月7日(月)
日本大通りキャンドルナイト 2008 夏
場所:日本大通(みなとみらい線日本大通駅、横浜市営地下鉄・JR関内駅下車)
時間:20:00〜22:00
内容:会場にお越しになれない方も、ご自宅でキャンドルを灯臥過乗」な明りがあふれた日常の中から抜け出して、キャンドルの明りだけで自分好みのスローライフを、楽しんでみてはいかがでしょうか。ゆつたりとした時間の中で色反な事を考える、いいきつかけになるかもしれません。
参考:日本大通りキャンドルナイトで廃油を使った手作りロウソクづくり@ヨコハマ経済新聞
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