2007年08月15日

40度のセレモニー

今日は、男サマタの実家へ行って来た。
義母の初盆となるので、私の母と3人で出発した。

道は所々で少し渋滞に遭ったが、予想していたよりは遥かにスムーズだった。
実家へ着く前に、昼食をとるため、レストランへ。
車から降りた瞬間、、暑い。息が苦しい。なんだこりゃ?という、感じだった。

昼食は、私と男サマタはスパゲッティを注文。母は、豚肉を天ぷらの様に揚げたものに、大根おろしを載せたものを食べていた。どれも、すごく量が多かったので、食べ残したら、母に「もっと食べなさい」と言われた。久しぶりに会っても、母はいつも同じ事を私に言うのが、なんだかおかしかった。
食事を終えて、トイレに行った。
何故か母が付いてきた。
そして、一緒にトイレに入り、用を足し終えた後、母に叱られた。
「サマタさんは、もの静かで、いいねぇ。だけど、お前、調子に乗ってワガママばっかり言うんじゃないよ。大体、お前、お旦那に向かって、なんていう口のきき方をするの?普通の男の人だったら、それこそ出て行けと言うよ。」うんぬん、、、。

そして、男サマタの実家へ到着。
男サマタの父と妹さんと、その娘、息子が来ていてとても賑やかだった。
線香を上げて、お義母さんに、手を合わせた。
「こんな嫁ですが、どうぞこれからもよろしくお願いします。」
と伝えた。お義母さんにしてみれば
「全く、しおらしい事言ってるけど、、、同じセリフを何度聞いたと思ってるの?」
と突っ込んでいる事だろう。

30分ほどして、とんぼ帰り。
帰りもすごく暑かった。
途中、高坂PAで休憩した。かき氷を売ってる出店があったので、母にせがんだら、呆れた顔をしてこう言った。
「お前、子供の頃は、そんなに甘ったれじゃなかったのにねぇ。変な子」と。

帰りの車の中、私はふと思った。

私には、お母ちゃんがいる。
そして、生きていて元気である。

男サマタにもお母さんがいる。
でも、死んでしまった。
男サマタは、もうお酒をいくら呑んでも叱ってくれる人がいないんだね。
私はちょっと男サマタに悪い気もした。
私が、母に甘えて叱られてるのをどんな気持ちで観ていたのだろう?

だけど、そんな繊細かつ、複雑な私の心境をよそに、母を駅に送り届けた後で、
男サマタが一言、。

「いやぁ、俺が言いたい事を、全部、お前のお袋さんが言ってくれたよ。」

あっ、そうですか、、。心配ご無用でしたわね。

♪もんち
posted by もんち&男サマタ at 19:30| 東京 ☀| Comment(3) | 日記 | 更新情報をチェックする

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