2008年05月03日
滝行(その2)
それから、滝行をする場所のお掃除に取り掛かった。
神聖な場所なので、自分達の身体も塩でお清めをしてから行う。素足で、例の白い服を着て、デッキブラシやほうきを持ってやる。寒いし、冷たいし、しかも、どういうルールなのか上手く飲み込めず、アタフタしてなんの役にも立てなかったのが心苦しい。それから、お堂の周りにある、先代碑にろうそくを灯し、お堂に入って、さっきの「南無大聖不動明王(なむだいしょうふどうみょうおう)」を唱えた。
で、いよいよ滝行である。
私は、Sさんの次にやったから、Sさんが滝に打たれてる姿を間近でみて、とても心強かった。小学校の頃のインフルエンザの注射を待っている時の様な気持で、
自分の前の友達の様子を必死で見る様な、、それを思うと彼女は私より先にやったのだから、とても勇気があるなぁ〜と思った。まぁ、なんだかんだ言って、彼女は子供を3人も生んでいる。そして芸人の妻である。怯えながらも、一生懸命、南無大聖不動明王(なむだいしょうふどうみょうおう)を唱える姿はとっても可愛らしくて、不思議な強さを感じた。
自分の番になり、いざ出陣となったのだが、
冷たいし、水の中が岩なので歩きづらいし、なんだかとても怖かった。
行くと、指導者の方が側にいてくれて、私を励ます様に言葉を唱えてくれる。
そして、それに応える様に「南無大聖不動明王(なむだいしょうふどうみょうおう)」を唱え返す。、、唱えると言うよりは叫ぶ感じ。
最初は、声も小さかったけれど、不動明王が降りてきたのだろうか?
ある時を境に、声音が変わった。あんな声を出したのは、久しぶりだった。
入ってる時間はあっという間だった。
終わったら、お堂の前を水で清めて、今度は割とあっさり着替え、、という段取りになった。
なんだか、とっても清々しい気持になったし、心や身体が軽くなった。
gyougo.JPG
着替えを終えて、皆で談笑。
ここは、受付にある、みんなが憩う場で、行を終えた人達が自然と集まり、
コミュニケーションをとる場である。
私たち4人はここで、今日の事をオシャベリしていた。
すると、先程のステキさんも行を終えて現れた。
彼女は、皆にきさくに話しかけ、そしてその場にいる人にお茶を薦めていた。
その受付で雇われているわけでもない、私たちと同じ様にお金を払って行をしに来ている人なのに、なんと素晴らしい人なのだろう。
お茶がとっても美味しかったのは言うまでもないが、
その後、ステキさんが受付の人から、皆にあげるようにと、お供え物の残りを皆に配っていた。とても、縁起がいいらしい。
私も、そのおこぼれに預かった。
それが、皆が手にしている、大きな、、、何だろう?柑橘類だな。
とっても、良い香りで、さわやかな気持になれた。
続く。
神聖な場所なので、自分達の身体も塩でお清めをしてから行う。素足で、例の白い服を着て、デッキブラシやほうきを持ってやる。寒いし、冷たいし、しかも、どういうルールなのか上手く飲み込めず、アタフタしてなんの役にも立てなかったのが心苦しい。それから、お堂の周りにある、先代碑にろうそくを灯し、お堂に入って、さっきの「南無大聖不動明王(なむだいしょうふどうみょうおう)」を唱えた。
で、いよいよ滝行である。
私は、Sさんの次にやったから、Sさんが滝に打たれてる姿を間近でみて、とても心強かった。小学校の頃のインフルエンザの注射を待っている時の様な気持で、
自分の前の友達の様子を必死で見る様な、、それを思うと彼女は私より先にやったのだから、とても勇気があるなぁ〜と思った。まぁ、なんだかんだ言って、彼女は子供を3人も生んでいる。そして芸人の妻である。怯えながらも、一生懸命、南無大聖不動明王(なむだいしょうふどうみょうおう)を唱える姿はとっても可愛らしくて、不思議な強さを感じた。
自分の番になり、いざ出陣となったのだが、
冷たいし、水の中が岩なので歩きづらいし、なんだかとても怖かった。
行くと、指導者の方が側にいてくれて、私を励ます様に言葉を唱えてくれる。
そして、それに応える様に「南無大聖不動明王(なむだいしょうふどうみょうおう)」を唱え返す。、、唱えると言うよりは叫ぶ感じ。
最初は、声も小さかったけれど、不動明王が降りてきたのだろうか?
ある時を境に、声音が変わった。あんな声を出したのは、久しぶりだった。
入ってる時間はあっという間だった。
終わったら、お堂の前を水で清めて、今度は割とあっさり着替え、、という段取りになった。
なんだか、とっても清々しい気持になったし、心や身体が軽くなった。
gyougo.JPG
着替えを終えて、皆で談笑。
ここは、受付にある、みんなが憩う場で、行を終えた人達が自然と集まり、
コミュニケーションをとる場である。
私たち4人はここで、今日の事をオシャベリしていた。
すると、先程のステキさんも行を終えて現れた。
彼女は、皆にきさくに話しかけ、そしてその場にいる人にお茶を薦めていた。
その受付で雇われているわけでもない、私たちと同じ様にお金を払って行をしに来ている人なのに、なんと素晴らしい人なのだろう。
お茶がとっても美味しかったのは言うまでもないが、
その後、ステキさんが受付の人から、皆にあげるようにと、お供え物の残りを皆に配っていた。とても、縁起がいいらしい。
私も、そのおこぼれに預かった。
それが、皆が手にしている、大きな、、、何だろう?柑橘類だな。
とっても、良い香りで、さわやかな気持になれた。
続く。
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