ネコとメダカ: もんちの観察日記

2021年10月14日

ネコとメダカ

「猫が飼いたい!」ともんちは言う。
しかし、別の日には「犬を飼おうよ!」とも言う。
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SNSを見れば猫や犬の写真やら動画が多いからねぇ、
どっちでもいいのだろう。
俺も猫や犬は好きだし、飼おうかなと思うこともある。
しかし俺の答えは「オメェ世話出来んのかよ!」
猫だろうが犬だろうが、俺が世話する事になるのは目に見えている。
去年もんちが貰ってきたメダカも、世話をしてるのは俺だし、、、

待てよ、飼わなくとも手なずけるか、、、猫だな。
たまに近所の飼い猫(たぶん)を何匹か庭で見かけるし、
慣れてくれたら撫でさせてくれるかもしれない。
その為には水だな、いつでも水を飲める様にしておけば、
もっと猫たちが庭に寄って来るに違いない。
そうだ!火鉢があった。
これに水を入れて玄関前にでも置いとけば猫ちゃんがワラワラだぜ。

善は急げと水を入れて外に置き、翌朝見たら、、、水が抜けていた。
そうだった、この火鉢はヒビが入っていたのだった。
思い出したぞ、このヒビを直して水が漏れない様にして、
メダカが飼いたいと言っていたジャイ子にあげる予定だったのだ。
なので、ボンドを買ってきて水漏れを直し、
メダカを5匹買って来て、水を入れた火鉢に放した。
メダカは楊貴妃という種類。

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そう言えばメダカって値上がりしてるのね、
これも巣篭もり需要なのかね。
楊貴妃は5匹で800円だったけど、
去年はもう少し安かった気がする。

で、猫たちはと言うと、来てる来てる。
玄関を開けると飛んで逃げる姿を何度か目撃。
まぁ、いきなり玄関をガラっと開けたら逃げるわな、
もっと静かに、音がしない様にそっと開ければ、
ネコとの遭遇もかなうに違いない。
そう思って静かに玄関を開ける日々を続けていたある日の朝、
火鉢の水を飲んでいる猫が居た。

近い、、、こいつ俺の気配を感じないのか?
一心不乱に火鉢を覗き込んでいる。
「おはよう」
声を掛けてみた。
ビクっと振り向く猫、
目が合ったが逃げずに固まっている。
「驚かしてごめんな」
もう一度声を掛けた。
そして、一呼吸おいて俺がしゃがもうとしたら、
ダダっと逃げて行ってしまった。

惜しい、、、徐々に顔馴染みになればいいや、
と火鉢を覗き込んだら、
楊貴妃の1匹が浮かんでいた。
火鉢の中をよく見たら泳いでいるのは3匹。
、、、やられた。

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