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2018年01月02日

アルバム『guardare fisso』曲解説その6「ありがとう」

ありがとうという言葉にはパワーがある。
感謝の言葉として使われているが、本来の意味は有り難い。
有り難いの反対語は当たり前。
「当たり前に思っていた事が掛け替えのない事だと気付いた」
と平凡という宝物の歌詞にあるけど、
当たり前の事の有り難さに人はなかなか気付かない、
しかし気付いた時に全ての存在は肯定される、
ありがとうという言葉は肯定のパワーを持っているのね。
そして気付く為に重要なものの1つが、
まなざし(guardare fisso)なのではなかろうか。



「ありがとう」は進化論以前に作った曲。
歌詞はもんちが加筆、修正して二人時代にも何度か演奏している。
マイナーコードの無い曲は他にもあるが、
この曲ではテンションコードというか7thコードさえも全く使ってない。
構成は中間部でリズムが変わってまた戻るのだが、
ここを音源ではどうしようか?と考えていた。
ライブで演奏しているパターンよりも音源では変化が欲しいと思っていたら、
ドラムの録音時にディックヨネはハイハットのみで中間部を叩き出した、
なるほどね .。:*+。.: *:・+:.'゚
その後パーカッション類等を重ねて完成。
上記の動画はその中間部です。

歌詞は「泣かない事が強さだと、、、」と、
よく有りそうなフレーズで始まっているが、
よく有る言葉が有り難いんだよ(笑)

ライブでやる時にセットリストで悩むのがこの曲でもある。
どうも曲調が違い過ぎる気がして、、、
このアルバムでも当初は最後に持ってくる予定だった、
「歳月」という曲を作るまでは。

男サマタ
posted by もんち&男サマタ at 12:15| 東京 ☀| Comment(0) | 録音日誌、音源関係 | 更新情報をチェックする
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