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2012年07月29日

白いカーテン

『白いカーテン』

白いカーテンを引きちぎって
レールから弾けとぶクリップ
些細なことにスイッチオン
顔色も変えず 窓からテレビが落ちてく

映画のワンシーン フラッシュバックして
スクリーンを観てる 自分を見つけた気がして
不満で

たった一言が言い出せなくて
うつむいたまま時は過ぎてゆく
のみ込んでしまった言葉の変わりに
酔ったフリをしてトイレに掛け込んだ

映画のワンシーンフラッシュバックして
スクリーンを観てる 自分が泣いてた気がして
不安で

本当はわかっているけれど
本当は気付いているんでしょう

出会いもなく別れもない
筋書きの狂っている物語が 目の前にある
すれ違う人の 群れで流されて行く
振り向かない 背中越しに 小さく手を振った

笑い声も涙声も 同じセリフを繰り返しているだけ
ただ、終わらない 終われない 終わらない 終われない
・・・心につかえて

帰りたいのに 戻れなくて
許されたとしても うまく笑えない
会いたいけれども 怖くてたまらない
背中を押されて やっと 一歩踏み出した

映画の中の無口な主人公
自分を重ねてドアを開けた気がして
夢でも 構わない
夢でも 構わない

白いカーテンを 引きちぎった


by 進化論

3rdアルバム『本当と噓』トラック7
posted by もんち&男サマタ at 12:18| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌詞 | 更新情報をチェックする
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