2011年07月05日
節電
もうじき出す予定の音源、ほぼ出来上がっているのだが、
試しにもんちに聴かせたところ、いくつか駄目だし。
、、この野郎、人の苦労も知らないで、、、
と思ったが、もっともでもあるなぁ、、
と微修正する事に。
編集ソフトを立ち上げ、あれこれやっていると
何かおかしい、微妙な誤動作を繰り返す。
これは、もしかして熱暴走か、、、
PCのそばの温度計は35°C位を表示している。
昼間、編集作業する時はエアコン入れなきゃだめか、
あるいは夜涼しくなってからやるか、で中断。
需要が逼迫してない時に無理に節電しなくてもなぁ、
発表されてる電力の供給と需要のバランスは胡散臭いし、
中越地震で柏崎の原発が全て止まったのも夏だったけど、
あの時は今みたいに節電云々と騒がなかったよなぁ、、、
とか考えるけど、やっぱり節電を意識してしまう、
、、、俺も人の子だ。
あるライブハウスの人が言ってたけど、
「節電モードでチャリティーライブをやるので、
店をタダで提供しろ、だの、安く貸せ、、、」
という話が来て困っちゃうと。
それで生活している人の事が考えられないみたい、
先ず、お前の頭を復興させろ、だな。
等とブツブツ言いながらネットをみていたら、
ネクストサンデーのPA、沢田さんが
「ライブハウスでの節電について」
と題して書いていた。
転載、歓迎とあったので長いけど全文載せときます。
(文章はそのままですが改行は加えてあります)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
『ライヴハウスでの節電について』
大震災のあと、「節電ライヴ」をするアーティストさんや
企画屋さんに何人か出会いました。
確かに、
適切な形でライヴハウスの設備の電源を切ることが出来れば、
それなりの節電になると思います。
しかし、現場で見ていて、彼らの気持ちが
空回りしてしまう可能性もあるな、とも思っていました。
そのあたりの事について詳しい解説を書こうと思ったのですが、
実際には、ライヴハウスごとに異なる諸々の事情があるので、
包括的な解説を書くことは難しいと感じました。
おおむねキャパ100人程度のハコの話に限り、
ここではポイントになりそうな点を箇条書きにしておきます。
また、PAシステム(音響設備)に関することに限ってあります。
ここに書かれたことがすべてではなく、
また、例外も沢山あると思いますが、
御参考にしていただければ幸いです。
参考意見、御質問、転載等、歓迎いたします。
—————————————————————
* PAから音が出ていなくても、
PAシステムの電源を切っていなければ節電にはならない。
基本的なことですが、「生音で演奏する」ことと
「PAシステムの電源を切る」ことは別のことです。
言い換えると、生音で演奏することの目的が「節電」であること、
つまり、演奏中はPAシステムの電源を切ってほしい
ということを、PAの担当者に伝える必要性があります。
そして、「PAシステムの電源を切る」事が、
単純ではない場合もあります。
この事は、以下に詳しく書きます。
—————————————————————
* 楽器はすべて生音でボーカルのみPAを使う、
というような場合、あまり節電にはならない。
PAから出る音がバンド全体の音であっても、
ボーカルのみであっても、
使用するPAシステムはほとんど変わりません。
例えば、キャパ100人程度のハコで
グランド・ピアノの弾き語りを行う場合、
多少小さめではあってもピアノの音は問題ない範囲で
客席全体に聞こえると思います。
しかし、ボーカルはピアノに負けて
聞き取りづらくなることが多いと思います。
ここで、ボーカルを聞かせるためにPAを使用した場合
、PAシステムの電源はほとんど通常と同じ状態で
オンされてしまう、と言うことを覚えておいて下さい。
「節電」を優先するのであれば、
生のボーカルの音量に合わせて、
ピアノのフタを完全に閉める、
あるいは弱音ペダルを使う、
という手もあります。
もちろん音質は変わりますが、
音量バランスはとれる可能性があります。
演奏中に空調も切ることが出来れば、
雑音もなくなり、一石二鳥です。
—————————————————————
* 出演者が何組かいるとき、
それぞれのステージごとにPAシステムの電源をオンしたり、
オフしたりするのは手間のかかる場合がある。
PAシステムは多数の機材で構成されています。
ミキサー卓、イコライザー、チャンネル・ディバイダー、
アンプ、エフェクターなどです。
それらの機材の総数は(キャパ100人程度のハコで)
10〜30くらいはあるのが普通だと思います。
ACディストリビューターのスイッチで
一括オン・オフしているハコもあるかと思いますが、
一つ一つの機材のスイッチをオン・オフしているところもあります。
そして、ほとんどの場合、これらの機材の電源スイッチは
オン・オフする順序を厳密に決められています。
また、諸々の事情により、
アンプはミキサー卓の近くにはなく、
ステージ側にあることが多いです。
場合によっては別室にある場合もあります。
都内のあるライヴハウスでは、
ステージ裏控え室用通路の天井近くに置かれていました。
つまり、
これらの機材の電源を決められた順序に従ってオン・オフする時、
場合によっては、PAエンジニアはあちこちに移動しなければならなくなるのです。
したがって、そのような作業が、
PAエンジニアにとって過剰な負担にならないかどうか、
確認しておく必要性があります。
余談ですが、少しマニアックな事を言えば、
電源投入後10〜20分程度、機材が暖まってくるまでの時間は
少しだけクセのある音質になることがあります。
神経質な人でなければ気にならない範囲であるとは思いますが、念のため。
—————————————————————
* 客入れ、客出しなどのBGMを、PAシステムを使わずに、
使用電力量の少ないミニコンポ、
CDラジカセなどを代用して流す事が出来る。
店によっては、ライヴ用のPAシステムとは別に、
ミニコンポやラジカセなどを常備している場合があります。
ただし、前項と同じ理由によって、
セッティング(転換)中のみ
PAシステムの電源を切る事は、難しい場合もあります。
—————————————————————
総じて言えることは、ライヴハウス側のスタッフと
よく話し合っておく必要性があるということです。
心あるスタッフさんであれば、既に出来る限りの心遣いをされているはずです。
ライヴは共同作業であるということを御理解いただければ幸いです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
、、、成る程ね
男サマタ
試しにもんちに聴かせたところ、いくつか駄目だし。
、、この野郎、人の苦労も知らないで、、、
と思ったが、もっともでもあるなぁ、、
と微修正する事に。
編集ソフトを立ち上げ、あれこれやっていると
何かおかしい、微妙な誤動作を繰り返す。
これは、もしかして熱暴走か、、、
PCのそばの温度計は35°C位を表示している。
昼間、編集作業する時はエアコン入れなきゃだめか、
あるいは夜涼しくなってからやるか、で中断。
需要が逼迫してない時に無理に節電しなくてもなぁ、
発表されてる電力の供給と需要のバランスは胡散臭いし、
中越地震で柏崎の原発が全て止まったのも夏だったけど、
あの時は今みたいに節電云々と騒がなかったよなぁ、、、
とか考えるけど、やっぱり節電を意識してしまう、
、、、俺も人の子だ。
あるライブハウスの人が言ってたけど、
「節電モードでチャリティーライブをやるので、
店をタダで提供しろ、だの、安く貸せ、、、」
という話が来て困っちゃうと。
それで生活している人の事が考えられないみたい、
先ず、お前の頭を復興させろ、だな。
等とブツブツ言いながらネットをみていたら、
ネクストサンデーのPA、沢田さんが
「ライブハウスでの節電について」
と題して書いていた。
転載、歓迎とあったので長いけど全文載せときます。
(文章はそのままですが改行は加えてあります)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
『ライヴハウスでの節電について』
大震災のあと、「節電ライヴ」をするアーティストさんや
企画屋さんに何人か出会いました。
確かに、
適切な形でライヴハウスの設備の電源を切ることが出来れば、
それなりの節電になると思います。
しかし、現場で見ていて、彼らの気持ちが
空回りしてしまう可能性もあるな、とも思っていました。
そのあたりの事について詳しい解説を書こうと思ったのですが、
実際には、ライヴハウスごとに異なる諸々の事情があるので、
包括的な解説を書くことは難しいと感じました。
おおむねキャパ100人程度のハコの話に限り、
ここではポイントになりそうな点を箇条書きにしておきます。
また、PAシステム(音響設備)に関することに限ってあります。
ここに書かれたことがすべてではなく、
また、例外も沢山あると思いますが、
御参考にしていただければ幸いです。
参考意見、御質問、転載等、歓迎いたします。
—————————————————————
* PAから音が出ていなくても、
PAシステムの電源を切っていなければ節電にはならない。
基本的なことですが、「生音で演奏する」ことと
「PAシステムの電源を切る」ことは別のことです。
言い換えると、生音で演奏することの目的が「節電」であること、
つまり、演奏中はPAシステムの電源を切ってほしい
ということを、PAの担当者に伝える必要性があります。
そして、「PAシステムの電源を切る」事が、
単純ではない場合もあります。
この事は、以下に詳しく書きます。
—————————————————————
* 楽器はすべて生音でボーカルのみPAを使う、
というような場合、あまり節電にはならない。
PAから出る音がバンド全体の音であっても、
ボーカルのみであっても、
使用するPAシステムはほとんど変わりません。
例えば、キャパ100人程度のハコで
グランド・ピアノの弾き語りを行う場合、
多少小さめではあってもピアノの音は問題ない範囲で
客席全体に聞こえると思います。
しかし、ボーカルはピアノに負けて
聞き取りづらくなることが多いと思います。
ここで、ボーカルを聞かせるためにPAを使用した場合
、PAシステムの電源はほとんど通常と同じ状態で
オンされてしまう、と言うことを覚えておいて下さい。
「節電」を優先するのであれば、
生のボーカルの音量に合わせて、
ピアノのフタを完全に閉める、
あるいは弱音ペダルを使う、
という手もあります。
もちろん音質は変わりますが、
音量バランスはとれる可能性があります。
演奏中に空調も切ることが出来れば、
雑音もなくなり、一石二鳥です。
—————————————————————
* 出演者が何組かいるとき、
それぞれのステージごとにPAシステムの電源をオンしたり、
オフしたりするのは手間のかかる場合がある。
PAシステムは多数の機材で構成されています。
ミキサー卓、イコライザー、チャンネル・ディバイダー、
アンプ、エフェクターなどです。
それらの機材の総数は(キャパ100人程度のハコで)
10〜30くらいはあるのが普通だと思います。
ACディストリビューターのスイッチで
一括オン・オフしているハコもあるかと思いますが、
一つ一つの機材のスイッチをオン・オフしているところもあります。
そして、ほとんどの場合、これらの機材の電源スイッチは
オン・オフする順序を厳密に決められています。
また、諸々の事情により、
アンプはミキサー卓の近くにはなく、
ステージ側にあることが多いです。
場合によっては別室にある場合もあります。
都内のあるライヴハウスでは、
ステージ裏控え室用通路の天井近くに置かれていました。
つまり、
これらの機材の電源を決められた順序に従ってオン・オフする時、
場合によっては、PAエンジニアはあちこちに移動しなければならなくなるのです。
したがって、そのような作業が、
PAエンジニアにとって過剰な負担にならないかどうか、
確認しておく必要性があります。
余談ですが、少しマニアックな事を言えば、
電源投入後10〜20分程度、機材が暖まってくるまでの時間は
少しだけクセのある音質になることがあります。
神経質な人でなければ気にならない範囲であるとは思いますが、念のため。
—————————————————————
* 客入れ、客出しなどのBGMを、PAシステムを使わずに、
使用電力量の少ないミニコンポ、
CDラジカセなどを代用して流す事が出来る。
店によっては、ライヴ用のPAシステムとは別に、
ミニコンポやラジカセなどを常備している場合があります。
ただし、前項と同じ理由によって、
セッティング(転換)中のみ
PAシステムの電源を切る事は、難しい場合もあります。
—————————————————————
総じて言えることは、ライヴハウス側のスタッフと
よく話し合っておく必要性があるということです。
心あるスタッフさんであれば、既に出来る限りの心遣いをされているはずです。
ライヴは共同作業であるということを御理解いただければ幸いです。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
、、、成る程ね
男サマタ
【関連する記事】
この記事へのトラックバック
せめて自分は信じてもらえる人間になろうとあらためて思いました。
節電には...
協力できないなー、強制的に止めてくれって感じだなぁ。
だって関係者してる人達を信用してないからさ。
政治家って架空の人物みたい、よくわかんないけど。