2010年06月
専門用語。これを専門職以外の人が使うと恥ずかしい場合が多々ある。
マスコミ業界でもないのに業界用語を使うと気持ち悪い。「テッペン」とか「ケツカッチン」とか「バラシ」とか。
極道でもないのに極道言葉を使うとなんだかいきがってる様に思える。「チャカ」とか「サンシタ」とか「若い衆」とか。
刑事でもないのにデカ言葉を使うのはドラマの観すぎ。「ホシ」といか「アゲる」とか「ゲロった」とか。
芸人でもないのに芸人用語を駆使してるのはそれこそサムイ。「テンドン」とか「F1層」とか「ヒラバ」とか。
ミュージシャンでもないのにミュージシャン用語を駆使してなんとなく訳知り顔っぽくしてるのはこっぱずかしい。「グルーヴ」とか「ユニゾン」とか「ジャムる」とか。
でもこういった言葉、もはや公用語といってもいいくらい浸透してるものはついつい使ってしまう。
普通に「ケツがある」とか「ノリツッコミ」とか「パクられる」とか「シャブ」とか使うし、違うジャンルにも転用できるような汎用性が高いような「スベる」とか「バミる」とか「テンパる」とか、これは麻雀用語か、まあとにかくそういった言葉は普通に生活していて使うもんだ。
時々だが、自分の半径5メートル位に通用すればいいというつもりでテクニカルタームを作ることがある。
「Enogh」(イナフ)という語感的に日本語っぽい英単語が好きでよく使っていた。「イナフィング」という文法的にあり得ない活用形まで駆使して使っていた。意味は「もう十分」とか。〜ingがつく場合は満杯になりつつあるとか、うんざりしつつあるとか。
「カウパる」というのも使っていたな。まさしく「先走る」という意味で、「カウパリング」という活用形の場合「ハシッてる」とかそういう意味。
俺の場合歌も演奏も無意識にやったら3ティック(ティックとは、音の長さや、曲中での音符を示す最小単位のこと)ほど早くなるので「カウパリングミュージシャン」と言えよう。
「ぶっすん」という言葉を使っ......止めよう。
専門性が高ければ高い言葉ほど、それを使うとそのジャンルに精通している風に聞こえるのでつい見栄を張って使ってしまうことがあるのだけれど、その分大して意味を知らずに使ってしまっているのがバレた時は実に恥ずかしいもんだ。
音楽雑誌なんかで楽器に触ったこともなければバンドもやったことがないような一介のライターなんかが「真のグルーヴを体験したことがある者のみが共有できる快感」とかみたいなことを書いてると、何百回ライブをやっても何千時間演奏をしてもいまだにグルーヴの正体が今ひとつ掴めないで悩んでいるようなワタシにとっては、思わず鼻白んでしまう。まあ人それぞれに正解があるわけだから深くは追求しないが。
それにしても「グルーヴ」という言葉くらい使う人の才能や人徳によってそれこそグルーヴレスな言葉になったり死ぬほど説得力があったする言葉も中々無いよなぁ。
テクニカルタームというのはその人がどれだけそれを違和感無く自然に使えるかによって、その分野に精通しているか否かを分からせてくれるリトマス紙みたいなものだと思う。
身の丈にあってないような使い方をしていると、なんとなくフンと匂ってくる。諸刃の刃だな。
その辺の危うさを笑いに変えたようなダウンタウンのコントがある。
日本の匠を訪ねて
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/kWiDZQAdoa4&feature=youtube_gdata]
このコントが死ぬほど好きで、こういうありもしない専門用語をさも当たり前のように駆使して異様な空気を生み出してそれを笑うみたいなテイストは松っちゃんの得意分野で、同質のコントも多くあるし、「ガキ」のトークでもよくやっていた。ゲイシャガールズのCDにはいっていた「ステップナー」というやつは聴いてると思わずニヤニヤしてしまう。
ステップナー
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/TNKsEW7jDrk&feature=youtube_gdata]
この「ステップナー」とか「日本の匠を訪ねて」の場合浜ちゃんがツッコミとして機能しているが、ツッコミなしでズンズン突き進むテクニカルタームコントがあってそれがまた異様に笑える。
実業団選手権大会
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/97qpsMd7m7U&feature=youtube_gdata]
この何の実業団か分からない選手権の、ありもしない競技の、意味不明な採点方法や技の数々が存在している架空の世界の面白み。脳の変な部分が刺激される。
これって例えば、初めて言った仕事先で、全然理解できないテクニカルタームが飛び交う中に入った時に味わう疎外感、みたいなものから発想されたもんではないかと思う。で、「お前らそうやって得意げに専門用語を駆使しているけどちゃんと意味分かって使ってるんか?」みたいな黒い心が生み出したコントだと勝手に想像してるんだが。
まあなんにせよテクニカルタームというのは良くも悪くも人間の面白みを映し出す、使いようによっては武器にも恥にもなる香ばしいブツだ。
マスコミ業界でもないのに業界用語を使うと気持ち悪い。「テッペン」とか「ケツカッチン」とか「バラシ」とか。
極道でもないのに極道言葉を使うとなんだかいきがってる様に思える。「チャカ」とか「サンシタ」とか「若い衆」とか。
刑事でもないのにデカ言葉を使うのはドラマの観すぎ。「ホシ」といか「アゲる」とか「ゲロった」とか。
芸人でもないのに芸人用語を駆使してるのはそれこそサムイ。「テンドン」とか「F1層」とか「ヒラバ」とか。
ミュージシャンでもないのにミュージシャン用語を駆使してなんとなく訳知り顔っぽくしてるのはこっぱずかしい。「グルーヴ」とか「ユニゾン」とか「ジャムる」とか。
でもこういった言葉、もはや公用語といってもいいくらい浸透してるものはついつい使ってしまう。
普通に「ケツがある」とか「ノリツッコミ」とか「パクられる」とか「シャブ」とか使うし、違うジャンルにも転用できるような汎用性が高いような「スベる」とか「バミる」とか「テンパる」とか、これは麻雀用語か、まあとにかくそういった言葉は普通に生活していて使うもんだ。
時々だが、自分の半径5メートル位に通用すればいいというつもりでテクニカルタームを作ることがある。
「Enogh」(イナフ)という語感的に日本語っぽい英単語が好きでよく使っていた。「イナフィング」という文法的にあり得ない活用形まで駆使して使っていた。意味は「もう十分」とか。〜ingがつく場合は満杯になりつつあるとか、うんざりしつつあるとか。
「カウパる」というのも使っていたな。まさしく「先走る」という意味で、「カウパリング」という活用形の場合「ハシッてる」とかそういう意味。
俺の場合歌も演奏も無意識にやったら3ティック(ティックとは、音の長さや、曲中での音符を示す最小単位のこと)ほど早くなるので「カウパリングミュージシャン」と言えよう。
「ぶっすん」という言葉を使っ......止めよう。
専門性が高ければ高い言葉ほど、それを使うとそのジャンルに精通している風に聞こえるのでつい見栄を張って使ってしまうことがあるのだけれど、その分大して意味を知らずに使ってしまっているのがバレた時は実に恥ずかしいもんだ。
音楽雑誌なんかで楽器に触ったこともなければバンドもやったことがないような一介のライターなんかが「真のグルーヴを体験したことがある者のみが共有できる快感」とかみたいなことを書いてると、何百回ライブをやっても何千時間演奏をしてもいまだにグルーヴの正体が今ひとつ掴めないで悩んでいるようなワタシにとっては、思わず鼻白んでしまう。まあ人それぞれに正解があるわけだから深くは追求しないが。
それにしても「グルーヴ」という言葉くらい使う人の才能や人徳によってそれこそグルーヴレスな言葉になったり死ぬほど説得力があったする言葉も中々無いよなぁ。
テクニカルタームというのはその人がどれだけそれを違和感無く自然に使えるかによって、その分野に精通しているか否かを分からせてくれるリトマス紙みたいなものだと思う。
身の丈にあってないような使い方をしていると、なんとなくフンと匂ってくる。諸刃の刃だな。
その辺の危うさを笑いに変えたようなダウンタウンのコントがある。
日本の匠を訪ねて
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/kWiDZQAdoa4&feature=youtube_gdata]
このコントが死ぬほど好きで、こういうありもしない専門用語をさも当たり前のように駆使して異様な空気を生み出してそれを笑うみたいなテイストは松っちゃんの得意分野で、同質のコントも多くあるし、「ガキ」のトークでもよくやっていた。ゲイシャガールズのCDにはいっていた「ステップナー」というやつは聴いてると思わずニヤニヤしてしまう。
ステップナー
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/TNKsEW7jDrk&feature=youtube_gdata]
この「ステップナー」とか「日本の匠を訪ねて」の場合浜ちゃんがツッコミとして機能しているが、ツッコミなしでズンズン突き進むテクニカルタームコントがあってそれがまた異様に笑える。
実業団選手権大会
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/97qpsMd7m7U&feature=youtube_gdata]
この何の実業団か分からない選手権の、ありもしない競技の、意味不明な採点方法や技の数々が存在している架空の世界の面白み。脳の変な部分が刺激される。
これって例えば、初めて言った仕事先で、全然理解できないテクニカルタームが飛び交う中に入った時に味わう疎外感、みたいなものから発想されたもんではないかと思う。で、「お前らそうやって得意げに専門用語を駆使しているけどちゃんと意味分かって使ってるんか?」みたいな黒い心が生み出したコントだと勝手に想像してるんだが。
まあなんにせよテクニカルタームというのは良くも悪くも人間の面白みを映し出す、使いようによっては武器にも恥にもなる香ばしいブツだ。
朝のニュースで、ちょっと前のスポーツ新聞の見出しや国民の声なんかを引き合いに出して、予備戦における岡田監督の采配に対するバッシングと、今現在の「岡田監督エライ!」大合唱状態とが、如何に手のひら返しだったかを揶揄するような特集をやっていた。
それこそ「岡田最悪!」「恥ずかしくないのか?」みたいなヒデェ書き方言い方をし、試合会場に逆さまの国旗を立てかけてアンチの意を示すような連中が、勝ちだしたら「あなたは国民の誇りだ」とか「信じてよかった」とか言ってて、呆れるを通り越して笑える。
オリンピックにもサッカーにもそれほど積極的な関心がない非国民な身としては、よくまああれだけ人様の勝った負けたに本域で怒ったり涙を流したり出来るもんだなぁと思う。
また、まがりなりにも本気で戦って敗れた監督や選手に対してあれだけ悪し様に言えるもんだと思う。
ただ、口の悪いマスコミと国民を持っている国のほうが強いとはよく言われるので、それはそれでいいことなんだろう。
というか日本なんかまだぬるいほうで、それこそ世界大会で負けようものなら帰りの空港では怒号が飛んだり唾を掛けられたりする選手もいるし、命の危険がある国もあると聞く。
俺から言わせりゃそういう攻撃に出る奴等はキチガイで、人の事でそんな暴挙に出るくらいならそのエネルギーと執念をもっと自分に向けろや、と単純に思ってしまうが、そういった狂った情念の集積が目に見えない力となって選手の力になるのは理解できる。音楽でも一緒だから。
この時期には「にわかサッカーファン」が急増する。勿論そういう「にわか」な輩がこの盛り上がりを支えているからいいんだけど、ただそういう連中が語る「根拠のない批判」「訳知りな事」「偉そうな事」というのは、ちゃんとサッカーをやってきた人、サッカーと向き合ってきた人からは嫌悪と侮蔑の対象にしかならないということは理解しといたほうがいいとは思う。
俺自身もスポーツなともかく他のジャンルに関しては、そういう「にわか」な発言で笑われ馬鹿にされてるということは多分にあるんだろうと常日頃思うが、それでも思い込みが先行したような、あるいは非常に不遜な発言なり文章なりを発することはある。
だから「にわか」であることを自覚しているぶんだけ謙虚な姿勢で発しようと思うし、なるべく人を傷つけないようにはしている。
それでも言いたいことは言うし、伝えたいことはたとえ過激な表現になろうとも伝えたいと思うから性懲りもなく長文の日記とかくどくどしい演説(本気で酔った時限定)をしてしまう。
最近人の日記で、こんなミクシーとかブログで自分の考えを表明するなんてのは寂しがり屋のかまってちゃん攻撃みたいなもんだ、的な記述があってピクンとしたのだけれど、俺は少なくともそういった気持ちで文章を書いてないし、ツイッターには「寂しがり屋のかまってちゃん攻撃」以上の意味を見出せないから手を出さない。それ以上の意味を見出せたなら使いたいと思うだろうけど。
最近話題になった、バカ大学生による「ドブス写真集」製作のための街頭ゲリラインタビューの映像をネットに上げたことによって停学処分を食らったとか逮捕されたとかいうニュースがあったが、ああいうぜんぜん笑えない、人をまったく幸せにしない攻撃性というのは、その犯罪性はともかく「にわか」○しろまる○しろまるファンや発言の所在をあいまいにするメディアによる無責任な方言、あるいは「寂しがり屋のかまってちゃん攻撃」と同じくくらい不快に思うし、根本は一緒のような気がする。
それこそ「岡田最悪!」「恥ずかしくないのか?」みたいなヒデェ書き方言い方をし、試合会場に逆さまの国旗を立てかけてアンチの意を示すような連中が、勝ちだしたら「あなたは国民の誇りだ」とか「信じてよかった」とか言ってて、呆れるを通り越して笑える。
オリンピックにもサッカーにもそれほど積極的な関心がない非国民な身としては、よくまああれだけ人様の勝った負けたに本域で怒ったり涙を流したり出来るもんだなぁと思う。
また、まがりなりにも本気で戦って敗れた監督や選手に対してあれだけ悪し様に言えるもんだと思う。
ただ、口の悪いマスコミと国民を持っている国のほうが強いとはよく言われるので、それはそれでいいことなんだろう。
というか日本なんかまだぬるいほうで、それこそ世界大会で負けようものなら帰りの空港では怒号が飛んだり唾を掛けられたりする選手もいるし、命の危険がある国もあると聞く。
俺から言わせりゃそういう攻撃に出る奴等はキチガイで、人の事でそんな暴挙に出るくらいならそのエネルギーと執念をもっと自分に向けろや、と単純に思ってしまうが、そういった狂った情念の集積が目に見えない力となって選手の力になるのは理解できる。音楽でも一緒だから。
この時期には「にわかサッカーファン」が急増する。勿論そういう「にわか」な輩がこの盛り上がりを支えているからいいんだけど、ただそういう連中が語る「根拠のない批判」「訳知りな事」「偉そうな事」というのは、ちゃんとサッカーをやってきた人、サッカーと向き合ってきた人からは嫌悪と侮蔑の対象にしかならないということは理解しといたほうがいいとは思う。
俺自身もスポーツなともかく他のジャンルに関しては、そういう「にわか」な発言で笑われ馬鹿にされてるということは多分にあるんだろうと常日頃思うが、それでも思い込みが先行したような、あるいは非常に不遜な発言なり文章なりを発することはある。
だから「にわか」であることを自覚しているぶんだけ謙虚な姿勢で発しようと思うし、なるべく人を傷つけないようにはしている。
それでも言いたいことは言うし、伝えたいことはたとえ過激な表現になろうとも伝えたいと思うから性懲りもなく長文の日記とかくどくどしい演説(本気で酔った時限定)をしてしまう。
最近人の日記で、こんなミクシーとかブログで自分の考えを表明するなんてのは寂しがり屋のかまってちゃん攻撃みたいなもんだ、的な記述があってピクンとしたのだけれど、俺は少なくともそういった気持ちで文章を書いてないし、ツイッターには「寂しがり屋のかまってちゃん攻撃」以上の意味を見出せないから手を出さない。それ以上の意味を見出せたなら使いたいと思うだろうけど。
最近話題になった、バカ大学生による「ドブス写真集」製作のための街頭ゲリラインタビューの映像をネットに上げたことによって停学処分を食らったとか逮捕されたとかいうニュースがあったが、ああいうぜんぜん笑えない、人をまったく幸せにしない攻撃性というのは、その犯罪性はともかく「にわか」○しろまる○しろまるファンや発言の所在をあいまいにするメディアによる無責任な方言、あるいは「寂しがり屋のかまってちゃん攻撃」と同じくくらい不快に思うし、根本は一緒のような気がする。
この歳になると音楽、特にロックなんてもんは聴いた瞬間に好きか嫌いかハッキリする。
歌詞でいい事歌ってるとか、異様に歌や演奏がうまいとか、すごく高価でレアな楽器を使っているとか、オーディオ的に最高の音質をしてるとかは極端に言うとどうでもいい事で、単純にその音の感触が体に合うか合わないかだけ。自分の中のごくごく生理的な反応、音フェチの部分に引っかかるか引っかからないかだけだ。
いくらノイジーなロックが好きといってもそれが不快感しか感じられないようなものだったら聴かない。
例に出すのも悪いけれど、ここ最近の椎名林檎さんおよび東京事変のアルバムを聴くと、なんか森羅万象のものを強引に圧縮して、それを脳みその中に無理やり突っ込まれているような感じがして、聴いてて疲れる。一曲ぐらいでおなかいっぱいになる。昔はあんなに好きだったのに。
やってることはかっこいいし、歌や演奏はいかにもロック的テンションが高いし、音圧は充分あるし、いろんな音楽的方向性を取り入れた実験的な作品もいっぱいある。いかにも俺がすきそうだ。
けれど聴いてるとやたらと疲れるし、むしろイライラしてくる。それなら「ミドリ」を聴いたほうがよっぽどしっくりくる。
最近出た新作も凄くアヴァンギャルドでテンション高いミドリ。
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/dE42lG33mdA&feature=youtube_gdata]
さすがに10代20代の頃とは指向性が変わったせいか、単に疾走感とやかましさだけが取り柄な「ロック風味」な音にはまるで反応しなくなった。まあ昔から嫌いだったけど。
どこか「変」な、いやかなり「変態」な音の感触を持ってないと「ロック」を感じられない。
ジャンル自体はテクノであろうとヒップホップであろうとブルースであろうと歌謡曲であろうと、それこそJ-Popであろうと構わない。
聴いた瞬間にスッと体に忍び込んでくるようなアブナイ質感を持ってればそれでいい。
「何」を歌っていて、それを「どう」伝えようとしているかは後からついてくる。
その人がどういう生理で音の一つ一つの粒子を感じ取り、選び取っているかが重要だ。
と、そんなことを考えるのも宅録作業が割りと熟してきていて、僅かながらも画が見えてきたからだ。
まだ全体の4合目とか5合目だろうけど、でもアルバム一枚分くらいの分量の音が集まりつつある。
7月22日に下北沢のColouredjamでライブをやるのだけれど、そのときまでには完成させる予定。
でももし間に合わなければ、8月の前半に新宿Loftでライブをやる予定なのでそこには確実に間に合わせる。予定〜。
この日はColours Departmentのドラム、ウツミさんと組んでやる予定。前々から一緒に音を出したかったんで今から異様に期待している。
どちらも弾き語りとバンド編成の二部構成でやる予定。というかまだ殆ど白紙に近い状態だけれども(笑)、詳細がわかり次第載せていくので興味があるヒトはチェックしといてください。
なんだかとりとめもない流れでライブ告知になってしまった。でも久しぶりに人前に立つ、その予定が先にあるってのはいいもんだ。うん、いいもんだ。
よてい〜。
歌詞でいい事歌ってるとか、異様に歌や演奏がうまいとか、すごく高価でレアな楽器を使っているとか、オーディオ的に最高の音質をしてるとかは極端に言うとどうでもいい事で、単純にその音の感触が体に合うか合わないかだけ。自分の中のごくごく生理的な反応、音フェチの部分に引っかかるか引っかからないかだけだ。
いくらノイジーなロックが好きといってもそれが不快感しか感じられないようなものだったら聴かない。
例に出すのも悪いけれど、ここ最近の椎名林檎さんおよび東京事変のアルバムを聴くと、なんか森羅万象のものを強引に圧縮して、それを脳みその中に無理やり突っ込まれているような感じがして、聴いてて疲れる。一曲ぐらいでおなかいっぱいになる。昔はあんなに好きだったのに。
やってることはかっこいいし、歌や演奏はいかにもロック的テンションが高いし、音圧は充分あるし、いろんな音楽的方向性を取り入れた実験的な作品もいっぱいある。いかにも俺がすきそうだ。
けれど聴いてるとやたらと疲れるし、むしろイライラしてくる。それなら「ミドリ」を聴いたほうがよっぽどしっくりくる。
最近出た新作も凄くアヴァンギャルドでテンション高いミドリ。
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/dE42lG33mdA&feature=youtube_gdata]
さすがに10代20代の頃とは指向性が変わったせいか、単に疾走感とやかましさだけが取り柄な「ロック風味」な音にはまるで反応しなくなった。まあ昔から嫌いだったけど。
どこか「変」な、いやかなり「変態」な音の感触を持ってないと「ロック」を感じられない。
ジャンル自体はテクノであろうとヒップホップであろうとブルースであろうと歌謡曲であろうと、それこそJ-Popであろうと構わない。
聴いた瞬間にスッと体に忍び込んでくるようなアブナイ質感を持ってればそれでいい。
「何」を歌っていて、それを「どう」伝えようとしているかは後からついてくる。
その人がどういう生理で音の一つ一つの粒子を感じ取り、選び取っているかが重要だ。
と、そんなことを考えるのも宅録作業が割りと熟してきていて、僅かながらも画が見えてきたからだ。
まだ全体の4合目とか5合目だろうけど、でもアルバム一枚分くらいの分量の音が集まりつつある。
7月22日に下北沢のColouredjamでライブをやるのだけれど、そのときまでには完成させる予定。
でももし間に合わなければ、8月の前半に新宿Loftでライブをやる予定なのでそこには確実に間に合わせる。予定〜。
この日はColours Departmentのドラム、ウツミさんと組んでやる予定。前々から一緒に音を出したかったんで今から異様に期待している。
どちらも弾き語りとバンド編成の二部構成でやる予定。というかまだ殆ど白紙に近い状態だけれども(笑)、詳細がわかり次第載せていくので興味があるヒトはチェックしといてください。
なんだかとりとめもない流れでライブ告知になってしまった。でも久しぶりに人前に立つ、その予定が先にあるってのはいいもんだ。うん、いいもんだ。
よてい〜。
撮影段階から盗撮だなんだと話題に上り、今また一部団体による上映阻止騒動で話題の映画「ザ・コーヴ」。
実は観てみようと前々から思っているんだが、多分上映してるところもあるよね?
上映阻止はいかんと思う。映画館としてもせっかく話題の映画なんだから多少は儲けたいだろうし、こちらにも観るか観ないかの選択の自由くらいはさせてほしいし、もしそれで大ゴケしたら(映画館には気の毒だけど)そりゃあそれで実に愉快だし。
このドキュメンタリーとは名ばかりのヤラセと捏造だらけと噂のこの映画。
いかに現場ではとんでもないことになっていて、写ってないところではこのバカ監督および撮影スタッフがいかに卑怯の限りを尽くして撮影していたかを、現地の和歌山県太地町の人の証言というか解説付きで観てみたい。ある種の喜劇映画として楽しめるんじゃないか?
というかその撮影風景を太地町の人もカメラに収めておけば良かったのにねぇ。
なんでも最初は「日本の美しい港や海を撮影している」と大嘘こいて町民をだまし、イルカの追い込み漁を勝手に隠し撮りをした後から、正体を明かし「こんな残酷な漁はやめろ!イルカとクジラは頭がいいんだから」とぬかして来たらしい。
他にも、わざと町民の感情を逆撫でするような挑発(日本人のナニは世界一小さいらしいな、とかいったいかにもマッチョで「脳みそフル筋肉」な白人らしい)をしてきて、それを町民が振り払った時に大げさに路上に倒れて大声を上げて痛がったりしているところを撮影してたらしい。同じ手法を使ってオリバー監督の女房もヤラセに加担しているらしい。
またこの映画のプロモーション用映像には、有名なハリウッド女優が追い込み漁の様子を見てショックで泣き崩れるというシーンがあるが、あれも思いっきり演技で「カット」がかかったらケロッとしてたらしい。さすが。
警察は民事不介入(ケッ!)なので撮影班から挑発を受けても静観してたらしいが、それにイラついたのか撮影班、港においてある漁具や網を破壊し出し、さすがに逮捕に及んだ警察、そこを撮影して不当な迫害を受けている設定へと演出!すごいね。どうしても警察に逮捕されるところを撮影したかったんだね。ビートルズの映画「レット・イット・ビー」じゃないんだから。
またそのときの映像を世界に発信し「不当逮捕を受けたオリバー氏を解放するため、保釈金の寄付をお願いします!」と派生もしてない保釈金を盾に取り、資金集めをしたという。
すごいね。殆ど感情論から発生したイルカクジラ漁反対運動が、巧妙な資金集めにまで発展している。
それらの逸話は地元民の証言によるものなので、100%実話であるとの確証はないんだけれど、この映画にはシーシェパードが制作費の大部分を出してるなんて言う確実性の高いインフォメーションをちょっと流布させるだけで、ほとんどの日本人は誤解もせずに公平にこの映画を観ると思うんだけどな。
この映画の監督であるリチャード・オリバーは上映中止騒動にかんして「ここは北朝鮮でもキューバでも中国でもないはず。日本には表現の自由を保障した憲法第21条があるのではないのですか?」とため息をついてるそうだけど、だったらこっちゃこっちのやり方で上映させてもらうわ!くらいの気勢を上げて、恣意性をたっぷり含ませた、というかちゃんとした正当性を主張しつつ上映したらいいと思う。
ヤラセ映画に対してはこれくらいの蛮行、許されるんじゃないかね?中国や韓国や北朝鮮に比べりゃカワイイもんだろ。
先住民をブチ殺して今の土地に居座っているオーストラリア人に「クジラやイルカを食べる日本人は野蛮だ」なんてことを言う資格は無い。
実は観てみようと前々から思っているんだが、多分上映してるところもあるよね?
上映阻止はいかんと思う。映画館としてもせっかく話題の映画なんだから多少は儲けたいだろうし、こちらにも観るか観ないかの選択の自由くらいはさせてほしいし、もしそれで大ゴケしたら(映画館には気の毒だけど)そりゃあそれで実に愉快だし。
このドキュメンタリーとは名ばかりのヤラセと捏造だらけと噂のこの映画。
いかに現場ではとんでもないことになっていて、写ってないところではこのバカ監督および撮影スタッフがいかに卑怯の限りを尽くして撮影していたかを、現地の和歌山県太地町の人の証言というか解説付きで観てみたい。ある種の喜劇映画として楽しめるんじゃないか?
というかその撮影風景を太地町の人もカメラに収めておけば良かったのにねぇ。
なんでも最初は「日本の美しい港や海を撮影している」と大嘘こいて町民をだまし、イルカの追い込み漁を勝手に隠し撮りをした後から、正体を明かし「こんな残酷な漁はやめろ!イルカとクジラは頭がいいんだから」とぬかして来たらしい。
他にも、わざと町民の感情を逆撫でするような挑発(日本人のナニは世界一小さいらしいな、とかいったいかにもマッチョで「脳みそフル筋肉」な白人らしい)をしてきて、それを町民が振り払った時に大げさに路上に倒れて大声を上げて痛がったりしているところを撮影してたらしい。同じ手法を使ってオリバー監督の女房もヤラセに加担しているらしい。
またこの映画のプロモーション用映像には、有名なハリウッド女優が追い込み漁の様子を見てショックで泣き崩れるというシーンがあるが、あれも思いっきり演技で「カット」がかかったらケロッとしてたらしい。さすが。
警察は民事不介入(ケッ!)なので撮影班から挑発を受けても静観してたらしいが、それにイラついたのか撮影班、港においてある漁具や網を破壊し出し、さすがに逮捕に及んだ警察、そこを撮影して不当な迫害を受けている設定へと演出!すごいね。どうしても警察に逮捕されるところを撮影したかったんだね。ビートルズの映画「レット・イット・ビー」じゃないんだから。
またそのときの映像を世界に発信し「不当逮捕を受けたオリバー氏を解放するため、保釈金の寄付をお願いします!」と派生もしてない保釈金を盾に取り、資金集めをしたという。
すごいね。殆ど感情論から発生したイルカクジラ漁反対運動が、巧妙な資金集めにまで発展している。
それらの逸話は地元民の証言によるものなので、100%実話であるとの確証はないんだけれど、この映画にはシーシェパードが制作費の大部分を出してるなんて言う確実性の高いインフォメーションをちょっと流布させるだけで、ほとんどの日本人は誤解もせずに公平にこの映画を観ると思うんだけどな。
この映画の監督であるリチャード・オリバーは上映中止騒動にかんして「ここは北朝鮮でもキューバでも中国でもないはず。日本には表現の自由を保障した憲法第21条があるのではないのですか?」とため息をついてるそうだけど、だったらこっちゃこっちのやり方で上映させてもらうわ!くらいの気勢を上げて、恣意性をたっぷり含ませた、というかちゃんとした正当性を主張しつつ上映したらいいと思う。
ヤラセ映画に対してはこれくらいの蛮行、許されるんじゃないかね?中国や韓国や北朝鮮に比べりゃカワイイもんだろ。
先住民をブチ殺して今の土地に居座っているオーストラリア人に「クジラやイルカを食べる日本人は野蛮だ」なんてことを言う資格は無い。
他人の文体で酔う、ということがたまにある。いい意味で酔うことはあるけれど、今回は悪酔いのほう。
特にこういうネット上では誰しも多かれ少なかれ自分なりのキャラ設定をして文章を書いているところもあるので、文章表現としていろいろな手法で具現化しようとする。
改行に癖があったり、しゃべり言葉を忠実に再現したり、あるいは逆に普段のしゃべり言葉では不可能な「行間を全部吐き出す」ような書き方、他にも妙なタイミングで小文字になったり、絵文字の多用によって文章だけでは表現しきれない気持ちを補完したりと様々だ。
俺なんかは文章を書いたら、普段よりも饒舌で感情が顕になっている場合が多い。
独自の文体を使っているわけではないけれど、人によっては読む気すら失せるような硬っ苦しくて暑苦しい文章ならではの表現になっているかもしれない。普段でも暑苦しいか(笑)?
そういやこの(笑)なんてのを使うのにも相当長い間ためらいがあったな。未だに絵文字は使う気になれない。「〜〜なう」なんてギャグですら使いたくない。恥ずかしがり〜なもんで。
ネット文法やツイッター用語などから新たな表現方法が確立されていくのは面白いし、それ自体を否定する気はさらさらないけれど、自分が保守的な所為かその表現方法がよっぽど本人の「人となり」を伝えるような感じで伝わってこない場合は正直読んでいて疲れる。胸焼けというか「酔う」。
むしろ平坦で客観的で普通の日本語の文体で書かれたものの方がスッと入ってくる。
文体に余計な自意識や自己主張が入っていると、なんか鼻について内容とか真意が伝わるための通路に余計なフィルターがかかっている感じ。
ごく普通の無個性な文体であるほうがむしろその人の核そのものが表現されているように感じられる。様式というものはかくも大事なものか。
「オリジナル」なもの、というものの成立ってのは実に難しいもんだ。
今までなかったものを考え付いて実行する、ということ自体はそれほど難しいことじゃないかもしれないけれど、それを人様に「新しくてなおかつ心地いい」ものとして伝えるには、それまでに確立された様式というものに更に上乗せするという、ある意味「暴力的に新しい」ことでなければいけないわけだから、そりゃあ大変なことだわ。
ネット文法的とかツイッター文法とかいったものっていうのは、いわば(様式)というメジャーなものへの審査を受けずに好き勝手乱立されているインディーみたいなもんか。
ま、そういった野放図なインディーの中から新たに土着に根付く表現は生まれてくるし、詳しくはないけどツイッターみたいに推敲の暇なく「口をついて出た」ようなタイミングで発せられる言葉からは新しい表現が生まれるかもしれない。
だから100年後の日本語ってどうなってるのか、タイムマシンがあれば聞いてみたい。
ということで「タイムマシンにお願い」をお聴きください。
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/eamXHctQ5DQ&feature=youtube_gdata]
特にこういうネット上では誰しも多かれ少なかれ自分なりのキャラ設定をして文章を書いているところもあるので、文章表現としていろいろな手法で具現化しようとする。
改行に癖があったり、しゃべり言葉を忠実に再現したり、あるいは逆に普段のしゃべり言葉では不可能な「行間を全部吐き出す」ような書き方、他にも妙なタイミングで小文字になったり、絵文字の多用によって文章だけでは表現しきれない気持ちを補完したりと様々だ。
俺なんかは文章を書いたら、普段よりも饒舌で感情が顕になっている場合が多い。
独自の文体を使っているわけではないけれど、人によっては読む気すら失せるような硬っ苦しくて暑苦しい文章ならではの表現になっているかもしれない。普段でも暑苦しいか(笑)?
そういやこの(笑)なんてのを使うのにも相当長い間ためらいがあったな。未だに絵文字は使う気になれない。「〜〜なう」なんてギャグですら使いたくない。恥ずかしがり〜なもんで。
ネット文法やツイッター用語などから新たな表現方法が確立されていくのは面白いし、それ自体を否定する気はさらさらないけれど、自分が保守的な所為かその表現方法がよっぽど本人の「人となり」を伝えるような感じで伝わってこない場合は正直読んでいて疲れる。胸焼けというか「酔う」。
むしろ平坦で客観的で普通の日本語の文体で書かれたものの方がスッと入ってくる。
文体に余計な自意識や自己主張が入っていると、なんか鼻について内容とか真意が伝わるための通路に余計なフィルターがかかっている感じ。
ごく普通の無個性な文体であるほうがむしろその人の核そのものが表現されているように感じられる。様式というものはかくも大事なものか。
「オリジナル」なもの、というものの成立ってのは実に難しいもんだ。
今までなかったものを考え付いて実行する、ということ自体はそれほど難しいことじゃないかもしれないけれど、それを人様に「新しくてなおかつ心地いい」ものとして伝えるには、それまでに確立された様式というものに更に上乗せするという、ある意味「暴力的に新しい」ことでなければいけないわけだから、そりゃあ大変なことだわ。
ネット文法的とかツイッター文法とかいったものっていうのは、いわば(様式)というメジャーなものへの審査を受けずに好き勝手乱立されているインディーみたいなもんか。
ま、そういった野放図なインディーの中から新たに土着に根付く表現は生まれてくるし、詳しくはないけどツイッターみたいに推敲の暇なく「口をついて出た」ようなタイミングで発せられる言葉からは新しい表現が生まれるかもしれない。
だから100年後の日本語ってどうなってるのか、タイムマシンがあれば聞いてみたい。
ということで「タイムマシンにお願い」をお聴きください。
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/eamXHctQ5DQ&feature=youtube_gdata]
「アウトレイジ」を観てきた。
初日だというのに半分くらいしか埋まってなかったのが寂しかったが、それはともかく感想としては「トンデモナイモノヲミタ」というしかない。
見終わった後、これをどう感じていいのか、これをどう表現すればいいのか皆目見当がつかないといった、ある種思考停止状態に見舞われた。一緒にいったたけやんと話しながらだんだんと気持ちを落ち着かせていったような始末。
北野作品の最も独創的で強烈な魅力はなんと言ってもその暴力描写であることは論を待たない。
それもいわゆるド派手なアクション系の暴力描写ではなくもっと感覚、痛覚に強烈に訴える暴力表現が特徴で、それに関しては世界でも類を見ない程突出した才能を持っていると思う。
で、それがどこに由来するのかといったらあの北野監督独自のタイム感、グルーヴだ。優れた映画監督はそれぞれ独自のグルーヴを持っているが、北野監督の場合そのタイム感が極端なまでに作品の魅力と直結しすぎているために異彩を放っているのだ。
編集のタイミング、それが全てだと言ってもいい。編集のタイミングが0コンマ何秒かずれただけでもここまで人を惹き付けるものにはならなかっただろう。北野武の生理としか表現しようがない。他の人に編集を任せたら絶対に今の北野武監督の地位は無かったと言える。それくらいセンシティヴなタイム感。
今回の「アウトレイジ」はその北野監督独自の特性を究極にまで突き詰めた作品だと思う。
というか突き詰めすぎて「完成形」を通り越して、全く新たな境地にまで到達してしまったような、そんな印象を受けた。あくまで私感だが。
御歳60ウン歳にしてますます鋭利になる暴力表現・・・。衝動とか勢いとかテンションに任せた暴力表現というのは年と共に鈍くなったり丸くなったりするかもしれないが、精神の根本から来るような感覚的でフェティッシュな暴力表現というのは、むしろ年齢を経るごとに鋭利になっていくんだなぁ、と痛感してしまった。
俺が北野作品を最初に観たのはデビュー作の「その男凶暴につき」だが、かつて体験した事の無いその衝撃的な表現でこちらの感性を開いてくれた。俺にとっては映画そのものとの出会いの作品で、この作品を見た事によって映画というジャンルにのめり込んだわけだ。
今回の「アウトレイジ」。もし無理矢理この映画と近い質感を感じたものを自分の中で探とするなら「その男凶暴につき」かもしれない。しかもあれを越える強度で突き刺ささってきた。
自分の中で「その男凶暴につき」を越える衝撃は今更無いと思っていたが、こんな日が来るなんて。
それにしても一体これを何という映画と呼べばいいんだろう?
一応ジャンル的にはヤクザ映画なんだろうけど、そういったものにつきものの「乾いた世界」とか「哀愁」とか「情感」とかいった情緒の部分を徹底的に排除して、ひたすら暴力表現そのものを突き詰めるための手段として映画というメディアを使ったような感じだ。
「傑作」とか「名作」でもない、「衝撃作」や「痛快作」や「問題作」ですらないような気がする。
ひたすらこちらに緊張感を強いたまま2時間過ごさせるような、逆ドラッグムービーというか、ある種非常に機能主義的な映画なのかもしれない。緊張したいヒト集まれ、痛みを感じたいヒト集まれみたいな。
齢35にして思わず悲鳴を上げてしまいそうになった暴力シーンが少なくとも2ヶ所ははあった。
俺自身はサディズム的な衝動は持ち合わせてないので、素直に「痛い!」と感じたが、性癖として強烈なサディズムを持っているようなヤバいヤツは、この映画を観たら思わず「俺もやってみたい!」と思うんではないだろうか?というくらい残酷で香ばしいヒトの殺し方が羅列された映画だった。R15指定とかやってるよりも、観客一人一人の適性検査をやった方がいいんじゃネェか?
それにしても映画のキャッチコピーなんてのは往々にしてアテにならないいい加減なもんだけれど、今回の「全員悪人」というのは実に良く出来たコピーだと思う。
というかそれしか無いわ。主役もいないから主役に感情移入する事も無い、ストーリーも別にあってもなくてもいいようなもの。ただひたすら全員悪人。そいつらが殺し合うだけ。
見終わった後、これほどなんのメッセージも受け取れない映画も珍しい。「結局ワルは生き続ける」みたいなありきたりなメッセージすら感じなかった。
北野監督が語っていたが、今回は長年考えてた「残酷で面白い殺しのやり方」が丁度何個かまとまったんで、それを実践するためのストーリーをつくったそうな。
で、まさにそのまんまとしか言いようの無い実にミもフタもない映画になってる訳だが、そのミもフタもないシンプルな構造がこの映画のとんでもなさとなっている。
このあり方ってまさにデビュー作の「その男凶暴につき」と同じだ!あの映画も実にミもフタもないものだった。既存の映画のわざとらしさや習慣、なれ合いを排除にして、ミもフタもなくしただけで全く新しい映画の境地が開けていたわけだから。
北野武が監督デビューして21年。この期に及んでまだ深化し続けるか。
「HANA-BI」も好きだし、「座頭市」も良かった、「菊次郎の夏」も愛せるし、「BROTHER」だってカッコいいと思った。けれど、この「アウトレイジ」を観て久しぶりに自分の中のコアな「たけしフェチ」が雄叫びを上げている。「ソナチネ」以来ではなかろうか?
この映画を観る前は単純にファンとしてヒットすれば良いなぁと思っていたけど、この映画を面白い面白いと感じる人口があまり多いと日本はアブナいかもしれない。たぶん大きなヒットにはならないだろうと思う。
簡単にヒトには進めない。観たいヒトは自分の意志で観て下さい。
初日だというのに半分くらいしか埋まってなかったのが寂しかったが、それはともかく感想としては「トンデモナイモノヲミタ」というしかない。
見終わった後、これをどう感じていいのか、これをどう表現すればいいのか皆目見当がつかないといった、ある種思考停止状態に見舞われた。一緒にいったたけやんと話しながらだんだんと気持ちを落ち着かせていったような始末。
北野作品の最も独創的で強烈な魅力はなんと言ってもその暴力描写であることは論を待たない。
それもいわゆるド派手なアクション系の暴力描写ではなくもっと感覚、痛覚に強烈に訴える暴力表現が特徴で、それに関しては世界でも類を見ない程突出した才能を持っていると思う。
で、それがどこに由来するのかといったらあの北野監督独自のタイム感、グルーヴだ。優れた映画監督はそれぞれ独自のグルーヴを持っているが、北野監督の場合そのタイム感が極端なまでに作品の魅力と直結しすぎているために異彩を放っているのだ。
編集のタイミング、それが全てだと言ってもいい。編集のタイミングが0コンマ何秒かずれただけでもここまで人を惹き付けるものにはならなかっただろう。北野武の生理としか表現しようがない。他の人に編集を任せたら絶対に今の北野武監督の地位は無かったと言える。それくらいセンシティヴなタイム感。
今回の「アウトレイジ」はその北野監督独自の特性を究極にまで突き詰めた作品だと思う。
というか突き詰めすぎて「完成形」を通り越して、全く新たな境地にまで到達してしまったような、そんな印象を受けた。あくまで私感だが。
御歳60ウン歳にしてますます鋭利になる暴力表現・・・。衝動とか勢いとかテンションに任せた暴力表現というのは年と共に鈍くなったり丸くなったりするかもしれないが、精神の根本から来るような感覚的でフェティッシュな暴力表現というのは、むしろ年齢を経るごとに鋭利になっていくんだなぁ、と痛感してしまった。
俺が北野作品を最初に観たのはデビュー作の「その男凶暴につき」だが、かつて体験した事の無いその衝撃的な表現でこちらの感性を開いてくれた。俺にとっては映画そのものとの出会いの作品で、この作品を見た事によって映画というジャンルにのめり込んだわけだ。
今回の「アウトレイジ」。もし無理矢理この映画と近い質感を感じたものを自分の中で探とするなら「その男凶暴につき」かもしれない。しかもあれを越える強度で突き刺ささってきた。
自分の中で「その男凶暴につき」を越える衝撃は今更無いと思っていたが、こんな日が来るなんて。
それにしても一体これを何という映画と呼べばいいんだろう?
一応ジャンル的にはヤクザ映画なんだろうけど、そういったものにつきものの「乾いた世界」とか「哀愁」とか「情感」とかいった情緒の部分を徹底的に排除して、ひたすら暴力表現そのものを突き詰めるための手段として映画というメディアを使ったような感じだ。
「傑作」とか「名作」でもない、「衝撃作」や「痛快作」や「問題作」ですらないような気がする。
ひたすらこちらに緊張感を強いたまま2時間過ごさせるような、逆ドラッグムービーというか、ある種非常に機能主義的な映画なのかもしれない。緊張したいヒト集まれ、痛みを感じたいヒト集まれみたいな。
齢35にして思わず悲鳴を上げてしまいそうになった暴力シーンが少なくとも2ヶ所ははあった。
俺自身はサディズム的な衝動は持ち合わせてないので、素直に「痛い!」と感じたが、性癖として強烈なサディズムを持っているようなヤバいヤツは、この映画を観たら思わず「俺もやってみたい!」と思うんではないだろうか?というくらい残酷で香ばしいヒトの殺し方が羅列された映画だった。R15指定とかやってるよりも、観客一人一人の適性検査をやった方がいいんじゃネェか?
それにしても映画のキャッチコピーなんてのは往々にしてアテにならないいい加減なもんだけれど、今回の「全員悪人」というのは実に良く出来たコピーだと思う。
というかそれしか無いわ。主役もいないから主役に感情移入する事も無い、ストーリーも別にあってもなくてもいいようなもの。ただひたすら全員悪人。そいつらが殺し合うだけ。
見終わった後、これほどなんのメッセージも受け取れない映画も珍しい。「結局ワルは生き続ける」みたいなありきたりなメッセージすら感じなかった。
北野監督が語っていたが、今回は長年考えてた「残酷で面白い殺しのやり方」が丁度何個かまとまったんで、それを実践するためのストーリーをつくったそうな。
で、まさにそのまんまとしか言いようの無い実にミもフタもない映画になってる訳だが、そのミもフタもないシンプルな構造がこの映画のとんでもなさとなっている。
このあり方ってまさにデビュー作の「その男凶暴につき」と同じだ!あの映画も実にミもフタもないものだった。既存の映画のわざとらしさや習慣、なれ合いを排除にして、ミもフタもなくしただけで全く新しい映画の境地が開けていたわけだから。
北野武が監督デビューして21年。この期に及んでまだ深化し続けるか。
「HANA-BI」も好きだし、「座頭市」も良かった、「菊次郎の夏」も愛せるし、「BROTHER」だってカッコいいと思った。けれど、この「アウトレイジ」を観て久しぶりに自分の中のコアな「たけしフェチ」が雄叫びを上げている。「ソナチネ」以来ではなかろうか?
この映画を観る前は単純にファンとしてヒットすれば良いなぁと思っていたけど、この映画を面白い面白いと感じる人口があまり多いと日本はアブナいかもしれない。たぶん大きなヒットにはならないだろうと思う。
簡単にヒトには進めない。観たいヒトは自分の意志で観て下さい。
6月9日、ロックの日にちなんでとあるアンケートで「後世に残したい日本のロックバンドTOP10」なるランキングが作成されたようだ。
で、1位B'z、2位BOφWY、3位X Japanだそうな。全部英語表記なのが笑える。
これはロックバンドのランキングというよりも、「ロック風味」のバンドランキングだなぁ。別に「ロック風味」自体は悪者でないけれど。
ミッシェルがランクインしてるのは意外だけれど嬉しい。しかしブルーハーツが入ってないのはもっと意外。
よく「どんな音楽をやってるんですか?」と初対面の人に聴かれるこ
とがあるけれど、そういうとき「ロックです」っていう答えが一番歯がゆい。それしか言いようがないんだけど、ロックぐらい聴く人によって定義が分かれる音楽もないから「果たしてロックと読んでいいんだろうか?」って一瞬考えてしまう。
なにをロックと感じるかって気が遠くなるくらい千差万別で、どう聴いても「ロック風味」をまぶしてるだけだろ?と思ってる音楽だって、人によっては「ロック」以外の何者でもないと思ってる人もいるし。
ロックってのは音楽ジャンルではなくて、音楽聴いてる人の感性のリトマス紙のことかもしれない。それは時代によってその呼び方が変化していく類のもの。
だから「ロックです」と言い切ることにどこか居心地の悪さを感じる俺みたいな人間は、逆に相変わらず「ロック」というものに対してこだわりがありすぎるのかもしれない。こんな記事にピクっとして文章にしてしまうもんなぁ。スルーしようとはしたけど。
むしろ素直に「ロックです」と言い切れる人はかなりドライにロックを対象化しているんだろう。そっちのほうが遥かに自由だし憧れるけどね。
アルコールが入ると「ロックは思想だ〜」とめんどくさいことを話し出す俺のことを知ってる人しかこの日記読んでないだろうから、あえて書くけど、
B'zなんかクソじゃ!1ミリも良いとは思えんわ!あんなもんロックでもなんでもねぇ!ロクでもねぇ!
でも歌の技術は驚異的だけどね。
で、1位B'z、2位BOφWY、3位X Japanだそうな。全部英語表記なのが笑える。
これはロックバンドのランキングというよりも、「ロック風味」のバンドランキングだなぁ。別に「ロック風味」自体は悪者でないけれど。
ミッシェルがランクインしてるのは意外だけれど嬉しい。しかしブルーハーツが入ってないのはもっと意外。
よく「どんな音楽をやってるんですか?」と初対面の人に聴かれるこ
とがあるけれど、そういうとき「ロックです」っていう答えが一番歯がゆい。それしか言いようがないんだけど、ロックぐらい聴く人によって定義が分かれる音楽もないから「果たしてロックと読んでいいんだろうか?」って一瞬考えてしまう。
なにをロックと感じるかって気が遠くなるくらい千差万別で、どう聴いても「ロック風味」をまぶしてるだけだろ?と思ってる音楽だって、人によっては「ロック」以外の何者でもないと思ってる人もいるし。
ロックってのは音楽ジャンルではなくて、音楽聴いてる人の感性のリトマス紙のことかもしれない。それは時代によってその呼び方が変化していく類のもの。
だから「ロックです」と言い切ることにどこか居心地の悪さを感じる俺みたいな人間は、逆に相変わらず「ロック」というものに対してこだわりがありすぎるのかもしれない。こんな記事にピクっとして文章にしてしまうもんなぁ。スルーしようとはしたけど。
むしろ素直に「ロックです」と言い切れる人はかなりドライにロックを対象化しているんだろう。そっちのほうが遥かに自由だし憧れるけどね。
アルコールが入ると「ロックは思想だ〜」とめんどくさいことを話し出す俺のことを知ってる人しかこの日記読んでないだろうから、あえて書くけど、
B'zなんかクソじゃ!1ミリも良いとは思えんわ!あんなもんロックでもなんでもねぇ!ロクでもねぇ!
でも歌の技術は驚異的だけどね。
こないだからやっているNHK教育のスコラ、YMOが常連で出ているので観ててむちゃくちゃ得した感があるのだけれど、先日は高橋幸宏によるドラム講座、というかグルーヴ講座。
リンゴ・スターやアル・ジャクソン、プロコルハルムのBJウィルソンらのフレーズを例に出しながら実演付きでやってた。いや〜NHKやるな〜。いいもん観れましたわ。
おまけにYMOによるビートルズの完コピまで。いいもん観れた!
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/a384_UTLgi0&feature=youtube_gdata]
来週はいよいよ細野さんによるベース講座。楽しみだ〜〜。YMOによるスライの完コピもあるみたいで、心ある方々、これは必見ではないかい?
リンゴ・スターやアル・ジャクソン、プロコルハルムのBJウィルソンらのフレーズを例に出しながら実演付きでやってた。いや〜NHKやるな〜。いいもん観れましたわ。
おまけにYMOによるビートルズの完コピまで。いいもん観れた!
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/a384_UTLgi0&feature=youtube_gdata]
来週はいよいよ細野さんによるベース講座。楽しみだ〜〜。YMOによるスライの完コピもあるみたいで、心ある方々、これは必見ではないかい?
サンボマスターの新しいアルバム「きみのためにつよくなりたい」をじっくり聴いている。いつもながらな様でいて、実は今までとはかなり違う印象を受ける。
いままでのサンボの楽曲の中には当然「せつなさ」の要素は不可欠だったけれど、その「せつなさ」はどこか抽象化された「誰しもが持っているせつなさ」という感触があったけれど、このアルバムにおける「せつなさ」は明らかにヴォーカルでコンポーザーの山口氏が実際に抱えている「せつなさ」だ。そう受けとった。
実際に失恋したとかどうとかいった芸能ニュース的なことは全然知らないけれど、明らかに「リアルな」かけがえのない人を失ったという喪失感が楽曲からありありと伝わってくる。変な言葉だけど山口氏34歳の「大人な顔」がしっかりとある。
それは歌詞がどうこうと言うこともあるけれど、声の色気が今までとは全然違うのだ。
このアルバムにあるいくつかの傑出した切ないラブソングは、どちらかというと人生応援歌や全肯定生命賛歌な方向に暴走しがちなサンボの
世界観に、しっかりとした説得力を持たせるリアルな「せつなさ」を感じ取れたので、個人的にはとても肌合いがいい。
ここ最近発表された一連のシングルに「勢いはあるけどなんだか饒舌すぎて押し付けがましいな」と今ひとつ入り込めなかったのだけれど、アルバムを通して聴くとそれらも含めた全ての楽曲に必然性が感じられ、実に腑に落ちる。
でもやっぱりあのサンボ特有の爆発する妄想青春路線の「世界をかえさせておくれよ」は大好きだ。
「いろはす」のCMでかかったサビだけで心が持っていかれたけど、フルレングスで聴いたらそれ以上の大きさを持ったパンクスカナンバーだった。
サウンドやアレンジでも相当遊んでいるし、女性ヴォーカルも可愛いし、倍速でドラム木内氏やベース近藤氏が絶唱してるところもおもいきっり馬鹿ロックで最高!
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/EVfmzmE1iyI&feature=youtube_gdata]
いままでのサンボの楽曲の中には当然「せつなさ」の要素は不可欠だったけれど、その「せつなさ」はどこか抽象化された「誰しもが持っているせつなさ」という感触があったけれど、このアルバムにおける「せつなさ」は明らかにヴォーカルでコンポーザーの山口氏が実際に抱えている「せつなさ」だ。そう受けとった。
実際に失恋したとかどうとかいった芸能ニュース的なことは全然知らないけれど、明らかに「リアルな」かけがえのない人を失ったという喪失感が楽曲からありありと伝わってくる。変な言葉だけど山口氏34歳の「大人な顔」がしっかりとある。
それは歌詞がどうこうと言うこともあるけれど、声の色気が今までとは全然違うのだ。
このアルバムにあるいくつかの傑出した切ないラブソングは、どちらかというと人生応援歌や全肯定生命賛歌な方向に暴走しがちなサンボの
世界観に、しっかりとした説得力を持たせるリアルな「せつなさ」を感じ取れたので、個人的にはとても肌合いがいい。
ここ最近発表された一連のシングルに「勢いはあるけどなんだか饒舌すぎて押し付けがましいな」と今ひとつ入り込めなかったのだけれど、アルバムを通して聴くとそれらも含めた全ての楽曲に必然性が感じられ、実に腑に落ちる。
でもやっぱりあのサンボ特有の爆発する妄想青春路線の「世界をかえさせておくれよ」は大好きだ。
「いろはす」のCMでかかったサビだけで心が持っていかれたけど、フルレングスで聴いたらそれ以上の大きさを持ったパンクスカナンバーだった。
サウンドやアレンジでも相当遊んでいるし、女性ヴォーカルも可愛いし、倍速でドラム木内氏やベース近藤氏が絶唱してるところもおもいきっり馬鹿ロックで最高!
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/EVfmzmE1iyI&feature=youtube_gdata]
出会いの曲。ラジオから流れてきて思わず呆然としてしまった。無茶の集積のような楽曲。
一見攻撃的な歌なのに、その矛先が全部自分に向かっている感じ、巨大な虚無感と刹那的なエネルギーが、17歳の俺の全てを虜にした恐るべき曲。
一生のうちにこれほどまでに一つの曲を聴き、叫び、掻きむしったりして吸い尽くすことはもう無いかもしれない。
男は行く
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/BU8hh3XnLK0&feature=youtube_gdata]
初めて観た動くエレカシ。テレビの前で凍り付いてしまった。マジで怖かった。このとき全てが決まったような気がする。良くも悪くもだけど。
奴隷天国
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/9tzRXeYc_Uc&feature=youtube_gdata]
今は特に染みる曲。無茶なキー設定やら音が悪いやら色々あるけど、そう言うのを超越した名曲。最初に聴いた時から心わしづかみされっぱなし。
風
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/qHp43Iv7gEA&feature=youtube_gdata]
エレファント・カシマシに浸かりたい夜が時々襲ってくる。
一見攻撃的な歌なのに、その矛先が全部自分に向かっている感じ、巨大な虚無感と刹那的なエネルギーが、17歳の俺の全てを虜にした恐るべき曲。
一生のうちにこれほどまでに一つの曲を聴き、叫び、掻きむしったりして吸い尽くすことはもう無いかもしれない。
男は行く
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/BU8hh3XnLK0&feature=youtube_gdata]
初めて観た動くエレカシ。テレビの前で凍り付いてしまった。マジで怖かった。このとき全てが決まったような気がする。良くも悪くもだけど。
奴隷天国
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今は特に染みる曲。無茶なキー設定やら音が悪いやら色々あるけど、そう言うのを超越した名曲。最初に聴いた時から心わしづかみされっぱなし。
風
[埋込みオブジェクト:http://www.youtube.com/v/qHp43Iv7gEA&feature=youtube_gdata]
エレファント・カシマシに浸かりたい夜が時々襲ってくる。