2014年06月
最近の事を箇条書きにしてみる。
ワイセッツの頃からの知り合いで、かつてバンドで一度ライブもやったことがあるドラマーの河野瞬と久々に会って、居酒屋呑みだの路上呑みだのしてるうちに一度ライブでもやってみっかということになり、やってみたらこれが楽しくてしょうがない感じになった。
俊敏で柔軟性のあるドラマーの河野瞬とやってると、どんなインプロヴィゼーションも、リズムアプローチも、方向転換も、気まぐれも対応してくれるので俺の自由度が半端ない。
元々そういったフリーミュージックが好きなのにも関わらず、ちゃんとした構成のある歌ものに留まるような音楽を長らく自分に義務付けていたようで、それが自分の資質にブレーキをかけていたということに改めて気付かされた。
このユニットでのライブ、次は7月5日にある。真昼の月夜の太陽にて。是非是非みにきてほしい。
その河野瞬と再開したのがヒゲとボインとして出演した下北沢でのライブ。そこで出演していた沖ちづるさんというシンガーソングライターの歌に惹かれ、後日改めて彼女のライブに行き、すっかりハマってしまった。
趣味的な共通項やなんかもあるが、そんなことよりも彼女の独特のヴォーカルスタイルと、それと不可分なシンプルなメロディーを持った、ほんとうに素晴らしい楽曲にやられてしまった。
特に彼女が高校時代に録音した4曲入りの音源のあまりの純粋な音に感動してしまって、今やヘヴィーローテーションだ。
「無垢」というのが褒め言葉なのかどうかは分からないが、そんなものを久々に感じた。これ以上何も足さなくていい、何も引かなくていいという絶妙な温度が心地いい。
時を同じくして以前フラッとライブを観に行ったお返しに俺のライブに来てくれたシンガーソングライターのmiinaのライブにも改めて行った。
沖さんに比べれば歌もギターもはるかに巧いんだけど、その巧さによってぼやけない「したたかな純粋さ」があるヴォーカルと楽曲で、これまたやられてしまった。声から出ている心地良い周波数の含有量が半端ではない。
ちょうどこの時期色々バンドに関して考えることがあり、イライラしたり、悩んで考えが逡巡したりして疲れていたので、この二人の若い女性シンガーソングライターの純粋な美に、あんまりいい表現じゃないかもしれないが「癒された」。
なんかあんまり余計なことを考えたり、純粋な創作面以外の部分で煩わされるのは、自分の残りの時間がどれだけあるのか知らないが、邪魔くさくなってきた。しょせん自分の脳は、どこに向かってとか、どこに照準を合わせてとか、自分を客観視してとか、そういった事を深く思考するように出来てねぇんだなぁと思った。瞬と一緒になってどこに向かうか分からないインプロヴィゼーションに突入するときに一番スリルを感じるようなヤツで、人様をどうこうしようとか、全体を俯瞰してどうこうとか、向いてねぇわ。そこに対する意識を蔑ろにするつもりは無いが、自分がもっともっと集中して「音楽」となる、という修行をしてからじゃないと偉そうにできない。
と言いながらここ最近立て続けにラジオの音楽番組の企画と台本作成の仕事をすることがあって、改めて音楽について深く考えを致す時間が増えた。
A→B→サビという定型に囚われない楽曲構造、組曲形式をロックやポップスに持ち込んだ冒険作「ロックンロール・スィート」特集。
長らく活動を続けているアーティストなら誰でもやっている「セルフ・カヴァー」の様々な有り様から、それぞれのアーティストの特性や真正を探るという特集。
芸術を創作する上で外せない「オマージュ」という行為を、模倣やパロディ、本家取りなどなど様々なパターンの楽曲から分析する「オマージュ」特集。
などなど。こういうのを改めて考えてると、結局自分の創作にいい形でフィードバックしてくる。
所詮「真のオリジナル」なんてもんは虚構であって、自分がインプットしたものをどうアウトプットするか?ということこそが「創作」という行為であり、「自分」というのはフィルターであり中継地点でしかなく、自分自身になにがしかの独自性や個性が無ければなにをそのフィルターに通したって創造行為にはなりえないんだということを再確認した。怖い怖い。
そのラジオ番組、自分が喋ってるわけじゃないので、いつか自分が喋ってるバージョンでレコーディングして無料配布用のCDにでもしようかなと、イリーガルな考えを持ってる。
さて、そんなこんなしてるうちに生誕日を迎えてしまい、ヒゲとボインの結構深刻な会議の途中で、どうリアクションしていいか分からない苦手なサプライズパーティー的なものもしてもらい、別の友人宅に行く用事があったためホロ酔いでチャリンコに乗って急いでたらチェーンが外れて派手にすっ転び、今にも残るパックリ生傷を作る。
結局その日は友人宅で酔いつぶれてしまい、二日酔いで朝帰りというクソみてえな第一日目を迎えてしまった。
そんな屑野郎の俺だけど明日と明後日ライブがあります。
13日金曜日は新宿歌舞伎町にあるソウルキッチンというライブバーにて。時間は20時半くらいから。
ただ、もう今夜だっつうのに具体的なビジョンがまだ見えてないというカオス状態。
というのも今日の昼は、真昼の月夜の太陽でPAをやってくれたりヒゲとボインのCDのミックスもやってくれてるエンジニアの篠原くんとスタジオに入るので、流れによっては今夜のライブは一緒にやるかもしれないんだよね。その辺は柔軟に、いい加減に、インプロな感じで。
で、なんでそんな篠とスタジオに入るかというと、14日土曜日に真昼の月夜の太陽にてデュオ・ライブをやるからなのだ。
デュオといっても彼は楽器ではなくて、ノイズだったりミキサーだったりエフェクターだったりと、なにがどうなるかまだよくわからない相棒。
こういう不確定要素だらけの時にこそ本領を発揮出来なけりゃミュージシャンやってる意味がない!といういい頑固なヤツなので、楽しむさ。
いいライブになるよう祈って、あるいは呪っていてほしい。時間は20時45分くらいから。
とにかく、きてほしいわ。居てくれたらそれだけで俺らの演奏にフィードバックさせるんでさ。どうせならハッピーな音楽を生み出したいもんね。
ワイセッツの頃からの知り合いで、かつてバンドで一度ライブもやったことがあるドラマーの河野瞬と久々に会って、居酒屋呑みだの路上呑みだのしてるうちに一度ライブでもやってみっかということになり、やってみたらこれが楽しくてしょうがない感じになった。
俊敏で柔軟性のあるドラマーの河野瞬とやってると、どんなインプロヴィゼーションも、リズムアプローチも、方向転換も、気まぐれも対応してくれるので俺の自由度が半端ない。
元々そういったフリーミュージックが好きなのにも関わらず、ちゃんとした構成のある歌ものに留まるような音楽を長らく自分に義務付けていたようで、それが自分の資質にブレーキをかけていたということに改めて気付かされた。
このユニットでのライブ、次は7月5日にある。真昼の月夜の太陽にて。是非是非みにきてほしい。
その河野瞬と再開したのがヒゲとボインとして出演した下北沢でのライブ。そこで出演していた沖ちづるさんというシンガーソングライターの歌に惹かれ、後日改めて彼女のライブに行き、すっかりハマってしまった。
趣味的な共通項やなんかもあるが、そんなことよりも彼女の独特のヴォーカルスタイルと、それと不可分なシンプルなメロディーを持った、ほんとうに素晴らしい楽曲にやられてしまった。
特に彼女が高校時代に録音した4曲入りの音源のあまりの純粋な音に感動してしまって、今やヘヴィーローテーションだ。
「無垢」というのが褒め言葉なのかどうかは分からないが、そんなものを久々に感じた。これ以上何も足さなくていい、何も引かなくていいという絶妙な温度が心地いい。
時を同じくして以前フラッとライブを観に行ったお返しに俺のライブに来てくれたシンガーソングライターのmiinaのライブにも改めて行った。
沖さんに比べれば歌もギターもはるかに巧いんだけど、その巧さによってぼやけない「したたかな純粋さ」があるヴォーカルと楽曲で、これまたやられてしまった。声から出ている心地良い周波数の含有量が半端ではない。
ちょうどこの時期色々バンドに関して考えることがあり、イライラしたり、悩んで考えが逡巡したりして疲れていたので、この二人の若い女性シンガーソングライターの純粋な美に、あんまりいい表現じゃないかもしれないが「癒された」。
なんかあんまり余計なことを考えたり、純粋な創作面以外の部分で煩わされるのは、自分の残りの時間がどれだけあるのか知らないが、邪魔くさくなってきた。しょせん自分の脳は、どこに向かってとか、どこに照準を合わせてとか、自分を客観視してとか、そういった事を深く思考するように出来てねぇんだなぁと思った。瞬と一緒になってどこに向かうか分からないインプロヴィゼーションに突入するときに一番スリルを感じるようなヤツで、人様をどうこうしようとか、全体を俯瞰してどうこうとか、向いてねぇわ。そこに対する意識を蔑ろにするつもりは無いが、自分がもっともっと集中して「音楽」となる、という修行をしてからじゃないと偉そうにできない。
と言いながらここ最近立て続けにラジオの音楽番組の企画と台本作成の仕事をすることがあって、改めて音楽について深く考えを致す時間が増えた。
A→B→サビという定型に囚われない楽曲構造、組曲形式をロックやポップスに持ち込んだ冒険作「ロックンロール・スィート」特集。
長らく活動を続けているアーティストなら誰でもやっている「セルフ・カヴァー」の様々な有り様から、それぞれのアーティストの特性や真正を探るという特集。
芸術を創作する上で外せない「オマージュ」という行為を、模倣やパロディ、本家取りなどなど様々なパターンの楽曲から分析する「オマージュ」特集。
などなど。こういうのを改めて考えてると、結局自分の創作にいい形でフィードバックしてくる。
所詮「真のオリジナル」なんてもんは虚構であって、自分がインプットしたものをどうアウトプットするか?ということこそが「創作」という行為であり、「自分」というのはフィルターであり中継地点でしかなく、自分自身になにがしかの独自性や個性が無ければなにをそのフィルターに通したって創造行為にはなりえないんだということを再確認した。怖い怖い。
そのラジオ番組、自分が喋ってるわけじゃないので、いつか自分が喋ってるバージョンでレコーディングして無料配布用のCDにでもしようかなと、イリーガルな考えを持ってる。
さて、そんなこんなしてるうちに生誕日を迎えてしまい、ヒゲとボインの結構深刻な会議の途中で、どうリアクションしていいか分からない苦手なサプライズパーティー的なものもしてもらい、別の友人宅に行く用事があったためホロ酔いでチャリンコに乗って急いでたらチェーンが外れて派手にすっ転び、今にも残るパックリ生傷を作る。
結局その日は友人宅で酔いつぶれてしまい、二日酔いで朝帰りというクソみてえな第一日目を迎えてしまった。
そんな屑野郎の俺だけど明日と明後日ライブがあります。
13日金曜日は新宿歌舞伎町にあるソウルキッチンというライブバーにて。時間は20時半くらいから。
ただ、もう今夜だっつうのに具体的なビジョンがまだ見えてないというカオス状態。
というのも今日の昼は、真昼の月夜の太陽でPAをやってくれたりヒゲとボインのCDのミックスもやってくれてるエンジニアの篠原くんとスタジオに入るので、流れによっては今夜のライブは一緒にやるかもしれないんだよね。その辺は柔軟に、いい加減に、インプロな感じで。
で、なんでそんな篠とスタジオに入るかというと、14日土曜日に真昼の月夜の太陽にてデュオ・ライブをやるからなのだ。
デュオといっても彼は楽器ではなくて、ノイズだったりミキサーだったりエフェクターだったりと、なにがどうなるかまだよくわからない相棒。
こういう不確定要素だらけの時にこそ本領を発揮出来なけりゃミュージシャンやってる意味がない!といういい頑固なヤツなので、楽しむさ。
いいライブになるよう祈って、あるいは呪っていてほしい。時間は20時45分くらいから。
とにかく、きてほしいわ。居てくれたらそれだけで俺らの演奏にフィードバックさせるんでさ。どうせならハッピーな音楽を生み出したいもんね。