2013年10月
大幅の大幅に遅ればせながら松本人志監督の「R100」を観てきた。
毎度のごとくネットでは悪評だらけでクソミソだけど、まあその意見もむべなるかなと思わなくはない。
でも松本信者と言われればそうかもなぁといえるような俺としてみれば、やっぱり面白かった。
冒頭から続く緊張感ある空気感がずっと続くのか?それならそれで見応えありそうだぞと思っていたら、とたんにメタ映画的な構造が表れ、あとはもう仮面ライダー的な勧善懲悪っぽい演出になったり、松っちゃんが昔プロデュースした食玩みたいなネタや、人がコントみたいにボンボン爆破されて死んでいったりともう松本フェティッシュ大会。
普通の「作品」を堪能する脳で観に行ったらそらつまらんだろうけど、カルト的なぶっ壊れ映画、もしくは金のかかった松本コントだと思えばこれほど面白い作品もなかなか無い。実際声出して笑ってしまった。主演の大森が満足したときに変形する顔の天丼パターンも段々ツボにハマっていった。
でも終わった後、最初からずっと喋ってたおばさん二人が
「わけがわかんない」
「どんな映画観てきた?って聞かれても答えようがないわよねぇ」
「そりゃこんなにガラガラにもなるわよ」
と言っていた。なんか思いっきり水を差されたが、腹も立たなかったし「これがまあごくごく一般的な民意だわな」とも思った。オバハンにゃわからねぇよ。
松っちゃんの不幸は、どうしても大メジャー路線のお笑い映画を期待されてしまうということ。
これだけ松本人志のダークサイドやマイナーな嗜好性を色んなメディアで開陳してても、やっぱり映画というフォーマットではそういう松本の嗜好性やフェティシズムよりも「映画らしい映画」をいやがおうにも期待されてしまい、そこでの乖離が悪評となって流布するんだなぁと思った。
何度も言うけど凄く面白い作品だった。けど通常の映画脳で観に行っても満足出来ないだろうし、二番館三番館あたりで上映されるカルトB級映画としてみたら凄い傑作だと思う。これは批判とかハードルを低くしての感想ではなく、全然別の脳で楽しむべきものだということを言いたいのです。それこそ深夜の地上波でこういうのやってくれたら毎週楽しいだろうなぁと思う。
さてライブ告知。11月9日(土)、東新宿の真昼の月 夜の太陽にてトップバッターで出ます。つうことは18時15分からかな。
今回もバンド編成で、井上ジュンノスケとワタロックのフラミンゴミルクのリズム隊、タナカハルミのキーボードとの4人でやるよ。是非是非きてほしい!今更ながら新しい曲ばっかの新人バンドみたいな感じで、ぎこちないかもしれないダンスミュージックを奏でるよ。飲みにきてね。
毎度のごとくネットでは悪評だらけでクソミソだけど、まあその意見もむべなるかなと思わなくはない。
でも松本信者と言われればそうかもなぁといえるような俺としてみれば、やっぱり面白かった。
冒頭から続く緊張感ある空気感がずっと続くのか?それならそれで見応えありそうだぞと思っていたら、とたんにメタ映画的な構造が表れ、あとはもう仮面ライダー的な勧善懲悪っぽい演出になったり、松っちゃんが昔プロデュースした食玩みたいなネタや、人がコントみたいにボンボン爆破されて死んでいったりともう松本フェティッシュ大会。
普通の「作品」を堪能する脳で観に行ったらそらつまらんだろうけど、カルト的なぶっ壊れ映画、もしくは金のかかった松本コントだと思えばこれほど面白い作品もなかなか無い。実際声出して笑ってしまった。主演の大森が満足したときに変形する顔の天丼パターンも段々ツボにハマっていった。
でも終わった後、最初からずっと喋ってたおばさん二人が
「わけがわかんない」
「どんな映画観てきた?って聞かれても答えようがないわよねぇ」
「そりゃこんなにガラガラにもなるわよ」
と言っていた。なんか思いっきり水を差されたが、腹も立たなかったし「これがまあごくごく一般的な民意だわな」とも思った。オバハンにゃわからねぇよ。
松っちゃんの不幸は、どうしても大メジャー路線のお笑い映画を期待されてしまうということ。
これだけ松本人志のダークサイドやマイナーな嗜好性を色んなメディアで開陳してても、やっぱり映画というフォーマットではそういう松本の嗜好性やフェティシズムよりも「映画らしい映画」をいやがおうにも期待されてしまい、そこでの乖離が悪評となって流布するんだなぁと思った。
何度も言うけど凄く面白い作品だった。けど通常の映画脳で観に行っても満足出来ないだろうし、二番館三番館あたりで上映されるカルトB級映画としてみたら凄い傑作だと思う。これは批判とかハードルを低くしての感想ではなく、全然別の脳で楽しむべきものだということを言いたいのです。それこそ深夜の地上波でこういうのやってくれたら毎週楽しいだろうなぁと思う。
さてライブ告知。11月9日(土)、東新宿の真昼の月 夜の太陽にてトップバッターで出ます。つうことは18時15分からかな。
今回もバンド編成で、井上ジュンノスケとワタロックのフラミンゴミルクのリズム隊、タナカハルミのキーボードとの4人でやるよ。是非是非きてほしい!今更ながら新しい曲ばっかの新人バンドみたいな感じで、ぎこちないかもしれないダンスミュージックを奏でるよ。飲みにきてね。
昨日初めて今回ライブをやる面子でスタジオに入った。
今回はドラムに井上順乃介、ベースにワタロック、キーボードに田中はるみという布陣でやるわけです。
各メンバー何かしら絡んだことある面子だが、やる曲は全部新しい曲。新しいバンドを始めるような気持ちで、ああでもないこうでもないとアレンジを作っておりました。相変わらず他力本願アレンジなとこもありつつ、一応ソロ名義のライブなので指針は出しつつといった感じで。
こないだ、よく絡んでる友人のドラマーと飲んだ時に「高瀬さんって俺に合わせろ!ってタイプなように見えて、実は一緒にやる人に合わせようとするし面子によってグルーヴが変わるよね」と言われた。
確かに自分で曲を作り歌詞をかき歌を歌いリードギターまで弾いてしまうという、四番ピッチャーキャプテンみたいなことをやってるんだからさぞかしの独裁っぷりを発揮しそうだと思われがちだが、実際はそうではない。むしろ権威があまりない。割とちゃんと音楽教育を受けたミュージシャンと絡むことが多いので、野育ちの俺は音楽素人ということでバカにされてるのかもしれない。畜生アイツら!まあともかく、作った楽曲に命を吹き込んで再生するのはメンバー全員のプレイヤビリティーにかかってるわけで、そこで俺が思う通り指示通りにやってくれと命令して実際その通りになってもそれは俺の想像の範疇を越えないからちっとも楽しくない。メンバー各々に思うようにやってもらって結果がどうなるか分からない方が楽しい。自分が思い描いたのとは違う結果になるというストレスを差し引いても不確定な未来の方がいい。
自分の設計図通りに事が進んでいくことに悦楽を感じる人はオタクなシンガーソングライターに結構居るし個人的にもそういう人は好きだが、俺はそこまで独善的になれるほどには性格はキツくないし完璧主義者でもない。まあバンドやってりゃ揉め事もいっぱいあるし対立もするのだから単に優しい性格ではやってられないが、その中では割と民主性を大事にしようとしてる。してるんだがなぁ...。ウソつけこの野郎!と思ってる人もいっぱいいるのかもしれない。まあいいや、知ったこっちゃねぇやバカやろう。とにかく思い通りの結果が得られるような設計図を提示するよりも、設計図から一緒に作っていくとか、設計図をいかに狂わせていくかを一緒に楽しむ方がいいや。俺には公共事業の仕事は発注しないで下さい。
とにかくあと二回のリハーサルで仕上げなきゃいかんけどまあ何とかなるだろう。新しい曲5曲を3回のリハーサルでライブ出来るように仕上げるって結構大変なことだけど、幸いなことに俺に関わってくれるミュージシャンは概ね優秀だから助かる。
まあそれなりにぎこちないながらも新鮮味を感じてプレイしている我々を見に来てほしいですよ。
場所は東新宿の真昼の月夜の太陽にて。時間は18時15分からというトップバッターです。
今回はドラムに井上順乃介、ベースにワタロック、キーボードに田中はるみという布陣でやるわけです。
各メンバー何かしら絡んだことある面子だが、やる曲は全部新しい曲。新しいバンドを始めるような気持ちで、ああでもないこうでもないとアレンジを作っておりました。相変わらず他力本願アレンジなとこもありつつ、一応ソロ名義のライブなので指針は出しつつといった感じで。
こないだ、よく絡んでる友人のドラマーと飲んだ時に「高瀬さんって俺に合わせろ!ってタイプなように見えて、実は一緒にやる人に合わせようとするし面子によってグルーヴが変わるよね」と言われた。
確かに自分で曲を作り歌詞をかき歌を歌いリードギターまで弾いてしまうという、四番ピッチャーキャプテンみたいなことをやってるんだからさぞかしの独裁っぷりを発揮しそうだと思われがちだが、実際はそうではない。むしろ権威があまりない。割とちゃんと音楽教育を受けたミュージシャンと絡むことが多いので、野育ちの俺は音楽素人ということでバカにされてるのかもしれない。畜生アイツら!まあともかく、作った楽曲に命を吹き込んで再生するのはメンバー全員のプレイヤビリティーにかかってるわけで、そこで俺が思う通り指示通りにやってくれと命令して実際その通りになってもそれは俺の想像の範疇を越えないからちっとも楽しくない。メンバー各々に思うようにやってもらって結果がどうなるか分からない方が楽しい。自分が思い描いたのとは違う結果になるというストレスを差し引いても不確定な未来の方がいい。
自分の設計図通りに事が進んでいくことに悦楽を感じる人はオタクなシンガーソングライターに結構居るし個人的にもそういう人は好きだが、俺はそこまで独善的になれるほどには性格はキツくないし完璧主義者でもない。まあバンドやってりゃ揉め事もいっぱいあるし対立もするのだから単に優しい性格ではやってられないが、その中では割と民主性を大事にしようとしてる。してるんだがなぁ...。ウソつけこの野郎!と思ってる人もいっぱいいるのかもしれない。まあいいや、知ったこっちゃねぇやバカやろう。とにかく思い通りの結果が得られるような設計図を提示するよりも、設計図から一緒に作っていくとか、設計図をいかに狂わせていくかを一緒に楽しむ方がいいや。俺には公共事業の仕事は発注しないで下さい。
とにかくあと二回のリハーサルで仕上げなきゃいかんけどまあ何とかなるだろう。新しい曲5曲を3回のリハーサルでライブ出来るように仕上げるって結構大変なことだけど、幸いなことに俺に関わってくれるミュージシャンは概ね優秀だから助かる。
まあそれなりにぎこちないながらも新鮮味を感じてプレイしている我々を見に来てほしいですよ。
場所は東新宿の真昼の月夜の太陽にて。時間は18時15分からというトップバッターです。
去年の今頃、アルバムを作って以来色々あってまともに作曲してないし録音もやってないなぁ、ということで最近どんどん落ち込んでたんだが、ふとレコーダーの中をさらったら、曲の断片みたいのから歌詞がついてる曲まで25曲あった(笑)。なんだかんだいって折に触れて創作はしてたんだなぁと感慨に耽ってしまったよ。
こういうのって貯金があるみたいな感じだ。ひょっとしたらいい曲になるかもしれない可能性を秘めた曲の種子達。実際の貯金は無いけど、それよりも曲の貯金が無いことの方がおおごとなので実際ホッとした。しかもそういった断片を他にもストックしてあるのを思い出して探ってみたら山ほど出てきた。とりあえず曲は大丈夫だ。
だけどその曲を生かすも殺すも歌詞でありアレンジでありパフォーマンスである。これが大変だし時間と労力を要する。これをおろそかにするとせっかくの貯金を死に金にしてしまうのでちゃんとロンダリングしねぇとな。
ガラにもなく近況のみを綴っているけど、ブログにするほどの高ぶりがあのワイセッツのライブ以降あまりないんですよ。で、高ぶりが無いと歌詞が書けないし歌も魂がこもらない。
なのであまり自分の好きなやり方じゃないけど、小旅行でもして無理矢理にでも外的刺激を与えてみようかとも思ってる。なんか昔のニューミュージックシンガーみてぇに旅の歌ばかりになったらやだな。まとにかく実際の貯金は無いのであくまで近場の日帰りとかになるだろうけど、とりあえず自分の部屋とか自分の普段の行動範囲以上のスペースから脱出しないと。漫画家がやるカンヅメとは逆だね。逆カンヅメ。
11月9日に東新宿のライブハウス、真昼の月 夜の太陽でライブやります。バンドで。まだ何も準備出来てないけどこないだワイセッツでやった井上がドラム叩いてくれる。全部新しい曲にして自分およびメンバーに負荷をかけて高ぶらせようかな。音源もつくりてぇしな。
久しぶりのブログはブログにするほどのことでもない近況報告に終始してしまい、よくありがちなミュージシャンのブログ、ファン以外にはどうでもいいようなタワゴトみたいになってしまったが、まあたまには。
あ、高ぶりがないといいつつも、いいライブを見て刺激を受けたりはしてるんだけどね。久し振りの鬼の右腕とか初めて見たmothercoatとか。中でも一番高ぶったのは二度目になるwuja bin bin。最高だったし自分の音楽にダイレクトに反映させたいってくらい素晴らしくて俺好みなバンドだ。インプットはいいのあうんよ。あとはアウトプットだ。
ちなみに今、あがた森魚の「いとしの第六惑星」聴いてチルアウトしつつあります。ええ曲や〜〜。
こういうのって貯金があるみたいな感じだ。ひょっとしたらいい曲になるかもしれない可能性を秘めた曲の種子達。実際の貯金は無いけど、それよりも曲の貯金が無いことの方がおおごとなので実際ホッとした。しかもそういった断片を他にもストックしてあるのを思い出して探ってみたら山ほど出てきた。とりあえず曲は大丈夫だ。
だけどその曲を生かすも殺すも歌詞でありアレンジでありパフォーマンスである。これが大変だし時間と労力を要する。これをおろそかにするとせっかくの貯金を死に金にしてしまうのでちゃんとロンダリングしねぇとな。
ガラにもなく近況のみを綴っているけど、ブログにするほどの高ぶりがあのワイセッツのライブ以降あまりないんですよ。で、高ぶりが無いと歌詞が書けないし歌も魂がこもらない。
なのであまり自分の好きなやり方じゃないけど、小旅行でもして無理矢理にでも外的刺激を与えてみようかとも思ってる。なんか昔のニューミュージックシンガーみてぇに旅の歌ばかりになったらやだな。まとにかく実際の貯金は無いのであくまで近場の日帰りとかになるだろうけど、とりあえず自分の部屋とか自分の普段の行動範囲以上のスペースから脱出しないと。漫画家がやるカンヅメとは逆だね。逆カンヅメ。
11月9日に東新宿のライブハウス、真昼の月 夜の太陽でライブやります。バンドで。まだ何も準備出来てないけどこないだワイセッツでやった井上がドラム叩いてくれる。全部新しい曲にして自分およびメンバーに負荷をかけて高ぶらせようかな。音源もつくりてぇしな。
久しぶりのブログはブログにするほどのことでもない近況報告に終始してしまい、よくありがちなミュージシャンのブログ、ファン以外にはどうでもいいようなタワゴトみたいになってしまったが、まあたまには。
あ、高ぶりがないといいつつも、いいライブを見て刺激を受けたりはしてるんだけどね。久し振りの鬼の右腕とか初めて見たmothercoatとか。中でも一番高ぶったのは二度目になるwuja bin bin。最高だったし自分の音楽にダイレクトに反映させたいってくらい素晴らしくて俺好みなバンドだ。インプットはいいのあうんよ。あとはアウトプットだ。
ちなみに今、あがた森魚の「いとしの第六惑星」聴いてチルアウトしつつあります。ええ曲や〜〜。