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高瀬大介の思い出のプラグインは刹那い記憶

〜高瀬企画発気まぐれ遺言状〜

2010年03月

2010年03月28日22:28
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以前から良いな〜と思っていた曲、坂本冬美の「また君に恋してる」。こないだテレビで忌野清志郎絡みの坂本冬美特集があって、あらためてこの曲にやられた。

http://www.youtube.com/watch?v=b7SCA6xYYHQ


この曲、それこそ「いいちこ」のCMでビリーバンバンが歌ってるやつが流れていた頃から気になってたんだけど、あの演歌であって演歌じゃない様な、どこかヨーロッパの民族音楽の様なBメロやサビのメロディーが心地いい。しかも坂本冬美の声で歌われると独特の湿り気が出てきてグッとくる。


ところでまさに「また君に恋してる」な感じのドラマ、渡辺謙主演の「遠回りの雨」が昨日放送されていて観たんだけれど、とても良かった。
脚本を手がけた山田太一は殆ど知らない。有名な「ふぞろいの林檎たち」もリアルタイムじゃないんで全く観ていない。
ということで殆ど渡辺謙目当てで観たんだけど、相手役の夏川結衣にやられた。いい女優だなと思った。この人のこと今まで殆ど知らなかったけどなんか凄くいい。


ところでこのドラマの様な、いわゆる「焼けぼっくいに火がつく」事って実際あるんだろうか?


男は昔の女に関しちゃいつまでも未練があったり思い出が残ってたりするってのは良く聞く話だけど、女の側に未練があって云々てのは殆ど聞かない。まあそのへんは男女の心のメカニズムがそうなってるんでまあ仕方ないんだろうけど。


なのでこのドラマを観た後の最初の感想は、男が書いた脚本はやっぱ何処まで行っても男の都合の良い様に書かれてるんだなぁと感じた。いや、いいドラマだったし久しぶりにじっくりと観れるドラマだったけれど、これ女の人が観たらどんな印象を受けるんだろうかとふと思った。



「20年も前に別れた男なんざ、記憶の片隅にも無いわ」っていう感じなのか、はたまた「色々あっての今だけど、一人だけ、あのヒトのことは心から消える事は無いワ」ってなもんなのか。いいドラマだっただけに虚構であって欲しくないから、後者の女性が世の中に数多くいる事を希望する。


しかし哀しい事実がある。グーグルで「夫」と打ち込むと「夫 嫌い」とか「夫 死んで欲しい」とか「夫 死亡手続き」とか出てくるらしい。つまり妻が旦那に関する事を検索する際に、そういうネガティブな理由でググっているということ。
それは「妻」って打つと「妻 誕生日プレゼント」とか出てくるのとはあまりにも対照的だ。


男って哀しいなぁ。


俺が好きな井上陽水の曲で「カナリヤ」ってのがあるんだけどサビの「♪いちばん 夢を見てた人の事 教えて ♪いちばん大好きな人の名前 うちあけて〜」って歌詞がもの凄くグッとくるんだけど、これも「男の理屈」によって生まれた歌詞なんだろうか?だとしたら哀しいな。


http://www.youtube.com/watch?v=tEElMirlzhw&feature=related

「また君に恋してる」「遠回りの雨」「カナリヤ」、これ全部男の作品。女の側から同じ様なテーマのものを扱ったら、もっとミもフタもなくて男にとっては残酷でドライなものになるんだろうな。


男ってなんだか哀しいな(3回目)。
2010年03月21日16:21
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小坂忠の名盤「ほうろう」が「HORO2010」となって再リリースされるようだ。


最近になって、長らく行方不明になっていた元のマルチが見つかったのをきっかけに、マスターテープには入っていながらもミックスでカットされていたストリングスやホーンなんかを含めてリミックスされたらしい。


しかし一番の興味というか不安というかとにかく凄いのが、小坂忠が歌を新たに歌い直しているという事。元々バックの演奏の凄まじさと比べて自身のヴォーカルには不満を持っていたようで、今回もマルチ発見を機にやり直したらしい。たしかにバックに比べて歌が若干硬いな、とは思っていたけど、それでも素晴らしい歌唱である事は折り紙付きだ。なのにやり直すなんてのは相当な決意があっての事だろう。


過去の自分の歌を今の歌で入れ直したい気持ちってのは、もう本当に痛い程分るんだけど、そういった過去の事例を考えても成功したケースというのは極めて少ない。


作品というのはその出来不出来というのとは別な次元で、その時その瞬間の空気を封じ込めるものなので、そうやって一度完成したものにあとから、しかも35年を経て何かを加えてもまず空気自体が馴染まない。


勿論そんなことは小坂忠さんも細野晴臣さんも百も承知だろうから、それでもあえて歌い直した小坂忠さんの決意というか意地にはもの凄く興味がある。インタビューを読む限りではエンジニアの人も忠さんも相当丁寧な仕事をしているみたいだし、早く聴いてみたい。発売はまだ先なので待ち遠しいな。



ただ欲を言えば昔のヴォーカルバージョンでのリミックスも合わせて出してくれたら有難いんだけど(笑)、それじゃ売上げ的に新しい奴の分が悪くなるか。



この「ほうろう」は日本のロックの名盤だし、個人的にも心の名盤だ。昔ソロでやっていた頃にプロデューサーに教えられて購入して以来、何度聴いたか分らない。楽曲も素晴らしいし、忠さんの歌もいい感じに乾いていて何度聴いても優しく染みてくる。



しかしこのアルバムの最大の特徴は歌も含めた全ての演奏の、半端ではない豊穣な旨さだ。
細野晴臣率いるティン・パンに矢野顕子のキーボード、山下達郎、吉田美奈子のコーラスまでとにかく全てのミュージシャンがまだ若くギラギラしているので、歌心溢れすぎているプレイをこれでもかと繰り広げている。
この時期のティン・パンが関わったアルバムには名盤が多く大瀧詠一の「ナイアガラムーン」とか荒井由実の初期の作品なんかはティン・パンの凄みここにありと言える様なものばかりだ。


昔ワイセッツをやっていた頃もこのアルバムはメンバー内で大ヒット。関西へツアー行く時も車中ではヘビーローテーション、ライブでも「機関車」や「ボンボヤージ波止場」はやったし、スタジオでも「ほうろう」はしょっちゅうジャムっていた。今でも弾き語りでは「機関車」はことあるごとに歌っているな。



とにかく全てのバンドやる人間はこれをお手本にするべしとばかりに、メンバー全員でこのアルバムから旨味を吸い尽くしていた。アンサンブルのあり方としてはまさに鏡の様なアルバムだ。聴いた事ない人は今からでも聴いた方がいいですよ。


ちなみにこのアルバムに参加したミュージシャンに忠さんが今回新たに歌い直すという事を知らせたら、全員口を揃えて「ずるい」だったそうな(笑)。みんな同じ様な気持ちなんだろうな。
2010年03月18日19:40
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春は桜やなんかに養分を吸われるせいか、やたらと心と身体がだるい。あらゆるやる気が失せていく。


そういいながら清志郎の未発表アルバムやらジミヘンの未発表音源集といった「墓暴き」作品を聴いてるんだから世話ない。そらやる気も失せるわ。いや凄く良いんだけどさ・・・・・・。


何か春は死のイメージだな。好きな季節だけども、浮かれる事が中々出来ないめんどくさい自己抑制の我が身には中々色んなものと同調出来ない季節だ。


ところで昨日は深夜にテレビを観ていて、やたらと最終回に出くわした。そう言う時期か。


ピーター・バラカンのCBSドキュメントが終わるのには驚いた。本人も終わる事をかなり本気で悔しがっていたし復帰を求めるネット投票を促してたけど、要するにお決まりの経費削減に伴う終了なんだろうな。異様に濃いい番組だったし、21年も続いた番組だし終わるのは惜しいな。もっと他に終わらせるべき番組はTBSにゃあるだろうによ。


コント番組が結構終わるみたいだ。終わるのは確かにあまり笑えない番組なので痛くはないけれど、深夜のコント番組が終わっていくっちゅうのはコント番組自体がこれからもう成立しなくなっていく事を意味するので、それは由々しき事だ。



コント制作には金がかかるんで、本気で面白いもんを作って二次使用に絶えうるものを作らないとテレビ局にとっては制作するメリットがないんだろうな。やたらとお笑い番組のDVD化はされるけどやっぱり面白いもんしか売れてないみたいだし。



そう言う意味では今本当に心から笑えるコント番組は皆無だ。まあ一時期やってたジャニーズによる所詮「女子供向け」のヌルいコントをみせられるよりかは、内村の「コントの火は消さない」的な熱意ある活動はだいぶ救われるけど、なんせ「ごっつうええ感じ」を知る世代ですからね。あの奇跡はもう起きないんだろうか?


ま、門外漢だから勝手な事しか言えないし、世の流れには抗えないけど、でもやっぱ「本当に」笑えるコンテンツがあまりにも少ないのは単純に哀しい。だからハードコアなお笑い欲求ダマシイは、「放送室」とか「笑ってはいけないシリーズ」とかを再度見聞きする事によってしか満たされない。



でも過去のもので心が満たされるのは、それ自体が哀しい。新しい音楽の中に「お!コレは」と思える様なのも殆ど無いし、映画を見る体力もないし、漫画もかったるい。
そんな中お笑いだけが心の砦なのだし、面白いと思える番組もあるのだけれど、でもやはりコントが終わっていくこの不景気時の改編期はやっぱ辛い。芸人でもテレビマンでもないんだけどよ。



こんな状態が恒久的に続くとは思いたくないのでとりあえず春の所為にしよう。


つうか毎年春になると同じ事言ってるな。
2010年03月12日18:23
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昨日のライブに来てくれた方々、どうもありがとうでござんした。



ちょっと爆音過ぎて歌が聴こえてないんじゃないかと思ったし、どうも実際そうだったみたいで反省点が残るけど、まあ結局それが俺なのかなと、変な感慨がある。



ビートルズのカバーも本当に短時間で仕上げた割にはなかなかのものだったんじゃないかとは思うけど、コンセプト先行といえばそうかもしれない。
ほとんど作詞しといっていいくらい原曲と全然違う日本語詞と、はっぴいえんど的ファンク調にアレンジした「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」。例のクライマックス部分からノイジーに持っていって、アクメギターソロをキメ〜のそっから地味変ノイズロックに乗せて新興宗教の教祖のような文言を吐く「トゥモロウ・ネバー・ノウズ」へ雪崩れ込む。


JAYWALKのヴォーカルがシャブ所持&ハメ撮り発覚を記念して、一番ラリってた頃のジョンレノンの名曲をメドレーでお送りいたしました。



ただ他の出演者がカラオケレベルかそれ以下の人ばっかりだったんでイライラしてたのは確か。ビートルズ歴25年オヤジとしては厭味のひとつでも言ってやろうかと思ってたんだけど、怠雅クンが直球でバンバン馬鹿だカスだと言い放ったんでいくらか溜飲が下がった。



「もっと言いたいんだけど、どうも教養が邪魔をしてね〜」とは昔の落語家のギャグ。



それにしてもなんで皆あんなに素直にカバーなんぞできるんだろう?敵わない試合に挑まなけりゃならないんなら、反則道具の一つでも携えて一矢報いようとは思わないのかね?
まあ...いいけどね別に。俺の性分が腐ってるか、音楽が好きすぎるだけなんだろう。



とにかくまあ爆音ア〜ンド酩酊ライブと相成りましたが、これに懲りずに次にやる機会が巡ってきたらばぜひお越しをお願いします。
ただ当分ライブ活動からは足を洗うつもりだけど。



まあそうは言いながら今月中にはやっちゃっていそうなのが俺の腐った性分。どうなっていくかはトゥモロウ・ネバー・ノウズ。
2010年03月11日00:00
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連ドラを観る習慣があまりないんだけど、今クールは「相棒」と「曲げられない女」という菅野美穂主演のドラマをよく観ている。



「相棒」は今時のドラまでは珍しいくらいよく出来てるし、意欲的な実験をやっていて、ドラまでは滅多にない「視聴者を馬鹿にしてない」ドラマだ。しっかりと苦いメッセージを発しているし、暑苦しくないメッセージの発信のやりかたがかえって説得力を増している。
ジャニタレなんかが主演のドラマなんて観てたら、赤面するようなアホらしさが画面の端々からにじみ出ていて腹が立ってくる。いや、しっかりと観ている訳ではないので言い切るのは危険だけれど、パッと見た印象から伝わってこないものに、それ以上深入りするほど暇ではない。



「曲げられない女」はたまたまなんとなく初回を見てしまったんだけど、妙にクセになってしまって結局来週の最終回まで観てしまいそうだ。
この手のドラマ特有のご都合主義的なところが無いわけではないけれど、自己抑制の塊のような菅野美穂演ずる荻原がたまに感情のタガを外して、むき出しで心情吐露をシャウトするところがなんとも言えずカタルシスを感じる。ロックだ。
今の時代背景を繁栄して、設定やらエピソードやら、決してお気楽ではないネガなものだけれど、でもやっぱり最終的には熱いメッセージがある。




あまりにもご都合主義だったり、空虚な幸福感を押し売りするようなドラマや映画などは観ていて反吐が出るけど、かといってリアルな現実を反映するばかりの暗いものは哀しくなってくる。



やはりどんなに寒々しい視線を投げかけれられようとも、「そんなにうまくいかねぇよ」と一笑に付されようとも、最後には「戦う姿勢」、物事に対してニヒルにならず、なにか肯定できるものを人間に見出していこうとする意思を投げかけるものには熱くなれる。



ネガティヴな言葉で全てのものを諦めるのはあまりにも簡単な御時世だし、自分でもそんな言葉を口にしてしまうことがある。



だけれど、ライブをやったり音楽や芸術に感動したり、おもいっきり笑えたりと、自分の生に充足感を感じられるような瞬間を持っている生き物である以上、安直に諦めの言葉を吐くことは許されないのだと思う。
2010年03月09日21:26
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JAYWALKのボーカルがシャブシャブで逮捕されたんだそうな。やってる音楽が音楽だからあんまり薬クサいイメージないけど、このヴォーカルの人の顔写真をよ〜く見てたら、なんか常習犯っぽい雰囲気を醸し出しているな〜と思った。キリスト顔。
でもファンの人達にとっては青天の霹靂だろうな。そういう芸風じゃないから。


今も昔も王道のポップスをやってればやってるほど、そんな人の方が精神は歪んでるな。ヤク中で有る無しに限らず、カレン・カーペンターもブライアン・ウィルソンもマイケル・ジャクソンも歪みまくってるし、マッキーや元ドリカムの人とかもそうかな。あんまり詳しくないんで迂闊な事は書けないけど挙げていけばもっと該当する人が出てきそう。



自己内の情念を、ある程度自分の望む形で解放出来る表現スタイルを持ち合わせている人は、なんだかんだ言って結構精神的には浄化されているんだろうけど、自己内の情念が完全に大衆に奉仕する形で表出せざるを得ない資質、いわゆるポップな存在であるとかメガセールスを記録するような人というのは、本人がコントロール出来ない類いのストレスとか、エゴと大衆性との摩擦なんかが凄まじいんだろうな。



知り合いにメガ・スターみたいな人は居ないんで体感的にはわからないけど、アヴァンギャルドな音楽をやっている人程、人間的にはナイスな人が多いのは実感を持ってよく分る。



アヴァンギャルドで革新的な才能を持っていたのに、その人の資質がポップスターに向かわざるを得なかったため、精神と肉体が分離して早死にしちゃった人がかつて居た。
ジミ・ヘンドリックスだ。彼の未発表アルバムが明日かな、出る。死後40年経ってなおその未発表作品の発掘が話題になるなんて人は、まあごく限られているのだけど、それにしてもこの人は死んでからずっと墓堀りをされ続けたにもかかわらず、いまだに未発表のブツが出てくる。その活動期間はたったの4年間だったというのに。



運命論的なものを信じるわけではないけれど、音楽の神がこの人に使命を与えて、膨大な仕事をさせたとしか思えなくなってくる。その使命に絶えうる才能はあったのかもしれないけど、一つの動物として肉体的には限界だったから27歳で死んじゃったのかもな〜と思う。



最近あらためてジミヘンの伝記を読んでいるのだけど、まあホントこの人の周りには魑魅魍魎が跋扈(チミモウリョウがバッコ)しまくってたんだな。才能と人間的魅力の含有量がハンパではなかったんだろう。その才能にたかる人、ビジネス的にゴタゴタを持ちかけてくる人、ジミを利用してカネをすい尽くそうとするマネージメントサイド。



そんなめんどくさいものストレスから逃避するためにヤクを食らってたから早死にしたんだろうな。勿論本人のパーソナリティーがわりとハッピーな人っぽかったから快楽的に使用してた面も多分にあるだろうから、そんな悲壮なヤク中ではなかったんだろうけど。


でも晩年のジミをとらえた映像はどれもこれも疲れてるな。スタジオで実験する資金繰りのためにステージに立ってたらしいから。ジミヘンが向かおうとしていた方向はファンクだった。それまでの支離滅裂なサイケ・ブルース・ハードロックとはべクトルが違う、もっと統制の取れた集団的音楽であるファンク。だから志半ばで終わってしまった晩年の過渡期的な作品はどこか中途半端な印象を受ける。初期の画期的な輝きを放つ作品群と比べると今ひとつ決定だに欠ける。ただ習作には習作の面白さがあるわけで、今回出る未発表作品にもうねりを挙げて変化している過程のギラギラしたファンクネスみなぎる作品が入ってるのではなかろうか。聴いてないからなんとも言えないけど。



さてそんなジミをチャネリングするつもりで、今週の木曜日、久方ぶりのキョドルト・ヴァレルのライブをやります。場所は代々木ブーガルー。


3月11日(木) 「Magical Bogaloo Tour〜ビートルズを唄う〜」

open18:30 start19:00 ticket2000円(ドリンク別)

出演:工藤大輔、icon girl pistols、キョドルト・ヴァレル(1組日程調整中)


キョドルト・ヴァレルは今回4番目の21:00〜21:30の演奏。


今回は大義名分があってビートルズのカバーが出来るので「これぞビートルズ歴25年」と言える様な、御無体な解釈でやってやろうかと楽しみにしている。ビートルズをジミヘンで強姦してサイケハードロックにちまうか。


実はしばらくライブはやらない予定なのでこの機会にぜひとも。


前日くらいまでにメッセージくれたらゲストにします。
2010年03月05日08:21
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なんだか最近は行ってもない海外から帰った後の時差ボケ状態で、身体がうまく時空と同調してくれない。
完全に昼夜が逆転してしまって、夜中3時まで酒を飲んだ後、今の時間まで仕事、ってな狂ったタイムテーブルで動いているとちょっぴりナチュラルハイになる。まだ酒が少し残っている。



久しぶりにケセラ・スパンキー・ロウズの藤井君と話をしたら、お笑いに関する共通言語があまりにも多い事がわかって感動してしまった。
松本高須の「放送室」の面白さを真芯で受け止めてる奴とは色んな意味で話が早い。酒が回るのも早い。それは寝不足の所為か。



さて、来週の木曜日、久方ぶりのキョドルト・ヴァレルのライブがあります。


3月11日(木) 「Magical Bogaloo Tour〜ビートルズを唄う〜」

open18:30 start19:00 ticket2000円(ドリンク別)

出演:工藤大輔、icon girl pistols、キョドルト・ヴァレル(1組日程調整中)

キョドルト・ヴァレルは今回4番目の21:00〜21:30の演奏。


今回は大義名分があってビートルズのカバーが出来るので「これぞビートルズ歴25年」と言える様な、御無体な解釈でやってやろうかと楽しみにしている。普通にコピーしても面白くないもんね。


今回は前日くらいまでにこのミクシーにメッセージくれたらゲストにするので、この機会に是非遊びにきて下さい。

2010年03月01日21:47
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ニュースより。

たけし『金言』真央に"女優のススメ"
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1126017&media_id=30

タレントのビートたけし(63)が28日、都内で行われた「第19回東京スポーツ映画大賞 第10回ビートたけしのエンターテインメント賞」授賞式に出席。バンクーバー五輪女子フィギュアスケートで銀メダルに終わった浅田真央(19)に"女優のススメ"を説いた。たけしは「キム・ヨナは役者として演技力がすごい。真央ちゃんも芝居を勉強した方がいい」とアドバイスした。また同授賞式には長嶋茂雄巨人軍終身名誉監督(74)らも出席した。

◇ ◇

「世界のキタノ」が、14年のソチ五輪での金メダルを狙う浅田真央に秘策を伝授した。

五輪をテレビ観戦したというたけしは、印象的だった選手として、女子フィギュアで金メダルに輝いたキム・ヨナの名を挙げ「役者として演技力がうまいな。技術は真央ちゃんと変わらないし、ジャンプは難しいことやっていないのに、演技力が圧倒的だった」と持論を展開。その上で「真央ちゃんは芝居を勉強したらいいよ」と"女優のススメ"を説いた。

確かに今大会では浅田は、女子ではフリーで史上初の2回のトリプルアクセルを決めるなど、キムを上回るジャンプ技術を披露しながら、完成度と出来ばえ点などで後塵(こうじん)を拝した。一方、キム・ヨナはショートプログラムでは映画「007」シリーズのテーマに乗せ、セクシーなボンドガールに成り切り、会場や審査員も魅了した。

ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞するなど、映画監督として金メダル級の活躍を見せるたけし。女優に対する演出力も世界的に評価が高い。それだけに、4年後のリベンジに燃える浅田に対し、さらなる飛躍に期待を込め"キタノ流"の助言を送った。

と。


これは一理あるなあ。インタビューに答えたりCMに出たりしている真央ちゃんは結構愛嬌があって可愛いのに、演技に入るとなんだかぎこちない表情を見せる。
いや、銀メダルなんだからそりゃぁとんでもない偉業だと思うし、批判するつもりはさらっさらないけれども。


でも金を取ったキム選手は、その表情も含めて演技の全てが優雅で「お客さんを魅せる」ってところに徹底していた様に思った。本当に美しい立ち居振る舞いで我々を陶然とさせてくれた。



ギターで言うならアクロバットフィンガリングを駆使した早弾きよりも、流麗なギターソロと言った感じだろうか。どっちも好きだけど。


やはり観客を前にした演技である以上、そしてそれを判定するのが人間である以上、技巧を追求するのだけではなく、魅せること、楽しませる事が一番大事なんだな。やっぱスポーツも音楽も他の分野の表現もそこは通じてるんだな。


でも終了直後のインタビューでつい泣いてしまって「悔しい」と語った浅田真央は美しかった。
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