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高瀬大介の思い出のプラグインは刹那い記憶

〜高瀬企画発気まぐれ遺言状〜

2014年07月

2014年07月05日02:15
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本日5日、東新宿のライブハウス真昼の月夜の太陽にて、俺とドラムの河野瞬とのユニットでライブをやります。時間は20時50分くらいからっす。



ひと月ぶりくらいなので新しい曲でも増やそうかと思って作ってたら3曲も出来てしまい、それのアレンジのためにスタジオ入ったら割とすんなり出来たんでだったら録音しようということになり、どうせなら発売出来るようなクオリティにしようということで一発録音ながらカッチリとミックスしたりなんかして(只今進行中)、あれよあれよという間にライブ当日になってしまった。実質作業期間5日というどう考えてもムチャな進行なんだがこれが結構いい調子。俺史上で最もハードでスピード感のある音源に仕上がりつつある。


例によって発売後も勝手にミックスとかテイクを変えてしまって、知らぬ間にコレクターズアイテムを増やしてしまう俺だけど、なんかそういういい加減さとか、レコーディングからリリースに至るまでのせっかちなスピード感まで、河野瞬とやってるこのユニットはそういうのがしっくりくるんだわ。



ジョン・レノンの名曲「インスタント・カーマ」にまつわる有名なエピソードに、朝起きたジョンはふとメロディーを思いつきピアノで曲を仕上げ、昼くらいにはミュージシャンを手配しフィル・スペクターも連れてきてレコーディングをその日のうちに完成させ、一週間後にはリリースしたというのがあるが、ジョン曰わく「新聞みたいなペースでレコードがリリース出来たらいいね」という彼らしいコメントを残してる。



作ったそばからネットを通じて配信できる現在の状況をジョンは狂喜したかもしれないが、今回の俺もそれに近い心境だ。といったらおこがましいとは思うが、まあとにかく粗製濫造とも言えるスピード感の中から名作を生み出していた昭和のクリエイター達(漫画家や映画監督など)を見習って「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」的方式でいけりゃあなあと思う。100曲トライして一曲でも快心の作が出来りゃいいじゃないの。トロイのはイライラすんだよ。




今回の音源は新曲3曲+河野瞬とのユニットのいつものライブでやってる曲3曲の計6曲をレコーディングし、それにプラスしてスタジオでのリハーサル時に気まぐれにやったジャムやらカバーやらの音源から面白いものを選んでハードコアリマスターして収録、なんだかんだでCD収録時間をフルに使った大盤振る舞いのもんになってます。自分で聞いてても疲れるくらいハードな音源で、それを80分も聞かされる方はたまらんわなぁとは思ったけど、「出るもんは出せ」by横尾忠則、ということで現在の記録としてぶち込みました。ホント、ライブにきてほしいし音源もゲットしてほしいわー。
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高瀬大介

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