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高瀬大介の思い出のプラグインは刹那い記憶

〜高瀬企画発気まぐれ遺言状〜

2009年04月

2009年04月01日11:52
カテゴリ
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ここ数日はなぜかプログレッシブ・ロックのベタなアルバムばかり聴いている。



ピンク・フロイド「狂気」

イエス「時間と言葉」「サード・アルバム」

マイク・オールドフィールド「チューブラーベルズ」

カン「エゲバミアージュ」

ルネッサンス「ライブ・アット・カーネギーホール」

ソフトマシーン「収束」

テンペスト「テンペスト」



これらのアルバム、とても同じジャンルにくくられているとは思えないほど多種多様だ。
評論家によるジャンル分けがいかにいい加減なものかを証明するかのように。



高校生の頃、プログレはとても魅力的なジャンルに思えた。ブルースベースの単純なロックよりも複雑な大曲が多く、難解で知的なイメージがあったので、聴いてるとなんだか賢くなった様な気がしていた。いかにも背伸びしたい高校生ならではの発想。



しかし今殆ど聴くことはなくなった。はっきり言ってかったるいのだ。
やたらと曲が長いし、思わせぶりなイントロ、象徴主義的な音響とか、重苦しい思想性とかうっとうしい。
アルバム一枚を通じて語られる「物語」に付き合うほど悠長な気持ちではいられない。


でも一周回って聴いてみると結構心地良いもんだった。あんまり深く考えず、演奏の上手いBGM扱いにすればなかなか散歩のはずむ音楽だ。
最初に聴いたキングクリムゾンの衝撃があまりにも重かったもんだから、他のプログレにも大きな意味とか意義を見出そうとしすぎたんだなぁ。



近所の等々力渓谷の木漏れ日を浴びながらルネッサンスを聴いていると、すこし癒される。



しかし今日はどんよりとした雨雲。いやだね。
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高瀬大介

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