[フレーム]

koudansyou-古典と現代

主に平安文学・文化についてのつれづれ書き(画き)

「平安文学、いとをかし」展見学

新しい年になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、いま、東京・丸の内の静嘉堂文庫美術館で、「平安文学、いとをかし」展が行われています。今月13日(月・祝)で終わってしまうので、ぜひまだご覧になられていない方は行ってみてください。

私は、年明け最初の大学院の授業時に、院生さんたちと行ってきました。でも、その前に研究室でちょっと催し。


和菓子でお茶会
中世の三条西家のように『源氏物語』初音巻を皆で輪読し、神保町の「さゝま」で買った和菓子をいただきながらお茶会。

この後は......
くずし字百人一首大会
じゃじゃ〜ん。皆でくずし字の札をとりあう百人一首大会を行いました。なかなか白熱!

その後、千代田線で移動し、新お茶の水駅から2駅、二重橋前駅でおりて徒歩3分。

入口前
着きました!静嘉堂文庫美術館です。チケットを買って入るとこのような感じ。天井が高くて広いロビーです。

入口
入口です。展示品は「曜変天目茶碗」以外はすべて撮影OKでした。

天下の孤本
一見、地味ですが、平安中期の歌物語『平中物語』の写本は、この1本しか世の中にありません。超〜貴重な写本が展示されていました。しかも鎌倉時代の写しで古いのです。

駒競行幸絵巻
修復後、初公開された駒競(こまくらべ)行幸絵巻。鎌倉時代に画かれたものが色鮮やかでびっくりしました。他にも美しい絵巻がいくつも展示されています。

奥の部屋
奥の部屋はこんな感じです。掛け軸の絵は、今回初公開だった紫式部像。

ちいかわ?
資料タイトルの上に書かれた赤字(キャッチコピー?)に、思わずクスっとしてしまいます。

みおつくし
せきや
と思えば、迫力の国宝。俵屋宗達による源氏物語関屋澪標図屏風です。

嫁入り道具
将軍家の嫁入り道具といえば......源氏物語54帖の写本。箱も豪華!

美しい料紙1
平安時代の国宝・和漢朗詠抄 太田切。料紙の美しさが際立ちます。

美しい料紙2
展示の最後の方にあり、とても印象に残りました。

集合写真(影絵)
最後は、皆で集合して記念写真を撮って終了。たいへん充実した展示で、院生の方々も大いに楽しめたようです。

また近くで展示があれば、皆さんで訪れたいですね。


このページのトップヘ

traq

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /