平安風の人形作り
3月最終日となりました。早い!一年あっという間。
春休みは短いのですが、なぜか一番のんびりと過ごせます(心理的に)。夏休みは、秋学期があるということで、具体的に学生の顔が浮かぶからでしょうか(あの子、卒業大丈夫かな、とか)。
さてさて、そういうわけで、論文を書きながら、主任として主婦として、それぞれ雑事をこなしつつ、楽しく春休みを過ごしています。
そのような中、いまハマっている作業がこちら。
DSC_0635
DSC_0634
DSC_0632
はい。平安風の人形作りです。
そして「これを作ってみたい」と思ったきっかけが次の動画です。
[フレーム]
今は、いろいろな「リカちゃん」人形動画が出ていると思いますが、上記が一番最初ではないかと思います。「リカちゃん人形」=「子供のおもちゃ」という思い込みを見事に打ち砕いてくれました。
家族と見たのが最初ですが、私も子供時代にお世話になり、およそ20年前のしがない大学院生時代にも、再度人形を購入し、以下のようなものを作っていた時期がありました(黒歴史)。
DSC_0639-1
(単《ひとえ》姿のジェニーちゃん人形。袴は厚い布地を買ったせいで結構作るのが大変でした)
平安貴族の装束は、現在の着物とは大分作りが違います。とにかく重ね着が多いこと、布がたっぷり使われていることが特徴でしょうか。色や模様も華やかです。昔、十二単を着せてもらったことがありますが、重くて腕が上がらず、これは動けない、と実感したことがあります。
そのような装束の描写も平安時代の作品には多く出てきますので、それを可視化したいと作ってみましたが、その上の「五衣」や「表着」の制作にまで至らず断念。なんとなく心残りがありました。
その時、参考にした本がこちら。
DSC_0638-1
写真集として見るだけでも楽しい本ですが、最後に型紙までついていてお得です。
上記の本、捨てないでおいて良かった!と思ったのは、自分でオリジナルの平安風人形を作る際、大いに参考になったからです。型紙も一部、縮小コピーして使いました。
それにしても、まったく参考にするもののない、自分の頭の中での人形を形にする作業、衣装も型紙そのままでは着られないので、色々考えながらアレンジしました。以下、その工程です。
DSC_0623
ぬいぐるみ用コイルで簡単に骨組みを作り、そのまわりを紙ねんどで固めてボディ作り。
DSC_0628
黒いフェルトで髪の毛と男性用の烏帽子を作りました。
CENTER_0001_BURST20220329184325694_COVER
先に、女性の単姿を作りました。腕が動かないので、半そで風に(汗)。
HORIZON_0001_BURST20220330233538606_COVER
今は、ここまでできています(3日経過)。左側と右側とでは、衣装の作り方が違います。
左側は、重ね着風に襟だけ貼り付けていますが、右側は、実際に下に二枚着ています。
いろいろ実験的に作りながら作業を進めています。
次は、残った男性の衣装に取り組みます。いや〜難しそう。とりあえず、直衣(のうし)姿を作ろうと思っていますが、狩衣や衣冠束帯、といった衣装もあるので、完成までの道のりは長くなりそうです。
そのうち授業でもお目見えするかもしれません。人形が完成したら、次はセット作り(?)でしょうか。
[フレーム]
次はこちらを参考に作っていきます。あ、でもなかなかガチャガチャ等では、平安風の備品は手に入れにくいと思うでしょ。ところがこのようなものを見つけました。
DSC_0640
いや〜、この御所車、きちんと動きますし、300円とは思えないクオリティです。いま、我が家にこれが3台ありますが、『源氏物語』に描かれる「葵祭の車争い」とか再現してみたいです。
フフ、いつになるかわかりませんが、お楽しみに!
春休みは短いのですが、なぜか一番のんびりと過ごせます(心理的に)。夏休みは、秋学期があるということで、具体的に学生の顔が浮かぶからでしょうか(あの子、卒業大丈夫かな、とか)。
さてさて、そういうわけで、論文を書きながら、主任として主婦として、それぞれ雑事をこなしつつ、楽しく春休みを過ごしています。
そのような中、いまハマっている作業がこちら。
DSC_0635
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はい。平安風の人形作りです。
そして「これを作ってみたい」と思ったきっかけが次の動画です。
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今は、いろいろな「リカちゃん」人形動画が出ていると思いますが、上記が一番最初ではないかと思います。「リカちゃん人形」=「子供のおもちゃ」という思い込みを見事に打ち砕いてくれました。
家族と見たのが最初ですが、私も子供時代にお世話になり、およそ20年前のしがない大学院生時代にも、再度人形を購入し、以下のようなものを作っていた時期がありました(黒歴史)。
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(単《ひとえ》姿のジェニーちゃん人形。袴は厚い布地を買ったせいで結構作るのが大変でした)
平安貴族の装束は、現在の着物とは大分作りが違います。とにかく重ね着が多いこと、布がたっぷり使われていることが特徴でしょうか。色や模様も華やかです。昔、十二単を着せてもらったことがありますが、重くて腕が上がらず、これは動けない、と実感したことがあります。
そのような装束の描写も平安時代の作品には多く出てきますので、それを可視化したいと作ってみましたが、その上の「五衣」や「表着」の制作にまで至らず断念。なんとなく心残りがありました。
その時、参考にした本がこちら。
DSC_0638-1
写真集として見るだけでも楽しい本ですが、最後に型紙までついていてお得です。
上記の本、捨てないでおいて良かった!と思ったのは、自分でオリジナルの平安風人形を作る際、大いに参考になったからです。型紙も一部、縮小コピーして使いました。
それにしても、まったく参考にするもののない、自分の頭の中での人形を形にする作業、衣装も型紙そのままでは着られないので、色々考えながらアレンジしました。以下、その工程です。
DSC_0623
ぬいぐるみ用コイルで簡単に骨組みを作り、そのまわりを紙ねんどで固めてボディ作り。
DSC_0628
黒いフェルトで髪の毛と男性用の烏帽子を作りました。
CENTER_0001_BURST20220329184325694_COVER
先に、女性の単姿を作りました。腕が動かないので、半そで風に(汗)。
HORIZON_0001_BURST20220330233538606_COVER
今は、ここまでできています(3日経過)。左側と右側とでは、衣装の作り方が違います。
左側は、重ね着風に襟だけ貼り付けていますが、右側は、実際に下に二枚着ています。
いろいろ実験的に作りながら作業を進めています。
次は、残った男性の衣装に取り組みます。いや〜難しそう。とりあえず、直衣(のうし)姿を作ろうと思っていますが、狩衣や衣冠束帯、といった衣装もあるので、完成までの道のりは長くなりそうです。
そのうち授業でもお目見えするかもしれません。人形が完成したら、次はセット作り(?)でしょうか。
[フレーム]
次はこちらを参考に作っていきます。あ、でもなかなかガチャガチャ等では、平安風の備品は手に入れにくいと思うでしょ。ところがこのようなものを見つけました。
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いや〜、この御所車、きちんと動きますし、300円とは思えないクオリティです。いま、我が家にこれが3台ありますが、『源氏物語』に描かれる「葵祭の車争い」とか再現してみたいです。
フフ、いつになるかわかりませんが、お楽しみに!