さよなら国立劇場(前半)
9月も最終日になりました。新年まで残り三か月。明日から10月だっていうのに、
この暑さは何なんでしょうね?衣替えがなかなか進みません。
授業の方は、少しずつ、秋学期の発表順が決まってきました。駿河台校舎(3・4年)の演習では、皆で秋の展覧会を満喫する予定です。
まずは東京国立博物館の「やまと絵展」https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2580
「受け継がれる王朝の美」の副題が魅力的です。こちらは12月3日まで見られます。
またその前に、大学院の授業では、丸善丸の内本店ギャラリーの「第35回慶應義塾図書館貴重書展示会 へびをかぶったお姫さま〜奈良絵本・絵巻の中の異類・異形〜」を見に行きます。この展示、ポスターにかなりのインパクトが!
この暑さは何なんでしょうね?衣替えがなかなか進みません。
授業の方は、少しずつ、秋学期の発表順が決まってきました。駿河台校舎(3・4年)の演習では、皆で秋の展覧会を満喫する予定です。
まずは東京国立博物館の「やまと絵展」https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2580
「受け継がれる王朝の美」の副題が魅力的です。こちらは12月3日まで見られます。
またその前に、大学院の授業では、丸善丸の内本店ギャラリーの「第35回慶應義塾図書館貴重書展示会 へびをかぶったお姫さま〜奈良絵本・絵巻の中の異類・異形〜」を見に行きます。この展示、ポスターにかなりのインパクトが!
会期は、2023年10月4日(水)〜10月10日(火)(9:00〜21:00(最終日は16:00閉場)
丸善・丸の内本店 4FギャラリーA<入場無料>)と、ちょっと短め。
でも、慶應義塾大学文学部教授 石川 透先生による、ギャラリートーク(入場無料)もありますので(10月6日(金)18:00〜、10月8日(日)14:00〜)、興味のある方はぜひご参加ください。
さて、なかなか本題に入れませんが、今月は、歌舞伎座に2回、国立劇場に1回、行ってきました。歌舞伎座は、雪姫の2役(児太郎さんと米吉さん)を見るために、また国立劇場は、いよいよ来月いっぱいで閉まるということで、「妹背山女庭訓」を今月と来月、通しでやると知り、急遽、見に行きました。
舞台は、春日大社で、若い男女が出会うところから始まります(以下、この段、ネタバレです)。二人は実は敵同士のお家柄。まさにロミオとジュリエットの展開になります。それも、決定的に二人の恋を阻むのは、妹山・背山の間に流れる「吉野川」と、なぜか「蘇我入鹿」ということで、江戸時代なのか、古代なのか、よくわからない設定ですが、それでも最後、互いを思いやりつつ、親の手にかかって二人は亡くなってしまいます。双方の親が、悩みに悩んで決断し、それがすれ違う(互いに「せめて子が思う相手は救おう」と思うのが裏目に出る)のが、なんとも泣けるお話でした。
またヒロイン雛鳥(中村梅枝さん)とその母・定高(中村時蔵さん)が本当に親子、また雛鳥と相思相愛の久我之助(中村萬太郎さん)が兄弟という不思議。先日の歌舞伎座も、雪姫(米吉さん)の敵が実父の中村歌六さんで、米吉さん自身、雪姫が足で踏みつけられるところは、「児太郎くん(二役)の時より父は本気でふみつけているはず!」のようにお話しされていました。
歌舞伎の面白さは、上記のような配役の楽しさもありますね。
来月は「妹背山女庭訓」後半の舞台があります(チケット入手済)。本当に、改装前の最後の国立劇場です。こちらも楽しい舞台になりますように。
最後に、国立劇場の写真をご紹介。
HORIZON_0001_BURST20230925153418245_COVER
(1階正面入ったところ。ちょっとピンボケですみません)
DSC_1580
(3階は絵が飾ってあります。後方にはこれまでの舞台ポスターの展示がありました)
DSC_1581
(3階から、下まで見通せます。それぞれ人の動きが見えて面白いです)
さてさて、「着物沼」からの「歌舞伎沼」、最近、本当にはまっています。
授業でもたまに着ていますので、びっくりしないでね〜。
さて、なかなか本題に入れませんが、今月は、歌舞伎座に2回、国立劇場に1回、行ってきました。歌舞伎座は、雪姫の2役(児太郎さんと米吉さん)を見るために、また国立劇場は、いよいよ来月いっぱいで閉まるということで、「妹背山女庭訓」を今月と来月、通しでやると知り、急遽、見に行きました。
舞台は、春日大社で、若い男女が出会うところから始まります(以下、この段、ネタバレです)。二人は実は敵同士のお家柄。まさにロミオとジュリエットの展開になります。それも、決定的に二人の恋を阻むのは、妹山・背山の間に流れる「吉野川」と、なぜか「蘇我入鹿」ということで、江戸時代なのか、古代なのか、よくわからない設定ですが、それでも最後、互いを思いやりつつ、親の手にかかって二人は亡くなってしまいます。双方の親が、悩みに悩んで決断し、それがすれ違う(互いに「せめて子が思う相手は救おう」と思うのが裏目に出る)のが、なんとも泣けるお話でした。
またヒロイン雛鳥(中村梅枝さん)とその母・定高(中村時蔵さん)が本当に親子、また雛鳥と相思相愛の久我之助(中村萬太郎さん)が兄弟という不思議。先日の歌舞伎座も、雪姫(米吉さん)の敵が実父の中村歌六さんで、米吉さん自身、雪姫が足で踏みつけられるところは、「児太郎くん(二役)の時より父は本気でふみつけているはず!」のようにお話しされていました。
歌舞伎の面白さは、上記のような配役の楽しさもありますね。
来月は「妹背山女庭訓」後半の舞台があります(チケット入手済)。本当に、改装前の最後の国立劇場です。こちらも楽しい舞台になりますように。
最後に、国立劇場の写真をご紹介。
HORIZON_0001_BURST20230925153418245_COVER
(1階正面入ったところ。ちょっとピンボケですみません)
DSC_1580
(3階は絵が飾ってあります。後方にはこれまでの舞台ポスターの展示がありました)
DSC_1581
(3階から、下まで見通せます。それぞれ人の動きが見えて面白いです)
さてさて、「着物沼」からの「歌舞伎沼」、最近、本当にはまっています。
授業でもたまに着ていますので、びっくりしないでね〜。