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koudansyou-古典と現代

主に平安文学・文化についてのつれづれ書き(画き)

五月は見学の季節

寒い日と暑い日の気温差が大きい今日この頃。なかなか毛布がしまえません。
床暖房を入れてしまう日もあって、五月下旬には珍しい気候のように思います。

それでも、日中は比較的気持ちのいい日が多い五月。

今月は、複数の授業で博物館見学に行きました。

大学院生の平安ゼミでは「目黒雅叙園の百階段」、

大学3年生の演習では「東京国立博物館の常設展」、

昨日は「市ヶ谷の森 本と活字館」(史学の学生もいる大学院生の授業)

に行ってきました。

東京国立博物館の常設展は、大学がキャンパスメンバーズに入っているので、学生証を見せれば、
無料で見学できます。博物館は広いので、見るところはたくさん!
まだ行っていない人はぜひ一度行ってみてください(今回は、藤原行成の自筆の手紙が印象に
残りました)。

それから、平安文学の演習で、院生と行った目黒雅叙園の展示は、以下のようなテーマでした。

「時を旅する福ねこ at 百段階段
〜平安、江戸、大正、昭和、そして現代へ〜
期間:2025年3月20日(木・祝)〜6月15日(日)
(注記)休館日:5月7日(水)(展示替のため)」

「百段階段」とは通称で、ホテル雅叙園東京の前身である目黒雅叙園3号館にあたり、1935(昭和10)年に建てられた当館で現存する唯一の木造建築です。食事を愉しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。」

「"昭和の竜宮城"と呼ばれた当時の目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。2009(平成21)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。」

以上、ホテル雅叙園東京のHPより、百段階段の説明でした。最近は、江戸文化にもどっぷりハマっているので、それも楽しみでしたし、平安時代は、「ねこ」の登場する平安文学の場面が複数再現されている、ということで、こちらも大変楽しみに行ってきました。

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まずはこんな招き猫がお出迎えしてくれます。

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百階段はこんな感じです。

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階段の途中の室内は、様々な意匠が凝らされています。

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そして、平安文学がテーマの部屋は、内装も王朝風でした。

そして、......

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さて、これはどの作品の一場面でしょう。つづいて、こちら。

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なんだか猫がたくさんいて、宴会でもしているよう。

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アップにするとこんな感じ。まるで本物みたいな猫たちです。

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これはちょっとむずかしいかもしれません。


答え合わせは次回ということで。お楽しみに!



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