5月も残すところあと2日。緊急事態宣言の対応に追われ続けた1ケ月でした。一度、授業のYouTubeライブ配信中に、うっかり映画の一部を流してしまい、途中で動画が削除されてしまったこともありました。視聴していた皆さんは、突如「この動画は削除されました」と、真っ暗な画面を見てビックリしましたよね(すみません)。

あわててZoomに切り替えましたが、まあ、いろいろありますね。

さて、だいぶ空いてしまいましたが、高尾山、薬王院に到着した画像がこちら。

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天狗は飯綱大権現(南北朝時代に奉祀)のご眷属です。

薬王院自体は、天平16年(744)に、聖武天皇の勅令により東国鎮守の祈願寺として、高僧・行基菩薩により開山されたと言われています。ご本尊は薬師如来です。その後、飯綱大権現が奉祀され、戦国武将に守護神として崇敬されたそうです。詳しくはこちら→高尾山と天狗様 | 高尾山薬王院公式ホームページ (takaosan.or.jp)

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黄金色に輝く八大龍王や不動明王の剣を挟んで2頭の龍が絡んでいる像がありました。

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薬王院大本堂です。ちょうど護摩供が行われていて、中から心地良い読経が聞こえ、覗いてみると、僧侶の前に炎が燃え上がっていました。終わると、ほら貝の音とともに、僧侶は本堂から木々の間へと消えていきました。『紫式部日記』の「五檀の御修法」後の記述を思い出します。

「......うちつれたる浄衣姿にて、ゆゑゆゑしき唐橋どもを渡りつつ、木の間を分けてかへり入るほども、はるかに見やらるる心地してあはれなり。」

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飯縄権現堂は、さらに上方にありました。

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高尾山頂上をめざします。

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頂上からの眺め。残念ながら、富士山は霞んで見えず。

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山桜が美しく咲いていました。これは『源氏物語』若紫巻「北山」の記述を思い出します。

「三月のつごもりなれば、京の花、盛りはみな過ぎにけり。山の桜はまだ盛りにて、入りもておはするままに、霞のたたずまひもをかしう見ゆれば」

関東はもうそろそろ梅雨入りですが、当時は「五月雨」と言っていました。旧暦六月(今は七月)は「水無月」ですので、きっと暑かったのでしょう。

今はこれから「五月雨」の時期。出かけるのに、「洗濯物」や「傘」が気になる季節ですね。雨が降ると急に涼しくなることもあるので、体調管理には気を付けたいものです。

GWに入りました。緊急事態宣言のため、遠出は我慢して、近くの公園で遊んでいます(主に家族が)。あと、研究休暇(在外1年)でイギリスに行かれている先生を囲んでのZoomお茶会も企画されています。入国する際は、たびたびのPCR検査や自主隔離期間など、大変そうでしたが、今は自由に街歩きもできていて、楽しそうです。ロンドン消息 2021 (hatenablog.com) (←よかったらどうぞ)

イギリスは、大学院生の時にゼミの仲間たちと一緒に行ったことがあります。テニスの国際大会(ウィンブルドン)が開かれる時期で、飛行機の遅れから予定通りホテルに着かなかったら、予約していた部屋が貸し出されていて泊まる部屋がなかったり、現地でバスツアーに参加したら、見知らぬ地で置いていかれたり、いろいろありました......でも総じて楽しいことの方が多かったです!

夏は夜8時くらいまで普通に明るいので、遊びすぎてぐったりしたことも、良い思い出です。

さてさて、天狗の山の続きです。ケーブルカーで上に上ると、遠くまでよく見えました。またいくつかお店もあります。

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上のケーブルカーの駅前です。

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ちょっと曇り空。霞んでいます。

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そんなに虫いるの?

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高尾山の焼き印が入ったチーズタルト。

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ベンチから景色が見えます。机もあっていい感じ。今度は天狗焼。

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中身は黒豆あん。甘すぎずちょうどよい。

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「三福(みつふく)だんご」が売っている!井の頭公園名物ではなかったのね。

......とまあ、食レポブログになっていますが、この後、上の展望台からの眺めも堪能しました。

展望台にはビアガーデンがあって、こんな広告も。
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天狗ビールは飲んでいる人を見ました。すごかったです(高さが)。卓上バーベキューをしている人も。冬は一人鍋ができるそうです。高尾山展望レストランで鍋始めました。 | 高尾登山電鉄 スタッフブログ (takaotozan.co.jp)


一人で来た時はここまでで、温泉に入って帰りましたが、家族と来た時はさらに薬王院と頂上まで登りました。

山道は、一人より皆で声をかけあって登った方が楽しく感じるタイプです。

次回はきちんと薬王院に入りますが、先取りしてちょっと写真を。

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修験者の方の像ですね。「長夜暗照」「護持大衆」の語が見えます。

今世の闇を吹き飛ばしてくれそうな、強い意志を感じました。