UFOと竹取物語
緊急事態宣言が出て初めてのゴールデンウィークを迎えようとしています。オリンピックが延期に
ならなければ、この週、大学は授業を行う予定でした(休みなしで)。
首都圏の大学では、多くの学生がオリンピックのボランティア活動に参加することもあって、
授業が7月中旬で終わるように授業が組まれていたからです。
それがまさかのオリンピック「延期」、しかも授業自体、大学でできなくなり、今の予定では、
逆に夏休み返上で授業を行わなくてはならなくなっています。
9月入学の話も巷で話題ですが、7月の入試も暑さ対策が問題になるでしょうね。そもそも
同一条件で何千人もが同じところで試験を受ける、という従来の受験スタイル自体、限界の
ような気がします。
それこそビデオ会議で制限時間内に答案を提出し、受験者を絞っていく、というスタイルにしたら
(クイズ番組?)、家で受験できますね。それこそ問題は、ネットで調べて答えられるようなもの
にはできないので、哲学的な問題や奇問が続出してしまうかもしれませんが(妄想です)。
そんなことを、ビデオ会議の後、ぼんやり考えていました。推薦入試の面接も、テレビ電話で
OKになれば、交通費は不要になるので、地方から受験するハードルも下がりますね。
今まで当たり前だったことを、見直す時期に来ているのかもしれません。
それからタイトルの「UFO」(未確認飛行物体)ですが、今日、アメリカの国防総省が「UFO」
の存在を認める公式発表をしたことがニュースになりました。
正直、「すごい!」と思いました。これは現在の人類が飛ばしている飛行機とかではない、
という認識ですよね。「未来人」か「宇宙人」か「地底人」か。いろいろ説はあるようですが、
最近よいニュースがあまりないだけに、わくわくします。
そういえば、先週、朝の連続テレビ小説「エール」で、主人公が組曲「竹取物語」を創作し、
イギリスの国際コンクールで賞を獲る、というエピソードが出てきました。この話、実在の
作曲家・古関裕而(1909年 - 1989年)をモデルとしているそうです。
「竹取物語」は、本当に千年の時を超えて、人々に「創造」のインスピレーションを与え続けている
のだなと感動しました。
それとともに、「月」に帰っていく「かぐや姫」は、明らかに地上の人とは異なっていて、
当時の常識(ルール)にとらわれない姿が、後に朝ドラの主人公・「祐一」の妻となる「音」(おと)の様子(お見合いの後、求婚してきた相手に「結婚する気はない」と答え、母親に「わたしは結婚より
(歌手の)夢をとる」と話す)と重なりました。
「竹取物語」のかぐや姫は、まず「男は女に逢ふことをす。女は男に逢ふことをす」(男は女と、
女は男と結婚する)と養父・竹取の翁に結婚を促されても、「なんでふ、さることをかしはべらむ」(どうして結婚などするのでしょうか)と疑問を持ちます。
また地上の王である「帝」の求婚でさえ、従おうとしません。当時の地上のルールを理解しない
のは、月の世界の人だから、という答えが後に用意されますが、この月の世界、「不死の薬」
はあるわ、着ると感情を失う「天の羽衣」はあるわ、どう考えても地上より進んだ世界として
描かれているようです(地上は「穢き(きたなき)所」とも表現されています)。
かぐや姫を迎えに来る人々がしばしば「阿弥陀来迎図」のように描かれるのも、月の世界を
「浄土」(あの世)のように捉えているからでしょう。
また一方で、かぐや姫を守る武者たちの戦意を喪失させる光、迎えに来た人々が「土より五尺
(約1.5m)ばかりあがりたるほどに立ち連ねたり」と浮いている様子など、まるで宇宙人のよう
にも見えます。
漠然と「天」なのではなく、「月」であるからこそ、かき立てられるロマンです(ただ道教的にも
解釈できます。古代中国の道家思想を記す『淮南子』(えなんじ)には仙女の西王母から夫が
譲りうけた「不死の薬」を盗んで月に逃げた妻・嫦娥(じょうが)の話があります)。
少し前まで、家族が見ていた特撮(宇宙戦隊キュウレンジャー)やプリキュア(スタートゥインクル
プリキュア)も、ついに地球を飛び出し宇宙人も仲間になっていましたが、いよいよ本格的に
「宇宙時代」突入でしょうか。
最後に、3年前、わたしが偶然、公園で撮影した「UFO」の写真をお見せします。最後の写真、
拡大すると形がそれっぽいです。
KIMG0201
KIMG0200
KIMG0198
三枚目、ブログの写真ではうまく拡大できないかもしれないので、拡大した写真
をのせておきます。
Screenshot_2020年04月28日-11-39-19
なんとなく「ザクウォーリア」の頭っぽい。「かぐや姫」の「宇宙世紀」、たのしみです。
*ちなみに映画「竹取物語」(市川崑監督、1987)では、「科捜研の女」の沢口靖子が
「宇宙人」として「かぐや姫」を演じていました。最後、かぐや姫を迎えるUFOが登場するシーン
だけ、なぜか鮮明に覚えています。
ならなければ、この週、大学は授業を行う予定でした(休みなしで)。
首都圏の大学では、多くの学生がオリンピックのボランティア活動に参加することもあって、
授業が7月中旬で終わるように授業が組まれていたからです。
それがまさかのオリンピック「延期」、しかも授業自体、大学でできなくなり、今の予定では、
逆に夏休み返上で授業を行わなくてはならなくなっています。
9月入学の話も巷で話題ですが、7月の入試も暑さ対策が問題になるでしょうね。そもそも
同一条件で何千人もが同じところで試験を受ける、という従来の受験スタイル自体、限界の
ような気がします。
それこそビデオ会議で制限時間内に答案を提出し、受験者を絞っていく、というスタイルにしたら
(クイズ番組?)、家で受験できますね。それこそ問題は、ネットで調べて答えられるようなもの
にはできないので、哲学的な問題や奇問が続出してしまうかもしれませんが(妄想です)。
そんなことを、ビデオ会議の後、ぼんやり考えていました。推薦入試の面接も、テレビ電話で
OKになれば、交通費は不要になるので、地方から受験するハードルも下がりますね。
今まで当たり前だったことを、見直す時期に来ているのかもしれません。
それからタイトルの「UFO」(未確認飛行物体)ですが、今日、アメリカの国防総省が「UFO」
の存在を認める公式発表をしたことがニュースになりました。
正直、「すごい!」と思いました。これは現在の人類が飛ばしている飛行機とかではない、
という認識ですよね。「未来人」か「宇宙人」か「地底人」か。いろいろ説はあるようですが、
最近よいニュースがあまりないだけに、わくわくします。
そういえば、先週、朝の連続テレビ小説「エール」で、主人公が組曲「竹取物語」を創作し、
イギリスの国際コンクールで賞を獲る、というエピソードが出てきました。この話、実在の
作曲家・古関裕而(1909年 - 1989年)をモデルとしているそうです。
「竹取物語」は、本当に千年の時を超えて、人々に「創造」のインスピレーションを与え続けている
のだなと感動しました。
それとともに、「月」に帰っていく「かぐや姫」は、明らかに地上の人とは異なっていて、
当時の常識(ルール)にとらわれない姿が、後に朝ドラの主人公・「祐一」の妻となる「音」(おと)の様子(お見合いの後、求婚してきた相手に「結婚する気はない」と答え、母親に「わたしは結婚より
(歌手の)夢をとる」と話す)と重なりました。
「竹取物語」のかぐや姫は、まず「男は女に逢ふことをす。女は男に逢ふことをす」(男は女と、
女は男と結婚する)と養父・竹取の翁に結婚を促されても、「なんでふ、さることをかしはべらむ」(どうして結婚などするのでしょうか)と疑問を持ちます。
また地上の王である「帝」の求婚でさえ、従おうとしません。当時の地上のルールを理解しない
のは、月の世界の人だから、という答えが後に用意されますが、この月の世界、「不死の薬」
はあるわ、着ると感情を失う「天の羽衣」はあるわ、どう考えても地上より進んだ世界として
描かれているようです(地上は「穢き(きたなき)所」とも表現されています)。
かぐや姫を迎えに来る人々がしばしば「阿弥陀来迎図」のように描かれるのも、月の世界を
「浄土」(あの世)のように捉えているからでしょう。
また一方で、かぐや姫を守る武者たちの戦意を喪失させる光、迎えに来た人々が「土より五尺
(約1.5m)ばかりあがりたるほどに立ち連ねたり」と浮いている様子など、まるで宇宙人のよう
にも見えます。
漠然と「天」なのではなく、「月」であるからこそ、かき立てられるロマンです(ただ道教的にも
解釈できます。古代中国の道家思想を記す『淮南子』(えなんじ)には仙女の西王母から夫が
譲りうけた「不死の薬」を盗んで月に逃げた妻・嫦娥(じょうが)の話があります)。
少し前まで、家族が見ていた特撮(宇宙戦隊キュウレンジャー)やプリキュア(スタートゥインクル
プリキュア)も、ついに地球を飛び出し宇宙人も仲間になっていましたが、いよいよ本格的に
「宇宙時代」突入でしょうか。
最後に、3年前、わたしが偶然、公園で撮影した「UFO」の写真をお見せします。最後の写真、
拡大すると形がそれっぽいです。
KIMG0201
KIMG0200
KIMG0198
三枚目、ブログの写真ではうまく拡大できないかもしれないので、拡大した写真
をのせておきます。
Screenshot_2020年04月28日-11-39-19
なんとなく「ザクウォーリア」の頭っぽい。「かぐや姫」の「宇宙世紀」、たのしみです。
*ちなみに映画「竹取物語」(市川崑監督、1987)では、「科捜研の女」の沢口靖子が
「宇宙人」として「かぐや姫」を演じていました。最後、かぐや姫を迎えるUFOが登場するシーン
だけ、なぜか鮮明に覚えています。