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koudansyou-古典と現代

主に平安文学・文化についてのつれづれ書き(画き)

アカデミー講座のお知らせ

新年度の授業が始まりました!マスクも任意になったとはいえ、まだまだマスク率高いです。大学構内では、ちらほらマスクなしの学生さんも見かけますが、演習ではマスクあり100%に近いかな(演習室は狭いから?距離を気にせず友人と話したいから?)。

さてさて、今日は、アカデミー講座(社会人向け)のお知らせです。

まずは、貴重なこの講座から。

「古琴を知り、古琴を爪弾く【対面】
東洋文人音楽の世界【対面/日本の文化・歴史/世界の文化・歴史/その他/】」全5回
https://academy.meiji.jp/course/detail/6348/
↑申し込み・詳細(講師紹介など)はこちら。締め切りは4月28日(金)まで。

講師には、『うつほ物語』を専門とする私の先輩と、元指導教員の先生が入られています。
また、中国で正統派楽統の古琴を学んだ日本で唯一の古琴家の先生による解説と演奏、
弾き方レクチャーもあるようです。

「古琴」=「七弦琴」(中国から伝来)というのは、平安時代に書かれた『うつほ物語』の
秘琴伝授のテーマになった琴であり、『源氏物語』では、光源氏を名手とする
楽器です。ちなみに現在の日本の琴(筝)とは大きさや音色がまったく異なります。

画像1
(弦はありませんが、中国・唐時代(開元12年・724)の七弦琴です。膝にのせられるくらいの大きさ。東京国立博物館所蔵)

それらの物語が成立した一条朝には、すでに弾ける人がほとんどいなくなっていた
楽器ですが、物語では、皇族・王族の人が弾くことから、「王権の楽器」とも
見られています。
また江戸時代には、再度、古琴のブームがあり、武家・儒者などの間で愛好されました。

受講費用はかかりますが、貴重な機会ですので、皆さんにお知らせします。学生・生徒・教職員は、通常料金の半額です。

次いで、私の講座のお知らせです。

「紫式部と源氏物語【オンライン】
ー道長と彰子の役割ー【Zoom/日本の文化・歴史/文学/】」全1回

私の講座は1回だけ、zoomオンラインのみの授業になります。当日参加できなくても、後から録画を見ることも可能です。来年から、紫式部を主人公としたNHK大河ドラマも始まりますので、その視聴の手助けになればといった内容を考えています。お手頃価格(税込み1100円)ですので、興味のある方はぜひどうぞ。↓(申し込みは5月8日(月)まで)
紫式部と源氏物語|社会人講座、リカレント教育、生涯学習なら明治大学 (meiji.jp)

3年間、私は講座をお休みしていましたので「まずはオンラインで1回からいかがですか?」と事務局の方におすすめされた形態です。秋学期は対面主体になるようですが、もし対面に戻っても、オンラインとのハイブリッドにしていけたらと思っています。

そろそろ社会も「コロナ」以前にようやく戻りつつありますが、一気にとはいかないようです。ただ、最近、夏日のような暑い日も出てきましたので、なるべく多くの人が、息苦しいマスクの呪縛から早く解放されるといいですね。

新年度もがんばりましょう〜。


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