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koudansyou-古典と現代

主に平安文学・文化についてのつれづれ書き(画き)

1年が早すぎる(さよなら国立劇場・後半)

もう気づけば年末です。「師走」とは言いますが、早いですね〜。

今年1年、着物にハマり、歌舞伎にハマった1年でした。4月から月に数回見に行くうち、「推し」までみつけてしまい、役者さんのトークショーまで行きました。人生とっくに半分過ぎて、新しいことを経験するのは、なんとも楽しいものです。

9月に同ブログで前半について書いたっきり、そのままになっていた国立劇場「妹背山女庭訓」後半の部について書きます。こちらのお芝居もとても良かったです。私の「推し」の米吉丈が橘姫、その兄の蘇我入鹿が実父である人間国宝・歌六丈が演じられ、とても見ごたえありました。女方の多い梅枝丈ですが、ここではシュッとした立ち役で、それも魅力たっぷりでしたね。菊之助丈のお三輪も花道の目の前で演技が見られて感動しました。決め所満載の中村芝翫丈もとてもかっこよかったです。
妹背山女庭訓(後半)
(悪役・蘇我入鹿と恋に生きる妹・橘姫。姫は恋人のため兄を裏切り剣を手に入れようとします)

国立劇場は、奈良時代に作られた正倉院等の校倉造(あぜくらづくり)を模倣した建物で、趣がありました。なくなってしまうのはとてもさみしいですが、ぜひ新しく立つ建物も、新旧の日本の技術を生かした素敵な建物になりますよう、楽しみにしています。さよなら国立劇場!
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(屋根の部分はこんな感じ)
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(下方の部分はこんな感じ。入口があります)

*先月末、院生時代、先生たちと院生たちの合同観劇のため、国立劇場のチケットを何度も手配してくださった日本近世文学がご専門(特に近松浄瑠璃)原道生先生のご訃報がありました。私が教員になってからも、とてもお世話になった先生です。ご冥福をお祈りいたします。






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