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koudansyou-古典と現代

主に平安文学・文化についてのつれづれ書き(画き)

二見浦の歌

ようやく夏休み気分に浸っています。先日、伊勢の二見浦に行って来ました。とてもいいお天気で、赤福氷の美味しかったこと!
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(抹茶氷の下に赤福が隠れています)

このかき氷を外宮前で食べて、バスで二見浦まで移動しました。

先に二見のシーパラダイスで海獣たちと戯れ(アザラシに触ったりイルカとキャッチボールできる)、足湯でリラックス。
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(魚たちが足の角質を食べてくれるそう。くすぐったくて気持ちいいです)

最後に夫婦岩の方へ向かいました。
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(雲が龍のように見えます)

ここにはその夫婦岩を興玉として崇めた二見興玉神社があるのですが、この岩を見て詠まれた歌碑や句碑がたくさん作られていました。

シーパラダイス側から来て、最初に気になったのは宣長の歌です。
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(変わらじな 波は越ゆとも 二見潟 妹背の岩の かたき契りは)

次は芭蕉の句です。
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(うたがふな 潮の花も 浦の春)

二見浦も西行ゆかりの地ということで芭蕉が訪れているのですが、岩にあたってできた波しぶきを花に見立てる感覚が素敵ですね。宣長の真面目な詠みぶりとは違って面白いです。

時が経っても、風景は早々変わらないもの。先人たちが見た風景を実際に訪ねてみるのも楽しいですよ。



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