福岡に行ってきました。九州の人は明るいですねー。それも大らかに明るいというか。関西の明るさはテンションが高いのに対して、癒し系の明るさのように感じます。江戸に対する京都というように、張り合うところもないし。あっけらかんとしているというか、こだわりがありません。他の街なら違法のはずの屋台が堂々と営業しているのもいいですね。物事をあまり厳密に考えないのではないかと思います。中州は人があふれていました。...

恒例となった春風亭昇太の夏の独演会が、甲府市のコラニー文化ホール(県民文化ホール)小ホールで開かれました。いつものように、デイビー・クロケットの出囃子にのって登場。七分丈のパンツに派手なシャツにハンチングのラフないで立ちでした。携帯電話の呼び出し音がよほど嫌いなのでしょう。鞄の中の携帯が鳴って、取り出したものの、切り方が判らずにまた鞄にしまってしまうお年寄りのことや、難聴のご老人同士が客席で「大き...

劣等感とは、自分が他人よりも劣っているという感覚で、その反対は優越感です。では、有名人の二世や裕福な家に生まれた人はどんな感覚を持つでしょうか。うっすらとした優越感を抱いているでしょう。加えて、自分が二代目として成功しているとしても、それが親の威光によって現在の地位を得たということへの後ろめたさを持つのではないでしょうか。恵まれているということへの優越感と、それにふさわしい実力がないのではないかと...

日本人って本当にお洒落でスタイルがいい、と感じている外国人は多いと思います。日本のホテルのプールと海外のホテルプールの大きな違いは、日本の場合にはスタイルのいい人しかプールに来ない点です。スタイルが良くてお洒落に見えるとしたら、表舞台にはそういう人しか出てこないからです。決していないわけではありません。こういう社会は不自由ではないでしょうか。不幸な境遇の人なんていないことにされちゃうんですよね、日...

広東白菜(カントンパクチョイ)これは、広東白菜苗(カントンパクチョイミョウ)という小さく栽培したものです。炒めるとトロッとしておいしいです。先日、老饕檯(ロウホウトイ)で初めて食べました。台湾の故宮博物院に展示されている翠玉(翡翠)で作られた彫刻そっくりでした。...

相手のミスで困った事態が起こった時に、素直に謝ってくれれば事態はこじれずに済みます。ですが、相手が謝らない人の場合、相手に謝らせることを目的にはしない方がいいと思います。そういう人は絶対に謝らないので。問い詰めたりすると余計に腹が立つだけで損です。こういう場合には、感情的になるよりも、実質的なことを要求したらどうでしょう。車をぶつけられた時にも、相手とは可能な限り顔を合わせないことにしています。謝...

いつまでたっても、家族旅行はするといいと思います。そんな時には、ケチケチせずドーンとお金は使いましょう(日、中、米、英、伊の中で、日本人の男性が一番年収に占める小遣いが少ないそうです。1割未満です)。<フランス人は、つぎを当てた洋服をきていても一日に一度はフルコースを食べると本で読んだことがあります>お金を、銀行やタンスに後生大事にしまっておいても、年を取ったら使えません。それだったらケチケチせず...

心身は相関しています。大きな声を出せば、自信がつきます。自信があると大きな声が出せるのも真実ですが。不安だとドキドキするけれど、ドキドキすると不安にもなるのと同じです。<この、お腹のそこからありったけの大きな声を出せば、かならず自信が出てきます。ぜひぜひお試しください>身も蓋もない言い方ですが、人間はかなりの部分機械です。心療内科の医者がこんなことを言うのも変ですが。薬を飲みたくないという人は多い...

ディズニーランドは夢の世界ですよね。徹底的に日常性が排除されています。お客さんは、自分の頭の中に思い描く空想のミッキーを、着ぐるみのミッキーに重ね合わせるのでしょう。ディズニーランドにいるミッキーには、本当に人なんか入ってないのかもしれません。そこは徹底した表層だけの世界です。そして何十年も前から、毎日幾度となく寸分違わない「虚構の現実」が繰り返されています。「銀座」もそれとは別のファンタジーの世...

人を紹介するのが上手な人っていますよね。人を上手に紹介できる人は、見ていてとてもスマートです。両者の立場を理解して、また自分との関係も考慮して上手にお互いを引き合わせるわけです。実に高度な社交性が必要でしょう。脇役を演じるわけですが、実は間違いなく主役です。私はこういうものです、と自己紹介するということも、そう簡単なことではないかもしれません。自意識過剰な人は難しいでしょう。自己紹介することを、沽...