グーグルマップで「吉原大門」を検索してください。この一画だけが45度傾いています。ここ以外は道が東西南北なのに、ここだけ斜めなのです。どのように寝ても北枕にならないようにしたのです。これを知った時はけっこう、「へー」っと思いました。本当にまったく、何の役にも立たないトリビアです。よっぽどヒマだったらどうぞ。...

円高が続いています。外国に行くなら今です。ですが、この円高・株安は輸出に頼る日本にとってはピンチです。かつて1ドルは360円でした。このレートは円(circle)が360度ということで決まったそうです(アメリカは400円を、日本は300円台をそれぞれ主張し、その妥協案としてアメリカがこの案を出したそうです)。ある方から教えていただきました。いやー、いい加減ですね。第2次世界大戦直後の1945年、通貨の安...

泪橋といえば、あしたのジョーのファンならご存知でしょう。丹下段平のボクシングジムがありました。台東区と荒川区の境目あたりです。今は川はありません。山谷というドヤ街(日雇い労働者が寝泊まりする簡易宿泊所が並ぶ街です)への入り口に当たります。浅草の北の方向です。<フォークの神様・岡林信康の歌に山谷ブルースがありました。「今日の仕事は辛かった、あとは焼酎をあおるだけ・・」>泪橋の名前の由来ですが、この近...

首都高の都心環状線(C1ですね)を走ると、小沢健二のライフが頭に浮かびます。このCDは細部まで考え抜かれているように思います。僕の思い込みかもしれませんが、東京(の都心)をひとつの遊園地に見立てているのではないでしょうか。たとえばディズニーランドに。一曲一曲が遊園地のアトラクションのようです。小さな一つの完結したストーリーのように見えます。そこを、首都高がローラー・コースターのように縫って走るとい...

中央フリーウェイユーミンがつけたニックネームです。中央道というより何倍も素敵に聞こえます。中央道を夕方甲府へ帰る時、かなりの確率でこの曲が頭に流れます。府中の競馬場は健在です。サントリーのビール工場も見えます。調布基地は味の素スタジアム(FC東京とベルディの本拠地)のあたりにあった飛行場ですね。<車好きの松任谷正隆さんに、八王子のご自宅まで送ってもらったのでしょう。アルファロメオだったかな>少し下...

かつて、家制度があったころに「足入れ婚」という制度がありました。女性がその家に合うかどうかを一定期間試したのちに、正式に籍を入れるという制度でした。現代の目で見て、善し悪しを論じることはあまり意味がないと思います。かつての日本は個人よりも家が重視されていました。なによりも大切なのは家の存続です。ですから、結婚とは夫婦の問題ではなく家の問題でした。結婚とは女性が相手の家に入ることでした。嫁ぐという漢...

男尊女卑は、封建社会のものと思っていましたが、一般化したのは明治になってからなのですね。武家社会でも跡取りは男だけでしたが、明治になって民法が制定されて、長男だけが財産を相続することになり、家制度が確立されました。1898年のことです。これから1947年の民法改正までの50年間が、男尊女卑の時代でした。思ったよりも短くないですか?90歳以上のご夫婦を見ると、この制度の影響が色濃く見られます。その息...

「子供の誕生」(「子供」という概念の誕生のことです)フランスの歴史学者フィリップ・アリエスの著書です。子供という概念は比較的新しいものなのだそうです(柄谷行人も同じことを書いています)。かつて乳幼児死亡率の高かったころは、5歳くらいまでは人として扱われていませんでした。6〜7才になると小さい大人扱いになり、恋愛も飲酒も認められました。奉公にも出されました。欧米で、子供が大人とは違い、特別な配慮が必...

情報の精度は、発信地から遠ざかると急速に落ちるように思います。たとえば同じ町内で火事があったとしましょう。認知症のおじいちゃんの寝タバコが原因で出火して、その方と奥さんが亡くなったとします(縁起でもないですが)。これが隣町に伝わる時には、隣町で火事があったみたいだよ、一家全員が亡くなったみたい。となるかもしれません。これが、よその県に伝わると大火事になってしまうかもしれませんし、もちろんまったく伝...

フェミニズム運動は最近あんまり元気がないように思います。(椿姫彩菜)男性嫌いのレズビアンの方が運動を主導するようになったからかもしれません。法的な面ではすでに男女差がかなり解消されたからかもしれません。今後、世代が変われば収入の格差もさらに縮小するでしょう。男性の収入が減ることによるのかもしれませんが。ひと頃、女性は女性として生まれるのではなく、女性になるというような言われ方をしていました。それを...