指紋や虹彩で個人を判定する、生体認証というシステムがあります。

その中で顔認証が実用化されています。一部の国の空港ではこれが使用されています。カウンティング(ブラックジャックの不正)をするギャンブラーを締め出すのにも使われているそうです。ビルの入退室でも利用されています。

2001年のスーパーボウルで、アメリカの警察はこのシステムを使用してそこに集まった観客の中から19人の犯罪者を見つけ出しました。

ロンドンのある地区では、地区全体の監視カメラシステムに組み込んだ顔認証システムがあるといいます。

日本でも繁華街に多くの監視カメラが設置されるようになりました。スーパーでも、銀行でも、駐車場でも、ホテルでも至る所にカメラがあります。

個人情報もへったくれもありません。まったく了承も得ずに(監視カメラが設置してあるとは表示されているのでしょうが)。これっていいのでしょうか。

向こう側で誰が見ているか分らないじゃないですか。こういうのすごく嫌じゃないですか。

<写真の現像屋さんに勤めている方が、友人のお父さんが浮気しているのが分ったりするのが嫌だと話していました。ラブホテルの受付で働いている方からも聞いたことがあります>

高速を走れば、ナンバー認証システムがあります。もしそのシステムに本気で狙われたらちょっと逃げられません。人工衛星やGPSシステム、クレジットカードなどだって調べられるし。

ボーン・アイデンティティの世界ですね。


<これに比べれば、デジカメによる盗撮なんて(ある意味では)まるで牧歌的です。有名大学の学生が盗撮で逮捕されたと聞きました。罪を認めているそうなので略式裁判の罰金刑でしょう。青空駐車などと同様の。犯罪を擁護する気はまったくありませんが、あえて大学名や氏名を報道する必要が本当にあるのでしょうか。有名大学でなければ、報道されなかったはずです。有力企業ならばすぐに報道関係に圧力をかけて事なきを得ます。個人の場合は氏名が明かされて、へたすれば一生を棒に振ります。これは非常に大きな不公平ではないでしょうか>