「危機」 by イエス (1972年9月発売) close to the edge YES
「危機」 by イエス (1972年9月発売) close to the edge YES サムネイル画像
「危機」を聴きました。アナログ盤を引っ張り出して。何10年ぶりでしょう。YESの最高傑作です。プログレッシブロックの到達点の一つと言っていいでしょう。僕が初めて聞いたのは、YES SONGSという3枚組のライブアルバム(1973年発売)でした。アメリカの田舎町のスーパーで買いした。歌詞はまるで分かりませんでした。作者のジョン・アンダーソンは、ヘルマン・ヘッセのシッダールタから着想したと、その後知りました...全文を表示
「危機」を聴きました。
危機
アナログ盤を引っ張り出して。何10年ぶりでしょう。
YESの最高傑作です。プログレッシブロックの到達点の一つと言っていいでしょう。
僕が初めて聞いたのは、YES SONGSという3枚組のライブアルバム(1973年発売)でした。アメリカの田舎町のスーパーで買いした。
歌詞はまるで分かりませんでした。
作者のジョン・アンダーソンは、ヘルマン・ヘッセのシッダールタから着想したと、その後知りました。
シッダールタは、悟りを開こうとして修行(沙門:サマナ)に出て、川のほとりにたどり着きます。
「この水は流れ流れ、絶えず流れて、しかも常にそこに存在し、常にあり、終始同一であり、しかも瞬間瞬間に新たであった」
これは、方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と同じですよね。
時間は過去から未来に向かって流れているけれど、本質は変わらない、と言うような意味なのでしょうか。
Down at the end, round by the corner
Close to the edge, just by a river
Seasons will pass you by
I get up, I get down
Now that it's all over and done
Now that you find, now that you're whole
これを聴くと、その後46年間ではたしてロックは進歩したんだろうかという気にもなります。変化しつつ、その本質は変わってない。方丈記の世界を思い起こしました。
<「危機」というタイトルはマーケット的には秀逸だと思うのですが、意味としては外れているように思います。本来は「境界」とか「川べりにて」、あるいは「解脱」というような意味でしょう>
危機
アナログ盤を引っ張り出して。何10年ぶりでしょう。
YESの最高傑作です。プログレッシブロックの到達点の一つと言っていいでしょう。
僕が初めて聞いたのは、YES SONGSという3枚組のライブアルバム(1973年発売)でした。アメリカの田舎町のスーパーで買いした。
歌詞はまるで分かりませんでした。
作者のジョン・アンダーソンは、ヘルマン・ヘッセのシッダールタから着想したと、その後知りました。
シッダールタは、悟りを開こうとして修行(沙門:サマナ)に出て、川のほとりにたどり着きます。
「この水は流れ流れ、絶えず流れて、しかも常にそこに存在し、常にあり、終始同一であり、しかも瞬間瞬間に新たであった」
これは、方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と同じですよね。
時間は過去から未来に向かって流れているけれど、本質は変わらない、と言うような意味なのでしょうか。
Down at the end, round by the corner
Close to the edge, just by a river
Seasons will pass you by
I get up, I get down
Now that it's all over and done
Now that you find, now that you're whole
これを聴くと、その後46年間ではたしてロックは進歩したんだろうかという気にもなります。変化しつつ、その本質は変わってない。方丈記の世界を思い起こしました。
<「危機」というタイトルはマーケット的には秀逸だと思うのですが、意味としては外れているように思います。本来は「境界」とか「川べりにて」、あるいは「解脱」というような意味でしょう>
「危機」を聴きました。
危機
アナログ盤を引っ張り出して。何10年ぶりでしょう。
YESの最高傑作です。プログレッシブロックの到達点の一つと言っていいでしょう。
僕が初めて聞いたのは、YES SONGSという3枚組のライブアルバム(1973年発売)でした。アメリカの田舎町のスーパーで買いした。
歌詞はまるで分かりませんでした。
作者のジョン・アンダーソンは、ヘルマン・ヘッセのシッダールタから着想したと、その後知りました。
シッダールタは、悟りを開こうとして修行(沙門:サマナ)に出て、川のほとりにたどり着きます。
「この水は流れ流れ、絶えず流れて、しかも常にそこに存在し、常にあり、終始同一であり、しかも瞬間瞬間に新たであった」
これは、方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と同じですよね。
時間は過去から未来に向かって流れているけれど、本質は変わらない、と言うような意味なのでしょうか。
Down at the end, round by the corner
Close to the edge, just by a river
Seasons will pass you by
I get up, I get down
Now that it's all over and done
Now that you find, now that you're whole
これを聴くと、その後46年間ではたしてロックは進歩したんだろうかという気にもなります。変化しつつ、その本質は変わってない。方丈記の世界を思い起こしました。
<「危機」というタイトルはマーケット的には秀逸だと思うのですが、意味としては外れているように思います。本来は「境界」とか「川べりにて」、あるいは「解脱」というような意味でしょう>
危機
アナログ盤を引っ張り出して。何10年ぶりでしょう。
YESの最高傑作です。プログレッシブロックの到達点の一つと言っていいでしょう。
僕が初めて聞いたのは、YES SONGSという3枚組のライブアルバム(1973年発売)でした。アメリカの田舎町のスーパーで買いした。
歌詞はまるで分かりませんでした。
作者のジョン・アンダーソンは、ヘルマン・ヘッセのシッダールタから着想したと、その後知りました。
シッダールタは、悟りを開こうとして修行(沙門:サマナ)に出て、川のほとりにたどり着きます。
「この水は流れ流れ、絶えず流れて、しかも常にそこに存在し、常にあり、終始同一であり、しかも瞬間瞬間に新たであった」
これは、方丈記の「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と同じですよね。
時間は過去から未来に向かって流れているけれど、本質は変わらない、と言うような意味なのでしょうか。
Down at the end, round by the corner
Close to the edge, just by a river
Seasons will pass you by
I get up, I get down
Now that it's all over and done
Now that you find, now that you're whole
これを聴くと、その後46年間ではたしてロックは進歩したんだろうかという気にもなります。変化しつつ、その本質は変わってない。方丈記の世界を思い起こしました。
<「危機」というタイトルはマーケット的には秀逸だと思うのですが、意味としては外れているように思います。本来は「境界」とか「川べりにて」、あるいは「解脱」というような意味でしょう>