「価値」と「使用価値」 「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?」(by小暮太一)を読んで
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マルクスの「資本論」によると、価値には2種類あります。 ・使用価値:それを使うと役に立つということ(おにぎりを食べると空腹が満たされる。おいしい) ・価値:それを作るのにかかった材料や手間(おにぎりの材料や手間賃)モノの値段の大半は価値によって決まり、使用価値によって多少の増減があります。(たとえば、コンビニのおにぎりの値段は、材料費、パッケージ代、労働力の合計+αによって決まります)日本の(従来の...全文を表示
マルクスの「資本論」によると、価値には2種類あります。
マルクス
・使用価値:それを使うと役に立つということ(おにぎりを食べると空腹が満たされる。おいしい)
・価値:それを作るのにかかった材料や手間(おにぎりの材料や手間賃)
モノの値段の大半は価値によって決まり、使用価値によって多少の増減があります。
(たとえば、コンビニのおにぎりの値段は、材料費、パッケージ代、労働力の合計+αによって決まります)
日本の(従来の)労働者の賃金(必要経費方式)も同様で、
・使用価値:その労働者がどれだけ稼いだかではなく、
・価値:労働の再生産コスト(=明日もまた同じように働くために必要なお金)
によって大半が決まります。すごく頑張った人にはほんのちょっとボーナスが上乗せされます。
(途上国の人件費が安いのは、物価が安いので労働の再生産コストが安いからです。一方外資系金融機関は「利益分け前方式」です)
習得するのが困難な知識を身につけたり、長い修業が必要な仕事の給料が高いのは、その間のコストが上乗せされているからです。
会社は利益を上げるのが目的です。利益が出るのは商品を作る過程で剰余価値が生まれるからです。
剰余価値を生み出すのは労働です。労働者に給料以上の価値を生み出してもらうことで、会社は利益を上げるわけです。
ということで、労働には以下の2種類があります。
・自分の「給与分の価値」を生み出す労働 (必要労働時間)
・資本家の「剰余価値」を生み出す労働 (剰余労働時間)
剰余価値には、3種類あります
・絶対的剰余価値:労働時間を長くすることで得る利益(サービス残業がこれ)
・相対的剰余価値:ある分野での生産性が上がることで労働力の価値が下がって得る利益(すぐには得られません)
・特別剰余価値:企業が競争によって低コストで生産することによる利益(いずれ陳腐化します)
以下は個人的な考えです。
派遣法改正(生涯ハケン法)は、日本の賃金を、労働再生産コスト(みんなが次の日も同じように働ける給与)から、働ける人だけ働けばいい賃金に引き下げることで、剰余価値を生み出す法律です。かつての奴隷労働がそうだったように。
実施されればまちがいなく、結婚する人が激減するでしょう。出産が減るでしょう。自殺が増えるでしょう。ということで、確実に日本の人口は減ります。
<小暮太一さんは、マルクスの「資本論」とロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」の言っていることは同じだ、と気づいて書いたんだそうです。小暮太一さんの説明はとても明快です。目からうろこが何枚も落ちました>
toiukoto
マルクス
・使用価値:それを使うと役に立つということ(おにぎりを食べると空腹が満たされる。おいしい)
・価値:それを作るのにかかった材料や手間(おにぎりの材料や手間賃)
モノの値段の大半は価値によって決まり、使用価値によって多少の増減があります。
(たとえば、コンビニのおにぎりの値段は、材料費、パッケージ代、労働力の合計+αによって決まります)
日本の(従来の)労働者の賃金(必要経費方式)も同様で、
・使用価値:その労働者がどれだけ稼いだかではなく、
・価値:労働の再生産コスト(=明日もまた同じように働くために必要なお金)
によって大半が決まります。すごく頑張った人にはほんのちょっとボーナスが上乗せされます。
(途上国の人件費が安いのは、物価が安いので労働の再生産コストが安いからです。一方外資系金融機関は「利益分け前方式」です)
習得するのが困難な知識を身につけたり、長い修業が必要な仕事の給料が高いのは、その間のコストが上乗せされているからです。
会社は利益を上げるのが目的です。利益が出るのは商品を作る過程で剰余価値が生まれるからです。
剰余価値を生み出すのは労働です。労働者に給料以上の価値を生み出してもらうことで、会社は利益を上げるわけです。
ということで、労働には以下の2種類があります。
・自分の「給与分の価値」を生み出す労働 (必要労働時間)
・資本家の「剰余価値」を生み出す労働 (剰余労働時間)
剰余価値には、3種類あります
・絶対的剰余価値:労働時間を長くすることで得る利益(サービス残業がこれ)
・相対的剰余価値:ある分野での生産性が上がることで労働力の価値が下がって得る利益(すぐには得られません)
・特別剰余価値:企業が競争によって低コストで生産することによる利益(いずれ陳腐化します)
以下は個人的な考えです。
派遣法改正(生涯ハケン法)は、日本の賃金を、労働再生産コスト(みんなが次の日も同じように働ける給与)から、働ける人だけ働けばいい賃金に引き下げることで、剰余価値を生み出す法律です。かつての奴隷労働がそうだったように。
実施されればまちがいなく、結婚する人が激減するでしょう。出産が減るでしょう。自殺が増えるでしょう。ということで、確実に日本の人口は減ります。
<小暮太一さんは、マルクスの「資本論」とロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」の言っていることは同じだ、と気づいて書いたんだそうです。小暮太一さんの説明はとても明快です。目からうろこが何枚も落ちました>
toiukoto
マルクスの「資本論」によると、価値には2種類あります。
マルクス
・使用価値:それを使うと役に立つということ(おにぎりを食べると空腹が満たされる。おいしい)
・価値:それを作るのにかかった材料や手間(おにぎりの材料や手間賃)
モノの値段の大半は価値によって決まり、使用価値によって多少の増減があります。
(たとえば、コンビニのおにぎりの値段は、材料費、パッケージ代、労働力の合計+αによって決まります)
日本の(従来の)労働者の賃金(必要経費方式)も同様で、
・使用価値:その労働者がどれだけ稼いだかではなく、
・価値:労働の再生産コスト(=明日もまた同じように働くために必要なお金)
によって大半が決まります。すごく頑張った人にはほんのちょっとボーナスが上乗せされます。
(途上国の人件費が安いのは、物価が安いので労働の再生産コストが安いからです。一方外資系金融機関は「利益分け前方式」です)
習得するのが困難な知識を身につけたり、長い修業が必要な仕事の給料が高いのは、その間のコストが上乗せされているからです。
会社は利益を上げるのが目的です。利益が出るのは商品を作る過程で剰余価値が生まれるからです。
剰余価値を生み出すのは労働です。労働者に給料以上の価値を生み出してもらうことで、会社は利益を上げるわけです。
ということで、労働には以下の2種類があります。
・自分の「給与分の価値」を生み出す労働 (必要労働時間)
・資本家の「剰余価値」を生み出す労働 (剰余労働時間)
剰余価値には、3種類あります
・絶対的剰余価値:労働時間を長くすることで得る利益(サービス残業がこれ)
・相対的剰余価値:ある分野での生産性が上がることで労働力の価値が下がって得る利益(すぐには得られません)
・特別剰余価値:企業が競争によって低コストで生産することによる利益(いずれ陳腐化します)
以下は個人的な考えです。
派遣法改正(生涯ハケン法)は、日本の賃金を、労働再生産コスト(みんなが次の日も同じように働ける給与)から、働ける人だけ働けばいい賃金に引き下げることで、剰余価値を生み出す法律です。かつての奴隷労働がそうだったように。
実施されればまちがいなく、結婚する人が激減するでしょう。出産が減るでしょう。自殺が増えるでしょう。ということで、確実に日本の人口は減ります。
<小暮太一さんは、マルクスの「資本論」とロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」の言っていることは同じだ、と気づいて書いたんだそうです。小暮太一さんの説明はとても明快です。目からうろこが何枚も落ちました>
toiukoto
マルクス
・使用価値:それを使うと役に立つということ(おにぎりを食べると空腹が満たされる。おいしい)
・価値:それを作るのにかかった材料や手間(おにぎりの材料や手間賃)
モノの値段の大半は価値によって決まり、使用価値によって多少の増減があります。
(たとえば、コンビニのおにぎりの値段は、材料費、パッケージ代、労働力の合計+αによって決まります)
日本の(従来の)労働者の賃金(必要経費方式)も同様で、
・使用価値:その労働者がどれだけ稼いだかではなく、
・価値:労働の再生産コスト(=明日もまた同じように働くために必要なお金)
によって大半が決まります。すごく頑張った人にはほんのちょっとボーナスが上乗せされます。
(途上国の人件費が安いのは、物価が安いので労働の再生産コストが安いからです。一方外資系金融機関は「利益分け前方式」です)
習得するのが困難な知識を身につけたり、長い修業が必要な仕事の給料が高いのは、その間のコストが上乗せされているからです。
会社は利益を上げるのが目的です。利益が出るのは商品を作る過程で剰余価値が生まれるからです。
剰余価値を生み出すのは労働です。労働者に給料以上の価値を生み出してもらうことで、会社は利益を上げるわけです。
ということで、労働には以下の2種類があります。
・自分の「給与分の価値」を生み出す労働 (必要労働時間)
・資本家の「剰余価値」を生み出す労働 (剰余労働時間)
剰余価値には、3種類あります
・絶対的剰余価値:労働時間を長くすることで得る利益(サービス残業がこれ)
・相対的剰余価値:ある分野での生産性が上がることで労働力の価値が下がって得る利益(すぐには得られません)
・特別剰余価値:企業が競争によって低コストで生産することによる利益(いずれ陳腐化します)
以下は個人的な考えです。
派遣法改正(生涯ハケン法)は、日本の賃金を、労働再生産コスト(みんなが次の日も同じように働ける給与)から、働ける人だけ働けばいい賃金に引き下げることで、剰余価値を生み出す法律です。かつての奴隷労働がそうだったように。
実施されればまちがいなく、結婚する人が激減するでしょう。出産が減るでしょう。自殺が増えるでしょう。ということで、確実に日本の人口は減ります。
<小暮太一さんは、マルクスの「資本論」とロバート・キヨサキさんの「金持ち父さん、貧乏父さん」の言っていることは同じだ、と気づいて書いたんだそうです。小暮太一さんの説明はとても明快です。目からうろこが何枚も落ちました>
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