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祝!軟体レポート300回記念!!

・・・大げさに祝う程でもないのだが、
私の旅行中でも特に変わったお話でも述べようと思う。

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私は1999年〜2000年にかけて北京に留学して、中国語の勉強をしていた。
2000年の1月末から約1か月、学校が休みだったので一人旅をしていた。

貴州省の貴陽から雲南省の昆明行きの列車に乗っている途中、
実家に里帰りをする周さん姉妹(次女・三女)と仲良くなって、なんとお誘いを受けてしまった。
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さ、さすがにちと悩んだが・・・
悪い人ではなさそうだし、中国人の旧正月・春節を体験してみたくなったので、
思い切ってついていくことにした。

02月02日04:00頃、雲南省の曲靖駅で途中下車。
駅で待つこと2時間以上してからタクシーを拾ってバスターミナルへ移動。
ミニバスで険しい山道を進む。
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この地方では珍しい積雪。おかげで何台かトラックが路上からひっくり返っていた。
10:00頃、雲南省富源で乗り換え。
ごっつい岩山の景色を眺めながら泥だらけの道をうねうね進み、
貴州省に入り、12:00頃に周さん姉妹の実家がある沟橋に到着した。

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いきなりこんな私のような外国人を実家に連れて行って大丈夫なのかと思ったが、
滞在中は日本人ということで不愉快なことは何ひとつなかった。

周さんのご両親や兄弟を紹介され、昼食をいただく。
昼寝をしてから、周さん姉妹の小さい甥っ子達と遊ぶ。
人見知りをしないのか、すぐに仲良くなれた。

夕食はジューシーな豆腐などがおかずだった。

周さん姉妹とダイヤモンド将棋をしてから、
お父さんと中国将棋・シャンチーの相手をする。

(注記)北京の留学先の、日本語学科のとても優秀な学生に
中国将棋の手ほどきを受けた。多謝!

日本の将棋の持ち駒制度は独特のモノで、
中国将棋やチェスなどにはない。
中国将棋の駒は丸く、将棋盤の真ん中に駒が集中する傾向がある。
(中国将棋のいい写真がなかったので、これで勘弁してくだされ)

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帽子をかぶっているのが周さんのお父さん。
けっこういい感じで追い詰めたのだが、この日は負けてしまった。
IMG_20140701_0012 - コピー






















02月03日。
朝食として焼いた餅が出され、砂糖をまぶして食べる。
う〜む、日本の正月が懐かしくなっちまった・・・

こちらの家には水洗トイレはなかった。
畑の片隅にドアなしトイレがあったが、
使用中、家族と鉢合わせにならなくてよかった。

以前は水道がなかったので、長時間かけて水汲みをしていたそうだ。

洗濯機なし。ズボンは1本しかなかったので、周さん宅のズボンを借りて、
自分のものを洗濯板で洗ってみた。
後で周さん次女に「洗い方がいい加減ね〜」と言われながら
再度洗ってもらって、申し訳なかった(笑)

シャワーもないので、近くの銭湯っぽい所で浴びた。

午後、周さん三女、甥っ子、姪っ子と近くの山を登る。
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5歳と4歳の甥っ子・フォン兄弟はやんちゃで面白かった。
2歳も姪っ子・ジンちゃんは泣き虫だった。
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山の上は道教の建物が建築中だった。
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フォン兄弟と手をつないで帰宅した。
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周さん宅。
[画像:IMG_20140701_0008]



























周家の長兄の娘・チェンちゃん12歳は(写真左)は美少女だった。
「日本人といえば、江口洋介」と発言したので、ちょっとびっくりした。
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夕食後、周さん次女とチェンちゃんとダイヤモンド将棋をしてから、
手ぐすね引いて待っていたお父さんと中国将棋をする。
次女からいい手をアドバイスされ、ついに手強いお父さんから1勝した。
その後は互いの持ち駒をつぶしあう壮絶な死闘になって、負けちゃいました。

すっかり大家族を仲良くなって、この日は毛布を1枚追加してもらって眠る。

02月04日。
旧暦の大みそかの為、午前中は家族で年越しの準備で大忙しだったので、
おめでたい紙なんかを貼る手伝いをしていた。

昼食後、家族と先祖のものと思われる廟へお参り。
爆竹を鳴らしてから帰る。

中国の爆竹、すげぇ!
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大家族が集合するので、この日は豪華な夕食だった。
この家の屋上にコンクリの水槽があって、飼育されてる鯉も調理された。
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写真真ん中と右側の男性は、周さん姉妹の兄弟。
炭坑で働いているとのことだった。
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部屋で年越しの番組を家族と見る。
ジンちゃんが、くるくる回りだしてとても可愛かった。
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日付がかわり、新年を迎えると爆竹の爆音が集落の周辺に戦場の如く鳴り響く。
そろそろ昆明に向かおうと思ったのだが、
家族から「新年初日にはバスが運行していない」と言われたので、
お父さんにお願いして滞在を1日伸ばした。

02月05日。
爆竹は早朝からうるさかった。

やんちゃなフォン兄弟と、爆竹で遊ぶ。
発泡スチロールに爆竹をつっこんで破壊!
爆竹に茶碗を被せる→爆風で茶碗が浮き上がり、落下して割れる。
フォン兄弟はコップに放尿してから爆竹をつっこみ、破壊。
我々はひたすら破壊工作にあけくれた。
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午後、周さん次女が兄弟と麻雀をしていて誘われたが、
麻雀はほぼ経験がなく、辞退した。

前日の年越し番組が再放送され、
この日の夜には再々放送されていた。
いい加減な番組編成だなぁ〜。

夕食後、周さん次女と中国将棋をした。
こんどはお父さんが私にアドバイスしてくれたが、見事負けました。

23:00頃、将棋を終える。

02月06日。
06:00前に起床。爆竹うるさし。
家族からリンゴやナシ、茶葉をいただく。
茶葉のカンには生産地が表記されていたが・・・
なんと私の苗字と同じ地名だったので、2日後に訪問した。
自分で言うのもおかしいのだが、
そんなモノを見つける私の眼力はどーかしてると思う。

ミニバスで近くの紅果駅へ。
周さん次女が見送りに来てくれて、昆明行きの切符を買う手伝いをしてくれた。
周さん次女によると、「日本人がこんなに優しいとは思わなかった」とのこと。

昆明行きの列車は09:00出発。
さらばでござる。多謝。
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昆明へは18:30到着。
別れがつらくて、私はしばらく、気分が落ち込んでいた。

その後、写真と手紙を周さん宅へ送ったが、
返信はなく、再会する見込みもない。

当時はわりとマメに日記を書いていたから、
今回の文章はほぼトレース状態だ。

長期で海外語学留学するなら、1度は一人旅をすることをお勧めするが、
知らない人の家に行くのは相当勇気がいるので、まぁ自己責任ってことで・・・。



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タグ :
#中国一人旅
#春節
#爆竹
#貴州省

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