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January 2008

いま、自分が、
嘘偽りなく関心を持っている一大テーマについて
ある程度共通の価値観を持っている人と話せることって、
とても楽しい。
と同時に、
それはとても貴重な機会でもあると、最近思う。
昨日は大切な友達と、
今日は職場の先輩と、
仕事が終わったあとのちょっとした時間に、機会に恵まれた。
ありがたいことだ。
真のエネルギー補給とは、
目に見える形では来ない。

仕事で、店に行く時間がないので、
携帯はまだ壊れたまま。
しかし、ふしぎなことに、
きょう辺りから、なんだかものすごい解放感を味わっている。
驚くほど、自分の気持ちが軽い。
今ではほとんど誰もが依存し、"なくてはならない"道具になっている携帯。
でも、なくても生きていけるね。
携帯がないのは、

「便利」じゃないけど、「不便」じゃない

ってことが、わかった。
深いね。
わたしたちは、携帯だけではなく他にも、
なくなった場合「便利」じゃないけど「不便」じゃない物に
たくさん囲まれて生活しているのかもしれない、と思った。

携帯が壊れなかったら、こんなこと考えなかったろう。
なんでも、ひょんなことが意外なチャンスになるね。

きょう、あるきっかけで、急に思い出した。
アニメ「ポパイ (Popeye the sailor man)」のことを!

大好きだったのだ。小学校の頃。
放課後、必ず3時くらいからテレビでアニメタイムが始まるのだが、
そのなかでいつも見ていた。
ほうれん草の缶詰をブチュッと絞って
ぴょんとほうれん草が飛び出て、口に入って、
そうすると急に腕の筋肉が膨らむ!むきむき。
で、あの忘れられない、決まりのテーマが来る。
パパパパッパパー、パパパパパッパパー♪
はぁ、ためいき。懐かしいな。

ピンチが来て、ほうれん草を食べて、強くなって勝つ。
毎回同じような筋なのに、なぜか楽しく見てしまう。
考えてみれば、あの頃のアメリカ・アニメで、
わたしは「お約束」ってなんなのか、身体で覚えた気がする。
いま思えば、なぜほうれん草食べたくらいであんなに強くなるのか(笑)、
変てこりんなところもあるが、
お約束には、そんな理屈は関係ない。
いつも笑える安心感、
いつかよくなる安心感、
必ず明日来る安心感。

では、きょうも寝る前にわたしのお約束、いくとするかな。
おやくそく

夜、携帯が壊れた。
ポケットから出したときに滑って、ほんと30センチくらい下のところにスルッと落ちただけ。
落ちた音も大してしなかった。
それなのに、消えた電源を入れようと何度電源ボタンを押しても、うんともすんとも。
うしろの電池パックを一度出して、またはめてみたり、
中のカードを出して、また入れてみたり、
いろいろしたけれどまったく反応しない。
充電器につないでみたが、充電ランプもつかないので、
これは本格的に壊れたのであろうか・・・(涙)

それまでまったく異常がなかったのに、
あの程度で壊れるのは、なんだかおかしいと思うんだけど。
あーあ。
中のいろいろなデータはだいじょうぶだろうか。
これで、明日は連絡手段なしだ。
なんか意味があっての、故障かしら。
最近、携帯に頼りすぎていたかしら。
でも、最近と言わず、もうここ数年はずっと、
携帯に頼っているよなぁ、日常のさまざまな面で・・・。
そういうことを、しばらく reflect upon、よく自覚して考えてみなはれ、
ってことなのだろうか。

若干落ち込み気味の今夜である。
が、気を取り直して、なるべくのんびり、なにかのチャンスにすべし。

贈り物を探していて、「海外系オシャレ石けん屋チェーン店」にフラリと入ると、
店員全員の押しがめちゃめちゃ強くてビビった。
ちょっと棚を見ているだけなのに、
両脇から、何人もセールストークを浴びせてくる!
逃げるように振り返ると、後ろからも!
「これは肌にいいナントカ成分が含まれていまして〜、是非いま付けてみませんか?」
「こちらは香りが癒し系でたいへん人気でして、是非嗅いでみませんか?」
「こちらはもう、スベスベになるんですよぉ!!是非、手の甲に、今、付けてみませんか?」
すごい。こわい。
たった4畳半くらいの店の中に、一体何人店員がいるのだ。
右から左から、よけてもよけても、顔がぶにゅっと出てきて、売り込まれる。
夏の夕方、路を歩いているとたまに出る、虫(小蠅?)の群れみたいの?
歩いてて知らずに中に入っちゃうとしばらく虫に囲まれ、払っても払っても付いてくる、
あの虫の大群の中に入ってしまったときのような気分だ。
いいです、って言っているのに、また売り込まれる。
まったくあきらめようとしない。しかも、やたら弾けそうなほどの笑顔だぞ。
すごい根性と言えば、すごい根性だが。

とりあえず、贈り物にいいな、と思うものを自らササッと手に取り、レジへ。
すると、レジの人も、満面の笑みで言った。
「あぁ、お客さまぁ、惜しい!
あと100円分買われますと、ポイントスタンプが10個押せますけれどもぉ。
なにか、足されませんか?ご自分用もひとつ、いかがですか?」
は?あと100円で?10ポイント?
なんだかよくわからないが、10貯まるのか。なにかくれるのかしら。
「はぁ・・・」
仕方ないので、薦められた高い贈り物用ではなく、
目の前にあった安い方の石けんを、レジに出した。
それでも、580円。
会計が終わると、レジの人が、ポイントカードを押しながら、笑顔で言った。
「お客様、こちら、20ポイント貯まりますと、1000円割引になります♪」
は?10ポイントでなにかくれるわけじゃないのぉぉぉぉ?!?!?
がーん。
しまった。最後の最後に油断してしまった。
まんまと、してやられたり。

ここでは、すんごい店員教育をしているんじゃないだろうか。
ま、ここまで押しが強ければ、ある意味アッパレか(汗)
580円で、身体ゴシゴシして修行しなおします・・・。

先日に続き、再びイタリア・モザイクを作る講習会に。
今回の課題は、コースターを2枚。
前回とても無心になれたので、
それがとっても楽しみであった。

モザイク割る
早速、大理石を割りはじめる。

すると、おや、巨大石割りカッターの使い方が、前回よりうまくなっているぞ。
うふ。うれしい。
前回よりずっと細かく割れちゃってる自分。
場合によっては,2mm巾。
しかし、そこで喜ぶのはまだ早かった。

コースターに実際に石を置き始めると、
自分の指が all thumbs!(全部親指)のような気分。
細かすぎて、うまく並べるのが大変難しいのだ。
抽象的な模様ではなく、絵(具象画)を描こうとしたのが、ちょっと失敗の元。
一枚目に、なんと3時間半もかかってしまった。
2枚目はもう少し抽象っぽくしたものの、
結局、なんと5時間半かかってしまったよ!休憩なしで。
センセイもびっくりしていた。スゴイ集中力ですね、と。
いや、でも、こっちは終わらせなくちゃと必死だっただけなのですよ・・・。

モザイクコースター
「フクロウと、そのフクロウの住む森」

終わってみて、まあまあの出来かなぁ・・・。
2回目は若干欲が出たりするから、ダメなのかも。
いやはや、まだまだ人間小さいねぇ。

しかし、イタリアで見たホンモノの「名モザイク」とは程遠いね。
当たり前だけど。
見たとき、息をのんだものね。
「単に並んでいる大理石」と「息をのむ感動」との境には
いったい何処にあるだろう。
あの感動を、自分の手でも作り出せたら、
それはそれは、他では味わえない喜びがあるんだろうなぁ。
深い深い、モザイクの世界。
ますます好きになった。

晴れた朝は、気持ちがいい。
晴れた休みの日の朝は,もっと気持ちがいい。
ということで、きょうは朝からハイテンションだった自分。
部屋の片付けをしたり、若干たまった仕事もしたり、
そして、久しぶりに、落ちついてハーブの世話である。

彼らもでかくなった。
というか、少し目を離していた隙に
すっかり鉢内の勢力分布が変わっているではないか。

ハーブ2
繁々と、ミント。

重さで傾くくらい、育っている。
ワイルドストロベリーの上に、屋根のように張り出す。
傾いて根元から倒れそうになっていたので,土を足す。

ハーブ1
そして、こちらがびっくり!パセリ王国の繁栄だ!

最初は危ういくらい小さく、かよわかったパセリが、
なぜか冬に入ってからぐんぐんと。
野生な感じに葉を広げ、隣のセージやローズマリーはちょっと迷惑そう。

パセリ
パセリの中央部の葉。
青々と、元気がいい。すんごいエネルギーを感じる。
これから伸びるぞ!というような。

セージは、ただでさえ夏に虫にやられていたので、少し心配していた。
しかし、きょうよく観ると、根元に希望が!新しい黄緑の葉が出てきている。

セージ
ちょっと毛羽立った葉が土に映える。
かわいいねぇ。

とりあえず、区画整理のためにも
収穫をすることに。

収穫
集めるとかなりの量の収穫。豊作だ!

うちの小さなベランダでこんなに一生懸命伸びてくれちゃって、
ほんとうにかわいいったらありゃしないよ。
イタリアンパセリはパスタ料理に、
その他の子たちはハーブティに変身してくれた。
繁々の元気が、今度はわたしの身体に取り込まれる。
寒い朝、身体がポカポカしてきた。
んー、お金では買えない贅沢である。

本日は、なにも大きく期待していなかった日だったのだが、
結果的に「いい一日だったな」と思える日になった。

まず、カーテン開けたら白の世界!朝は雪の中通勤。
カナダの雪を思い出す。少し心ときめく。
で、朝一番で、大好きな女子と挨拶できた。
顔観られるだけでルン♪な人って、いるのよね。
それから、短時間だけど、親友と深い話ができた。
心が晴れる瞬間である。
そして、かっこいい男子とお会いする機会があった。
仕事を離れてかっこいい人を前にすると、自分がちょっと緊張することがわかった。
あらら。笑える、自分。
最後に夜、帰宅したら、
きょう絶対にメールを出そうと思ってすでに文章まで書いていた、大切な女子から、
先にわたし宛にメールが来ていた!
しかも、お互いかなり久しぶりに。
おぉ、シンクロニシティ!と、一気にテンションが上がった。

期待していない日がよい日になったのは、
雪が作り出すテンポと関係あるかもしれない。
雪は雨粒より、地面にゆっくり落ちる感じがするでしょう。
あれは、大きい。
わたしも、スローモーション。ゆったり構えていられる。

しかも、さいごの偶然の一致は、ぜったいによきサイン。
とっても嬉しくなった。
寝る前なのに、やる気が出た。
無駄か。うむ、そっと布団に入れば、やる気も身体から出ていかないかもね。
あしたまで「貯気ん」ができますよに。

気が進まないけれど、しなくちゃいけないこと、
というのが、たまにある。
今日は、朝からそんな日。
その用事が済んでからの後味の悪さを
「引きずっちゃいけない、時間がもったいない」
と強く思うのだけど、
それもなかなか難しいものだ。
つい、ブルーな空気に一日が包まれる。
よわっちぃねぇ。
なにもする気が起きなくなる。

とりあえず、日付が変わる前ぎりぎりに
やっと気持ちが戻ってきた。
最近毎日書いている気がするが、
作っていない、自然で穏やか〜な笑顔でいられる日って、
本当にありがたいことなのだよ。
そんな日が続けばいいのにな
と思う、夜である。

はい、美味しいものには弱いです。
でも、いわゆる「グルメ」みたいな「美味しそうな」ものには
あまり興味がありません。
うわべより、内容。(おぉ、「人」といっしょ)

きょう、食べた美味しいものは、
朝ごはんの、このパンだ。

やきいもパン
やきいもパン!

なかに、やきいもが入っている。
外側のパンには、おからも混ざっているらしい。
添加物とか一切入っていない、自然の甘さのみだから、口の中に変な味が残らない。
「いも餡入り」じゃなくて、ほんとうの「やきいも入り」だもんね。
外側のパンの、しっとりとした適度な歯ごたえと
中のやきいもの厚みのある粘りっぷりがすごく相性がよく、
食べているだけでうれしくなるパンだ。
朝ごはんの数分が、なんだかウフフな時間となる。

これは、実は、沼津でパン屋をひとりで経営している友人 えみちゃんに直接注文して、
週末に会ったときに、入手したものである。
ひとりで作って、ひとりで売っているんだからすごい。
でも、その分、彼女の温かい人柄も、まじめでまっすぐなところも、
確実にパンに練り込まれている。
作る人によって、パンの味って変わるんだろうな。

まだ、くるみパンとか全粒粉パンとか、いくか残っているから
明朝以降も、少しウフフは続く。

パンたち。
わたしの今週のシアワセを支える人たち。

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traq

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