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October 2021


Proudly presenting our family farmed rice.

[画像:IMG_2728]

岩手に義理の家族ができて、5年。

以前は兼業で、今は専業で、
お米をつくっている両親。
ある年は苗づくり、ある年は田植えや収穫の作業など、
5年かけてようやく米づくりの全ての作業の手伝いを
ひと通り経験することができた。

いやぁ、改めて、
こんなに手間ひまかかる作業だとは!
これまでも仕事柄、農家の取材もたくさんしてきたが、
内側から覗くとまったく違う景色が見えてくる。

「どういう米づくりを実現したいのか」の勉強や方針、計画を立てることから、
天候などを読みながら作業の時期や種類を「勘」と「判断力」のフル活用して決める、
決めたら、各段階でその時期を逃さないように、
疲れたとか言えないくらいフルアクセルでの肉体労働。

そのすべての段階において、義父がすごい。
この5年間、米づくりについての義父のこだわりや考えを聞きながら手伝ってきたが、
理想と現実のバランスが取れた、知的な「考え方」を持ち、
「行動」もちゃんとついてきている。
両方とも誠実で、私は心から尊敬している。

今年は、初めて収穫や籾摺りという、お米を出荷できる状態にする作業も手伝った。
そこで聞いたのは、
損をしないように少しでも多くと、
ぎちぎちに詰めて苗を植えるのではなく、
義父は敢えて、
株の隙間を多く取って田植えをしていること。
すると、太陽光と風が自然に株の根元にまで入るため、
太くて健康的な茎が育ち、
減農薬でも病害虫に強くなり、
さいごは稲穂も中身がパンパンに詰まって、
たわわに良質に実ること。
なるほど!
植物の理屈として、太陽と風が如何に大事かはベランダ植物園で私が感じていることと同じだから、
すんなり理解はできる。
しかし、その分増える、間に生えてくる雑草管理などの手間が・・・(汗)
しかも田んぼは広い!
でも、義父はビビらず、手を抜くこともないのが、
手伝ってみて、体感として、すごいのである。

そして、
その結果の美味しいお米、
安心して食べられるお米なのだ。

私は食べる方専門で長い間生きてきたから思うけど、
やっぱり農薬を使いすぎていない、
植物としても健康に育ったお米をできれば食べたい。
しかし、それを実現するためには
手間も時間も、体力も気力も必要。
有り難いことだなと改めて思う、新米の季節なのである。
だから、お父さんのお米は、ひと粒も残せない。
今まで自宅で炊いて食べてきたお米の中で一番美味しいというのもあるが、
あの手間と心遣いを知ってしまうと、
もう本当に残せない。

出荷直前のお米の袋を見て、東京に住む私たち夫婦は思った。
この美味しさと安心感をぜひ、
もっと多くの方味わってもらいたい。
地域のお米としてまとめられてしまうのではなく、
米を大事に大事に育てている義父と義母の思いを
直接、もっと多くの方に届けたいと思い、
今年初めて、
オンラインで新米の販売を始めてみた。

家族でできる規模で作っているので、限定量ですが、
安心して、美味しく、岩手のお米を食べてみたい方。
よろしかったら、新米の香りと味わい、どうぞご体験を。
白米と玄米も選べます。
(個人的には自宅精米で七分づきが一番好き)
夫のカフェのオンラインショップでお買い求めいただけるようにしました。

https://miavato.theshop.jp

私も、今年の米年度も、

毎食ありがたくいただきます。

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