[フレーム]

April 2009

朝、
「よく晴れてるなぁ」と目を細めてユルリ通勤中、
駅でおじさんにドスン!と体当たり並にぶつかられて、
「カァッ」と吐き捨てるように言われ、
ぶつかってきたくせにすごくヤな感じで、
肩も痛いし、
気持ちがやられそうになった。

が、深呼吸して、
開店したばかりのまだ閑散としている菓子店に入り、
最近たいへんお気に入りのチョコをいっぱい買って
対抗してみたっ。
店のひとに、「贈答用ですか?」と聞かれたので、
きっぱり、「ちがいます、自宅用です!」と言ったら、
若干驚かれるほど、
いっぱいストック買っちまっただす。
しかし、そのうれしさのおかげで見事持ち直し、
いちにちフル稼働し、
結局にこやかに一日を締めようとしている。

毎日、こんなアップダウンの連続ですわね(笑)。
日々もろもろありますが、
ちょっとしたことで、
"アップ多め"になれるはず、
と信じてる。

[画像:choko]

なんだかやたらと忙しい春。
気づいたら、えっ、もう四月も終わり?!という感じ。
日々がどんどん過ぎていき、
疲れがけっこう溜まっていた。
身体が重く、体調も優れない。
ひさしぶりに空いた日だったので、
きょうのメインイベントは、身体のリフレッシュ!と決めた。

ひさしぶりに、マッサージ屋さんへ。
大好きなオイルトリートメントをしてもらうのだ。
マッサージが上手で、ずっと担当しもらっているムラヤマさんが、
別店舗に移動したので、
その人を追いかけて、ちょっと遠い店舗へゆく。
ムラヤマさんは、目がくりンとしていて、
笑顔が優しく、おでこがつるつるで健康的なめっちゃかわいい女子である。
その雰囲気に似合わず(?)、指力があり、
すんごぉい"効く"マッサージをしてくれるのだ。
きょうも、肩や腰がゴォリゴリ音をさせながら、
その指力によって揉みほぐされていった。
いきかえるね、こりゃ。
うっほほーい。

実は、ムラヤマさんのマッサージの話が、
わたくしの本「自分へのごほうび」に出てくる。
彼女のはまったく言っていなかったのだが、
終わったあと、本を差し上げた。
ムラヤマさんのことも書いたのでもらってください、
というと、
ムラヤマさんは、
くりんとした目をさらにくりんと大きくうるませて、
「え、ほんとうですか・・・うれしい!」
と、喜んでくれた。
すごい。真正面からの、キモチの伝え合いだわ!

人が、本心から喜んでくれている顔と、正面から向き合える瞬間って、
うれしく、幸せなものだ・・・と、こちらも、
マッサージでポカポカしていた心身が、
さらにあったかくなった。
へへへ。

[画像:hon3]

夜生け垣に目をやると、小さな小さな花がなんだか光っていた。
華がある。
世界は、昼も夜も、輝いているものなのだ。
花も団子も麗しいものなのだ。
生は美しい・・・。

[画像:hana]

夜歩いていると、
視界の端にパタパタするものが見えた。
ビクッと驚き、身構える。

なんだ?と確認して、
わたしの体勢は即座に緩み、
ついでに、顔も、緩んだ。

[画像:koinobori]
鯉のぼり。

こういうものを発見すると、
無性にうれしくなるのは、
ひと気のない夜の都会の公園に、
ひと気の温かさを感じるからに違いない。

折から、強風が吹いた。
ふふふ。
自慢げに泳いでいるみたいだ。

初夏の一時期放ってくれる人がいて、ひと泳ぎ、か。
空に舞え、鯉たちよ。

本日、弟の結婚式。

[画像:atswed]

もう入籍して3年になるのだが,結婚式をしていなかったので
この度、ちゃんと挙げることになったのだ。

終わって、ほっとしたような、
ふしぎと、なんだか宙に浮いたような気分で
毛布にくるまって、部屋でうずくまる。

考えてみたら、
うちは兄弟ふたりだから、
兄弟の結婚式は、この一回限りだったんだなあ、なんて、
帰宅して、ひとりになってから、
あらためて気づく。
感慨深い・・・。

かなり感慨深いけれど、
かなり瞼が重いから、
ちょっと宙に浮いているみたいなのかな。

しかし、ふりかえったとき、
ふたりにとってもそうであるように、
家族ひとりひとりにとって、
それぞれの節目の日となるのであろう・・・
それだけは
なんだかお腹の底の方で確信する、夜なのであった。

[画像:atswed2]

ひかるさんからバースデイプレゼントが届いた!

[画像:nabe1]
「なんでも万能ナベ〜〜〜!」(ドラえもん風)

今年に入って料理をがんばりたいと言っていたわたしに、と
ひかるさんが選んでくれたのだが、
さすがです!
ありがとうございます!!
だって、使うのが難しい"プロっぽい"道具ではなく、
わたしの性格にぴったりの"ザックリ"鍋を選んでくれたのだ。
これひとつあるとなんでも料理できてしまうなんて、
便利でしょう、簡単でしょう〜!
茹でる、煮る、炒める、蒸す、焼く・・・きゃー♪

それに、最近めっちゃ気になっていた、「無水鍋」としても使える。
水をほとんど使わず野菜などを茹でられるというもの。
そうすることで、栄養分や旨味が無駄に水中に溶け出ることを防げるらしいのだ。

[画像:nabe2]
このフタのふちの部分に秘密があるらしい。

夜、さっそく使ってみた!!

[画像:nabe3]
内容物は、きょうも、イモイモしく、行ってみた。

イモイモを、少なめの水で茹でてみたところ、少し底にくっついてしまったが、
水加減を経験値で調整していけば、うまく楽しくゆきそうだ。
できあがりはというと、まず表面の具合がモケモケしておらず、美しい仕上がり。
さらに、食べてみると、イモの味が濃い感じがした。美味しい!
つまっているというか、甘いというか。
ふふふ。
うれし〜い。

これから、少しずつ、いろいろなものを調理してみようっと。
良い鍋(というか、気に入っている鍋)というのは、
使う度に、一回一回愛着が湧いてくるものだから、
そんな感情を味わうのも、これからの楽しみである。

朝、昼用のパンをパン屋で選んでいた。
ガラスケース越しに、
アマンドクロワッサンを見つけ、
「アーモンドクリームを乗せて焼き上げました」と書いてあったので、
店員さんに
「中にはクリーム入っていないんですか?」と聞くと、
笑顔の女子店員が、
「はい、入っていませんっ!」と元気な返事。
すると、隣にいた別の、少しおねえさんの店員さんが、
顔をクッと前述の店員さんに寄せて、
「入ってる。」
と、唇を動かさないままささやいた。
すると、最初の女子店員は、またもやさわやかな笑顔で、
「中にも入っていますっ」と、元気に言った。
まるで、初めて返事したかのように。
ぬふふふ。

彼女から、アマンドクロワッサンをひとつ買って、店を出た。
そいえば、
似たようなことが、こないだコーヒー屋の店員さんでもあったっけか。
暑いくらいの日差しと、涼しい風。
ああ、4月。
新人さんの季節だねぇ・・・。

桜が終わって、街では、ほかの花々が咲いてきたね〜。

[画像:fuji1]

グレーのコンクリートジャングルが、
この時期だけ、
ところどころ赤や白や黄色やパープルに染まる。
まるで、東京の街がアクセサリーを付けているようだ。
それに、空気も排気ガスのニオイばかりじゃなく、
風が吹くと、ほわぁーんと甘い蜜のような香りがしてきて、
なんとも言えず、得をした気分になるものだ。

[画像:fuji2]

きょうは、暖かくって、過ごしやすくって、
それもまたうれしい。
嗚呼、このくらいの気候が、長く続かないかなあ・・・。

[画像:fuji3]
犬の横顔に見えますね。ワン。

雨の日に履く靴を持っていなかった。
とりあえず、
もうボロボロだからどうなってもいいという靴とか、
いまいち履きにくいからもったいなくない靴とかが、
雨の日用と化していた。
だから、雨の日は凄まじく憂鬱だ。
だって、邪魔な傘を持ち歩かないといけない、
服が濡れる、っていうのに加えて、
イヤな靴を履く、っていうマイナス要素もくっついてくるのだ。

きょうも例外ではなかった。
めちゃめちゃ履きづらくて、履いていると疲れるから普段は決して履かない
という靴を履いて出た。
いちにち履くうちに、
だんだん、だんだん、足が痛く、疲れてきていた。
当たり前だすが。
デスクに座っているときは、ちょっと脱いだりしてごまかしていたが、
いつのまにか靴の疲れが原因で、全身の倦怠感まで感じ始めていた。
あほー。
もったいながるのもいい加減にしなさいな、と自分。

帰りみち。
本降りだ。
傘を差していても濡れる始末。
靴が痛い上にべちょべちょになり、それでも歩き続けるから、
足のしんどさのあまり、頭痛がガンガンしてきた。
えーん。さいあくだよぉぉぉ。

こういうときのわたしは、自分でも「へ?」と思うほど
思い切ることがある。
仕方がない。
いま、一番近くの店に入り、
雨靴を買い、この最悪のべちょべちょ靴を捨てよう!!!
すでにお店も閉店間際の時間だったが、
わたしの意志は固かった。

あそこにありそうだという売り場に直行し、
「コレと、コレと、コレと、コレを、試し履きさせてください」
と、店員さんにいきなり頼んだ。
15分程で、決めた。
ヒールも低めで楽、合皮だから雨に強い、でもゴム程堅くないから足が疲れない、
それにかわいくて、履くのも楽しい、
というものを選び出した。
「履いて帰るので、現靴を処分してください」
と言うと、店員さんも少しびっくりめだったが、
わたしの足たちは、
「やった!これで痛いのから解放だ〜!!」と喜んでいた(気がする)。
ルン。
帰りは頭痛もマシになった。
やっぱり、身体すべての土台になる靴は、大事である。

帰宅して玄関に靴を並べた。
かわいいなぁ。
ちょっとの間、愛でていると
少し、次の雨が楽しみになっている自分に気づいた。
捨てる靴しか履くものがなかったときとは、まったく心持ちが違う。
カワイイ、とか、楽、とかって、大事なのね。
要は、自分のツボをうまく押さえることか。
イヤだったものも、工夫次第で楽しみなものに変えられるんだなあ、
なんて妙に感心してしまったのである。

[画像:rainboots]

↑このページのトップヘ

traq

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /