きょうは、たまに集まるメンバーで、食事会。
「おじさまとクリエイティビティの間に挟まれる大変な仕事」をしているSさんと、
あと、「バブルのことならオレに聞け!」という感じのOさん。
Oさんは、いつも流行りのスポットや店、それに街のうわさ(なんやそれ)などに
めちゃめちゃ敏感で、情報が早い!
今夜は、Oさんが予約してくれた店は、
さすが!
わたしが最近気になっていたレストラン、
『ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ』だ。
六本木の国立新美術館の中にある、空中レストラン!
(写真の奥の、高い方↓)
空中レストラン
わたしは、吹き抜け空間とか天井が高いところが、大好物!!
天井低いところに居ると息が詰まる。
それに、美術館内だから、全席禁煙でしょう。
めっちゃ嬉しい。息ができる要素満載。わくわく。
まず驚いたのは、
卓上が美しいのだ!!
オレンジジュースも、オリーブも、
なんでこんなに美しい色なの?!
輝いているわっ!!
なんだか心ときめく。
ボキュースオリーブ
さすが美術館内。もしかして、ライティングにすごく凝っているのではないか?
見上げてみたら、
丸い形のレストランの渕に沿うような丸いレール上に、
スポットライトのような照明がたくさんしこまれていた。
テーブルごとに照らされている可能性あり。
専門じゃないから分からないけど。
1年ぶりくらいの集会、
最近どうよ、みたいなお話で盛り上がる。
目の前の料理が見た目に美しい色をしていると、
興奮して話が盛り上がることに気づいた。
(少なくともわたしはそうだわ。)
さらに、最初の前菜に、大声!(ポジティブな大声)
なんじゃ、これ!
ホワイトアスパラ
そうだ。
これは、フランスが誇る高級食材、ホワイトアスパラ〜〜♪
でかいよでかいよ。わーーい。と言っていたら
ウェイターさんが「エビ天と違って、中は全部詰まっていますから(にこっ)」。
そうねそうね。
ホワイトアスパラでかい
それにしても、でかいよ。
うれしいよ。
興奮だよ。
おいしーよぉ(涙)
ところで、Oさんは、ただでさえすごい。
すんごい機関銃トークのオトコ。
それが、美しい料理が盛り上げる集会の雰囲気に乗って、
せきららトーク、独壇場!
すごかった。
昨年からさまざまな人生の試練や浮き沈みにあっていたらしい。
全部、女性関係だけど(汗)
口説き話、別れ話、浮かれ話、危な話・・・!
今年に入って、人生で一番もてる時期を迎えたらしい。めでたいね。
Sさんとわたしは、「えー!」「へぇ!」「うそぉ!!」とか言うくらい。
話しているうちに、セルフせきらら盛り上がり状態に入るOさん。
自分で「ちょっと、今日は飲んじゃうよ、酔っぱらっちゃうよ、話しちゃうよ!」と
調子を付ける。
「よーおっ!」と掛け声を掛けたいくらいだ。
おもしろかったのが、
自分から女性に別れ話を切り出すのがすっごく苦手、という話。
たしかにOさんは、心根の優しい人だからね。
それで、
女性の友人に相談して作成したものを見せてくれた。
メール文章用の「別れ話テンプレート」!?!
「実は、他に好きな人ができてしまいました。
せっかくお近づきになれていたのに、残念です。
申し訳ありません。」
みたいな。
仕事の相手宛てかと思うような、ビジネスライクな文章!
誰にでも応用可能な(?)シンプルさ!
まぁ・・・
別れるときは、ぐだぐだ言ってもね、だめたときはだめですからねぇ・・・。
さらに、
口頭で、桜散る中で別れ話をしたことがあって、
そのときには歌が浮かんだから、
一句詠んで男友達に送信したという話も。
「あの女(ひと)の 泪目に散る 桜かな」
・・・。
送られたほうは、どう返事をしたのだろうか・・・。
ほんとうに、ユニークな人だよ。
すごいドラマな生活だよ。
あんたおもしろいよ、Oさんっ!!
そんな話、プラス、Sさんの仕事の裏話などを、超興味深く聞いていたら
いつの間にかデザートの時間に。
画家のパレット風のシャーベット、というのを頼んだ。
パレットアイス
うーん。
もっと、本格的なパレットの形のお皿と、
油絵の具をヘラでなすりつけたようなアイスを期待してたので、
ちょっとがっかり。
味は美味しかったけど。
セキララ・トークの大迫力には、負けてしまったね、アイス君。
いやはや。
今度は、1年も間あけずに集会しましょうね、Sさん、Oさんっ。
「事実は小説よりも奇なり」っていう
イギリスの詩人バイロンの言葉について日中ちょうど考えていたんだけど。
今夜、それを実感した。
人生は、小説よりもドラマティックなんだ。
誰の人生もね、ほんとは。
コーヒーカップ