さてさて。
昨日まで旅番組「遠くへ行きたい」のロケで、北海道・中標津に行っていた。
どこを見ても雪の、真っ白な世界。
極寒の地、上がっても氷点下7度ほど、
最低体験気温は氷点下25度であった。おぉ。
撮影となると、そんな気温の中、しばらく外で待つ、とか、立つ、とか
そういう事態もあるわけで。
とにかく重ね着と(最高7枚!)、貼るカイロで乗り切った。
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初めて、脚の裏表合わせて12枚という枚数も記録した。
ニンゲン実験みたいな気分。
なぜこの時期に、中標津に行ったのか。
それは、わたしがどうしても会いたい方がいらしたから。
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「マイペース酪農」を実践する酪農家、三友盛行さんだ。
3年前に、
「プロフェッショナル 仕事の流儀」でお話を伺ったときに
三友さんの言葉が心に刺さり、自分の人生を考え直すほどずっと残り、
必ずいつか牧場を訪問したいと思っていたのだ。
そして、そのインタビューの中で、
北海道に生活している者にとって、冬がいかに良いものかを語ってらしたのが
印象的だったのもあり、この真冬の時期にうかがうことに。
3年振りにお目にかかって、感激。
「3年かかりましたけど、会いにきました!」と申し上げると、
「住吉さんは、必ず来るって思っていたよ」と言われ、
涙が出そうなくらい、うれしかった。
雪の中、牧場を案内してくださり、
牛舎でも、工夫や信念を話してくださった。
牛という生き物がもともと好きなこともあるが、
ずっと牛舎にいて牛を見ていたいと思った。
そのくらい、三友さんの牛たちは、特別な感じがする牛たちだった。
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のぞくと、みんながこっちを見る。このノンビリ顔がたまらない。
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わたしが伺う2時間前に生まれたばかりの子牛もいた!
まつげがウルトラ長くて、可愛い〜。
チーズ工房を担当している奥様の由美子さんにもお会いできて、
たくさんおふたりとお話が出来て、
わたしの三友さんへの思いも直接伝えられて・・・
とても幸せな時間であった。
そして、翌日は、中標津の丸山小学校を訪ねる。
うかがうと、なんと、校舎の前のグランドが・・・
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スケートリンクになっていて、びっくり!!!
かなり本格的。
こどもたちは、スピードスケートのシューズをはいてスイスイ滑っていた。
なんて上手なんだ!
わたしも一緒に滑らせていただく。
スピードスケートの靴を履くのは初めてだったが、
こどもたちの優しい誘導のもと、だんだんコツがわかってきて、
最後はリンクをけっこうクルクル回れた。
こどもたちにも「初めてにしては、うまいよ!」とお褒めの言葉をいただきました。
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いや〜、しかし、こどもたちは本当にうまいのだ。
全員がスピードスケート選手の卵に見えたよ。
実は、このリンクの影には、先生たちの驚くべき努力とこだわりの作業があり、
それも一緒に体験させていただいた。
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作業後、先生たちと職員室で。
どんな作業かは、番組でぜひ。うふ。
ちなみに、ものすごく素敵な学校。
番組担当の女性ディレクターが「こどもが生まれたら、ここに通わせたい!」と言うほど。
ほかにも、素敵な人、暮らし、風景、動物・・・とのたっくさんの出会いがあった。
そして、中標津に、マジ惚れしましたっ。
真の贅沢、人生の豊かさについて、すごく考えさせられたし、
冬が厳しくても、ここに住みたいと思う気持ちが実感できた。
すばらしい旅をさせていただいたことに感謝・・・
また絶対行きたいよぉ!!!
(この『遠くへ行きたい』(日本テレビ系列)の放送は、
2月12日(日)7:30〜8:00の予定です)
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