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August 2008

頂きもののチョコが
ものすごく美味しい!
しかも、見た目がかわいくて、ときめく。

[画像:チョコだ]

ちょっとずつ違うヒトが、
いろんな色で描かれている角形チョコ。

ひとつずつ食べると、なんかシアワセ気分。
見た目も味もシンプルでよい。

とても親しいアーティストが、
日本のひとは、作品がよいとか、好きとかキライとか、
感想や意見を言ってくれなくて、
ただ絵画を見て、技法の質問をして、帰っていく、
と言っていた。
なんかそれって、さみしい・・・。

だから、わたしは、ここで、言ってみる。

このチョコ、いい!
美味しい!
好き!

あんなに雨や雷がものすごかった翌朝も、
アサガオさんは平然と咲く。

[画像:あさがおさん]

すっかり欄干に巻き付いて、そこでも開花させている。
すごいね〜。適応能力高し。
ふと、鉢近くの根元のほうに目をうつすと、
茶色の小さななすびみたいなものが付いている。
あ、種ができているんだ。

いくつか見つけたので、
もぎとって、中を開けてみる。

[画像:あさがおの種]
ミニなすびの中から、真っ黒の、ちっちゃな種が出てきた。

おぉぉ、そう言えば、
小学生のときに、こういう種を採取したぞ。
それを思い出した瞬間、
ものすごく懐かしい感覚に襲われる。
小学校で、アサガオの種を集めたときの「感覚」が戻ってきたのだ。
場所とか、周りの風景とかは覚えていないのに、
そのときに体感したことや気分は、鮮明に覚えている。

一生懸命、宝物を握るように、この黒い粒を握ったこと。
夏休みの時期の、肌にまとわりつくモワーンとした空気、
耳に響く蝉の声、
土の匂い、
それに、学校が休みだというワクワクした気分、
プラス、休みの40日なんてすぐに終わってしまうという哀しさ。
あの頃のきょうは、
まだやっていない宿題をどうやって明日いちにちで終わらせるのか、
ため息をついていたものなぁ。
ちっちゃな黒い塊を見つめていて蘇る断片が、
ない交ぜになって自分を襲う。

わずか3ミリほどの粒に、こんなにわたしを動かす力があったとは。
きょう集めた種を、小さな箱に、宝物のようにしまった。

夕暮れ前に街を歩いていて、
ふと見上げたら、
思わず足が止まってしまった。
夏の夕刻は、空が実に美しい。
地上の私たちとは別の世界が上にはあって、
そこには、別の巨大な生きものがゆったり回遊している。
龍だって本当はいるのかもしれない、
こういうときばかりは、おとぎ話も信じられる。
しばらく空を見上げたままで、歩いた。

[画像:sora1]

夜の雷雨はまたすごかった。
脚がプールに浸かったかのごとく、びちょ濡れだ。
雷が、今まで聞いたことのないほど轟いて、地面を揺らす。
切れ間なく、ゴロゴロ。
誰かの、押さえきれないほどの怒りを体験しているようだった・・・。

空の生きものは、常に泳いでいる。

[画像:sora2]

[画像:sora]

最近の、しとしとと降る雨は好き。

少し涼しくなるのが第一の理由。
もうひとつは、気持ちを落ち着かせてくれるから。
外の世界で気持ちを動かし、
喜怒哀楽をさまざま味わったあと。
雨が傘に立てるピトピト音を聞き、
サンダル足に冷たい雫を感じて駅からの道を歩くと、
帰宅するころには自分が
フラットにリセット
されている。
あとは、眠りの心地よい誘いにのるだけ。
そんなフラットは、けっこう素敵なものです。

午前中、仕事で公園へ。
ひさしぶりに太陽がのぞいて、汗ばむほどに暑かったけれど、
澄んだ空気を吸い、緑のじゅうたんを踏むことができた。

ミンミンぜみの声が、時を刻む。
時折吹く風が、太陽でほてった肌を撫でる。
まるで草原にたくさんのリボンが結んであるように、クローバーが葉を広げる。

[画像:kinuta1]

樹々の形の美しさにはいつもため息が出る。
どうしてあんなにバランスよく枝が広がるのだろう。
しかし、樹に計算はない。
どこに伸びるとも知れず、ただただ、上方に向かって伸びる。
1メートル先でどんな風に枝をくねらせるかもわからないままに、
それでも不安やあきらめはなく、力強く進むのみ。
空に向かって、という目的だけを頼りに。
その結果できあがる形は、ため息を呼ぶ。

わたしもそんな風でありたいと思った。
先行きがわからなくても、
うまくいく保証がなくても、
目的というガイドを胸に、前に進みつづける人でありたい。
到達することではなく、伸び続けることに意味があるはずと信じているから。
そんなことを思ういちにちであった。

[画像:kinuta2]

昨日は大変ないちにちだった。
朝起きたら、身体中にじんましん!
顔も腫れていた。
しかし、会社にいかねばならず、アイスノンで冷やしつつ出勤。
仕事をしているうちに、じんましんは、
身体のあちこちに現れては消え、消えては現れ、
でも、かゆいし、洋服で隠れていないところに出ると仕事に影響するし
で、気も疲れる。
しかし、どんどん悪化し、
夜中に帰宅したときには、最悪状態に。
こんなにじんましんが出たのは、生まれて初めてだ。
手の甲、足の甲、唇の裏、そのうち喉の奥まで出始めた。
朝になってから病院に行こうと思っていたが、
呼吸できなくなるとこわいので、
救急に行くことにした。
初めての救急病棟体験だ。

医師に「これは、ひどいですね」と言われ、
すぐにアレルギーの薬を点滴してもらった。
点滴の力はすごい!
血管すべてに瞬時に薬を行き渡らせるから、
アレルギーの素と薬がぶつかる「衝撃」のようなものが如実に感じられた。
わたしの意識とは別に、身体がしばらく震えた。
びっくりした。
身体ジャック、みたいな感じ。
しかし、その威力のお陰で、30分ほどで全身のほてりとかゆみが収まった。
どうやら、数日前から飲んでいた風邪の薬にアレルギー反応を起こしていたようだ。

いやはや。
大変な昨日だった。

だから、きょうはすべてが輝いて見えた!
健康って、素敵です。
肌がかゆくないって、ほんとうにありがたいです。
かゆいということ意外のことに集中できるって、うれしい。

日常って、すばらしい。

ってことで、
もう完治しましたが、
おごってはいけないので、
きょうも早めに寝ます。

寝まくって、寝まくって、
身体を休めたら、元気になりました。
やっぱり睡眠ってすごい。
単純にすごいなあと、こういうときに感じる。

きょうも、身体を第一に、雨の日を静かに過ごした。
でも、静かに過ごすときに雨なのって、うれしい。
雨粒の音が、静かな心持ちになるBGMのようだし、
空気もしっとり、なんだか落ちつく。
そうやって身体を休めているときは、妙に思考が進む。
あーだこーだ考えて、
「あ、そっか、わたしこんな風に思っていたんだ」とか
「あ、そっか、これとこれの共通点を発見していたじゃないか」とか
「この体験にはこういう意味があったんだ」とか
ちょっとした、「夏のまとめ」ができてよかったわ。

そして、バンクーバーで見つけた
美味しいものをつまんだ。

[画像:cookies1]
Ginger snaps. ジンジャークッキー。

クッキーと言っても、硬くない。
どっちかと言ったら、ほっこりケーキのよう?
外はしっかりしているのに、中はほにゃほにゃ。
ジンジャーのスパイスが利いていて甘すぎない、
素敵なお味・・・♪

[画像:cookies2]
日本ではあまり出会わない食感だす。

そんなこんなで、体力気力を充実させ、
秋もがんばらんとにゃ。
Introducing, the new improved......! (hopefully.....)

熱で完全ダウン。
夏休みの終わりに風邪なんて、
アンタ、小学生か、って感じだよ。
アホだ。
とはいえ、寝て治すほか方法はありませぬ。

この度、自分について、認めたことがある。
それは・・・

[画像:vancouver11]
ビーサンがだーーーい好きだってこと!

うふ。

ビーサンとは、つまり、ビーチサンダルである。
わたしは、夏はサンダル、冬はブーツ、と足元が両極端だが、
なかでも、ここ数年、ビーチサンダルが好き。
いちばん大きな理由は、
以前バンクーバーで、履きやすいビーチサンダルを見つけてしまったから。
履き心地がたいへんよく、驚いた。
そして、履きやすいビーサンは、
実はヒールの靴よりも、それに、もしかしてスニーカーよりも、
ずっと機動性にも富むことを発見してしまったのだ!
都会のコンクリートジャングルでガンガン走ることも出来るし、
数時間歩くこともへっちゃらである。
凄い力を秘めているのだす。

しかし、そのためには、どんなビーサンでもいいわけでない。
「底のクッション性」、そして、「底の柔軟性」が
極めて重要となってくる。
もともと夏はビーサンを履いて過ごす人が多いバンクーバーでは、
探すと、すこぶる良いものが見つかるのだ。

そして、気づいたら、こんな状態に・・・

[画像:vancouver10]
ビーサンの山。

ひとつひとつがとってーーーもお安いので、
つい、買いだめモードに。
コンクリートで底が減ったら、もう履けないものですから。
しかし、この山を見て、
ほんとうに「ビーサン、ラブ♪」な自分に笑ってしまった。
母にも「アホか」と笑われた。
そりゃそうだわねぇ。
これからちゃんと、フットワーク軽く、活躍させないとであります。

母が最近お気に入りのサンドイッチ・カフェへ。

[画像:vancouver6]
お店の裏でパン等を焼いていて、
その場でサンドイッチを作ってくれる小さなお店である。

[画像:vancouver7]
パイ等も並んでいる、素朴でかわいいショーウィンドウ越しに
サンドイッチを注文する。

[画像:vancouver8]
「ブリーチーズとピーチジャム、キュウリとレタスとトマトのサンドイッチ」

こちらのサンドイッチは、ほんとうに具だくさんなのがよい。
パンとパンの間、3センチくらいは詰まっているのではなかろうか。
しっとり、しっかりした歯ごたえがある。
ちゃんと腹にたまる昼ごはんになる。
ガブッとかぶりつきました。

そうこうしているうちに、
昼ご飯を食べにきた地元の人たちで
お店はいっぱいに!

[画像:vancouver9]
行列までできたので驚いた。
美味しいものには、人が集まるのだ。

カナダに住んでいるときは、
ほんとうにサンドイッチをよく食べていた。
ご飯粒はなくても生きていけると思うくらい
サンドイッチが好きだった。
(今はもちろんご飯もぜったいに食べたいのだが)
そんなことを思っていた時代があったなあ。
ひさしぶりに思い出した。
少しずつ変わってきたわたしは、この先も変わるんだろうな、
なぜかそんなことを、
ブリーチーズのやわらかな苦さとジャムのほんのりとした甘さを味わいながら
思うのであった。

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