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April 2008

きょうは、リュックから植物が生えていた。

リュック極楽鳥花
大きな葉がニョキニョキ。

友人がが数週間遅れで、
お誕生日プレゼントとして植物をくれたので、
持ってかえるのにリュックに入れてみたのだ。

背中に背負って歩いていたら、
職場の先輩から
「それ・・・一体なに?」と
怪訝そうに聞かれた。確かにあやしい。
先輩は、これがもしや、ストレスを緩和する新しい癒しグッズだったらどうしよう、
と思ったらしい(笑)
毎日リュックにこの葉を挿していて、
ストレスを感じると、わたしがリュックを下ろして葉を撫で撫でして、
話しかけたりしながら心落ち着けている図を想像していたらしい。
ははは!
たしかにそれだったらすごいね。ちょっとこわいか、ほっこり系。

というわけで、
怪しがられながらも無事にうちに連れてかえってきて、
うちにまた新たな植物家族が増えた。

極楽鳥花
「極楽鳥花」という種類らしい。

葉の伸び具合がすっと斜め上向きで、かっこいい。
うちにいる他の子たちよりも大きな葉が、アフリカン・テイスト。
大きくなるとオレンジの花をつけ、それが、まるで南国の鳥のくちばしのような形らしい。
うん、そういう花、みたことありますわ。

実際に、リュックから出すときに、大きな葉を撫で撫でして話しかけてみた。
ふふ、なかなかええでないの。
癒しグッズとしてのアイデアも悪くないかも!?
そして、これからどんな成長ぶりを見せるか、楽しみだ。

徹底的に家事をこなす。
家をきれいにするとか、
身の回りをきれいにするというのは、
気持ちがいいね。当たり前だけど。

そして、こんなに気候がいいと、
なにをやっていても気持ちがいいのだけど。
外に出なくたって、窓から入ってくる風と日差しと、
遊んで喜んでいる子どもたちの声、
それで十分過ぎるくらいに、気持ちが朗らかになる。
そのノリで、午後は書きものを黙々と。

夕方、用事をすませに外に出る。
いま、ハナミズキがきれいだ。
桜よりも、ひとつひとつの花が大きくて華がある。
樹全体というよりは、近寄って、一輪一輪を愛でたい感じである。
上ばっかり向いて歩いてしまうね。

自分にとってはいい一日だった。
たいしたイベントのない日も
かけがえなく、
過ぎていく。

はなみずき

ご縁があって、その縁深まる人と、
ご縁はあったけれど、そのまま一度だけ、あるいは一時期だけのご縁に終わる人との
差はいったい何なのだろう。
これと言って確信できる理由もなく、
そして、自分の意志とも実は関係なく、
そんな2種類のご縁に分かれることを、経験から感じてきた。

今夜会った まみさんは、縁深まる人のひとりだ。
最初は、ただ習い事仲間だったのが、
だんだんお会いする頻度も増え、
いっしょにライブをし、
いろんな側面を知るうちにさらに互いへの共感が深まり、
なんだか、ご縁がどんどん深まっていくのだ。
自分が、ぜひそうしよう!という強い意志を持たないままにそうなっていくところが、
いちばん興味深い。

でも。
そもそも、人が、自分の意志でコントロールしうることって、
日々の中の何割くらいの出来事だろう。
たいした割合ではないんだ、きっと。

ただ、今夜 まみさんとゆっくり語り合ったあとは
ものすごく幸せな気分で帰りみちを歩き、
ものすごく満ち足りた気分でいまここにいるので、
自分が意図した、しないに関わらず、
訪れたご縁に「乗って」しまうのは、きっとYESな気がするのだ。
理由はわからないけど。
ぷかぷか、ご縁の板に乗って浮かんでいれば、
どんな波が来ても、きっと大丈夫な気がするのである。

また風邪をひきかけて、すごく危なかった。
どうしてこの春はこんなに風をひきやすいのだろう?!
3月にひいた風邪は2回ぶりかえしたし、
とほほ、柔でやんなっちゃう。
冬はぜんぜん風邪をひかなかったのにぃ。
今回も、そんなに激しく無理をしたわけじゃないのに、
深夜まで仕事をした翌日から、おや?という体調だった。

そして、昨日の朝、鼻水・くしゃみがとってもやばくて、
「あぁ、またか、もうダメか・・・(涙)」とキモチも落ち込みそうだったのだが、
昼に友達のみなこさんが美味しいカレー屋さんに連れていってくれて、
そのカレーを食べてから、ちょっと好転。
栄養がついたのだろうか?

カレー
彩りもきれいな、神保町の野菜カレー。

とってもリッチで美味しかったのは確か!
カレーって食べ応えがあって、いいよねぇぇぇ。
このほかに、ホクホク茹でたてのじゃがいもとバターも出てきて、
さらに、デザートにプリンも食べてしまった・・・。
ちゃんと量がないと満足できない今日この頃。
ダイエットを気にしていた思春期のわたしはどこへ?って感じです。

その後、午後ちょっと昼寝をしたり、
背中の肩甲骨の間にカイロを張ってみたり(これ、風邪のひきはじめにすごく効きます)、
あとはしょうが湯をたんまり飲んで寝たら、
今朝にはほぼ治っていて、ほっとした。
やっぱり薬を飲みまくるよりも、
自力で、体力を回復させることで治りたいと思ってしまう。
自分の身体の出す信号には敏感でいたいしね。

しかし、しょうが湯をこの1ヶ月、飲みまくっている。
やっぱり効く感じがするのだ。
温まるし、喉も癒される。おなかの消化にも良さそうでしょう。
だから、ほぼ毎日、複数回飲む。
すごい量のしょうがを消費しちゃっている。
いま、たぶん人生でいちばんしょうがを摂取しているかもしれない。
すると、人生でいちばんしょうがを観察もしているわけだが、
これを最初に食べたりしようと思った人はエラいよねぇ、
とか皮を剥きながらしみじみ考えてしまう。
完全に、根っこだもんね。
ちょっと切っておくとすぐ変色するし。
ごつごつしていてかなり変な形だし。
でも、その変な形も、毎日見ているといとしくなってくるんだけどね。

マブダチしょうが、5月は健康でいくぜ!

しょうが指
「おぅ!」

最近、むかしのことをよく考える。
前はあーだったな、こーだったな、と思い出す。
そして、自分も大人になったなあ、などと
ひとりコーヒーゼリーを食べながら、物思いにふけるのである。
歳かしら。

でもね、いまの自分も好きよ。
歳を重ねている自分、ちゃんと好きです。
いろいろ〜な経験を積んできたから、いまの自分がいる。
でも、
同時に、むかしのやんちゃだった自分も、好きだ。
っていうか、当時のデコボコが愛しいのかな。
そんな自分を思い出し、すごく懐かしく、
同時に切なさがこみ上げてくるのであります。

今夜は特に、段田安則さんの芝居を観てきて、それがちょっと切なかったからかもしれない。
「どん底」っていう芝居。
希望の光が見えたり見えなかったりする、どん底の日々が淡々と続いていく、という話。
そうね、
いろんなことがありつつ、時間は淡々と過ぎていくのである。

段田さん扮する、「どん底の世界に希望の種をまくおじいちゃん」が言った言葉が、
胸にしみた。
「自分は河原の石ころみたいなものだ。
人生のいろんなことに揉まれて、
角がとれて丸くなったんだよ」

やんちゃなころの自分からは
振り返ると削れていくものも意外とたくさんあるのだけど、
それで得るものもいっぱいあるのだ。
丸い石ころも、握っているとすごく熱くなるものよ。
ころころと、転がっていけるし。
人生というone way roadを。

ついさきほど帰宅。
きょうはすばらしいこといろいろあったけど、
体力的には長いいちにちだった。
何年仕事をやっていても、
やっぱり仕事ではその時間中ものすご〜く集中するから
終わったあとに抜け殻のようになってしまうほど疲れるものなのね。

ブログを書かないで寝ようかと思ったのだが、
きょうは、ブログについて感動した瞬間があったので、
やっぱり書いておこうと思った。

直接のお知り合いでない方々がこのブログを読んでくださって、
しかも、読むだけでなく、強く共感までしてくれる。
これは、なんて不思議で、なんて感慨深いのだろう!
そう強く思う瞬間が、今日あったのだ。
少し前だと考えられなかったが、
人と人は、いまや色んな形で響きあう。
このブログを読んで、脳を動かし、心も動かしている方がいるというのが、
ものすごく嬉しく、素敵なことに感じた。

だからなんだって言われたら、なんでもないのだけど、
でも、すごくふしぎな感慨をおぼえたので、
書いておきたいと思った。
それだけ。
感謝。
おやすみなさい。

きょうは暖かいねぇ。
わたし、本当に単純だから、
天気がよくて過ごしやすい気候だと、それだけでかなり幸福気分になる。
きょうも、帰りみち、ゆっくり歩いているうちに
わけもなくシアワセ気分になった。
いまの季節は最高だす。

夕食を食べずに、微妙に遅めまで仕事してしまったので、
臭めのチーズを買って帰宅した。
フランスのコンテっていうチーズ、好きなのよね。
学生のころ、フランスにバックパッキングに行ったとき、
毎日コンテをスーパーで買って食べていたら
自分の毛穴からチーズのニオイがしてきたことがある。
好きでも食べ過ぎでしょ。

窓を少し開けて、チーズ&クラッカーをかじる。
チーズが臭いからではない。
外の空気があまりに気持ちいいからだ。
ひとりシーンとした部屋で、
外の風の音や、遠くに聞こえる車の音、
あとは、低くごぉーっというような「大気の音」をBGMに食べていると、
またまた、ものすごく気分がよくなってきた。

一週間なんてあっという間に過ぎちゃうけれど、
この一時間だけは、ふしぎと永遠に感じる。

こういう時間に、人は
希望
というものを、蓄えているのかもしれない。
つまりは、明日も太陽が昇り、きっといいことがあるんじゃあないかという
そんなおぼろげな感覚が。

わ。
そんなことを思いながら
手元のチーズを見たら、
矢印になっていた!
驚いた。
明日に向かってゴー、
とわたしに言っていた。

矢印チーズ

大好きな まほちゃん、はやとさん夫妻と会う。
まほちゃんはもうすぐお母さんになる。
昨日、すでに予定日。
もう生まれる前には会えないかな、ゆっくり話したかったけど・・・と思っていたら
赤ちゃんが出てくるのをちょっと待ってくれて、
わたしも急に予定が空いたので、
今夜食事をすることになったのだ。
ほほ、ありがとー、ベイビー。
お腹はまんまる、おとといの満月のようであった。

ティラミス
最近見つけたオーガニック・イタリアンを美味しく頂きながら、
たくさんしゃべったよ。

この夫婦と話すと、
いつも、必ず、自分の心がピュアに戻っていく感じがする。
普段の生活で心の周りについた、
ほんとうは自分にとってはどうでもよいことの「垢」がポロポロとれて、
自分がほんとうに大事にしていることが下から浮き出てくる感じだ。
心の消毒。
気づくと、自分が最近ひとり頭の中で考えていたことを、
とっても素直にしゃべっていたりする。
あまり、「言ってダイジョウブかな」とか「ホラ、聞いてよ!!」とか
強い意図も意志もないうちに、
自然にスラスラ〜っと気づいたらしゃべっているという感じだからおもしろい。
そして、とってもありがたい。

最近は、自分がきらいになりそうなことが多かったのだが、
ふたりと会ったら、「このままのわたしでいいかもな」と感じられてきた。
人をそんなキモチにさせるのは、
ふたりがそれぞれ本当の自分に対して素直で正直な人間だからであろう。

リモンチェッロ

最後に、店のオーナーシェフのルカさん自家製の
オーガニック・リモンチェッロをいただく。
美味しい!色も、パステルイエローで、とっても美しい。
かなりアルコール度数は高いが、飲むと喉からお腹までかーっとして、消化に良さそう。
心の消毒につづき、これで身体も消毒だ。

夫婦とゆっくり話せて、ほんとうによかった。
次にふたりに会うときは、三人になっているね、きっと。

最近は、よく樹々を見上げながら歩いている。
新緑が力をくれる気がするから。

街路樹のイチョウを見上げていて発見。
小さなイチョウの葉っぱ。
秋に大きくなった黄色いものはよく見ていたが、
はじまりは、こんなに小さくてかわいいのね。

ん、なんでも、誰でも、始まりはそうであろうが。

イチョウ

やばいです。
またハマりました。
もちろん食べ物です。

Image121
あんドーナツ。

揚げパンのような柔らかいドーナツ生地の中に、
こしあんが入っている。
もちもちした生地は、手に持つとドッシリ重みがある。
外側には、砂糖がまぶしてある。
たまらん。ほんとうに美味しい。

わかっているのだ。
これは、かなり高カロリー危険食品であることも。
頻繁にとか、夜にとか、これを食べてはいけないことも、
が、しかし・・・美味しすぎるんだもん、である。

実は、このドーナツと出逢ったのはまだ最近。
10日ほど前、仕事の仲間のひとり、なつこさんに教えてもらったのだ。
なつこさんは、うちの班のグルメ担当部長なので、
いろんな美味しいものと、それが売っている場所に非常に詳しい。
いままでも何度か、美味しいものと入手可能な場所をなつこさんに伝授してもらっている。
今回のパン屋には、わたしは普段からかーなーり頻繁に出入りしていたのだが、
いつも同じものしか買っていなかったので、まったく知らなかった。
なつこさんが教えてくれなかったら、一生気づかなかったかもよ、あんドーナツの存在に。
いやあ、それはもったいない。感謝である。
おかげで、それから、いまのところ4日連続食いである(危険でしょ)。
しかも、時間によっては焼き上がっていなかったり、売り切れちゃってたりするので、
その辺の読みも勝負である。
燃えるぜっ。
とりあえず、明日の分はもう確保してあるが。

しかし、いやあ。
やっぱりね、人間の視界や行動はかなり限られているものなのね。
放っておくと、お決まりのパターンにはまってしまうのだ。
それで人生損していることって、実はいっぱいあるかもしれないし、
発見しのがしているものも、(食べものじゃなくても)たくさんあるのかもしれない。
お決まりには安心感があるけど、それを打破して新しい世界に踏み出し、
そこに新たな、ものすごい喜びを見いだすことができたら、
それはそれは最高なのに。
パターン打破。
じゃ明日はちょっと違う道から通勤してみるか?などと
あんドーナツを頬張りながら思うのである。

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