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January 2008

酸っぱい腐った白菜の鍋、
って書くとちょっと気持ち悪いが、
これはれっきとした中国料理。
毎年冬になると食べたくなる、「酸菜火鍋」である。

火鍋1
バームクーヘン型の鍋の真ん中には備長炭が入っている。

「酸菜」とは、酸っぱい腐った白菜のこと。
中国の東北地方で、冬に白菜を保存がてら、漬け物のように戸外で発酵させたもの。
それを、どっさり入れた鍋なのだ。
酸っぱい。
めちゃ美味しい。
ほかには、ない味。
そして、おまけに、スーパー健康的なのである。

火鍋2
美容にもよさそうだわ。

きょうはそれを、容赦なく、腹いっぱーい頂きやした。
あーうぅぅ。

まほちゃん、はやとさんという、気兼ねしない大好きな夫妻と行ったので
話も盛り上がり、楽しかったわぁ。
でも、考えてみれば、ちょっと、わたし話しすぎたかも。
はやとさんとは、APPLE好き仲間(わたしより全然詳しいけど)だから、
先日ネットでスティーブ・ジョブスのMacworld 2008のkenote address(プレゼン)を見て、自分がいかに興奮したかを語っているうちに、
また自分でどんどん興奮してきちゃって、すんごいしゃべっちゃったよ。
(はやとさん、まほちゃん、聞いてくれてありがとう)
ま、でも、優しい微笑み溢れる会なのであった。

ここ1週間ほど思っていることなのだが、
無理をせずに、自然に自分が微笑んでいられることって、ほんとうに幸せなことだ。
しかめっ面や疲れ顔、不満顔、不安顔、あるいは"がんばって笑っている"ことって、
けっこう多い。
逆に、いちにちに何度か、無意識に微笑んでいる自分を発見できた時点で、
もうオールオッケイでしょう。
そういう意味ではきょうもオッケイ。
きょうあった「微笑みの源泉」ひとつひとつに感謝しながら、布団に入ろうっと。

少しポカポカさえして、あまりに気持ちいいから
きょうはたくさん歩いちゃった。
空気をいっぱい鼻から吸って、ちょっとだけ微笑みながら、
ひとりで歩いた、土曜日。
特別じゃないけど、特別に感じる日。

休みのきょうは,ヨガ友達の てるよさんとランチ。
彼女は週末からインドへ旅立つから「いってらっしゃいランチ」。
気候的に、2月はインドに行く人が多いらしく、
わたしの周りには、今月下旬や来月初めに旅立つ人が他にもたくさんいる。
てるよさんは2ヶ月のヨガ勉強/修行の旅。いいなぁ・・・。

顔は合わせてはいても、それほどじっくり二人で話したことがなかったので、
話し始めたら滝のように、話があっちこっちの方向で盛り上がっては、流れ落ちる。
どどどー。
おぉ、マイナスイオンか?
芯から共感できる女子と話していると、あまり無理をしない自分がいる。
自分の滝を塞き止めたり、ダム湖を作ったり、水かさを減らして小川にしたりする必要がない。
だから、ほんとうにホッとするし、希望がわいてくる。
最近、あまり自分の本当の内なる想いを外に出すのを控えていたのだが、
きょう、てるよさんと話すうちに、
自分の心から、口から、自然に言葉が流れ出ていた。
どどどー。

ありがたい時間。
ありがたい出会い。

ちなみに、きょうのランチは、
てるよさんがしばらく働いていた、三軒茶屋のオーガニック・カフェ、オハナで。
美味しかった〜。
身体に優しい味だね。それも、滝トークを誘ったのかも。

豆乳チャイ
食後に、ぜんざいと、豆乳チャイ。

この豆乳チャイが、激ウマだった!
こういうお茶系のドリンクで美味しいものに出会うと、
ものすごく幸せなキモチになる、今日この頃。
滝の流れ出たあとの身体を、豆乳チャイでリフィルした。
ふふ。これで、わたしは優しく、甘く、スパイシー。

年賀状の件、コメントに書き込みをしてくださったみなみなさま、
たいへん、たいへん、ありがとうございます!!!
こんなにたくさんのアドバイスを頂けると思っていなかったので、
いまは、なんだかすっごく、心強いキモチでおります。

梅田望夫さんが、「ウェブ進化論」や「ウェブ時代をゆく」などで書いている
「群衆の叡智」とは、
とっても小さな規模で体感すると、
こういう"感触"のものかもしれない・・・などと感じました。

ほんとうにありがたいことです。
すごくすごく参考になりました。
これから、自分の思うところを再整理して、
郵便局のかたと話したいと思います。
みなさんのおっしゃるように、謝罪にきてくれるその人がなにも悪いわけではないので
そういう意味での感謝の気持ちはちゃんと持ちつつ。

でも、考えちゃう。
実は、同じ区内だって、手元に届かない可能性のあるものなのに、
地球の反対側とかから、ちゃんと手から手へ、郵便が届いている。
この冬も、友人のともちゃんが中米ホンジュラスからクリスマスカードを送ってくれて、
すごく感激した。
それに、海外の家族や友人からの小包は、いつも受け取るときに、非常にわくわくする。
そういう郵便物がちゃんと届いていることって、実はすごいことなのではないか。
そして、
年賀状という風習についても、なんだか考える種になった・・・。

きょうは、たまたま、朝から、いろんな"よい感じ"で過ごせた日だった。
自分の仕事内容でも、希望を感じることがあった。
なんていうのか、無理しなくても笑っていられる日だった。
うれしい。
笑えなくなっている自分のことは,あまり好きではないから。
そういう日が、少なくはないから。
とにかく、今夜は,
感謝の気持ちに包まれている。

ありがとうございます。
おやすみなさい。

わたしのところに1月1日に届くべきだった年賀状が、
郵便局の間違いで別の人のところに届けられていたらしい。
その方が15日に郵便局に戻してくれたことによって、やっと発覚し、
きょう、いきなり束が届けられた。
郵便局の人も謝りにきたみたいなのだが、わたしは仕事で留守だった。

なんと、50枚も。
なんだか、すごいショック。
年賀状を早々に頂いたのに,返事が出せなかった方がたくさんいたということだ。
失礼じゃないか。
わたしの大切な方々との人間関係を、どうしてくれるのだ・・・。

しかも、個人情報的に、すごくひどくないだろうか?
だって、わたしの住所はもちろん、出してくださった方々の住所などの情報が、
別の人の手元に15日間あったわけでしょう。
これは、どうなの・・・?

なんだか、怒りというか、呆れに近い。
郵便局の人と会う前に、どう話をするか、方針を決めておかなくてはならない。

どうしよう・・・。
わたしはあまりこういうのに強くないのだが、
いま、わたしが言っておくべきことは何だろうか?
もう起きてしまったことは取り返しがつかないが、
あとで、こう申し立てておけばよかった、と思うことはないだろうか・・・。
もし、これは是非!とご存知の方は教えてください。

ある素敵なベテランの漫画家(女子)の方と雑談をしていて、
嬉しいことを言われた。

わたしが幼い頃、挿絵付きの物語を自作で書いていた話になった。
それは、大好きだったうちの飼いネコ、サリーという名の黒ネコが主人公で、
サリーが冒険の旅に出る話だった。
その名も、「黒ネコサリーの冒険」(そのままやんっ)
でも、サリーの冒険シリーズという、1冊じゃなくて続きものにしようとしていたことを
覚えているぞ。
やる気であったな。
ホチキスで製本したりしてさ。

それで、
その漫画家先生がおっしゃったのは、
小学校低学年でストーリーのある漫画や物語を描く子は
意外と珍しいのよ!と。
そして、そういう子は、その頃から自分の世界を作り上げて、
その中でなにかを動かしてみたい,作り上げたい、という意志があるわけで、
表現者とか、なにかを作り出す力を秘めているのよ、と!

やった。
やったぁ!!
なんだか、それでわたしは一気に明るい気持ちになったよ。
なんか、もっと表現したくなってきた。
よくわからないけど。
いろいろなことやってみたくなるね。
そういう小さい頃に楽しんでいたことを、
自分で「なにが好きだったっけ?」って、今一度思い起こして再びやってみるっていうのは
結構いいらしい。
けっこう意外な、新しい可能性が見つかるかもしれないらしい。
年を重ねても、自分を見くびってはいけないさ。

ちなみに、母にその物語の行方を聞いたら、「知らない、捨てたんじゃない?」と言われた。
がーん。ざんねん(涙)

サリー1
クマのような男子ネコだった、サリー。

サリー2
サリーと弟とわたし。

寒い。
年始は暖かかったのに、今週は寒いぞ。
いまが、真冬か?
寒いし、眠いし、と通勤する祝日の朝、
お?と気付いたことあり。
祝日の朝の歩道は、断然、歩きタバコの人が少ない!
息しやすい!

鼻の穴を思いきり拡げて、フレッシュな気を取り込んだ。
うれしいことをひとつ発見できて、今日もオーライ。

イタリアのモザイクが、大、大、大好きだ。
そのモザイクを教えてくれるクラスがあったので、参加してみた。

モザイク1
いちにちで、フォトフレームを完成させられるコース。

すんごく楽しかった!!!
陶芸のときとまったく同じで、また、時間オーバーだけど4時間集中!
時間があっという間であった。
忘我、忘我,忘我。
すてき。
やっぱり、こういう手先を使ってコツコツの作業が、わたしはかなり好きみたい。

モザイク2
一緒に行った母も、かなり集中。互いにほとんど会話せず。

荒木さんと平岩さんという女子センセイおふたりがクラスの指導をしてくださったのだけど、
おふたりとも、イタリアの工房で修行をし、現在もそこで働いたりしている。
すごーく親切で、わかりやすく丁寧に教えてくれた。
そして、初心者のわたしたち、無事完成!

モザイク3
左がわたし、右が母。

モザイク4
おぉ、マイ・初モザイク作品っす!(我が家にて再び撮影)

夜部屋に帰って、しばし、うっとり眺めてしまった。
最近、自分の仕事は、後で見返すのはあまり好きでないんだけど、
仕事じゃなくて趣味の方では、嬉しくって何度も見てしまう。
なんてカワイイの!色がきれいなの!大理石やガラスが美しいの!
いいのっ、自画自賛っ♪
ああ、もっと作りた〜い!いろんなものを〜!

ここでも書いた昨年11月に、何の気なしに行った割にすんごくハマってしまった陶芸。
その、待ちに待っていた作品が、今朝届いた!!!

もう、わくわくして、箱を開けた。
新聞紙やプチプチを取り除くと・・・出てきた!
この子が!

ネコ香炉1
「ハロー。ネコ香炉だす」

カワイイ!!!
釉薬の色も、とっても素敵に出ている!
なんか、日向の路地裏に座ってまどろんでいそうな、茶ネコになった。
光を浴びた光沢感に、また味がある。
陶器っていいねぇ。
手に持っても、ずしっと重くてね。
いやぁぁん、嬉しい(涙)、愛しい(涙)
自分の手でひねり出したと思うと、いびつな部分だってかわいく見えるわっ。

あ、そういえば、いまこれ書いてて思い出したけど、
今朝は夢に子ネコが出てきたんだ。
すごくリアルで,手に抱いたときの重みも覚えているし、
わたしが手の平に水を少しずつ出すと、それをぺろぺろと一生懸命になめてたんだ。
手の平に感触がまだ残っている。
あの子は,この子だったのかしら・・・?
ふふふ。
だとしたら、ふしぎな感じだ。

この下太り系の形とか,耳の開き方とか、目や鼻の形や、ほっぺたの落ち具合とか、
たぶん、ぜんぶ、わたしの好みの形なのだ。
本物のネコにおいても、このようなパーツに癒されている。
だから、この子も、顔を近くで観ると癒される。

ネコ香炉2
「zzz.........」

一緒にまどろみたくなるね。

夜,さっそく、香炉として使えるかを試してみた。

ネコ香炉3
中に塩を敷いて、お香が立つように工夫する。

ん〜、いい感じだ!
灰も,ちゃんと穴の中に落ちてくれて,ひと安心。(そこが心配だった)
ネコの佇まいと、お香の香りや煙とが、ぜんぶマッチング。
すべてがゆったりした雰囲気を醸し出していた。
うれしい。
部屋の大事なメンバーに仲間入りやで。

ささやかな喜び、本日あり。

ネコ香炉4
「アタシがいつでも癒してあげるニャン」

きょうは、仕事の上で
2007から2008へと「きりかえ感」溢るる一日だった。
たまたまだと思うが、そういう機会が重なったのだ。
2007年の終わりを振り返って語る場があり、
また、2007年を振り返りつつ、今年どうしていこうかと語る場もあった。

ふしぎなのは、ひとりで考えているだけよりも、
人に分かってもらえるように言葉にして自分の考えや思いを口に出すと、
自分の中でも「あ、そっか、自分はこういうこと思っていたんだ」と発見があるということ。
それまでモヤモヤと形になっていなかった思いが、
整理され、すっきりして、ある程度の片が付く。
前に進むためには、片が付かないとだからね。
きりかえ感というのは、でかいのだ。

夜は、仲良しの女子と少し語る機会があった。
彼女は、いま、終わった恋のキモチに片を付けようとしている真っ最中。
「もう、うるさがれるから辞めた方がいいのに、ついメールとか打っちゃうんだよね、
で、返事とかやっぱり来ないから、ひとり傷ついちゃうんだよね。
もう三十代半ば、いい加減オトナなのにさ。さみしさに勝てない」
うー・・・すごくわかる(涙)
そういう経験、わたしも何万回もあるよ。
女子は,ついそういうことしちゃうよね。しちゃうよね。
頭でわかっているのに、手が勝手にメールしちゃうよね。
それで、あとで、かなり深く落ち込むんだ。そういうパターン。
でも、オトナとか三十代半ばとか関係ないよ、恋する気落ちは。
そして、そのキモチにだって、ちゃんと「きりかえ感」を感じる日が、きっと来ると信じたい。

そうしたら、きっと、前に進めるはず。
2008なりのペースで。

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