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July 2007

友人のみなこさん宅で、女子の集まり。
まみさんとみほさんとわたしだから、
Mがつく女子の会だ!
だからどうしたってこともないが・・・。

今回は、
「得意分野」が活かされた会だった。

みなこさんは得意分野の手料理を
ふるまってくださった。
イタリアンのおしゃれなランチ!
イカをイカスミのソースで煮込んだ料理が
めちゃうまであった。

いかすみ
イカスミが、甘くまろやかだった。
目に見えないけど、
実はたまねぎとかピーマンとかトマト等が多々一緒に煮込まれているから、
味のまろやかさが出るそうだ。

おぉ、見えない部分が大事なんだなぁ、
オトナにとっては、やっぱりなぁ。
みんなの中でひとりだけ既に母でもある みなこさんの
ちゃんとしたオトナさに学ぶのだった・・・。
学びつつも、お腹パンパン。
食べ過ぎるほど美味しかったぁ〜〜ん

そして、
まみさんは得意分野のアロマセラピーの
ミニ実践講座を開催してくれた!
わーーい!
自宅の庭で育てているという摘みたてハーブや、
それを乾燥した自家製ドライハーブがたくさん!

ラベンダー
新聞紙を広げた瞬間に
ほわ〜〜〜っと、
香りに癒される。

自分のオリジナル"香り化粧水"を作るキットも
用意してきてくださった。

化粧水
ローズヒップを煮だした精製水に、
自分がぴんと来た香りのオイルを
10滴だけ入れる。
こんなたくさんに10滴だけ?
と思いつつ、香りを選ぶ。
グレープフルーツ4
レモン2
ローズウッド2
ラベンダー2
を垂らす。
すると、あらふしぎ!
シュッと顔にスプレーしただけで、
これまたストレスが吹き飛びそうないい香りに
ほわぁ〜んと包まれる。
いやぁ〜、ええのぉぉぉ・・・♪

最後はハーブティで、体内もほわ〜ん♪
香りもまた目に見えないものだけど、
そういうものを大事にすると
日々の生活まで変わるんじゃないかしら・・・
と感じる実践講座だった。

カップたち

今回集まった女子は、
みんな見えないところで努力をしているのよね。
夢を持って。
みなこさんは、
いつかイタリア料理留学をして、料理を教えたいって思っているし、
まみさんは、
組織を辞めてもっと個人ペースで働きはじめて、
その中で勉強を続け、アロマセラピーのような専門分野を身につけた。
みほさんも、昨年仕事を辞め、
いま、昔からの希望の仕事分野に挑戦すべく、超ハードに勉強中だ。

わいわい食べたり飲んだり嗅いだりしているうちに
みんなの見えないものも、
ふしぎと見えてくる。
びしびし感じてくる。
自分も、
見えないものをいつも意識していたいと、
つよく想う。

うん、だいじだね。
癒しと学びの、貴重な時間。
夜、ひとりになってシュッと化粧水を浴びて、
あらためて想うのだった。

仕事でいやになることがあった。
というか、正確には、
自己嫌悪というか。
「わたしってほんまにアホやわ、アホやわ、アホやわ、あーあ。」
って思って止まらないというか。
思ってもどうしようもないし、
他人から見たら、どうでもいいじゃん!ってことだったんだけど。
でも、自分だけは気になるっていうときがある。
すべてにおいてやる気をなくしそうだった。
こういうときは。
ケーキのやけ食いと、
さらに、
あれしかないわ。

母に国際電話をした。
携帯からわざわざ。
道の真ん中で。

「あら〜、どぉも〜」のいつもの言葉で始まりつつ
前置きなしに「実は、こんなことがあってさぁ・・・」と伝えた。

期待通りのアンサー!!
「ばっかじゃないのぉぉぉ。がはははは〜!」
そう、受けているのである。

「もう終わったことなんだからしょうがないじゃないのぉ、あははは!」
「なにしてるのよぉ、ホントばかねぇ、わっはっは!」

そんだけ笑ってくれると、
こっちとしても"落ち込み"よりも、"笑かしたい心"が沸々と頭をもたげ、
結局、おもしろおかしく話している。
「もういやんなっちゃったから、ストライキするか。」
「できんの?」
「ううん、無理」
「あはははは〜!」
みたいに、最後には笑いのためのやりとりに変わっている。
ここまで来ればセーフ!

「じゃあ、またね」「はいは〜〜い」
と、5分足らずの会話は終わった。
しかし、5分前に比べて
あぁ、なんと空の色が違って見えるのだろう。

些細なことで落ち込んじゃうときは
愛情をもって笑い飛ばしてもらうのがいちばん。
一緒に落ち込まれても困るし。
でも、これがなかなかできないことだったりするのよねぇ。
うちの母の強みは、それができちゃう明るさと楽天性であろう。
それに何度救われたことか。

人生の笑い飛ばし力。
実は、すごく高度なサバイバル術なんじゃないかと
やけ食いのケーキを食べながら想うのだった。

今週は、また送別会がつづく。
あぁ、いやだいやだ。
送別会はほんとうにきらいだ。

前向きに考えよう、とか
だいじょうぶ、とか
必然、とか
しかたない、とか
いろいろ言う人もいるけど
いやなものはいやだよ。
形式から、
「おめでとう」と言う人もいるけど
信じられない、って思ってしまう。

社会がなんとそれをラベル付けしようと
いやなものはいやだ、
かなしいものはかなしいんだ。

日々がどんどん過ぎていく感じで
気持ちの方が追いついていかない時期ってある。
動く歩道のように、
自分が止まりたくてもどんどん進んでいく。
周りの景色がつぎつぎ変わっていく。

あれ?あれ?なんだっけ、とかいつも想っていて、
過ぎていくものに対して
自分がどう感じているか、
一瞬つかめなくなるような。

それをあんまり「ま、いっか」ってしたくないと思う。
大学の頃からの、個人的大テーマのひとつかも。

どう感じているかを把握しておくことは
サバイバル上も大事な気がする。
違うことに対して違う、
って必ずしも口に出して言う必要はないと思うけど、
それを違うと思っているということを
自分との会話では「うんうん、そうよね。」と確認しておくことが
のちのちすごく大事になる。
そんな気がするんだ。
動く歩道から降りて、歩けなくても。

台風の強い風で、
トマト姉妹がふたりとも折れた。

ぐったりトマト

ひとりは、上の方でぐったりと
もうひとりは、根元でぐにゃっと。

助けを求めていた。
だいじょうぶかい
だいじょうぶかい?
急いで駆け寄る。

トマトの世界の年齢では、
この子たちはどのくらいなのだろう、
と最近考える。
年齢というか、
how far down the road are they? と。

こんなに子だくさんなのだから
躯にはきついだろう。
それは想っていた。
トマトを生らせるために
太く、太く成長した茎。

近寄ってその重い躯を持ち上げる。
息をのんだ。

トマト折れ目

折れたところが
あまりに痛々しかった。
じわじわと、こみあげるものがあった。
おまえたち・・・。

折れ目をテーピングをして補強し、
再度しっかり支柱に付けて、手当てをした。

トマトテーピング

重みで根元にもかなり力がかかっているが、
トマト姉妹は、自分の身を挺しても、
ぐっと足で踏ん張っている。

how far down the road.....
個人のこともあるし
不可抗力もある
世の中分からない
毎日分からない。

それでもなお、
こんなにも鮮やかに
命を育んでいる。

なんだか
涙が出た。

あざやかトマト

大好きな夫婦、まほちゃん と はやとさんのお宅。
バンクーバー時代の友人で集まる会があったのだ。

高校時代から会っていなかった人も数人いた。
学年は違えど、16歳〜18歳くらいで一緒だったみんなだから
いまは当時の年齢の2倍だよ!なんて、びっくりしながらごあいさつ。
でも、会えばすぐに話に花が咲く。

最初は、当たり障りなく
みんなでビリーズブートキャンプを見て
きゃっきゃっ言ったりしていた。
だが、夜も深まると、
まほちゃんがBGM用に作っておいてくれた80's音楽のコンピのおかげもあり、
雰囲気はどんどーん盛り上がる。
いつのまにか、話がディープな方へ。
しかも、
日本海溝並みのディープだ。
出るわ出るわ、
人生ドラマ!
実は離婚してたとか、実は別居してるとか、実はいま調停中とか。
さらに、赤ちゃん生まれたての人あり、
仕事辞めて来月から海外の大学に行く人あり、
10年の仕事を辞めて転職するの!って人あり、
実は新しい夢の仕事に向けて徐々に自立中の人あり。
互いに、
「えー、ほんとにぃ!?」「そうだったのぉ?!」が響く。

いやぁ、濃いわぁ、濃い。
10人ちょっとしかいないのに、
人生の転機オールパターン出ました、って位。
みんないろいろあるのね〜。
両親に連れられてきた1年生の娘さんもひとりいたんだけど
歯に衣着せぬ、おとなのはなしに
ちょっと、びびっていた。
たぶん耳はダンボだったけど。
一応、将来のために「30前に焦って結婚しなくてもいいからね」って言っておいた(笑)
女子道は、何歳で始めても早いってことないからね。ふふふ。

そういうと、
なんか暗い打ち明け話ばっかりみたいだが、
全然そうではない。
このルーツを同じくする集団のすばらしいところは
30代中盤になっても
「人生まだまだスタート地点さ!」を地で行っているところだ。
何言ってんのぉ、とか言う人も皆無。
「もう遅いし〜」とか「歳だし〜」とか
そんなことみじんも感じない雰囲気に、
いつのまにか、自分もまだまだイケルでぇ〜と鼻息荒く。
気づくと、自分もあつく夢とか理想とか、語っていたあるよ。

トマトっ子たちも、
みんなに歓迎され、
おとなのはなしをたんまり聞いて、
嬉しそうだったよ。
そして、ケーキさんと話してたよ。

まほちゃんちトマト
「人生、まだまだこれからやん。
どうするん?」

トマトの収穫を、少し溜めていた。
赤くなってすぐだと、まだ酸っぱいことが分かったので
少し待ってみていたのだ。

しかし、トマトたちは摘んでほしそうである。

トマトたわわ
「あたしたちのこと摘んでよぉ」
「ここにずっといるのはつまらないよ。」
「どこか連れていってよ!」

トマト姉妹も、少し実を取ってほしそうだ。

トマト姉妹全体
「ねえ、かあさん、そろそろこの子たちを連れていって。
どこか、活躍の場を与えてね」

そうか。
そう言われちゃ仕方ない。
かわいい子には旅をさせよう。
お披露目会にでも連れていくか。
みんなおいで〜!

トマトたくさん
「わーい、わーい!」

結果、とっても楽しい夜となった。
そのことは、改めて書こうかな。
ほんわか心がトマト色。
きょうはこのまま布団に入ろう・・・。

最近思うのだが、
「根気強さ」
というのは
なにかにおいて秀でるためには
かなり重要な要素かも。

楽器を演奏するミュージシャンは、
ある日、突然うまくなるんじゃなくて、
ひたすら毎日練習している。
同じフレーズとか、指の動きとか、
とにかく何度も何度も繰り返して
動くようにする。
できるまで、
根気強く、楽器と向き合う。

画家や絵がうまいひとも、
ひたすら対象と向き合い
いくら面倒くさそうでも
一線一線の積み重ねて
全体をつくる。
面倒くさいから省略、とかしない。
あきらめないで観察して
線を描く。
根気強く続けることで
描写力が身に付く。

すごいひとは、
多くの場合、
面倒くさいことでも根をあげずに
こつこつと積み上げているなぁ。
さらに言えば、
根気づよく積み上げることさえできれば本当はできるようになるってこと、
たくさんあるのかもしれない。

そう思考すると大抵、自分はどうだろう?と考え始める。
自分はというと、大変な面倒くさがり屋だ。
コツコツ、あんまりできない。
すぐ見切りをつけちゃったり、あきらめちゃったり。
だからなににも秀でてないんだわ・・・。
ほんとこれじゃダメだわぁ〜。

それで思考を止めるとそのまま自分に落ち込むから、
なにかないかしらと考えていると、気づいた。
逆に、
「いかに面倒くさいことを避けるか」
ということに関してだけは
ねばって、根気強く続けられるかも!?

例えば、
数カ所の用事をすますのに、いかに一筆書きのように回れるか。
何度も同じところを行ったり来たりするのは面倒くさいから、
綿密〜〜に歩く道筋の計画を練る。
あるいは、
家で食事を用意するとき、
いかに一皿に盛り合わせられるかに、こだわってねばって挑戦する。
寄せて寄せて盛ってぇ〜。これは端に添えてぇ。
たくさん皿を洗うのは面倒くさいから、
それを避けるためにがんばっちゃうのだ。
あるいは、
出張に持っていく服の枚数をいかに減らせるか。
たくさんの荷物を持ってあるくのは面倒くさいし、疲れるから。
パンツを裏返して履く・・・ってことまではさすがにしないけど
それに近いくらい、ぎりぎりの服装計画!を練る。
このスカートだとヨレヨレになって2日間履くのはきついけど、このデニムなら2日履けるからそっちを盛っていこう、でも帰る日にはデニムを履いていないと重いから移動しやすい物を選んで・・・など、独り頭の中で道中をイメージして考える。
だから、旅先で着ないで持ちかえる服が出ると、めちゃくちゃ悔しい。
あかんやん!と自分に突っ込み、深く反省する。

こう考えると、
どうやって面倒くさいことを避けるかを徹底するときは
いつもその計画にすごく時間がかかっているなぁ。
たぶん、さっさと全部やっちゃうほうが
本当は面倒くさくないのかもしれない。
さっさと一杯お皿使って食べるとか、
服くらい余分に持っていって、早く寝るとか。
でも、
そこを根気強くねばるのが
わたしは好きなのね、たぶん。
好きなんだからしょうがない。
この類の根気強さじゃ、何にも秀ではしないと思うけど・・・。

おぉ、どうでもいいことを
つらつらと考えてしまった(汗)。

好きはものの上手なれ。
結局、好きなことでなら、ひとは根気強く続けられる。
仕事だからっていう義務感でがんばっても、
為になるかもっていう計算でがんばっても、
絶対、「好き」にはかなわない気がする。
好きには勝てない。
単純なようで、意外と気づかないことなのかも。
もっと自分の「好き」を発見したいな。

最近、
(化粧)×ばつ(疲労)=お岩さん。

目の縁周りが、たくさん蚊にかまれたように腫れる。
過度に疲労した夜出現。
一日くらいしたらひくけれど
また化粧をする日が重なれば、出現。
かゆいし。
アレルギー体質の悲しさ。
鏡観ると自分で怖い。
えーん。

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traq

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