Биточки(ビトーチキ)=ロシア風ハンバーグ"ビトキー"?(2017年05月19日)

↓ランチに寄る店で登場したメインディッシュです。
ビトーチキ (1).JPG
↑Биточки(ビトーチキ)と呼ばれているモノで、「定番付け合せ」のポテトのピューレと一緒に頂きました。

Биточки(ビトーチキ)とは余り聞き慣れないのですが、露和辞典で調べれば"ビトキー"という訳語が出て来ます。この"ビトキー"という語を、例えばインターネットのポータルで検索しようとすると、「"ビッキー"の間違いではないか?」と勝手に"ビッキー"なる商品名やら人名やらを示して来る場合も無いではありません。が、"ビトキー"は日本国内のロシア料理店の一部でメニュー名になっていて、「ロシア風ハンバーグ」と説明されているようです。

↓なるほど、ハンバーグのような感じなのですが、これは一味違います。
ビトーチキ (2).JPG
↑「サケマス類」と謳っていましたが、何種類かの魚の身をミンチ状にしたモノを材料に、ハンバーグ風に丸く平板な形にしています。

通常、このБиточки(ビトーチキ)は肉類を材料とし、ミンチ状にした肉類で作りますが、魚の身のような他のモノでも作ります。「ミンチ状のモノを丸く平板な形に」ということでは、Котлета(カトリェータ)((注記))に似ています。しかし、「油を使って揚げるように焼く」ことが基本のКотлета(カトリェータ)((注記))に対して、Биточки(ビトーチキ)は「蒸し焼き」とか「蒸す」という調理を行う場合も多いそうです。

Биточки(ビトーチキ)と一口に言っても、様々な材料のモノ、様々な大きさのモノが在り、飲食店やスーパーの惣菜コーナーで色々なモノを視掛けます。

「サケマス類」の身を使っているという今般のБиточки(ビトーチキ)ですが、塩味が利いているでもない、アッサリした魚の身のミンチを使っているようでした。香草等の味が少し加わり、タルタルソースやドレッシングを思わせるソースを点けて頂く型でした。「或いは、北海道内でも何処かで新しい"創作料理"として挑戦?」というようにも思えました。存外に美味しいモノです。

(注記)以前にКотлета(カトリェータ)を紹介した記事です。
>>Котлета(カトリェータ)=カツレツ?(2017年05月02日)