国外の人達による稚内の紹介(2019年02月05日)

このブログ<65RUS - ユジノサハリンスク市アムールスカヤ通から...>は、「国外の筆者の目線で、滞在中のサハリンに関する諸々の話題を御紹介」という性質のモノです。

同種のモノは色々と見受けられるのかもしれませんが、逆に「国外の筆者の目線で、日本国内の訪問先の様子等を御紹介」というモノも多々在るのだと思います。

その「国外の筆者の目線で、日本国内の訪問先の様子等を御紹介」という中で、「稚内」を取上げているモノに出会いました。

今般出会ったのは、アイルランドのジャネット・ニューナムさんのブログと、フランスのクララ・フェランさんのブログです。

2つのブログは、色々な場所を訪ねての見聞、経験、訪問の際の交通、現地情報を得る方法を豊富な写真を交えて紹介しているような内容で、何れも相当なページアクセスが在るようです。

「欧州方面へ向けた情報発信」ということで、訪日された二方を1月下旬に稚内へ御招きした経過が在るようですが、その時の「稚内経験」に関して、それぞれ英語とフランス語で紹介された記事が配信されています。

>>Wakkanai Hokkaido Travel Guide: The Northernmost Point in Japan(英語)

「国外の目線」では「神社の鳥居」というモノが「日本の象徴的なモノの一つ」と視えるようで、その鳥居の辺りに"体験プログラム"で和服を着てみた御本人の写真が最初に掲げられた記事です。

少し長めな札幌・旭川・稚内の列車での移動に関しても、「車窓の景色が素晴らしい」としていて、「空路より愉しい」としていました。

>>Wakkanai : une journée en Sibérie nippone(フランス語)

こちらは宗谷岬の写真や北海道の図が最初に掲げられ、「北海道という場所の北端部にまで足を運んでみて...」という感慨が伝わります。

スノーシューを使って、雪の森を歩き廻るような経験が興味深いものであったこと等が伝わります。そして、森で視たエゾシカの写真も掲載され、小さな驚きであったことが判ります。

二方は何れも、"たこしゃぶ"や"ジンギスカン"というような料理を愉しまれたようで、その写真は何れのブログにも掲載されています。

英語やフランス語の記事の仔細を読まずとも、「国外の人達の眼に映る稚内?」ということで、掲載された写真を拝見するだけでも非常に興味深いものです。

アイルランドやスコットランドは、何となく自然景観が宗谷辺りと似ている場所ですが、「冬の趣」は一味違うものなのでしょう。

フランスに関しては、「宗谷海峡」が欧州ではフランス人の航海家に因んで「ラペルーズ海峡」と呼ばれているというささやかな御縁こそ在るのですが、その「ラペルーズ海峡」の周辺である稚内の様子は然程知られていない筈で、そこに辿り着いて色々な経験をした感慨が伝わる記事です。

「欧州諸国との往来」ということでは、「ヘルシンキ・札幌」の航空路線開設という話しが在り、或いは「欧州諸国の人達による北海道旅行が増える?」という観方も在ります。そうした中で稚内は、利尻島、礼文島が沖に浮かび、対岸にサハリンが在る港町ですから「方々の旅人が交差する地」というようにでもなって行けば面白いと思います。

御紹介した二方のブログには、筆者にとっては馴染みが薄い日本国内を訪ねた経過の記事等も在りました。稚内関係のモノと併せて興味深く拝見したところでした。

稚内市ホームページの< サハリンの様子(サハリン事務所レポート) >について(2018年11月23日)

先日、稚内を放送エリアとするコミュニティーFMラジオで、サハリンに関する話題を紹介するコンテンツが放送されていることをブログで御紹介しました。

↓こちらの記事で取り上げましたが、コミュニティーFMラジオ放送に関して、<サイマルラジオ>というウェブサイトを介して、インターネットでも聴けることも話題にしました。
>><FMわっぴ〜>(稚内のコミュニティーラジオ)での『サハリン情報』(2018年11月16日)

ラジオの『サハリン情報』というコンテンツで取り上げた内容に関しては、稚内市のホームページでも御覧頂けるようになっています。

↓こちらを御参照下さい。クリックすると開くページには、月々の題名が冠せられて末尾に放送日が記されていて、その題名をクリックすると内容のページが開きます。
>>サハリンの様子(サハリン事務所レポート)

ラジオで『サハリン情報』というコンテンツを制作している経過ですが、正直なところ既に"起こり"が判り悪くなってしまっています。2002年に稚内市サハリン事務所が開設された前後に、「稚内市の職員がサハリンに在るなら、お話しを聴いて録音して放送しよう」ということが既に始まっていたようです。

そういう具合に「ラジオ放送を介した情報発信」という取組は在りましたが、例えば「放送されている時間帯に車で移動していて、カーラジオで聴いた」というような限定的な情況でもなければ「聴いていない人の方が多くないか?」という話しになりました。そこで、放送コンテンツ制作で使用した原稿やメモの提供をサハリン課で受け、それを"読みもの"として判り易いように整理してホームページに掲載ということを2004年に始めました。

2004年半ば頃まで、放送コンテンツは毎週制作していましたが、やや負担が大きいことを踏まえて月1回ということになって現在に至っています。

稚内市ホームページも2000年代に何度もリニューアルされ、旧いコンテンツが削除されるようなことも見受けられましたが、この< サハリンの様子(サハリン事務所レポート )>の内容は大半が現在まで受け継がれて、旧いモノも御覧頂けるようになっています。

ホームページに掲載のコンテンツでは、時々「様子が判る写真」も入れるようにしていましたが、2008年頃から写真を入れることが半ば恒例化し、以降は少し閲覧数が伸びたようです。

その後、2011年後半から原稿提供が滞りがちになってしまいました。他媒体で使用した原稿で現地の様子が判るモノ等を参照に、或いは偶々現地写真の提供を受けたことを踏まえてコンテンツを用意し、このコーナーへのコンテンツが稀に追加される状況が続きました。

2017年4月に至り、閲覧数が一定程度伸びていたらしい頃のようなコンテンツ作成を目指して取組み、現在に至っています。

放送コンテンツを創って行く中、取り上げるべき話題のヒントをこのブログでドンドン出し続けていて、それを受けたラジオ側の御担当とサハリン事務所担当とで連絡を取り、内容を固めて行きます。そしてそのコンテンツ制作に使用した原稿や、話題にした事項に関連する写真等をサハリン課へ送り込み、このホームページのコンテンツが配信されています。

何人もの手が掛かってこうした形での情報発信が行われるということで、関わった人達が「サハリンに関する情報発信の一部を担う」という輪が拡がり、「稚内から視える場合が在る隣国」への関心も高まって行くものだと思います。

偶々、ラジオのコンテンツに関して御紹介した経過が在って思い出したのですが、このブログに限らない「多層的な情報発信」とでもいうようなことは、可能な範囲で出来るように継続したいものです。

<FMわっぴ〜>(稚内のコミュニティーラジオ)での『サハリン情報』(2018年11月16日)

稚内にはコミュニティーラジオの放送局が在ります。1996年に開局していて、既に永く活動していて親しまれています。

↓ウェブサイトはこちらです。
<FMわっぴ〜>(稚内のコミュニティーラジオ)

このブログで、特段に御紹介しないままとなっていました。毎月1回、『サハリン情報』というコンテンツが放送されています。「そう言えば...今日がラジオの放送だった...」と不意に思い出し、こちらで御紹介してみることとしました。

『サハリン情報』は地元の話題を取上げる、金曜日の午後2時からの番組の中で流れるコーナーです。

このコーナーでは、このブログでも取り上げた話題も含め、サハリンの様子に関するお話しをお届けしています。毎月、サハリン事務所と稚内のスタジオを電話で結んで録音を行っています。

実はつい先日その録音が行われ、「2018年11月分」の放送が今日、11月16日の午後2時からでした。

主に稚内市内ということになる<FMわっぴ〜>の放送エリアでは、ラジオのFM76.1メガヘルツで聴くことが出来ます。電波の状態が好くない場所や、放送エリア以外でもインターネットを利用すると聴くことが出来ます。

↓パソコンで、稚内の<FMわっぴ〜>のラジオ放送を聴くことが出来ます。
>>サイマルラジオ
↑放送局一覧から、「北海道」→「FMわっぴ〜」→「放送を聴く」をクリックします。

このサービスは、電波状況が好くないエリアでも、インターネット環境が整っていればクリアな音を聴くことが出来るようにということで拡がったものということのようです。

因みにユジノサハリンスクで試してみましたが、無事に聴くことが出来ました。

「今日の今日」で告知するような、少し変な体裁になってしまいましたが、午後2時からということですから、お楽しみ頂ければ幸甚です。