年末年始の飲食店営業時間

ユジノサハリンスクでは「飲食店が多く集まっている」というような特定の地区は特段に無いのですが、方々に色々なタイプの店が見受けられます。

食事を摂ることが出来て、飲物にビールも在るというような感じの場所が、筆者は日常的に食事に利用するような場所になりますが、そうした店は「昼前の10時や11時に店が開いていて、閉めるのは夜10時や11時」という感じである場合が多いです。

そういうような利用頻度の多い場所に関して、年末年始の営業時間を一寸確かめました。

12月31日に関しては「午後5時まで」、「午後6時まで」と早めに閉店する例が多い感じです。

1月1日に関しては「休業」が目立ちます。

1月2日からは、休日の営業パターンで普通に営業という感じが目立ちます。

これは筆者の利用頻度が高い何軒かの様子を聞いた結果で、個々の店で対応は各々なようです。が、「12月31日は早めに閉めるか休業。1月1日は休業。1月2日以降は営業」というのが、何となく"公約数的"な飲食店の営業状況に見えます。中には「新年を迎えよう!」と12月31日に終夜営業という場合も在るようです。

とりあえず、「1月1日は食事に出るのでもなく、住まいで何かを頂く」ということを念頭に何かを用意しておき、それ以外は他の時期と同様に何処かの店で食事は摂れそうな感じです。

↓12月31日に、少々早めのランチを頂こうと出掛けましたが、立寄った店はとりあえず空いていました。
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コルサコフ地区行政府前の広場(2018年12月30日)

年末年始は、ユジノサハリンスクに限らず、何処の街でも色々な飾りが登場する等「独特な趣」が在るようです。

コルサコフへ足を運んでみました。

↓何度も視ているコルサコフ地区行政府前の広場ですが、少し趣きが違うようでした。
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↑大きな噴水になっている場所に、ロシア流のクリスマスツリーである"ヨールカ"の大きなモノが立っています。その周辺がスケートリンクになっています。そして広場には、氷の滑り台のようなモノも設けられています。行政府庁舎の外観も飾られて、辺りに屋台も出て飲食物を販売しています。

この日は氷点下5°Cに届いていない感じで、時季としては酷く寒いでもない感じで、広場は少し賑わっていました。"ヨールカ"の周りのスケートリンクには多くの子ども達が集まっていました。普通に滑走している他に、スティックやパックを持ち込んでアイスホッケーに興じる少年達が見受けられ、「流石にアイスホッケーが盛んなロシアだ...」と変に感心していました。

↓広場の脇にはレーニン像が在ります。以前は行政府庁舎の前でしたが、広場の整備の際に遷りました。この場所になって数年で、目が慣れた感じです。
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↓行政府庁舎前に氷の彫刻です。やがて迎える2019年です。
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コルサコフでも2018年が静かに暮れて行くという趣きでした。

ロシア製の冬季用コート(2018年12月25日)

ユジノサハリンスクは連日「氷点下10°C前後」という按配です。

昨年の12月頃の様子を振り返ると、雪が今季のここまで以上に多目で、「氷点下20°C前後」という日が散見していました。それを想い起すと「相対的に穏やか」というような気はします。

それでも、「氷点下10°C前後」という中、少し長く戸外を動き回るとなれば「温かいコート」は離せなくなります。筆者は昨シーズンに求めた、冬季の戸外用のジャケットに関して、何となく6月頃に稚内へ持って行ってしまい、「本格的な冬季に備えたモノ」という程のモノを住まいに持ち合わせていませんでした。短時間、「その辺に出る」という場面では在り合せの服で然程問題も無かったのですが、「これから先に備えて...」と時々利用する衣料品の店を覗きました。

時々利用する衣料品の店で、お店の方は「12月ももう少しで終わろうという中...随分と"軽やか"な上着で...外用の上着ですね?色々と在りますよ!」と言い出し、色々と見せてくれました。

↓気に入って入手したのはこれです。2400ルーブルでした。
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↑"作業服"というような分類になるモノのようです。

↓確りと裏地が貼られていて、着用すると身体が温かいモノで包まれるような按配になります。
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↓フードも付いています。
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↓そのフードはファスナーで付けられているので、簡単に外すことが出来ます。筆者はフードは殆ど使わず、多用しているショルダーバッグを持つ時に多少邪魔なので、フードは外して着用することにしました。北海道内では、「帽子を被らず、雪が降るとコートのフードを...」というのがポピュラーであるように見受けられますが、サハリンでは「冬は何らかの帽子を被るのが当然」に近く、筆者も色々な帽子を使うので、フードは殆ど使わない訳です。
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↑「飽くまでも実用本位」という、"作業服"的な雰囲気の外観が気に入っています。この種のコートには、「狩猟用」というようなことで独特な柄になっているモノや、軍や警察のような機関で関係者が用いる迷彩柄のモノ等も多々在るのですが、シンプルな黒のモノを選びました。シンプルな黒のモノに関しては「警備会社の関係者が好んで使っている」というイメージも在るように見受けられます。軍や警察のような機関でも、一部に「黒い服装」というのが見受けられるらしいのですが、何となく警備会社のイメージです。工事現場等では、このコートのようなモノの上に、オレンジや黄色で遠くから視え易い「安全ベスト」を着用するので、作業に従事する方が黒系を着ている場合でも、黒のイメージが薄くなるようです。

時々利用する衣料品の店では、「ロシア国内のメーカーのモノを主に扱っている」ということで、それがその店を利用する理由にもなっています。「寒い国」ですから、殊に防寒衣料は「必要な工夫」が重ねられて、好いモノが製造されているように思います。

↓メーカーのウェブサイトも在りました。襟の裏に在ったタグにURLも記されていたので、試しに視てみました。色々なモノを製造している様子が伺えます。また、この会社では「ネット通販」もやっているように見受けられます。
>>СТАЙЕРТЕКС Производитель Одежды Для Охоты, Рыбалки, Туризма, Спецодежды - Интернет-магазин

早速このコートを着用して戸外を動き回っていますが、確りと身体を包んで低温や寒風から護ってくれるような感じです。ユジノサハリンスクでは―ロシア全般、或いは北海道内でも共通ですが―屋内の暖房がよく効いているので、室内では余りゴテゴテと着込みません。そういう状態の上にこれを着込んで戸外に出る訳ですが、それでも温かです。

こういうような衣類も用意して防寒も確りとして、凍る足下に気を配って、安全に冬を過ごしたいものです。

「"ヨールカ"用の木」 未だ売っていました... (2018年12月29日)

↓「何となく不思議な光景?」とカメラを向けてしまいました。
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↑道路の交差点が見えるような辺りに小さな針葉樹が並んで、積み上げられという感の様子です。

これは"ヨールカ"として家庭等で飾るために用いる木とのことです。

辺りで何方かが売っているようなのですが、特段に価格表示が在ったり、販売をしている方が直ぐ傍に居なかったので、価格は不詳です。

何処かの土に植えて育つようになっているでもない、1回使えば廃棄する他にないような木です。昨年も視掛けましたが、古くからこういうのが在ったようです。

既に12月29日でした。これを求めて、1月1日の新年や1月7日のロシア正教のクリスマスに向け、何処かに据えて色々な飾り物を付けてみるという訳です。この種の祭日関係の準備に関して「本当のギリギリに手掛ける」という方も存外に多いらしいのですが、「12月29日に至って売られている」というのが少々面白いと思いました。

クリスマスツリーに関して、日本では「やや独特?」で、「12月25日が終わると直ぐに片付ける」というような感じであると思われます。"ヨールカ"は12月半ば頃から1月半ば頃まで飾られています。

スキー場のコースが視えるパベーダ通(2018年12月26日)

スキー場の<ゴールヌィー・ヴォ―ズドフ>は、ユジノサハリンスクの「街に隣接」というような場所に在ります。

↓パベーダ通で山側を見ると、スキーのコースがよく視えます。或いは非常に「ユジノサハリンスクらしい」という感じの光景です。
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↑少し凝った形の街灯が並び、テレビ塔が聳え立っていて、山の麓に大聖堂や戦史博物館の屋根が覗いています。暗い夕刻ですが、辺りは「光溢れる」というような感じもします。

スキー場は、画で言えば戦史博物館の左側の方から近付くことが出来ます。何となく「戦史博物館の裏に、ゴンドラに乗る場所の入口への路」という感じです。

今季は、昨シーズンを思い出すと「多少雪は少ない?」という感じです。気温は氷点下10°C台が連発するという具合で、「時季らしい低温」ではあるのですが。スキー場に関しては、人工降雪機も駆使して開業準備を進め、12月23日からスキー場として営業しているようです。

既にコースを利用している関係で、夜間照明に「白い路」が浮かび、パベーダ通の道路が山頂まで続いているかのような錯覚もしてしまいます。

Мандарины (Япония)=ミカン(日本)(2018年12月26日)

どういう訳なのか、ユジノサハリンスクでは年末年始時季にミカンが人気です。

↓そういう中、「市内屈指の品揃え」という感の大型スーパーに寄った際にこういうモノを見付けて、求めてみました。
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↑品名表示が「Мандарины (Япония)」(マンダリーヌィ イポーニヤ)となっていました。「ミカン(日本)」となっていました。

「ミカン(日本)」となっていて、「日本の何処の産だ?」とも思ったのですが、袋に付いていたシールや、求めた店での掲示物等に情報は特段に在りませんでした。しかし、「温州ミカン」と親しまれている「らしい!」感じのミカンに惹かれて、思わず求めてしまいました。

スーパーで果物等は「1kg=XXルーブル」と価格が示され、「量り売り」の原則です。買い求める人が袋に入れて、量って、機器から出て来るシールを貼ってレジで精算という方式が在ります。他に、既に量って価格が決まっていて、何かに入った状態で店頭に並んでいるという場合も在ります。

この「ミカン(日本)」と売っていた店では、概ね1kg前後をネットの袋に入れて、計量して価格を決め、袋の口の辺りにシールを貼り付けていました。この「ネットの袋」が「酷く懐かしいような...」というようにも思いました。

求めてみた写真のミカンは1kgが570ルーブル程で、1kgを少し切っているので560ルーブル程度でした。数えてみると15個のミカンがネットの袋に入っていました。

1kgが570ルーブル程だった「ミカン(日本)」は「相対的に高価」という感です。色々な国々の様々な品種のミカンや、ミカン系統の柑橘類が売られていましたが、似たような大きさのミカンで、1kg200ルーブル前後から300ルーブル前後というようなモノを多く視掛けました。

実は、住まいの直ぐ近所で利用頻度が高めなスーパーで、「ミカン(日本)」というようなモノは偶々視掛けていませんでした。「色々な国々の様々な品種...」と感心はしていましたが。「1kg200ルーブル前後から300ルーブル前後」というような価格帯が主流を占めているように見受けられる中、「ミカン(日本)」の「500ルーブル以上」は敬遠されてしまうのかもしれません。偶々、「市内屈指の品揃え」という感の大型スーパーだったので売られている場面に出くわしたように思います。

↓住まいに引揚げて、早速頂いてみました。
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↑「当然のこと」ですが、「普通なミカン」です。

アパートの室内のような場所は、暖房がよく効いて温かいのですが、空気が乾燥して水分が欲しくなることが多い感です。そういう中、この瑞々しいミカンは凄く好い感じです。

「ミカンの香りは新年の香り」??(2018年12月20日)

↓近所のスーパーの正面にはショーウィンドーが設えられ、概ね季節毎に色々なデコレーションが施されて、店を訪れる人達や辺りを通る人達の眼を愉しませています。
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↑現在は年末年始をテーマに"ヨールカ"が並べられ、暗くなれば照明も入って鮮やかです。

この"ヨールカ"が並んでいる様子を視ていましたが、「飾り付け」の中に少し不思議なモノが在ることに気付きました。

↓"ヨールカ"にミカンが提げられています。
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12月後半に入り、何かミカンを視掛ける場面が増えました。ミカンを提げた"ヨールカ"を並べているスーパーでも色々と売られていますが、食品を扱う方々の店でも色々と売られていますし、飲食店の一部ではミカンがサービスで配られる場合も在ります。

ミカンに関しては、「新年を迎える時季にはポピュラーなモノ」ということになっているようです。その謂れ等はよく判りませんが、とにかくミカンが出回ります。ミカンそのものはアジア諸国のモノが多く、日本のモノは然程視掛けません。ミカンに類する柑橘類に関しては、色々なモノが多種多様な地域から入り込んでいるように見受けられます。

ミカンは日本国内でも年末辺りに人気が高いようなので、ユジノサハリンスクで随分とポピュラーな様子は少し意外でもありました。

或る方に「何故、この時季にミカンなのか?」と訊ねたところ、「ミカンの香りは新年の香り...」と話していました。他の方とも話しましたが、謂れは「判らない...」ということです。

それにしても「ミカンの香りは新年の香り」というのは洒落た表現です。ユジノサハリンスクはミカンの香りと共に新年に向かっています。

<С Новым Годом>(ス ノーヴィム ゴーダム)=年末年始仕様のチョコレート菓子(2018年12月24日)

↓年末年始に視掛ける機会が多いモノです。本来はセロファンで包まれていますが、開けようとしてセロファンを取った時、「美しい箱...」と思って写真を撮った訳です。
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↑箱の上のピカピカ光る大きな文字、画のやや右手前の箱の側面の赤い文字は<С Новым Годом>(ス ノーヴィム ゴーダム)で「新年の御祝いを申し上げます」という意味です。

画の左側、箱の赤い部分の側面に「Сахалинский кондитер」(サハリンスキー コンディーチェル)と、ユジノサハリンスクに在る製菓会社の名が在ります。

↓箱の裏です。
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↑左側にロシア語、真中辺りに英語で製品の内容物等の説明が在ります。

この<С Новым Годом>(ス ノーヴィム ゴーダム)は「年末年始仕様」のチョコレート菓子ということになり、毎年のように販売されているようです。

こうした「年末年始仕様」のチョコレート菓子は、家庭等で頂く他、個人や事業所が年末年始の挨拶に際して親しい相手に贈るというような用途でも用いられます。昨シーズンもこういうモノを視掛けましたが、今シーズンも出くわし、「"御歳暮"という感じか?」と興味を覚えました。と言って、"御歳暮"という程に肩肘が張っているのでもなく、親しい間柄で互いの家やオフィスを行き交う中で「御菓子も在りますから、好かったら上ってくださいね...」という、よく在りそうな場面の延長線上のような、もっと打ち解けて日常的なモノのように感じられます。

↓箱の中身のチョコレート菓子です。
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↑「サハリンの土産」というのか、「ロシアの土産」ということでよく見掛けるような感じで、年末年始仕様の"限定品"というような訳でもない感じです。

一見すると「チョコレートの塊?」というようですが、フカフカに柔らかいモノを薄いチョコレートで包んだような菓子です。試食しましたが、「サハリンの土産」或いは「ロシアの土産」ということで、何度も頂いた経過が在る「普通」なモノでした。箱が少し特別なデザインなので、「どういう感じの中身?」と思いましたが、何となく馴染んだ、「柔らかい中身の甘さにチョコレート味が加わる」という、この種の菓子によく在る感じです。

この種のモノは、サハリンの製菓会社だけではなく、方々で製造されているようで、ユジノサハリンスク市内の店でも色々なモノが売られているのを視掛けます。価格帯も様々ですし、箱の大きさ(中の菓子の数)も色々です。

写真の<С Новым Годом>(ス ノーヴィム ゴーダム)を製造しているという「Сахалинский кондитер」(サハリンスキー コンディーチェル)という会社は、樺太時代の1930年代に建った製糖工場の建物を利用していて、1967年から製菓会社として活動しているそうです。

ユジノサハリンスクでは、概ね12月下旬から1月上旬まで、こうした「年末年始仕様」なデザインが施されたモノが出回っているような感じです。

黄昏に輝く"ヨールカ":レーニン広場(2018年12月22日)

ゆったりとした休日の土曜日の午後、なかなかの好天に恵まれ、日が傾く辺りで雲も少ない感じになっていました。

↓夕食を摂ろうと外に出た際、ユジノサハリンスク市行政府本庁舎前辺りに足を運びました。
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↑日没の時間帯に"ヨールカ"の照明も含めて街の灯が点りはじめました。他方で空は残照で独特な色合いを見せています。多少の寒さも構わず、暫し様子を見入ってしまいました。最近は、「レーニンが少し覗く」という感じが何となく気に入っています。

大掛かりな"ヨールカ"はユジノサハリンスクに何箇所か在りますが、今季はこのレーニン広場ばかりを眺めているような気もします。が、何となくここの照明の感じが好いような気もしています。

12月20日頃から"クリスマスソング"の類も耳にする機会が急速に増えました。が、ロシアはロシア正教で用いる旧い暦で催事を行う慣例も在って「クリスマスがやや遅い?」ということで、この"ヨールカ"も華々しくなるのは12月15日頃からでした。昨シーズンの事例では1月半ば頃まで輝いています。

ユジノサハリンスクは、未だ「驚いてしまう...」ような「一気に多量に」という積雪には見舞われていません。が、スキー場は"人工降雪機"も駆使しているようで、12月23日から営業を始めたようです。そうは聞きますが、12月22日時点で、道路の積雪は然程無い状況でした。

サハリン州郷土博物館(2018年12月18日)

↓未だ暗い、朝8時前の様子です。博物館の西寄りな塀の辺りから視た画になります。
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↑独特な建物や野外展示の大砲が、未だ消えていない照明に浮かび上がり、独特な雰囲気を醸し出します・

↓少しだけ交じった雪が写真に写り込んでいます。暗い時間帯に、降る雪がこうして画に残るということが時々在るのですが、意外に面白い感じになります。
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↑年末年始のイルミネーションということなのでしょうが、庭に「光る枝」が配置されていて、何か不思議な光景を創っています。

年末は、こういう様子のように「意外な場所の意外なイルミネーション」というようなモノに出くわす場合も在ります。
2018年11月 2019年01月