スタロドゥプスコエ(旧 栄浜)の流氷...(2019年02月17日)
日曜日の早朝、「天候は好さそう?」という感じで、少し前のように「極端に低い最低気温」も免れている―と言って、氷点下15°Cを少し下回っていたようではありました...―様子だったので、少し出掛けてみることにしました。
実は「流氷」が少し気になっていたのです。
↓昨年、ドリンスク地区へ流氷を観に出掛けた経過が在りましたが、今年は未だ足を運んでいませんでした。
>>スタロドゥプスコエ(旧 栄浜)で流氷を観る...(2018年02月10日)
スタロドゥプスコエは「栄浜」と呼ばれていた樺太時代に、作家の宮澤賢治が足跡を残していることで、日本では少し知られているかもしれません。ユジノサハリンスクとドリンスクとを結ぶバスでドリンスクに出て、1時間から2時間に1本という感じで運行されているバスでドリンスクとスタロドゥプスコエとの間を往復する訳です。昨年、「これなら普通に一寸訪ねてみることが叶う範囲」と出掛けたのでした。
昨年出掛けた時、ドリンスクのバス停は酷く混み合っていて、バスも満員になり、スタロドゥプスコエにも夥しい車輛が駐車されていました。「氷上の釣り」で大賑わいだったのです。そのイメージでドリンスクのバス停に着きましたが、然程混み合っているということでもありませんでした。
↓スタロドゥプスコエに到着して海岸に至りました。
17FEB2019 (1).jpg
↑今シーズンは打ち寄せている流氷の量が昨シーズン程多くもなく、やや密度も薄いような感じに見えました。
この状態でも一部にスノーモービルが行き交い、"海"である筈の場所を歩いて釣りに行くという人達が見受けられました。が「些か」という感じです。そう言えば昨シーズンは警察車輛が現れて、警察官が出入りする車が非常に多い様子を見守るというような場面さえ在ったのですが、そんな状況は全く在りませんでした。「静かな町の、氷に閉ざされた、静かな浜辺」という風情でした。
↓昨シーズンも視掛けた廃船ですが、昨シーズンよりも「壊れ方」が拡がったような気がします。
17FEB2019 (2).jpg
↑廃船の周囲に関して、少し氷が薄いようにも見えました。
↓「やや少ない?」というように思えるものの、流氷は海岸に押し寄せ、沖の側から更に押し寄せ、先に海岸部に在った流氷が押されて複雑に隆起するというような状態は見受けられました。
17FEB2019 (3).jpg
↑他方、隆起して複雑な形状になっている流氷に「隙間」のように氷が薄くなっているように見える箇所も在ります。
今シーズンの場合、流氷で埋まった海の上への降雪、積雪が昨シーズンを思うと少ないので、少しイメージが昨シーズンとは違っているのかもしれません。
「氷上の釣り」を愉しもうという皆さんには「やや物足りない?」ということかもしれない今季の流氷ですが、「景色を眺めよう」ということなら、昨シーズン以上に「流氷らしい?」というような気もしました。
少しずつ高くなる太陽の光で、複雑な形に隆起した"氷原"が様々な表情を見せる感じが興味深く、暫く様子を眺めていました。が、流石に少々寒くなって、バス停近くで温かい缶コーヒーを求め、程無く現れたバスでドリンスクへ引揚げ、ドリンスクからはユジノサハリンスクへ向かうバスに直ぐに乗車しました。
こういうような「気軽な遠足」も時には好いものだと思います。
実は「流氷」が少し気になっていたのです。
↓昨年、ドリンスク地区へ流氷を観に出掛けた経過が在りましたが、今年は未だ足を運んでいませんでした。
>>スタロドゥプスコエ(旧 栄浜)で流氷を観る...(2018年02月10日)
スタロドゥプスコエは「栄浜」と呼ばれていた樺太時代に、作家の宮澤賢治が足跡を残していることで、日本では少し知られているかもしれません。ユジノサハリンスクとドリンスクとを結ぶバスでドリンスクに出て、1時間から2時間に1本という感じで運行されているバスでドリンスクとスタロドゥプスコエとの間を往復する訳です。昨年、「これなら普通に一寸訪ねてみることが叶う範囲」と出掛けたのでした。
昨年出掛けた時、ドリンスクのバス停は酷く混み合っていて、バスも満員になり、スタロドゥプスコエにも夥しい車輛が駐車されていました。「氷上の釣り」で大賑わいだったのです。そのイメージでドリンスクのバス停に着きましたが、然程混み合っているということでもありませんでした。
↓スタロドゥプスコエに到着して海岸に至りました。
17FEB2019 (1).jpg
↑今シーズンは打ち寄せている流氷の量が昨シーズン程多くもなく、やや密度も薄いような感じに見えました。
この状態でも一部にスノーモービルが行き交い、"海"である筈の場所を歩いて釣りに行くという人達が見受けられました。が「些か」という感じです。そう言えば昨シーズンは警察車輛が現れて、警察官が出入りする車が非常に多い様子を見守るというような場面さえ在ったのですが、そんな状況は全く在りませんでした。「静かな町の、氷に閉ざされた、静かな浜辺」という風情でした。
↓昨シーズンも視掛けた廃船ですが、昨シーズンよりも「壊れ方」が拡がったような気がします。
17FEB2019 (2).jpg
↑廃船の周囲に関して、少し氷が薄いようにも見えました。
↓「やや少ない?」というように思えるものの、流氷は海岸に押し寄せ、沖の側から更に押し寄せ、先に海岸部に在った流氷が押されて複雑に隆起するというような状態は見受けられました。
17FEB2019 (3).jpg
↑他方、隆起して複雑な形状になっている流氷に「隙間」のように氷が薄くなっているように見える箇所も在ります。
今シーズンの場合、流氷で埋まった海の上への降雪、積雪が昨シーズンを思うと少ないので、少しイメージが昨シーズンとは違っているのかもしれません。
「氷上の釣り」を愉しもうという皆さんには「やや物足りない?」ということかもしれない今季の流氷ですが、「景色を眺めよう」ということなら、昨シーズン以上に「流氷らしい?」というような気もしました。
少しずつ高くなる太陽の光で、複雑な形に隆起した"氷原"が様々な表情を見せる感じが興味深く、暫く様子を眺めていました。が、流石に少々寒くなって、バス停近くで温かい缶コーヒーを求め、程無く現れたバスでドリンスクへ引揚げ、ドリンスクからはユジノサハリンスクへ向かうバスに直ぐに乗車しました。
こういうような「気軽な遠足」も時には好いものだと思います。