洗濯機用の洗剤"カプセル"(2018年10月06日)

「同じ看板」をユジノサハリンスクの方々やサハリンの他の街でも視掛けるので"チェーン店"なのだと思いますが、トイレットペーパー、ボディーソープ、シャンプー、清掃用各種洗剤、洗濯用洗剤、紙オムツ等々の雑貨を手広く売っている店が在ります。

↓その店に立寄って買物をしました。
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↑「Любимый」(リュビームィー)((注記)「好みの」「好きな」という程の意味の形容詞)という名のチェーン店で、ロゴ入りのレジ袋も在ります。

↓求めたのは洗濯用の洗剤です。
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↑箱の中にこういうようなモノが入っています。1回の洗濯で、この液体洗剤が収まったモノを洗う衣類等と一緒に洗濯機に入れてしまえば、この洗剤で衣類等が綺麗に洗えるという訳です。この種のモノは"カプセル"と呼び習わされています。

この"カプセル"は"粉"より多少割高なようですが、筆者のような「無精者」には、扱い易いので有難いモノです。粉は洗濯機の「指定箇所に随時入れて」というようなことをするのですが、直ぐに忘れてしまいそうです。それに対してこれは、洗濯の都度に放り込むだけです。液体洗剤を包んだモノは融けて無くなってしまい、中身の洗剤は洗濯に使われて洗い流されるだけで、洗濯機の中には脱水まで終了した衣類等が残るだけです。衣類を広げて吊るして干せば、洗濯は完了です。

↓使用方法が左端に描かれています。1、2の手順で実に簡単です。誰が視ても判ると思います。
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↑が、それ以上に「パチッと箱の蓋を閉めて保管しましょう」というのと、「小さなお子さんの手に届かないように」というのが目立ちます。ピクトグラム的に描かれた「小さなお子さん」ですが、お人形さんを左手にぶら下げた、好奇心旺盛な幼稚園位の女児という画になっていて、「なるほど...」と思いました。

「小さなお子さんの手に届かないように」については、[RU]ロシア語、[UA]ウクライナ語、[KZ]カザフ語、[KG]キルギス語の文字まで入っています。この"カプセル"は、何やら「菓子?」のように視えなくもないですから、小さなお子さんが口に入れてしまうようなことにでもなると大変です。「御注意!!」ということなのでしょう。

このオレンジの箱の洗剤のメーカーは、米国発祥の洗剤のブランドのようです。これ以外に緑の箱の洗剤メーカーも在って、その2社が存外盛んにテレビコマーシャルを流しています。そして、立寄った「Любимый」(リュビームィー)というチェーン店を含め、その2社のモノを店頭で視掛ける機会も多いです。「シェアが高い?」と思ってしまいます。これら以外のメーカーのモノを利用したことも在りましたが、結局「店で視掛ける機会が多い」ので、写真のオレンジのモノか、緑のモノになってしまっています。何処の国の製品であろうと、販売されるロシア等での消費者向けの注意事項を「判り易く書き入れる」ようなことが為されている訳です。

テレビで洗剤のコマーシャルが流れていますが、内容としては、何処かの家庭に試供品を持込んで「衣類等が綺麗になる!!」とアピールするような内容や、洗濯機の所で衣類等と一緒に"カプセル"を放り込んで「簡単なお洗濯!!」というように見せるという内容のモノが殆どです。

↓早速、求めた洗剤を洗濯機の辺りに持って行って使おうとした際、レジ袋のロゴマークの裏側が眼に留まりました。
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↑夥しい文字なので、「何?!」と思って一寸見ました。左側にユジノサハリンスクやサハリン各地の街の名が在って、その下に店舗が在る住所「しろまるしろまる通」というのが在ります。同じ要領で、ブラゴベシェンスクや、ハバロフスクや、ビロビジャンや、その他にやや馴染みが薄い街の名が沢山在って、各々に「しろまるしろまる通」と店舗の場所が在ります。かなり広く展開しているチェーン店であるようです。

訪ねたことの無い街の方が多く載っていて、そういう場所の事情は判りませんが、ユジノサハリンスクの中を視たことが在る場所は何れもトイレットペーパー、ボディーソープ、シャンプー、清掃用各種洗剤、洗濯用洗剤、紙オムツ等々の雑貨という品揃えの店です。食品等は在りません。然程頻繁にも寄りませんが、存外に利用機会が在る場所です。

この記事へのコメント

  • 中林20系

    このピクトグラムは興味深いです。特に、子供の手の届かないところに...は絵だけで理解できそうです。
    日本もすでに、旅行者ではない外国人が各国から来て生活してますから、こういう取り組みを始めてもいいのかもしれないですね。
    2018年10月13日 18:01
  • 稚内市サハリン事務所

    >中林20系さん

    何時も御覧頂き、ありがとうございます。

    洗剤の箱に在ったピクトグラムは「巧い!」と思ったモノです。色々な国や地域で売られている中で確立された画のような感じがします。

    「国外の人に情報」という中、「外国語の...」というお話しも在るのですが、実は外国語が書かれていても「判らない言語」であれば用が足りません。そういう意味で「ピクトグラム」は、「誰でも判る」という意味でもっと注目すべきであるように思います。或いは「外国語の」という「よりも以前」に「ピクトグラム」と考えるようにすべきなのかもしれないと個人的には思います。

    2018年10月14日 09:21