「地域の図柄」を工夫した紙製カップ(2019年01月11日)

日本国内では、幾つものコンビニチェーンで「紙製等のカップに、コーヒーを淹れるマシーンから注ぐホットコーヒー」というモノを売っています。地元の稚内でも、出先の様々な街でも、外に居て「一寸何か飲みたい」とでも思った時には、筆者はそういうコンビニのコーヒーを高めな頻度で利用します。

ユジノサハリンスクには、日本のコンビニチェーンのようなモノは在りませんが、「紙製等のカップに、コーヒーを淹れるマシーンから注ぐホットコーヒー」というモノを売っている場所は多々在ります。「カフェしろまるしろまる」という喫茶店風な店、食事が主体の店、ファストフード店等の方々で売られています。その他に持ち帰りのコーヒー等を主体にした店も見受けられる程です。

ユジノサハリンスクに在って、外に居て何かを飲みたいと思った時、或いは住まいや事務所に入る前に飲物でも欲しいと思った時、その他色々な場合が在るのですが、そういう「紙製等のカップに、コーヒーを淹れるマシーンから注ぐホットコーヒー」というモノは殆ど毎日のように求めています。

↓そんな中、昨年の晩夏辺りから「一寸面白い?」と気付いた紙製カップが在ります。
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↑特定の店やチェーンを示す文字やマークは在りません。実際、何処の店でという限定も無く、色々な店で登場しています。細めな線で複雑なイラストのようなモノが入っているカップです。

最初は「茶系の地に白い線画」と然程気にもしていなかったのですが、何となく画を視ていて気付きました。画の下側にパベーダ広場の<戦史博物館>と見受けられる形の建物、その少し上に<サハリン州郷土博物館>と見受けられる建物が描かれています。下側の<戦史博物館>らしい建物の右側には、パベーダ広場辺りで酷く目立つ大聖堂と思しき建物まで描かれています。

この紙製カップには、ユジノサハリンスクで見受けられる特徴的な外観の建物を図案化したモノが散りばめられています。これは特定の店やチェーンのモノではなく、地域内に広く卸されているようです。実際、何時もは店のロゴが入ったカップを使っている店で、専用のカップを切らしてしまったと見受けられ、数日間このカップを使っていて、また元の専用カップに戻ったという事例も視ています。

カップに関しては、画の400ミリリットル入りの他、300ミリリットルや200ミリリットルのモノも在るようです。

筆者の見聞の範囲では、ウラジオストクにも似たような感じのモノが在ります。あちらでは大きな橋梁や、海岸の緑地に展示されている潜水艦というような「かなり特徴的」なモノが入っているので、「地域の図柄」を工夫していると判り易い状態でした。サハリンでもそういう「地域の図柄」を工夫したモノが登場している訳です。

日本国内では、全国各地に展開している大変に有名なカフェチェーンで「地域の図柄」を工夫したマグカップ等を販売している例が知られていると思います。が、こういう「方々の店で持ち帰り用の飲料を入れる」というような用途で「地域の図柄」を工夫したという例を、何処かに在るのかもしれませんが、筆者は未だ視ていません。

「なかなかに面白い!」とこの紙製カップが気に入って、最近は「これを使っていることが判った店を敢えて選んでコーヒーを求める」ということをしてしまう場合も在ります。

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